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混沌の北ゲート編
第92話 骨竜
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マイカ「ほぅ、とりあえず五属性はBランクまで扱えるのね。優秀優秀!!」
ムー「必死に勉強したからな」
マイカ「その歳でそのランクだと、学内ランキング十位以内には入ってたでしょ?」
ムー「四位だった」
マイカ「なんだよ、ムー。君は相当優秀な魔術師じゃないか。私が教えることなんてないよ」
ムー「いや、ある。俺はこの外の世界で一人で五年も生きられる力は無い。教えられることは全て教えて欲しい」
マイカ「しょうがないなぁ」
マイカは魔法を展開した。
マイカ「目標は逆算して、細分化した方が良いんだよ。漠然と大きい目標だと今現在何をすべきなのか分からないから時間を浪費してしまう。とりあえずムーは、、、そうだなぁ。五属性Sランクを達成してみようか」
ムー「良いだろう」
マイカ「そういえば、ムーの適正属性は?」
ムー「無しだ、個人的に得意なのは水だが」
マイカ「ほう!!たまにいるんだよねぇ適正属性無し。その状態で五属性Bランクまで鍛え上げてるのは凄いよ」
ムー「だからこそだ、適正属性が無いからこそ。見返してやりたくて必死に勉強したんだ」
マイカ「なるほどねぇ」
マイカは嬉しそうにニヤけている。
マイカ「じゃあ、いつまでに達成する?」
ムー「五属性Sランクか?」
マイカ「うん、ちなみに一つの属性でもBランクからSランクに到達するためには教団のエリートでも三年かかると言われているよ」
ムー「、、、一年以内に五属性Sランクは無理だと思うか?」
マイカ「まさか、面白いじゃん!やってみようよ。もし出来たらさ、五属性Sランクの秘訣って本書いちゃおうよ」
ムー「はっはっは!!悪くねぇ」
マイカ姐さんとの修行の日々が始まった。
~~~~~~~~~~~
十ヶ月後のとある夜。
ガルァァァア!!!!!!
異形の形をした猛獣達に囲まれながら、ムーは鍛え上げた魔法を放つ。
ムー「トルネード!!!」
巨大な竜巻が猛獣達を巻き上げる。
ムー「第二詠唱、サイクロン!!」
風は刃となり猛獣達を切り刻んだ。
ムー「解放、自立型派生、風の刃」
竜巻は消え去り、風の刃が広範囲の猛獣達へと各々襲いかかった。
切り刻まれた猛獣達の血の匂いにより、更に大量の猛獣達が姿をあらわす。
離れた場所から透明化にて姿を消しながら拍手を送るマイカ。
マイカ「よし、これで火、水、地、風はSランク達成だね。あとは難関の雷属性のみ!」
ムー「まぁ、見てくれ」
ムーは大量の雷の蝙蝠を放つ。
黄色くバチバチと発光する蝙蝠達は羽ばたきながら各々の考えで敵を捕捉し、向かっていく。
マイカ「凄い!!自立型雷系魔法の複数適用!!これだけでもAランク相当だよ!!」
ムー「だがこれじゃあ威力が足りない」
敵へと接触した蝙蝠は破裂と共に雷を放出し、猛獣達を感電させる。
周囲の全ての猛獣達は感電し、動けずにいる。
ムー「準備は整った、コネクト!!!」
ムーの上に巨大な雷の球体が出現し、そこから雷撃が猛獣達へと伸びる。
その雷撃は猛獣達を球体の中へとジリジリと引きずり込んでいく。
そして、全ての猛獣達が球体の中へと閉じ込められた。
ムー「ジャッジメント!!」
ムーの詠唱と共に球体は弾け飛び、圧縮された魔力が解放される。
空から大量の血の雨が降り注ぎ、焼け焦げた肉片の匂いが充満する。
