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フォールドーン帝国編
第71話 マスターリョウ
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鳳凰の背に乗り、ゴッドタワーの頂上を目指して飛ぶカナメル。
地上では反乱軍達が牢獄を解放し、西ゲートからの避難を呼びかけているようだった。
カナメル「珍しくムーが本気だな」
空を飛んで気付いた。
南ゲートからムーの究極召喚魔法、八岐大蛇がゴッドタワーを目指して蹂躙していた。
カナメル「さて、一番乗りで神様の首でも取ってしまおうか」
ゼウスはカナメルにとって、故郷を滅ぼした仇である。
当時は復讐を志していたカナメルだが、今となっては自分の感情など無価値なものだと認識していた。
空高く聳え立つゴッドタワーの中腹あたりまで上昇した頃
「空を飛ぶのは、反則だな」
突然後ろから声をかけられた。
カナメルは驚いた。
何故ならここは鳳凰の背の上。
気配もなく、足音ひとつなく背後をとるのはほぼ不可能だからだ。
振り向くのと同時に銃声が聞こえた。
針のような銃弾が首を目掛けて飛んでくる様がスローモーションの様に見えた。
カナメルは咄嗟に左手に炎を発現させ遮ろうとしたが、針はその左腕に突き刺さった。
その瞬間、鳳凰は光となって消え、左手の炎も鎮火した。
落下を始めるカナメル、エンハツで浮力を取り戻そうとするも魔法が発動しない。
「酷だが、ヘイスレイブの四天王である君にはこうするしかないんだ」
その男は宙に浮きながら話しかけてきている。
そして、強烈な蹴りと共にカナメルはゴッドタワー塔内へと吹き飛んだ。
カナメル「ゴホッ、、ゴホッ!!」
散らばるガラス片を払いながらカナメルは立ち上がった。
腹部の痛みを感じながらあたりを警戒する。
そこは機械音が響き渡り煙が立ち昇る、動力室のようだった。
男は足から炎を噴射しながらカナメルの元へとやってきた。
「悪いが、君にもう勝ち目はないよ、少年」
カナメル「大物の連戦は、流石に厳しいね」
カナメルは口から垂れる血液を拭いながら、ニヤリと笑った。
カナメル「フォールドーン帝国では主に二人の指揮官が軍を回していると聞く、一人は大将サチヨ。そしてもう一人は、あんただ。マスターリョウ」
マスターリョウ「俺は基本内部での仕事だから知られてないと思っていたが、流石にそうはいかないか」
カナメル「その戦闘力、機動力、判断力、知力、どれを取っても最強以外の言葉が見当たらないサイボーグ。それがあんたなんだろ?アカデミーで習ったよ、お会いするのは初めてだけどね」
マスターリョウ「それは言い過ぎだな、教科書の内容の訂正を依頼するよ」
カナメル「そういえば、あんたのその謎の銃弾を受けてから魔法が使えないんだけど、これは一時的なものなの?」
マスターリョウ「いや、半永久的なものだよ。この銃弾はね、ヘイスレイブに対抗するために作られたものだ。アンチマジックと言う。これはこの世にたった四つしか存在しない、その意味が分かるかい?」
カナメル「四天王の魔法を封じるということか」
マスターリョウ「そういうことだ。所持者は、、、いや、あまり説明するのは良くないな。とにかく、帝国の科学技術の集大成だよ」
カナメルは密かに魔法を発動させようと試みるも、ピクリとも魔力を感じない。
カナメル「魔法無しで最強のサイボーグと戦えってことか」
マスターリョウ「そういうことだ、だから君に勝ち目はない」
カナメル「まぁいいよ、どうせ戦うしかないんでしょ」
カナメルはマスターリョウを挑発するように手招きをしている。
マスターリョウ「生意気な小僧だ、一瞬で仕留めてやる」
マスターリョウは足のジェットを噴射し、一気に距離を詰める。
目に見えない程の蓮撃に対して、カナメルはギリギリのところで見切っていく。
マスターリョウ「ほう、意外とやるじゃないか」
しかし、カナメルの動きは完全にマスターリョウに見切られ、胸に掌底を食らってしまう。
カナメル「ぐはっ!!!!、、、」
