150 / 229
マイケルの自空間編
第150話 風鈴のキムキム
しおりを挟む
肩の痛みに耐えながらトゥールは南へと走り続けた。
しかし、規定の時刻を30分もオーバーしてしまっていた。
トゥールがあまりにも遅いため、街の入り口で待っていたショーヘイが手を振っている。
ショーヘイ「お前遅すぎだろって、、、、肩どうしたんだよ!?」
血が滴り落ちるほどに衣服は真っ赤に染まっていた。
トゥール「ちょっと色々あってさ、、、やべぇ、間に合わなかった」
ショーヘイ「あ、ああ、とりあえず荷物渡してこい!俺はもう済んでるから」
トゥールはそのまま大急ぎで指定の場所まで走った。
大きな屋敷の前まで来て、扉を叩く。
トゥール「すみません!!足運びのトゥールです!!大変遅くなりました!!!」
中から厳格な雰囲気の男が姿を現した。
男「、、、、荷物はそこに置いておいてくれ」
トゥール「はい!!遅くなり、大変申し訳ございません!!」
男「そんなことはいい、君のおかげで数年働かなくても飯を食っていける」
トゥール「、、、どういうことですか?」
男の言っている意味が全く分からなかった。
男「沢山の小判を頂いた。風の刃からだ。君は至急都に来るようにと伝言を頂いている。肩を負傷しているようだからこれを渡すように、とも」
男の手には包帯が握られていた。
トゥールはその包帯を受け取った。
トゥール「え、ええと、、、、」
男「いいから都へ行ってくれ!!!そうしてくれなければ俺は小判を没収されちまう!!じゃあ分かった、仕事の依頼だ。これを都の知人の元まで届けてくれ、頼んだぞ!!」
男は小包を渡し、勢いよく扉を閉めた。
そこへショーヘイがやってきた。
ショーヘイ「カンカンに怒ってただろ?」
トゥール「いや、次の仕事を依頼された。都へ戻る」
ショーヘイは驚きを隠せない。
ショーヘイ「は!?マジで?それ絶対嫌がらせだろ、断っちまえよ」
トゥール「俺にもよく分からんが、頼まれた仕事は遂行するさ」
トゥールは頼まれた小包を藁袋へと入れた。
ショーヘイ「俺は流石に疲れたからこの街で一泊していくよ。とりあえず肩見せろ」
ショーヘイはトゥールの肩の傷を見て顔を顰めた。
ショーヘイ「おいおい、何がどうなったらこんな傷が出来て、何がどうなったらこの傷のまま走ることが出来るんだ?じっとしてろ」
ショーヘイは慣れた手つきでトゥールの肩に包帯を巻いた。
トゥール「お、おお!!すげぇ、さっきよりも全然良い!」
ショーヘイ「だろ?気をつけて行けよ、んであんま無理すんな」
トゥール「ありがとう!!すっかり夜になる前には都に辿り着くさ。じゃあ、またな!」
ショーヘイ「ああ、足運びをしてりゃどうせまた会うだろうから、再会したらまた一緒に仕事しようぜ」
トゥール「んだな!!」
トゥールは都を目指して北へと走り出した。
~~~~~~~~~~~~
空が薄暗くなってきた頃、トゥールは都へと辿り着いた。
指定の建物へと小包を届け、小判を頂く。
不思議な一日だったが今日という日が終わる。
どんなに忙しい一日でも、どんなに暇を持て余して過ごしても、一日というものは等しく終わる。
足運びとしての一日はいつだって忙しい。
都への贈り物を届けたというのに都に滞在することは出来ない。そういう決まりになっている。
都へは限られた人間しか住むことが出来ない。
トゥールは東の隣町の宿に泊まるために歩き出した。
今日はいつもよりも小判が一枚多いため、少し豪華な宿に泊まれるなぁと考えながら、夕食の良い香りが漂う都を出ようとしていた。
その時。
チャリン、チャリン
突然風鈴の音が鳴った。
それはトゥールのすぐ後ろから鳴っているように聞こえる。
トゥールは後ろを振り返った。
そこに眼鏡をかけた男が立ち、こちらを見ていた。
トゥール「良い夜ですねぇ~」
トゥールは笑顔でその男へと話しかけた。
男「そうですね」
トゥール「仕事柄、都には長居出来ませんが、この夕食の香りが私の足を引き止めますわ。なーんて」
男「ふふふ、確かにそうでしょうね」
男も笑っていた。
トゥール「都にお住まいですか?」
男「はい、そうですね」
トゥール「良い音の風鈴をお持ちだ。俺も今度都に来たら買おうかな~」
男「これは特別な風鈴でね。聞こえた者にしか私の姿は見えないのです」
トゥール「え?、、、、ははは、ご冗談を」
男は真顔で答えた。
男「本当ですよ。都に来たのは仕事のためですか?それとも、風の刃の伝言によってですか?」
トゥール「おっと、何故それを」
男は笑っている。
男「私は風の刃の参謀。風鈴のキムキムです。以後お見知り置きを」
深々と礼をするキムキムと名乗る男をトゥールは凝視した。
トゥール「、、、、えーーーとーーー。すみません、結論から言うと、今自分には何が起こっているんですか?妖魔と戦ってから何か変というか、、、」
キムキム「合格、ということですよ。東風のタケル様の推薦により、あなたは今日から風の刃です」
トゥール「はい?」
トゥールはさっぱり理解が出来なかった。
キムキム「なんて言っても分からないよね。まぁ良い、とにかく僕について来てよ。推薦で風の刃になる人なんて、君が初めてなんだから」
キムキムは花の城の方へと走っていく。
トゥール「よく分からないけども、とりあえず行ってみるかぁ」
仕事も終え、あとは寝るだけの今日という日を更に濃くする出来事がある。
そんな確信を胸に、トゥールはキムキムの後を追った。