ムー「難しいことから手をつけろとマイカ姐さんは言っていただろ?この術は最初から習得へ向けて試行錯誤していたんだ」
マイカ「ムー、君は凄いよ。術の破壊力ならもう私を超えているよ!!」
マイカはカメレオンドームの前で両手を広げてムーを褒め称えた。
ムーは照れ臭そうにカメレオンドームの方へと歩いて行く。
しかし、突然マイカは血相を変えてムーの手を引き、ドームの中へと乱暴に引きずり込んだ。
ムーは思わず前のめりに倒れてしまう。
ムー「痛ってぇ、、、、なんなんだよ」
マイカは震えながら、口を抑えて空を見上げている。
マイカの様子を見るにただごとでは無いと悟り、ムーも空を見上げた。
すると、空から肉のない骨の竜がマイカハウスの前へと降り立った。
その足先で家を全壊させることが出来るほどの大きさである。
ムー「なんだ、、、、こいつは!?」
マイカ「、、、、こいつだ、、、またこいつが来た、、、弟のほかに何が欲しいっていうの?、、やめてよ、やめてよ!!!」
マイカは泣きながらその場に崩れ去った。
ムー「弟?」
マイカ「、、、、、、、」
ムー「奴に弟を殺されたのか?」
マイカは静かに頷いた。
ムー「大切な人を失うのは辛いことなのか?」
ムーにはその経験がない、大切な人などいない。
だから分からなかった。
マイカ「とっても辛いよ、私にとってムー、あなたはもう大切な人だよ。これから先何があろうとも、私のためにも絶対に死んじゃダメだよ」
ムー「なるほど」
そうか、確かにもしマイカ姐さんが死んでしまったらと考えると、、、、、ムーは胸のあたりがギュッと苦しくなるのを感じた。
ムー「ああ、これは辛いな」
ムーはマイカの手を払い、カメレオンドームの外へと出る。
マイカ「待っ」
ドームの外ではマイカ姐さんの声は聞こえない。
骨竜「ゴォカッカッカッカッカッ!!!!!」
骨と骨がぶつかる音が響く。
鼓膜が破れそうな程の轟音に耳を塞いだ。
巨大過ぎる、、、、、
それでも、倒すしかない。
マイカ姐さんのために。
ムーはS級魔法を連発する。
火、水、地、風、雷、五属性魔法を出せる最大火力で骨竜にぶつけた。
骨竜「ゴォカッカッカッカッカッ!!!!」
骨竜は効いていないかのようにゆっくりと動き出す。
骨竜が大きな腕を振り上げた。
風圧でムーの身体は宙へと浮いた。
ムー「転送魔法は間に合わない、、、回避は無理か」
そのままスローモーションのように巨大な鉤爪が迫ってくる。
ムー「物理防御魔法!!ギガンテスの大盾!!!」
ムーの正面に大きな星形の盾が出現する。
防ぎ切れるか、、、、
そんな心配もおこがましかった。
骨竜は虫でも潰すかのようにいとも簡単に盾ごとムーを潰した。
視界が真っ暗になる。。。。。
身体が動かない。
明らかに全身のあらゆる骨が折れているのが分かる。
これは流石に勝てないか。。。
そう思って目を閉じようとした。
目を閉じようとした時、マイカがカメレオンドームを出ようとしている姿が見えた。
ムー「来る、、な、、」
泣き叫びながらマイカはムーの体を揺すっている。
しかし声が聞こえない、耳をやられたらしい。
骨竜はもう一度巨大な腕を振り上げた。
しかし、もう声が出ない。
このままだとマイカ姐さんが死んでしまう。
ダメだ、ダメだ、ダメだ、ダメだ!!!!
そんなことは、させない!!!!
もう何でも良い、今この状況を打破する力が欲しい。
そう心から願った。
すると、ムーを中心に巨大な魔法陣が描かれた。
マイカ姐さんが驚いている、これは俺の力なのか?
体の奥底から感じたことのない魔力を感じた。
頭が強烈に痛む、目から液体が垂れ流れる。
分からない、でも今は何でも良い。
ムー「来い、、、八岐大蛇!、、」
心に感じた言葉を発する。
すると、ムーを守るように巨大な八本の首を持つモンスターが姿を現した。
骨竜が小さく見えるほどの大きさである。
ムー「、、、喰らえ」
八岐大蛇「シャァァア!!!!!」
ムーの言葉に反応するように八本の首をもつ蛇は骨竜に襲いかかった。
硬い骨をいとも簡単に噛み砕き、骨竜はゴロゴロと崩れ去った。
ムーは力尽き、静かに目を閉じた。
ムー「必死に勉強したからな」
マイカ「その歳でそのランクだと、学内ランキング十位以内には入ってたでしょ?」
ムー「四位だった」
マイカ「なんだよ、ムー。君は相当優秀な魔術師じゃないか。私が教えることなんてないよ」
ムー「いや、ある。俺はこの外の世界で一人で五年も生きられる力は無い。教えられることは全て教えて欲しい」
マイカ「しょうがないなぁ」
マイカは魔法を展開した。
マイカ「目標は逆算して、細分化した方が良いんだよ。漠然と大きい目標だと今現在何をすべきなのか分からないから時間を浪費してしまう。とりあえずムーは、、、そうだなぁ。五属性Sランクを達成してみようか」
ムー「良いだろう」
マイカ「そういえば、ムーの適正属性は?」
ムー「無しだ、個人的に得意なのは水だが」
マイカ「ほう!!たまにいるんだよねぇ適正属性無し。その状態で五属性Bランクまで鍛え上げてるのは凄いよ」
ムー「だからこそだ、適正属性が無いからこそ。見返してやりたくて必死に勉強したんだ」
マイカ「なるほどねぇ」
マイカは嬉しそうにニヤけている。
マイカ「じゃあ、いつまでに達成する?」
ムー「五属性Sランクか?」
マイカ「うん、ちなみに一つの属性でもBランクからSランクに到達するためには教団のエリートでも三年かかると言われているよ」
ムー「、、、一年以内に五属性Sランクは無理だと思うか?」
マイカ「まさか、面白いじゃん!やってみようよ。もし出来たらさ、五属性Sランクの秘訣って本書いちゃおうよ」
ムー「はっはっは!!悪くねぇ」
マイカ姐さんとの修行の日々が始まった。
~~~~~~~~~~~
十ヶ月後のとある夜。
ガルァァァア!!!!!!
異形の形をした猛獣達に囲まれながら、ムーは鍛え上げた魔法を放つ。
ムー「トルネード!!!」
巨大な竜巻が猛獣達を巻き上げる。
ムー「第二詠唱、サイクロン!!」
風は刃となり猛獣達を切り刻んだ。
ムー「解放、自立型派生、風の刃」
竜巻は消え去り、風の刃が広範囲の猛獣達へと各々襲いかかった。
切り刻まれた猛獣達の血の匂いにより、更に大量の猛獣達が姿をあらわす。
離れた場所から透明化にて姿を消しながら拍手を送るマイカ。
マイカ「よし、これで火、水、地、風はSランク達成だね。あとは難関の雷属性のみ!」
ムー「まぁ、見てくれ」
ムーは大量の雷の蝙蝠を放つ。
黄色くバチバチと発光する蝙蝠達は羽ばたきながら各々の考えで敵を捕捉し、向かっていく。
マイカ「凄い!!自立型雷系魔法の複数適用!!これだけでもAランク相当だよ!!」
ムー「だがこれじゃあ威力が足りない」
敵へと接触した蝙蝠は破裂と共に雷を放出し、猛獣達を感電させる。
周囲の全ての猛獣達は感電し、動けずにいる。
ムー「準備は整った、コネクト!!!」
ムーの上に巨大な雷の球体が出現し、そこから雷撃が猛獣達へと伸びる。
その雷撃は猛獣達を球体の中へとジリジリと引きずり込んでいく。
そして、全ての猛獣達が球体の中へと閉じ込められた。
ムー「ジャッジメント!!」
ムーの詠唱と共に球体は弾け飛び、圧縮された魔力が解放される。
空から大量の血の雨が降り注ぎ、焼け焦げた肉片の匂いが充満する。
ムー「難しいことから手をつけろとマイカ姐さんは言っていただろ?この術は最初から習得へ向けて試行錯誤していたんだ」
マイカ「ムー、君は凄いよ。術の破壊力ならもう私を超えているよ!!」