カナメルは吹き飛びながら、動力室のパイプにぶつかる、しかしそれを貫通してもっと奥まで吹き飛んでいく。
凄まじい衝撃にカナメルは意識を保つのがやっとである。
気付けば硬いコンクリートの上に倒れていた。一瞬意識を失いかけていたが、カナメルはゆっくりと立ち上がる。
口から溢れ出る多量の血液を手で抑えながら、肺が半壊しているのを感じる。
うまく呼吸が出来ない。立っているのもやっとである。
ジェットを噴射しながら、マスターリョウはすぐに目の前までやってきた。
マスターリョウ「ほう、なかなか根性のある奴だ。魔法が使えれば対等に戦うことが出来たのだろうな。惜しい男だがこれが運命だ、敬意を表して苦しませずにあの世へと送ってやる」
マスターリョウは腰から超高電圧ソードを抜き、カナメルの首に狙いを定めた。
マスターリョウ「悪いな、これが俺の仕事だ」
バチバチと音を立てる剣が首を掠めた時。
何者かが割って入り、その剣を止めた。
そのヒラヒラと揺れる装衣と爽やか笑顔には見覚えがある。
トゥール「らしくないじゃないの、炎のマント!!」
トゥールはマスターリョウの超高電圧ソードを弾き返した。
警戒したサイボーグは距離を取る。
カナメル「、、、遅かったね、、俺が一番乗りだ、、」
カナメルはその場に膝をつく。
トゥール「そこで休んでな、ここは俺が引き受ける」
マスターリョウ「君は東洋の剣士、君達二人がここにいるということは、ヴォルギスとアイザワが敗れたということか、、、」
トゥール「誰だ?」
カナメル「さあ?」
マスターリョウ「まぁ、良い。どちらにしても君達二人をここで仕留める。真実はどうあれ結果的に敵討ちだ」
トゥール「本気を出さなきゃ、ヤバそうだな」
愛刀咲夜が風属性を纏い、煙を払う。
マスターリョウ「この超高電圧ソードは全てを切り裂く剣だ、その刀を切り裂けなかったのは風属性の鋭さと神の加護を受けているその刀身のおかげか、なるほど。只者ではないようだな」
トゥール「俺の風属性も全てを切り裂く、見たところサイボーグのようだが、真っ二つにしてやるさ」
マスターリョウ「よし、良い目をしている。かかってこい」
トゥールは風を身体に纏い、神の速さで最強のサイボーグに刃を向けた。
地上では反乱軍達が牢獄を解放し、西ゲートからの避難を呼びかけているようだった。
カナメル「珍しくムーが本気だな」
空を飛んで気付いた。
南ゲートからムーの究極召喚魔法、八岐大蛇がゴッドタワーを目指して蹂躙していた。
カナメル「さて、一番乗りで神様の首でも取ってしまおうか」
ゼウスはカナメルにとって、故郷を滅ぼした仇である。
当時は復讐を志していたカナメルだが、今となっては自分の感情など無価値なものだと認識していた。
空高く聳え立つゴッドタワーの中腹あたりまで上昇した頃
「空を飛ぶのは、反則だな」
突然後ろから声をかけられた。
カナメルは驚いた。
何故ならここは鳳凰の背の上。
気配もなく、足音ひとつなく背後をとるのはほぼ不可能だからだ。
振り向くのと同時に銃声が聞こえた。
針のような銃弾が首を目掛けて飛んでくる様がスローモーションの様に見えた。
カナメルは咄嗟に左手に炎を発現させ遮ろうとしたが、針はその左腕に突き刺さった。
その瞬間、鳳凰は光となって消え、左手の炎も鎮火した。
落下を始めるカナメル、エンハツで浮力を取り戻そうとするも魔法が発動しない。
「酷だが、ヘイスレイブの四天王である君にはこうするしかないんだ」
その男は宙に浮きながら話しかけてきている。
そして、強烈な蹴りと共にカナメルはゴッドタワー塔内へと吹き飛んだ。
カナメル「ゴホッ、、ゴホッ!!」
散らばるガラス片を払いながらカナメルは立ち上がった。
腹部の痛みを感じながらあたりを警戒する。
そこは機械音が響き渡り煙が立ち昇る、動力室のようだった。
男は足から炎を噴射しながらカナメルの元へとやってきた。
「悪いが、君にもう勝ち目はないよ、少年」
カナメル「大物の連戦は、流石に厳しいね」
カナメルは口から垂れる血液を拭いながら、ニヤリと笑った。
