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第八話 眠れぬ夜の訪問者
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『なんて卑劣な女なんだリザ! そんな男どもをけしかけてカミラを汚させようとするなんて、子爵令嬢がすることとはとても思えない!』
冷たい学園のエントランスに転がる私を見下ろす、怒りと軽蔑を顕にした赤い顔のセドと、その後ろで怯え震えるカミラの姿が、目前でゆっくりと明滅を繰り返し ──
『貴方ともあろう方がそんな浅ましい真似をするとは思ってもみませんでした。失望しましたよ』
避けたドレスに崩れ落ちた髪の私の首を掴みあげ、私を罵る親衛隊長の顔がグニャリと歪む ──
『そ、そんなこと、わたくしがするわけありません! その女の嘘よ、わたくしはセドの婚約者よ! 他の誰とも付き合ってなんていないっ!』
── 掠れて聞こえるのは、どこか聞き覚えのある声優の声。
『全くどこまでも愚かな娘だ。平民の娘ごときに遅れをとって、この恥さらしめ!』
主役なのに控え部屋に閉じ込められ、投げつけられる、お父様のダミ声が腐臭のように私に染みついて──
『信じてお父様……! あんな平民のクズ女、私がすぐに追いだしてみせます……!』
── いつ聞いても高慢で、高飛車で、耳障りな、リザの、声。
『はん、こいつだろう王子を騙して何人も男を咥えこんで、挙げ句の果に追放されたって子爵令嬢は』
『いやきっと金になるぞ。どうせここがなくなりゃ他にいく場所もねーんだろ、ほら、来るんだ!』
酒に焼けた顔をだらしなく緩めて、垢まみれの手で私を引きずる男たちの怒声が、耳を劈くほど高く響き渡って──
『いや、やめて……! あの家には、あの家にだけは帰りたくない! セドリックを呼んでちょうだい!!』
── 己を省みず、常に自分の優位を疑わない、ただ駄々をこねるだけの、この声は、私?
── これは、私が私だったときの、過去であり未来であり、そして現在の記憶……?
「もう、許して……」
力いっぱい叫んだのに、ボソリと小さな声が目前に響いて、そしてすぐに消えていく……
そんな自分の声で、私はやっと自分が見ていたのが夢であるのに気づくことが出来ました。
「声、出なぃ……」
それもそのはず、喉がカラカラで大きな声なんて出るはずもありません。
目のまわりなんて、いつの間にか流れ出していた涙と汗が混ざり合って、ぐっしょり濡れて痒くなっています。
転生してからこっち、何度となく見てきたお馴染みの悪夢。
セドやセドの親衛隊長、それにお父様の罵倒の数々。
そして薬局に隠れ住んでいた私を突き出す、金貸しの男たち。
元になったあのクソゲーのバッドエンドで、何度となく聞かされた数々のシーンが、まるで自分が体験した実際の出来事のように鮮明に、そしてより醜悪に夢の中で繰り返されるのです。
お陰さまで、前世の記憶が色あせてもゲームの記憶は全く色褪せず、今もしっかりと思い出せてしまいます。
「あんな夢、もう二度と見たくないと思ってたのに」
ため息とも嘆きともつかない一言がこぼれてしまいました。
あんな夢を見てしまった理由は分かっています。
本当ならもう二度と帰って来るはずのなかった、この屋敷に帰ってきてしまったから。
身も心もクタクタに疲れ果ててここに帰りつき、私の帰宅が遅くなったことを聞きつけたお父様とお母様に色々と言い訳をして、やっとベッドに入ってからもなかなか寝付けませんでした。
突然の転生からはや十年。
最初はなんの冗談かと笑ってましたが、一週間たってもひと月たっても、私は私のままで、変わらずここにいて。
なんとしてもバッドエンドを回避する為に、目標を持って日々努力はしてきたけれど。
やっぱりずっとずっと、私は我慢して生きてきたのです。
それが今日、やっと目標が達成するという一歩手前で、あんな訳の分からないことになってしまって。