しかし、規定の時刻を30分もオーバーしてしまっていた。
トゥールがあまりにも遅いため、街の入り口で待っていたショーヘイが手を振っている。
ショーヘイ「お前遅すぎだろって、、、、肩どうしたんだよ!?」
血が滴り落ちるほどに衣服は真っ赤に染まっていた。
トゥール「ちょっと色々あってさ、、、やべぇ、間に合わなかった」
ショーヘイ「あ、ああ、とりあえず荷物渡してこい!俺はもう済んでるから」
トゥールはそのまま大急ぎで指定の場所まで走った。
大きな屋敷の前まで来て、扉を叩く。
トゥール「すみません!!足運びのトゥールです!!大変遅くなりました!!!」
中から厳格な雰囲気の男が姿を現した。
男「、、、、荷物はそこに置いておいてくれ」
トゥール「はい!!遅くなり、大変申し訳ございません!!」
男「そんなことはいい、君のおかげで数年働かなくても飯を食っていける」
トゥール「、、、どういうことですか?」
男の言っている意味が全く分からなかった。
男「沢山の小判を頂いた。風の刃からだ。君は至急都に来るようにと伝言を頂いている。肩を負傷しているようだからこれを渡すように、とも」
男の手には包帯が握られていた。
トゥールはその包帯を受け取った。
トゥール「え、ええと、、、、」
男「いいから都へ行ってくれ!!!そうしてくれなければ俺は小判を没収されちまう!!じゃあ分かった、仕事の依頼だ。これを都の知人の元まで届けてくれ、頼んだぞ!!」
男は小包を渡し、勢いよく扉を閉めた。
そこへショーヘイがやってきた。
ショーヘイ「カンカンに怒ってただろ?」
トゥール「いや、次の仕事を依頼された。都へ戻る」
ショーヘイは驚きを隠せない。
ショーヘイ「は!?マジで?それ絶対嫌がらせだろ、断っちまえよ」
トゥール「俺にもよく分からんが、頼まれた仕事は遂行するさ」
トゥールは頼まれた小包を藁袋へと入れた。
ショーヘイ「俺は流石に疲れたからこの街で一泊していくよ。とりあえず肩見せろ」
ショーヘイはトゥールの肩の傷を見て顔を顰めた。
ショーヘイ「おいおい、何がどうなったらこんな傷が出来て、何がどうなったらこの傷のまま走ることが出来るんだ?じっとしてろ」
ショーヘイは慣れた手つきでトゥールの肩に包帯を巻いた。
トゥール「お、おお!!すげぇ、さっきよりも全然良い!」
ショーヘイ「だろ?気をつけて行けよ、んであんま無理すんな」
トゥール「ありがとう!!すっかり夜になる前には都に辿り着くさ。じゃあ、またな!」
ショーヘイ「ああ、足運びをしてりゃどうせまた会うだろうから、再会したらまた一緒に仕事しようぜ」
トゥール「んだな!!」
トゥールは都を目指して北へと走り出した。
~~~~~~~~~~~~
空が薄暗くなってきた頃、トゥールは都へと辿り着いた。
指定の建物へと小包を届け、小判を頂く。
不思議な一日だったが今日という日が終わる。
どんなに忙しい一日でも、どんなに暇を持て余して過ごしても、一日というものは等しく終わる。
足運びとしての一日はいつだって忙しい。
都への贈り物を届けたというのに都に滞在することは出来ない。そういう決まりになっている。
都へは限られた人間しか住むことが出来ない。
トゥールは東の隣町の宿に泊まるために歩き出した。
今日はいつもよりも小判が一枚多いため、少し豪華な宿に泊まれるなぁと考えながら、夕食の良い香りが漂う都を出ようとしていた。
その時。
チャリン、チャリン
突然風鈴の音が鳴った。
それはトゥールのすぐ後ろから鳴っているように聞こえる。
トゥールは後ろを振り返った。
そこに眼鏡をかけた男が立ち、こちらを見ていた。
トゥール「良い夜ですねぇ~」
トゥールは笑顔でその男へと話しかけた。
男「そうですね」
トゥール「仕事柄、都には長居出来ませんが、この夕食の香りが私の足を引き止めますわ。なーんて」
男「ふふふ、確かにそうでしょうね」
男も笑っていた。
トゥール「都にお住まいですか?」
男「はい、そうですね」
トゥール「良い音の風鈴をお持ちだ。俺も今度都に来たら買おうかな~」
男「これは特別な風鈴でね。聞こえた者にしか私の姿は見えないのです」
トゥール「え?、、、、ははは、ご冗談を」
男は真顔で答えた。
男「本当ですよ。都に来たのは仕事のためですか?それとも、風の刃の伝言によってですか?」
トゥール「おっと、何故それを」
男は笑っている。
男「私は風の刃の参謀。風鈴のキムキムです。以後お見知り置きを」
深々と礼をするキムキムと名乗る男をトゥールは凝視した。
トゥール「、、、、えーーーとーーー。すみません、結論から言うと、今自分には何が起こっているんですか?妖魔と戦ってから何か変というか、、、」
キムキム「合格、ということですよ。東風のタケル様の推薦により、あなたは今日から風の刃です」
トゥール「はい?」
トゥールはさっぱり理解が出来なかった。
キムキム「なんて言っても分からないよね。まぁ良い、とにかく僕について来てよ。推薦で風の刃になる人なんて、君が初めてなんだから」
キムキムは花の城の方へと走っていく。
トゥール「よく分からないけども、とりあえず行ってみるかぁ」
仕事も終え、あとは寝るだけの今日という日を更に濃くする出来事がある。
そんな確信を胸に、トゥールはキムキムの後を追った。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる