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始まりの歌声編
第17話 気分転換
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セリア「んっ!!!!はぁー!!!外ってやっぱり気持ち良い~」
ダイス「メッチャ晴れてるじゃん!訓練日和!」
モモ「鎧ってやっぱ、落ち着く~」
モモは兜までフル装備なので、喋らなければ誰だか分からない。
ダイスは弓兵用の鎧を着ている。
ツグル「せっかくだから模擬戦でもやるか」
モモ「お!!良いねぇ!!」
セリア「私も弓使ってみようかな」
ダイス「でも待てよ、弓とか手加減出来る装備じゃないんだけど!!矢がガチモンだから、もう殺し合いだぞ」
ツグル「あ、そっか。じゃあ各々自由に練習しよう。モモ、訓練相手頼めるか?」
モモ「良いよ、手加減はするけど最悪骨折しちゃうかもよ?」
ツグル「大丈夫、当たらねぇから」
モモ「言うねぇ」
木々に囲まれた半径10mほどのひらけたこの空間は練習するにはちょうど良かった。
ルールとして、この草円から出ないってのがズミとの約束だ。
ダイスは自分で標的を決めて矢を放っていた、使い慣れない弓と矢に苦戦している。
四人は充実した時間を過ごし、気がつくと夜になっていた。
トゥールとフルネス将軍が出発してからもう一週間になる。
久々の外の空気を存分に吸ってリフレッシュ出来た。
墓標がズズズとズレて、ズミが顔を出した。
ズミ「飯、出来たぞ」
モモ「いいいやったぁぁぁ!!!!お腹空いてたぁぁーー!!」
ダイス「飯だ飯だ!!」
セリア「わーーーーい!!」
ツグル「久々にちゃんと腹減った気がする」
ふと森の方から視線を感じた、、、気がした。
が、何も見えない。
久々の戦闘で集中しているせいだろうと思うことにした。
薬の副作用で突然ボーっとしたり、何かに見られている気がすることはよくある。
墓標の蓋をして、居間へ入った。
居間にはこれでもかというくらいにズミの手料理が並べられている。
もう慣れてしまったが、今の時代こんなにも豪勢な料理を毎度のこと用意できる家庭はそう多くはないだろう。
比較的裕福なグレイス領でも、なかなか見ない豪華な料理だ。
これだけの食材を用意できる財力。。
フルネス将軍の稼ぎが凄まじいことを物語っている。
世界は混沌に包まれていくのに、今この空間はとても平和だ。
フルネス将軍とトゥール、それとズミ。
三人に出会えてなければ今頃どうなっていたことか。
モモ「お腹空いたぁぁ!!」
ズミ「おい、手洗いうがい。あとお前ら武具身につけたまま飯食うのか?」
ダイス「忘れてた。。」
ズミ「大丈夫、飯は逃げねぇよ」
小さな居間のキッチンに四人が密集している。
ダイス「おいモモ、鎧脱ぐなら後に並んでくれねぇか?」
モモ「ダメ、一番飯は私が頂くんだから」
ダイス「お前が一番時間かかるだろ」
モモ「でも先頭に並んだのは私なので、私が鎧を脱ぎ、手を洗うまでは、皆さんは待っていてください!!!」
セリア「モモちゃん、必死、、、」
たわいもない会話も束の間。
入り口からのけたたましい機械音によって、居間は静まり返った。
ダイス「メッチャ晴れてるじゃん!訓練日和!」
モモ「鎧ってやっぱ、落ち着く~」
モモは兜までフル装備なので、喋らなければ誰だか分からない。
ダイスは弓兵用の鎧を着ている。
ツグル「せっかくだから模擬戦でもやるか」
モモ「お!!良いねぇ!!」
セリア「私も弓使ってみようかな」
ダイス「でも待てよ、弓とか手加減出来る装備じゃないんだけど!!矢がガチモンだから、もう殺し合いだぞ」
ツグル「あ、そっか。じゃあ各々自由に練習しよう。モモ、訓練相手頼めるか?」
モモ「良いよ、手加減はするけど最悪骨折しちゃうかもよ?」
ツグル「大丈夫、当たらねぇから」
モモ「言うねぇ」
木々に囲まれた半径10mほどのひらけたこの空間は練習するにはちょうど良かった。
ルールとして、この草円から出ないってのがズミとの約束だ。
ダイスは自分で標的を決めて矢を放っていた、使い慣れない弓と矢に苦戦している。
四人は充実した時間を過ごし、気がつくと夜になっていた。
トゥールとフルネス将軍が出発してからもう一週間になる。
久々の外の空気を存分に吸ってリフレッシュ出来た。
墓標がズズズとズレて、ズミが顔を出した。
ズミ「飯、出来たぞ」
モモ「いいいやったぁぁぁ!!!!お腹空いてたぁぁーー!!」
ダイス「飯だ飯だ!!」
セリア「わーーーーい!!」
ツグル「久々にちゃんと腹減った気がする」
ふと森の方から視線を感じた、、、気がした。
が、何も見えない。
久々の戦闘で集中しているせいだろうと思うことにした。
薬の副作用で突然ボーっとしたり、何かに見られている気がすることはよくある。
墓標の蓋をして、居間へ入った。
居間にはこれでもかというくらいにズミの手料理が並べられている。
もう慣れてしまったが、今の時代こんなにも豪勢な料理を毎度のこと用意できる家庭はそう多くはないだろう。
比較的裕福なグレイス領でも、なかなか見ない豪華な料理だ。
これだけの食材を用意できる財力。。
フルネス将軍の稼ぎが凄まじいことを物語っている。
世界は混沌に包まれていくのに、今この空間はとても平和だ。
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三人に出会えてなければ今頃どうなっていたことか。
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ズミ「おい、手洗いうがい。あとお前ら武具身につけたまま飯食うのか?」
ダイス「忘れてた。。」
ズミ「大丈夫、飯は逃げねぇよ」
小さな居間のキッチンに四人が密集している。
ダイス「おいモモ、鎧脱ぐなら後に並んでくれねぇか?」
モモ「ダメ、一番飯は私が頂くんだから」
ダイス「お前が一番時間かかるだろ」
モモ「でも先頭に並んだのは私なので、私が鎧を脱ぎ、手を洗うまでは、皆さんは待っていてください!!!」
セリア「モモちゃん、必死、、、」
たわいもない会話も束の間。
入り口からのけたたましい機械音によって、居間は静まり返った。
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