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世界の終わり編
最終話 2年後の世界
しおりを挟む「騎士様の行進だ!!!ナイトロードに集まれ!!」
グレイス城下町ではナイトロードに人集りが出来ていた。
民衆達は騎士達の姿を一目見ようと列になり、今か今かとその時を待ち侘びていた。
城の中ではモモの声が響き渡っている。
モモ「セリア!!あんたは毎度わざわざ来なくても良いのよ!!女王様なんだから、せめてテラスから手でも振っといて!」
モモはセリアを王の間へ連れて行くよう兵士に命じた。
セリア「!!!」
しかしセリアは首を振り、兵士達の手を振り払う。
モモ「私は守備隊長なの、あなたを守る義務がある。だから少しの危険も侵してほしくないの!!どこから矢が飛んでくるか、、、」
セリアはぷいっとそっぽを向き、耳を塞いでいた。
モモ「あーはいはい、何があっても守りますよ、守りまーす!!」
モモとは違い、余裕のあるダイスが声をかけた。
ダイス「今回は珍しく攻撃部隊、守備部隊の同時行進なんだからカッコよく行こうぜ」
その言葉を聞いたモモがダイスに詰め寄る。
モモ「攻撃隊長様は黙っててくれるかしら?これは女王と守備隊長の話なので」
ダイス「へいへい、おっかねぇ~こった」
セリアが先頭に立ち、グレイス城の扉を開けた。
「セリア様がいる!!お見送りに参られたんだ!!」
「今日の行進は豪華だぞ!!」
「きゃー!!!!!セリア様!!!」
「ダイス様!!かっこいい!!!」
「モモ様!!かっこいい!!!」
「この国を守ってくれてありがとう!!!」
民衆の歓声を聞き、ダイスは兵士達に呼びかける。
ダイス「よっしゃ!!カッコつけて行くぜ!!」
ダイスの号令により攻撃部隊と守備部隊は行進を始めた。
先頭に立つのはもちろん攻撃隊長のダイスと守備隊長のモモである。
セリアは兵士一人一人と握手をしながら、その勇敢な後ろ姿に大きく手を振った。
~~~~~~~~~~~~~
ヘイスレイブ城では新四天王の発表が行われた。
煌びやかな玉座に国王アンチェアが座っている。
その後ろの四つの席に座るのはナミチュ、マツ、ドラ、サチヨだった。
アンチェア「新四天王はこの四人に決定致しました」
拍手とともに四人は立ち上がった。
ナミチュ「まぁ、当然のことですわね」
マツ「カナメルさんが辞退するとは思わなかったよ」
ナミチュ「まったくですわ」
アンチェアはまずカナメルに四天王になることを命じた。
二年前の戦いでの功績を考えれば当然のことである。
しかしカナメルは断った。
「俺よりも強い奴が四天王になるべきだ。そいつを超えられたら、もう一度四天王になってもいい」
そう言ってカナメルが推薦したのはかつてのフォールドーン帝国元大将であるサチヨだった。
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ドラ「でもサチヨさんはカナメルさんより強いってことなんだよね」
サチヨ「うん!強いよ~」
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マツ「アンチェア様、もしかしてカナメルさんの居場所を知っているんですか?」
アンチェア「秘密です」
ナミチュ「、、、絶対に探し出してみせますわ」
今頃カナメルはくしゃみをしているに違いない。。。
~~~~~~~~~~~~~
「クション!!」
潮風に吹かれているせいか、くしゃみが止まらない。
風邪でもひいたのだろうか?しかしこの港街には自分以外に頼る人がいない。
港街として栄えていたこのバーミヤルは、かつての皇帝ゼウスの神の裁きによって灰となってしまった。
奇跡的に崩壊を免れた教会の中に、カナメルはいた。
カナメル「さて、昨日の続きからだ」
カナメルは太陽属性の研究をしていた。
太陽属性は全てを溶かす、それを繊細に扱うことが出来れば、スカポンの石化を解くことが出来るのではないか?と考えたのだった。
スカポンはあの時のまま、悲しい表情をしている。
オダルジョーもホーリーも、アカデミー時代に同期だった有力領主達も皆、死んだ。
カナメルは一人になり、魔術の研究に没頭するためにこのバーミヤルに帰ってきたのだった。
しかし、バーミヤルはフォールドーンの領地である。
今フォールドーンを仕切っているのはポテトヘッドカンパニー社長ネギッチャだ。
ネギッチャは国を作らず、巨大組織を経営している。
民衆はこぞって働き、フォールドーンの人々は幸せに暮らしていた。
カナメルはネギッチャにバーミヤルに滞在する許可をもらった。
「滞在を許可する、だが条件がある。海から侵入する魔物を掃討してくれ」
流石は社長、組織の利益になることは迷わずに行うのだろう。
どちみち魔物は魔術の研究の邪魔になり、倒す羽目になるのは目に見えていたのでカナメルはその条件を呑んだのだった。
フォールドーンでは灰の街に大魔導師がいると噂になっていた。
こっそり見に行こうとする輩もいたが、ネギッチャが誰一人として近寄らせなかった。
それはカナメルへの配慮だったのかもしれない。
~~~~~~~~~~~~~~~
フォールドーンには二階建て以上の建物がない。
それはネギッチャの意向だったらしい。
「人に上も下もない」
そう言って建物が増えていった結果、空いている土地が無くなった。
石材の豊富なフォールドーンで建物を建てるのは難しいことではなく、人々は自由に持ち家を持った。
そうなることを予測していたズミは
「だったら俺は下に行くか」
そう言って地下空間を作り上げた。
ズミは小さな会社を作り、ネギッチャと取引を続けている。
今日も地下への扉が蹴り開けられるのだった。
ドン!!!