全てが振り出しに戻るように、結局私はこの子爵家に戻ってきてしまいました。
それはまるで、これまでの私の人生がまるっきり無意味で、運命やら神様やら、はては悪魔なんて荒唐無稽な者たちに弄ばれ、あざ笑われているかのような気がして……。
折角しばらく見ていなかったこの夢を見てしまったのも、きっとそんな無力感からなのかもしれません。
あまりにも沈み込んでしまった自分の気持ちをなんとか切り替えたくて、私は思い切ってベッドから飛び降りました。
向かうのは部屋の隅に置かれたサイドテーブル。
そこに用意されていた水指しからグラスに水を注いで、それを片手にバルコニーへと向かいます。
夜風に当たって気持ちを落ち着けようと思ったのです。
でもそこにはすでに先客がいました。
「あら、珍しい」
それはバルコニーに置かれた陶器のテーブルに、丸くなっている小さな子猫。
真っ白で、ふわふわで、まるで綿毛のようでなんて素敵。
思わず手を伸ばし抱き上げましたが、どうやら人馴れしているのか逃げようとしません。
一緒に置かれている陶器の椅子に腰掛けて膝に載せてみましたが、大人しくそのまま丸くなってこちらを見上げています。
背中を撫でて、喉の下をくすぐってあげると、小さな喉の奥からコロコロと心地よさそうな音が聞こえだしました。
野良にしては毛並みの手触りもよく、汚れが全く見えません。
「ふふふ、だれが飼ってるのかしら」
庭師のデニスかしら?
それとも門番のルーカス?
まさかあのメイド長のマーサだったりして。
悪夢のせいで沈んでた気持ちが、子猫をくすぐり回してる間に少しずつ落ち着いてきました。
ついでにそれぞれの使用人がこの子を手にしてる様子を思い浮かべるだけで、おかしくて顔が緩んでしまいます。
それまでの鬱憤を晴らすかのように、ついつい夢中で子猫を弄くり続けていると、とうとう我慢しきれないというように子猫がブルリと体を震わせて、そして私の目の前のテーブルへと飛び移ってしまいました。
「いい加減にしろ」
と、突然聞き覚えのある声が響いて、私は思わずキョロキョロと周りを伺います。
「ここだ、俺だカーティスだ」
……え?
今とっても信じたくないものを見てる気がするんですが。
ついさっきまで私が愛でまくった子猫が、すっごく迷惑そうに顔を歪ませて、今日散々聞かされたあのカーティスの偉そうな声で喋ってる……
あれ、私まだ夢をみてるの?
「起きてるようだから、様子を見に来ただけだ」
まるで私が信じていないのを見抜いたかのように、私の手をスッとひと掻き薄く引っ掻いた目の前の子猫が、小さな傷と痛みを残してやっぱりカーティスの声でブスッと言いました。
「ええええ!?」
子猫の格好で、声がカーティスで、ヒゲを揺らしてブスッとしてふてくされてて……
「ぷふっ、似合わない……!」
「や、やめろっ!」
思わず子猫の両手を掴んでバンザイさせてしまいました。
無論、仔猫のカーティスが凄い形相で睨んできますが無視します。
「なぜ子猫っ、かわゆくてブサイクで、ふふふふっ」
「は、離せっ」
掴んだ手を無理やり引き抜いて、カーティスがこちらにフーッと一瞬猫らしい威嚇を送ってきて。
「ふふ、ふは、あはははは」
それがまたおかしくて、今度こそ笑いが止まらなくなってしまいました。
そんな私を見て、カーティスが猫のくせに仁王立ちして、腕組みしてこちらを睨んでます。
「お前がまともに俺の話を聞きもせずにノーラの家を飛び出したから、一度ちゃんと話をしておこうと思ってきてやったんだが」
ムスッと不機嫌な声で話されても、昼間と違って、子猫の姿だとなんだか可愛く見えてくるから不思議。
「でも、な、なんで、子猫っ、ふふ」
まだ笑いが抜けなくて、問いかける声も切れ切れになっちゃいました。
「俺が本来の姿になったらお前が恐怖で死ぬかもしれないとノーラが脅すから、仕方なくこの姿を選んで来てやったのだろうが」
まだ笑い続けていた私を横目で見ながら、カーティスがイライラと答えます。
イライラしていても、猫の後ろ足で地団駄踏んでるのがまた可愛いーーー!
