やはり、父になれず。

山下徹(30歳)は精神病の方々の職業指導員として働いている。
音楽クリエイターになるという夢を持ちながら、忙しい毎日を送っていた。

四歳の灯と二歳の風花、結婚五年目になる妻の雪乃と妻の家族と共に過ごしているが、子育ての過酷さと肩身の狭さに心が折れかけていた。

そんなある日、音楽クリエイターとして大きな仕事を獲得することとなる。
夢への第一歩として絶対に失敗するわけにはいかないと意気込む徹。
しかし、役職を持っている本業を蔑ろにするわけにも父親業を放棄するわけにもいかないジレンマの中で、家族との関係性は悪化していく。

眠れない日々が続き、徹の心と身体は疲弊していた。
どうにか活路を見出そうと奮闘する徹だったが、とある夜に完全に心は崩壊する。

夢の狭間で、キャリアの途中で、果たして徹は父として生きることが出来るのか?

この作品はこの世の全ての父親に送る、心震える物語です。

時間がないことに苦しんでいる人、家族との関係性が良くない人、子育てがシンドイ人、心が病んでしまっている人、夢がある人に是非読んで頂きたいです!
24h.ポイント 0pt
403
小説 195,298 位 / 195,298件 ライト文芸 7,829 位 / 7,829件

あなたにおすすめの小説

出向先は恋の温泉地

wan
恋愛
大手の総合レジャー企業。 冴えない主人公は日々先輩から罵られていて毎日心ない言葉を浴びせられていた。 態度悪い人はともかく、そうでないのに悪態をつけられる。憂鬱で、居場所がなく、自ら距離を置いてるが孤独で、味方もいなくて、働きづらくて常にHPが削られていく。 ある日、上司から出向(左遷)されるがしかも苦手な先輩と一緒。地獄へ行くような気分だった。 そこで1人の女性社員と出会う。暖かい眼差しと声に誘われ、一緒に仕事をすることになる。 そこで2人はどんどんひかれ合うのですが、先輩は雲行きが怪しくなり、、、。 飛ばされても、罵られても、サラリーマンとして働く主人公とヒロインとの出会い。ほのぼのしたお話を書いてみたく連載しました。 彼への応援をよろしくお願いします。 営業やイベント企画など私にとって未経験のものですが、何とかイメージして書いていきます。至らない点も多いかと思いますが、読んで楽しめていただければ幸いです。 何か感じたこと、こうしたらいいのでは?何かありましたらコメントよろしくお願いします。

さよなら×さよなら=また明日

柴野日向
ライト文芸
幼馴染で恋人の葉月。高校一年生の三月二十五日、僕は彼女とさよならをした。辛くて悲しい別れの日だった。 そして目覚めた翌日も、三月二十五日だった。 別れの日だけを繰り返す僕ら。 それを知っているのは僕ひとり。

メッセージ

三園 七詩
ライト文芸
最近、仕事も私生活も何事も上手くいかない孝介。そんな時母からのメールに少しずついい方に好転していく。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

クズはウイスキーで火の鳥になった。

ねおきてる
ライト文芸
まさか、じいちゃんが教祖で腹上死!? この美人はじいちゃんの何? 毎日、夜12時に更新します。(できるだけ・・・)

「繊細さんの日々のこと」

黒子猫
エッセイ・ノンフィクション
「繊細さん」の私が、日常で感じたことなどを綴ります。 ちなみに私は内向型HSPです✨

狂い狂って狂わせて

粒豆
BL
魔性の美少年に振り回される鬱系BL

【声劇台本】だから、お前はダメなんだ!

でんでろ3
ライト文芸
職員室で浮きまくってるE崎先生が、生徒たちのために、いろいろと奔走するコメディ声劇台本。 ちなみに、「だから、お前はダメなんだ」というのは、E崎先生がまわりの先生たちから言われている言葉であって、決して、生徒たちのことではありません。

処理中です...