ネギッチャ「ズミはいるか?」
乱暴な客人の入場に驚く社員達。
タチキ「まーたお前かよ、もっと普通に開けてくれないかな?」
金属を溶接していたタチキがネギッチャに苦言を述べる。
キャノン「もう流石に慣れたわ」
ヴォルギス「だな、まぁ俺らは良いが、お嬢ちゃんが黙ってねぇぞこりゃ」
ヴォルギスはあの戦いの後、ズミの会社の社員となった。
今でもたまに戦車を使って魔物を倒している。
タチキ「あーあー、また仕事が進まないよ」
タチキは溶接器具を投げ出した。
そこへ走ってやってきたのはブロンドヘアーの若い女性だ。
ヴォルギス「来たな~チェルシー嬢」
二年の月日で大人の女性へと変貌したチェルシーは男達の癒しだった。
しかしその性格は癒しとは程遠いものだった。
チェルシー「博士へのご用件は私が承ります」
最後の戦いの際、ズミはタクティスからチェルシーを守った。
それからというものチェルシーはズミに懐いてしまい、今となってはズミの右腕として会社に属していた。
ネギッチャ「邪魔だ、俺はズミに用がある」
ブィーーーーーーン!!!
チェルシーはチェーンソーを持ち出し、大きく振りかぶった。
チェルシー「ズミ博士は今お取り込み中です、邪魔なのはあなたです」
ネギッチャはショットガンを構えた。
ネギッチャ「ゾンビと戦っても弾が勿体ねぇだけだ、失せろ」
ガチャ
ズミ「ふわぁ~、、、ん、何の用?」
タチキ「いや、お取り込み中って寝てただけじゃねぇか!!」
奥から出てきたのは寝癖をつけたズミだった。
チェルシーの血のおかげでズミは不死身となったが、性格は昔のままである。
チェルシー「ズミ博士、またこのクソポテト社長が取引に来たらしいので、切り刻もうと思っていました」
ズミ「おいチェルシー、大切なカモになんてこと言うんだ」
タチキ「いや、お前もお客様に対して何てこと言ってんだよ!!」
ネギッチャ「単刀直入に言う、もっと強い武器が必要だ。ここ最近、急激に魔物が増えている、フォールドーンを守るために今すぐに作り始めろ」
ズミ「いいよ、金は?」
ネギッチャ「いくらでも積んでやる」
ズミ「あざーす。んじゃやるか」
ズミの快諾を受けてネギッチャは帰っていった。
キャノン「また忙しくなるのか、、嫌だなぁ」
ヴォルギス「社長、いっちょ新作の試し撃ちに行ってきても良いかな?戦車の」
ズミ「いってら」
走り去ろうとするヴォルギスをタチキが止めた。
タチキ「逃げるなヴォルギス、また作りまくる日々が始まるんだ!!お前も道連れだぁ!!!」
ヴォルギス「ノォーーーー!!!!」
~~~~~~~~~~~~
トルコネの闘技場では久しぶりに闘技大会が行われようとしていた。
人々は浮かれ気分でトルコネへと集まり、お祭りを楽しんでいた。
「きゃー!!!!モンスターよ!!」
一人の女性が空を指差した。
そこには大きな怪鳥が獲物を見つけ降り立とうとしていた。
「逃げろおおぉ!!!!」
パニックに陥る民衆。
しかし、怪鳥は一瞬で首を切られ、地に落ちた。
「何が起こったんだ?」
怪鳥の上に立つのは褐色の肌の男だ。
ツグル「まだ魔物がいる!!」
空には同じ怪鳥がもう一体いた。
ツグルは指輪を掲げた。
すると綺麗な弓が出現し、ツグルは慣れた手付きでその弓を引く。
矢に風属性の魔力を込め、静かに呟いた。
ツグル「これが俺の、、最高傑作!!」
放った矢は風の杭となって怪鳥に風穴をあけた。
「まだいるぞ!!!助けてぇ!!!!!」
トルコネの門の付近に大きな猿の魔物がいた。
ツグルは足に風を纏い、一瞬で魔物の元へと移動した。
指輪が光り、刀が出現する。
ツグル「皆、伏せてくれ。居合、、、旋風、、、」
民衆はツグルの指示通り、地面へと伏せた。
風が鞘へと集まっていく。
ツグル「獺祭!!!!」
刀を抜くと、大きな猿は真っ二つになった。
「ありがとう!!君は英雄だ!!」
「助かった!!命の恩人!!」
人々の称賛を聞かずに、ツグルは一瞬でその場からいなくなった。
この大陸には伝説がある。
人々の身に危険が及ぶその時に、どこにいようとも風の旅人が駆けつけてくれる。
かつてこの世界には悪い神様がいたらしい。
もしかすると、風の旅人が悪い神様を吹き飛ばしてくれたのかもしれない。
風の旅人は神殺しの英雄なのだ。
風の旅人は今日もどこかで、見ず知らずの誰かを助けているに違いない。
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