マイカはカメレオンドームの前で両手を広げてムーを褒め称えた。
ムーは照れ臭そうにカメレオンドームの方へと歩いて行く。
しかし、突然マイカは血相を変えてムーの手を引き、ドームの中へと乱暴に引きずり込んだ。
ムーは思わず前のめりに倒れてしまう。
ムー「痛ってぇ、、、、なんなんだよ」
マイカは震えながら、口を抑えて空を見上げている。
マイカの様子を見るにただごとでは無いと悟り、ムーも空を見上げた。
すると、空から肉のない骨の竜がマイカハウスの前へと降り立った。
その足先で家を全壊させることが出来るほどの大きさである。
ムー「なんだ、、、、こいつは!?」
マイカ「、、、、こいつだ、、、またこいつが来た、、、弟のほかに何が欲しいっていうの?、、やめてよ、やめてよ!!!」
マイカは泣きながらその場に崩れ去った。
ムー「弟?」
マイカ「、、、、、、、」
ムー「奴に弟を殺されたのか?」
マイカは静かに頷いた。
ムー「大切な人を失うのは辛いことなのか?」
ムーにはその経験がない、大切な人などいない。
だから分からなかった。
マイカ「とっても辛いよ、私にとってムー、あなたはもう大切な人だよ。これから先何があろうとも、私のためにも絶対に死んじゃダメだよ」
ムー「なるほど」
そうか、確かにもしマイカ姐さんが死んでしまったらと考えると、、、、、ムーは胸のあたりがギュッと苦しくなるのを感じた。
ムー「ああ、これは辛いな」
ムーはマイカの手を払い、カメレオンドームの外へと出る。
マイカ「待っ」
ドームの外ではマイカ姐さんの声は聞こえない。
骨竜「ゴォカッカッカッカッカッ!!!!!」
骨と骨がぶつかる音が響く。
鼓膜が破れそうな程の轟音に耳を塞いだ。
巨大過ぎる、、、、、
それでも、倒すしかない。
マイカ姐さんのために。
ムーはS級魔法を連発する。
火、水、地、風、雷、五属性魔法を出せる最大火力で骨竜にぶつけた。
骨竜「ゴォカッカッカッカッカッ!!!!」
骨竜は効いていないかのようにゆっくりと動き出す。
骨竜が大きな腕を振り上げた。
風圧でムーの身体は宙へと浮いた。
ムー「転送魔法は間に合わない、、、回避は無理か」
そのままスローモーションのように巨大な鉤爪が迫ってくる。
ムー「物理防御魔法!!ギガンテスの大盾!!!」
ムーの正面に大きな星形の盾が出現する。
防ぎ切れるか、、、、
そんな心配もおこがましかった。
骨竜は虫でも潰すかのようにいとも簡単に盾ごとムーを潰した。
視界が真っ暗になる。。。。。
身体が動かない。
明らかに全身のあらゆる骨が折れているのが分かる。
これは流石に勝てないか。。。
そう思って目を閉じようとした。
目を閉じようとした時、マイカがカメレオンドームを出ようとしている姿が見えた。
ムー「来る、、な、、」
泣き叫びながらマイカはムーの体を揺すっている。
しかし声が聞こえない、耳をやられたらしい。
骨竜はもう一度巨大な腕を振り上げた。
しかし、もう声が出ない。
このままだとマイカ姐さんが死んでしまう。
ダメだ、ダメだ、ダメだ、ダメだ!!!!
そんなことは、させない!!!!
もう何でも良い、今この状況を打破する力が欲しい。
そう心から願った。
すると、ムーを中心に巨大な魔法陣が描かれた。
マイカ姐さんが驚いている、これは俺の力なのか?
体の奥底から感じたことのない魔力を感じた。
頭が強烈に痛む、目から液体が垂れ流れる。
分からない、でも今は何でも良い。
ムー「来い、、、八岐大蛇!、、」
心に感じた言葉を発する。
すると、ムーを守るように巨大な八本の首を持つモンスターが姿を現した。
骨竜が小さく見えるほどの大きさである。
ムー「、、、喰らえ」
八岐大蛇「シャァァア!!!!!」
ムーの言葉に反応するように八本の首をもつ蛇は骨竜に襲いかかった。
硬い骨をいとも簡単に噛み砕き、骨竜はゴロゴロと崩れ去った。
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