カナメル「フォールドーン帝国では主に二人の指揮官が軍を回していると聞く、一人は大将サチヨ。そしてもう一人は、あんただ。マスターリョウ」
マスターリョウ「俺は基本内部での仕事だから知られてないと思っていたが、流石にそうはいかないか」
カナメル「その戦闘力、機動力、判断力、知力、どれを取っても最強以外の言葉が見当たらないサイボーグ。それがあんたなんだろ?アカデミーで習ったよ、お会いするのは初めてだけどね」
マスターリョウ「それは言い過ぎだな、教科書の内容の訂正を依頼するよ」
カナメル「そういえば、あんたのその謎の銃弾を受けてから魔法が使えないんだけど、これは一時的なものなの?」
マスターリョウ「いや、半永久的なものだよ。この銃弾はね、ヘイスレイブに対抗するために作られたものだ。アンチマジックと言う。これはこの世にたった四つしか存在しない、その意味が分かるかい?」
カナメル「四天王の魔法を封じるということか」
マスターリョウ「そういうことだ。所持者は、、、いや、あまり説明するのは良くないな。とにかく、帝国の科学技術の集大成だよ」
カナメルは密かに魔法を発動させようと試みるも、ピクリとも魔力を感じない。
カナメル「魔法無しで最強のサイボーグと戦えってことか」
マスターリョウ「そういうことだ、だから君に勝ち目はない」
カナメル「まぁいいよ、どうせ戦うしかないんでしょ」
カナメルはマスターリョウを挑発するように手招きをしている。
マスターリョウ「生意気な小僧だ、一瞬で仕留めてやる」
マスターリョウは足のジェットを噴射し、一気に距離を詰める。
目に見えない程の蓮撃に対して、カナメルはギリギリのところで見切っていく。
マスターリョウ「ほう、意外とやるじゃないか」
しかし、カナメルの動きは完全にマスターリョウに見切られ、胸に掌底を食らってしまう。
カナメル「ぐはっ!!!!、、、」
カナメルは吹き飛びながら、動力室のパイプにぶつかる、しかしそれを貫通してもっと奥まで吹き飛んでいく。
凄まじい衝撃にカナメルは意識を保つのがやっとである。
気付けば硬いコンクリートの上に倒れていた。一瞬意識を失いかけていたが、カナメルはゆっくりと立ち上がる。
口から溢れ出る多量の血液を手で抑えながら、肺が半壊しているのを感じる。
うまく呼吸が出来ない。立っているのもやっとである。
ジェットを噴射しながら、マスターリョウはすぐに目の前までやってきた。
マスターリョウ「ほう、なかなか根性のある奴だ。魔法が使えれば対等に戦うことが出来たのだろうな。惜しい男だがこれが運命だ、敬意を表して苦しませずにあの世へと送ってやる」
マスターリョウは腰から超高電圧ソードを抜き、カナメルの首に狙いを定めた。
マスターリョウ「悪いな、これが俺の仕事だ」
バチバチと音を立てる剣が首を掠めた時。
何者かが割って入り、その剣を止めた。
そのヒラヒラと揺れる装衣と爽やか笑顔には見覚えがある。
トゥール「らしくないじゃないの、炎のマント!!」
トゥールはマスターリョウの超高電圧ソードを弾き返した。
警戒したサイボーグは距離を取る。
カナメル「、、、遅かったね、、俺が一番乗りだ、、」
カナメルはその場に膝をつく。
トゥール「そこで休んでな、ここは俺が引き受ける」
マスターリョウ「君は東洋の剣士、君達二人がここにいるということは、ヴォルギスとアイザワが敗れたということか、、、」
トゥール「誰だ?」
カナメル「さあ?」
マスターリョウ「まぁ、良い。どちらにしても君達二人をここで仕留める。真実はどうあれ結果的に敵討ちだ」
トゥール「本気を出さなきゃ、ヤバそうだな」
愛刀咲夜が風属性を纏い、煙を払う。
マスターリョウ「この超高電圧ソードは全てを切り裂く剣だ、その刀を切り裂けなかったのは風属性の鋭さと神の加護を受けているその刀身のおかげか、なるほど。只者ではないようだな」
トゥール「俺の風属性も全てを切り裂く、見たところサイボーグのようだが、真っ二つにしてやるさ」
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