確かにこの姿は癒やし度が強すぎて、さっきまでの怒りも嘆きもなんだかすっかり影を潜めてしまいました。
そんな私の様子をみたカーティスは、諦めたように肩を竦め、そしてテーブルの上で再度丸まり、誰にともなく長い話を始めたのでした。
冷たい学園のエントランスに転がる私を見下ろす、怒りと軽蔑を顕にした赤い顔のセドと、その後ろで怯え震えるカミラの姿が、目前でゆっくりと明滅を繰り返し ──
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避けたドレスに崩れ落ちた髪の私の首を掴みあげ、私を罵る親衛隊長の顔がグニャリと歪む ──
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『信じてお父様……! あんな平民のクズ女、私がすぐに追いだしてみせます……!』
── いつ聞いても高慢で、高飛車で、耳障りな、リザの、声。
『はん、こいつだろう王子を騙して何人も男を咥えこんで、挙げ句の果に追放されたって子爵令嬢は』
『いやきっと金になるぞ。どうせここがなくなりゃ他にいく場所もねーんだろ、ほら、来るんだ!』
酒に焼けた顔をだらしなく緩めて、垢まみれの手で私を引きずる男たちの怒声が、耳を劈くほど高く響き渡って──
『いや、やめて……! あの家には、あの家にだけは帰りたくない! セドリックを呼んでちょうだい!!』
── 己を省みず、常に自分の優位を疑わない、ただ駄々をこねるだけの、この声は、私?
── これは、私が私だったときの、過去であり未来であり、そして現在の記憶……?
「もう、許して……」
力いっぱい叫んだのに、ボソリと小さな声が目前に響いて、そしてすぐに消えていく……
そんな自分の声で、私はやっと自分が見ていたのが夢であるのに気づくことが出来ました。
「声、出なぃ……」
それもそのはず、喉がカラカラで大きな声なんて出るはずもありません。
目のまわりなんて、いつの間にか流れ出していた涙と汗が混ざり合って、ぐっしょり濡れて痒くなっています。
転生してからこっち、何度となく見てきたお馴染みの悪夢。
セドやセドの親衛隊長、それにお父様の罵倒の数々。
そして薬局に隠れ住んでいた私を突き出す、金貸しの男たち。
元になったあのクソゲーのバッドエンドで、何度となく聞かされた数々のシーンが、まるで自分が体験した実際の出来事のように鮮明に、そしてより醜悪に夢の中で繰り返されるのです。
お陰さまで、前世の記憶が色あせてもゲームの記憶は全く色褪せず、今もしっかりと思い出せてしまいます。
「あんな夢、もう二度と見たくないと思ってたのに」
ため息とも嘆きともつかない一言がこぼれてしまいました。
あんな夢を見てしまった理由は分かっています。
本当ならもう二度と帰って来るはずのなかった、この屋敷に帰ってきてしまったから。
身も心もクタクタに疲れ果ててここに帰りつき、私の帰宅が遅くなったことを聞きつけたお父様とお母様に色々と言い訳をして、やっとベッドに入ってからもなかなか寝付けませんでした。
突然の転生からはや十年。
最初はなんの冗談かと笑ってましたが、一週間たってもひと月たっても、私は私のままで、変わらずここにいて。
なんとしてもバッドエンドを回避する為に、目標を持って日々努力はしてきたけれど。
やっぱりずっとずっと、私は我慢して生きてきたのです。
それが今日、やっと目標が達成するという一歩手前で、あんな訳の分からないことになってしまって。
全てが振り出しに戻るように、結局私はこの子爵家に戻ってきてしまいました。
それはまるで、これまでの私の人生がまるっきり無意味で、運命やら神様やら、はては悪魔なんて荒唐無稽な者たちに弄ばれ、あざ笑われているかのような気がして……。
折角しばらく見ていなかったこの夢を見てしまったのも、きっとそんな無力感からなのかもしれません。
あまりにも沈み込んでしまった自分の気持ちをなんとか切り替えたくて、私は思い切ってベッドから飛び降りました。
向かうのは部屋の隅に置かれたサイドテーブル。
そこに用意されていた水指しからグラスに水を注いで、それを片手にバルコニーへと向かいます。
夜風に当たって気持ちを落ち着けようと思ったのです。
でもそこにはすでに先客がいました。
「あら、珍しい」
それはバルコニーに置かれた陶器のテーブルに、丸くなっている小さな子猫。
真っ白で、ふわふわで、まるで綿毛のようでなんて素敵。
思わず手を伸ばし抱き上げましたが、どうやら人馴れしているのか逃げようとしません。
一緒に置かれている陶器の椅子に腰掛けて膝に載せてみましたが、大人しくそのまま丸くなってこちらを見上げています。
背中を撫でて、喉の下をくすぐってあげると、小さな喉の奥からコロコロと心地よさそうな音が聞こえだしました。
野良にしては毛並みの手触りもよく、汚れが全く見えません。
「ふふふ、だれが飼ってるのかしら」
庭師のデニスかしら?
