家に帰ると夫が不倫していたので、両家の家族を呼んで大復讐をしたいと思います。

春木ハル

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今日は、仕事の終わりが早かったのか家にはすでに夫が居ました。

「ただいま。」

私がこういうと、夫はいつも通り返事をしてきました。

「おかえり。ご飯作ってるから食べる?」

「食べる。」

ここだけ聞くと、ただの夫婦だがその夫が浮気をしているとなると空気がまた違うんです。

ただ、鈍感な夫は私が浮気を知っているとも知らずに生活していました。

そして、私は夫に偽の出張の話をしました。

「ねえ、明日から急に出張が一週間ほどが入っちゃった。」

「え?本当に?」

少し食い気味に夫は反応した。

嬉しそうな様子に少し腹が立ち、つい聞き返してしまいました。

「なんで、そんな嬉しそうなの?」

夫はきょどっていました。

そして、少し間を開けてこう答えました。

「いや、別に嬉しくはないけど。」

明らかに嘘をついているのが分かりました。

きっと少し考えて答えたのでしょう。

レス「女の勘って怖いんだな。」

レス「ああ、女には全部バレてると思っておくぐらいの方がいいぞ。」

女の勘って、思ったよりも当たるものなんですね。

正直、当時は当たっててほしくないと思っていましたけど。

私はあきれているのを隠して、お風呂に向かいました。

「お風呂入ってくるね。」

「いってらっしゃい。」

そうしてお風呂に入り、その日はずっと仕事をしていました。

仕事をすることで、幾分か気分が楽になるように感じたのです。

そうして、数時間仕事をしているとあることに気づきました。

夫の部屋に騒音が響きだしました。

いびきです。

それを聞いて寝たことを確認した私は夫の部屋に向かいました。

レス「隣の部屋まで聞こえるとか、どんだけいびきでかいんだよ。」

正直、スペックからしてそこだけが欠点なんですよね。

そして、夫の指で指紋認証を解除し、そのまま部屋に持ち帰りました。

部屋に持ち帰ると最初にLINEを開きました。

夫のLINEにはC美という女性が居ました。

その女性とのLINEをここに書いておきますね。

ちなみに、このLINEは私が出張から帰った時のLINEのようです。

B男「今日は楽しかったね。」

C美「楽しかったね。気持ちよかったよ。」

B男「また、今日みたいにめちゃくちゃにしてあげるね。」

C美「本当に?やっぱ、夫とは全然違うわ~。B男君大好きだよ(ハート)」

B男「俺もだよ(ハート)」

このようなイチャイチャラブラブしたLINEがずっと続いていました。

レス「吐き気がやばい。」

レス「さっきまで優しくしてた人とは思えない。」

私も、正直二回ぐらい吐いたと思います。
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