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ユーマさんが、配信しないことを気にして連絡をくれた。
『今日、配信してないですけどどうかしたんですか?』
『ちょっと、体調が悪くて。』
『そうなんですね。お大事にしてください。』
『ありがとうございます。明後日のコラボの日には治ってると思うので、よろしくお願いします。』
『本当に楽しみです。』
『私もです。』
『すみませんいきなり、DM送っちゃって。』
『いえいえ、こちらこそありがとうございます。』
『コラボよろしくお願いしますね。』
『はい、お願いします。』
ユーマさんの様な優しい人が学校にいれば私も幸せなのかな…。
そんなことを考えていたが、少し動くと傷が動くのでベッドでじっとしていた。
すると、気づいたら寝落ちしていた。
次の日は配信をして、視聴者のみんなに休んでしまったことを謝罪した。
でも、視聴者さんは優しいのでみんな、体調を不安がる人が多かった。
その次の日、ついにコラボの日が来た。
傷を隠すために、真夏だが長袖長ズボンで行った。
タワマンに着くと、ユーマさんがいた。
「よろしくお願いします。」
「よろしく…て、雄馬先輩!?」
「え?俺と学校で会ってたの?てか、同じ学校だったの?」
「えっと、吉村雄馬先輩ですよね。」
「そうだけど…。あ、あれか二年二組の子か。」
「そうです。二年二組の斎藤青葉です。」
「まさか、同じ学校にこんなかわいい子いたとは…。」
「そんなことないですよ。」
「てか、なんでそんな暑そうな格好してるの?」
「いや、ちょっとその…。」
「脱ぎなよ。」
すると、雄馬先輩は私の服をめくろうとしてきた。
それを止めようとしたが、傷が痛んで抵抗できなかった。
「え?どうしたの?この怪我の量。」
「実は同じクラスの人にボコボコに殴られちゃって。」
「男?女?」
「女子です。」
「なんて人?」
「田中飛鳥って人です。」
「あぁ~、あのうるさいやつね。分かった、推しが傷つけられてるんなら助けるのがオタクの仕事だ。」
「いいんですか?」
「うん、それより撮影始めよ。」
「分かりました。ちょっとだけ、用具の準備するので待っててください。」
「分かった。」
そうして、撮影を始めた。
ゲームに負けた方が勝った方の言う事を聞くという企画だ。
「ッシャァ~勝った~!」
「負けた~。ユーマさん強くないですか?」
「まあ、練習したからね。」
「それ、ずるくないですか?」
「ずるくないも~ん。てことで、もみじちゃんに罰ゲーム。」
「何させられるんですか。」
「それは…
『今日、配信してないですけどどうかしたんですか?』
『ちょっと、体調が悪くて。』
『そうなんですね。お大事にしてください。』
『ありがとうございます。明後日のコラボの日には治ってると思うので、よろしくお願いします。』
『本当に楽しみです。』
『私もです。』
『すみませんいきなり、DM送っちゃって。』
『いえいえ、こちらこそありがとうございます。』
『コラボよろしくお願いしますね。』
『はい、お願いします。』
ユーマさんの様な優しい人が学校にいれば私も幸せなのかな…。
そんなことを考えていたが、少し動くと傷が動くのでベッドでじっとしていた。
すると、気づいたら寝落ちしていた。
次の日は配信をして、視聴者のみんなに休んでしまったことを謝罪した。
でも、視聴者さんは優しいのでみんな、体調を不安がる人が多かった。
その次の日、ついにコラボの日が来た。
傷を隠すために、真夏だが長袖長ズボンで行った。
タワマンに着くと、ユーマさんがいた。
「よろしくお願いします。」
「よろしく…て、雄馬先輩!?」
「え?俺と学校で会ってたの?てか、同じ学校だったの?」
「えっと、吉村雄馬先輩ですよね。」
「そうだけど…。あ、あれか二年二組の子か。」
「そうです。二年二組の斎藤青葉です。」
「まさか、同じ学校にこんなかわいい子いたとは…。」
「そんなことないですよ。」
「てか、なんでそんな暑そうな格好してるの?」
「いや、ちょっとその…。」
「脱ぎなよ。」
すると、雄馬先輩は私の服をめくろうとしてきた。
それを止めようとしたが、傷が痛んで抵抗できなかった。
「え?どうしたの?この怪我の量。」
「実は同じクラスの人にボコボコに殴られちゃって。」
「男?女?」
「女子です。」
「なんて人?」
「田中飛鳥って人です。」
「あぁ~、あのうるさいやつね。分かった、推しが傷つけられてるんなら助けるのがオタクの仕事だ。」
「いいんですか?」
「うん、それより撮影始めよ。」
「分かりました。ちょっとだけ、用具の準備するので待っててください。」
「分かった。」
そうして、撮影を始めた。
ゲームに負けた方が勝った方の言う事を聞くという企画だ。
「ッシャァ~勝った~!」
「負けた~。ユーマさん強くないですか?」
「まあ、練習したからね。」
「それ、ずるくないですか?」
「ずるくないも~ん。てことで、もみじちゃんに罰ゲーム。」
「何させられるんですか。」
「それは…
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