それとも門番のルーカス?
まさかあのメイド長のマーサだったりして。
悪夢のせいで沈んでた気持ちが、子猫をくすぐり回してる間に少しずつ落ち着いてきました。
ついでにそれぞれの使用人がこの子を手にしてる様子を思い浮かべるだけで、おかしくて顔が緩んでしまいます。
それまでの鬱憤を晴らすかのように、ついつい夢中で子猫を弄くり続けていると、とうとう我慢しきれないというように子猫がブルリと体を震わせて、そして私の目の前のテーブルへと飛び移ってしまいました。
「いい加減にしろ」
と、突然聞き覚えのある声が響いて、私は思わずキョロキョロと周りを伺います。
「ここだ、俺だカーティスだ」
……え?
今とっても信じたくないものを見てる気がするんですが。
ついさっきまで私が愛でまくった子猫が、すっごく迷惑そうに顔を歪ませて、今日散々聞かされたあのカーティスの偉そうな声で喋ってる……
あれ、私まだ夢をみてるの?
「起きてるようだから、様子を見に来ただけだ」
まるで私が信じていないのを見抜いたかのように、私の手をスッとひと掻き薄く引っ掻いた目の前の子猫が、小さな傷と痛みを残してやっぱりカーティスの声でブスッと言いました。
「ええええ!?」
子猫の格好で、声がカーティスで、ヒゲを揺らしてブスッとしてふてくされてて……
「ぷふっ、似合わない……!」
「や、やめろっ!」
思わず子猫の両手を掴んでバンザイさせてしまいました。
無論、仔猫のカーティスが凄い形相で睨んできますが無視します。
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「は、離せっ」
掴んだ手を無理やり引き抜いて、カーティスがこちらにフーッと一瞬猫らしい威嚇を送ってきて。
「ふふ、ふは、あはははは」
それがまたおかしくて、今度こそ笑いが止まらなくなってしまいました。
そんな私を見て、カーティスが猫のくせに仁王立ちして、腕組みしてこちらを睨んでます。
「お前がまともに俺の話を聞きもせずにノーラの家を飛び出したから、一度ちゃんと話をしておこうと思ってきてやったんだが」
ムスッと不機嫌な声で話されても、昼間と違って、子猫の姿だとなんだか可愛く見えてくるから不思議。
「でも、な、なんで、子猫っ、ふふ」
まだ笑いが抜けなくて、問いかける声も切れ切れになっちゃいました。
「俺が本来の姿になったらお前が恐怖で死ぬかもしれないとノーラが脅すから、仕方なくこの姿を選んで来てやったのだろうが」
まだ笑い続けていた私を横目で見ながら、カーティスがイライラと答えます。
イライラしていても、猫の後ろ足で地団駄踏んでるのがまた可愛いーーー!
確かにこの姿は癒やし度が強すぎて、さっきまでの怒りも嘆きもなんだかすっかり影を潜めてしまいました。
そんな私の様子をみたカーティスは、諦めたように肩を竦め、そしてテーブルの上で再度丸まり、誰にともなく長い話を始めたのでした。
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