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成長のスラム街編
第59話 嵐の後
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朝になり、砂嵐は止んだ。
人々は昨夜の出来事について、頭の整理が追いついていなかった。
クッキー「そもそも何で今更攻撃を仕掛けてきた?スラム街なんて潰そうと思えばいつだって潰せただろう?」
チャンカメ「こんな大変な時にネギッチャはどこに行ってるんだよ!!」
メッシ「分からないことだらけだ、銃撃戦で負傷した者はいるが、圧倒的に怪我人が少ない、全滅してもおかしくないシチュエーションだった」
中央広場には反乱軍が集合していた、その真ん中で主要メンバーが会議をしている。
ブルン!!ブブブブブ
そこへバイク音と共にネギッチャがやってきた。
ネギッチャ「何があった?」
チャンカメ「あのな!!大変だったんだぞ!!」
ネギッチャ「何が?」
クッキー「どこに行ってたんだよ、ネギッチャ」
ネギッチャ「昨夜は髑髏山に行ってた」
チャンカメ「こんな時に、何して、、」
メッシ「両親の命日か」
メッシの言葉にネギッチャは静かに答えた。
ネギッチャ「そうだ」
クッキーが昨夜の出来事を簡潔に説明し、ネギッチャは状況を確認するために歩き始めた。
それぞれのグループ毎に生存確認をさせ、ネギッチャはあることに気が付いた。
ネギッチャ「ネアはどこだ?」
そういえばネアがいない、と皆が騒めきだす。
ネギッチャは血相を変えて一つ一つの家を探し出した。
~~~~~~~~~~~~~~
ツグル達も昨夜の出来事を話し合っていた。
カナメル「大将サチヨが?」
フルネス「そうだ、彼女がいるということは重大な任務であることは間違いない」
カナメル「へぇ」
カナメルは魔術書[希少な属性魔法]を読みながらぼんやりと答えた。
モモ「私どうしたら良いのか分からず、、、」
ダイス「俺も、一歩外に出たけど、何も見えねぇし砂嵐で目痛いし、とりあえず戦闘姿勢をとりながら屋内で構えてたわ」
ズミ「それで良いさ、フォールドーンの奴等は特殊なゴーグルをつけているから視界は良好、戦っても圧倒的に不利だからな」
ズミ、タチキ、キャノンは呑気にカードゲームをしていた。
マツ「こんな時にカードゲームですか、、」
胡座をかいて座り込む三人を眺めて、マツは軽蔑を込めて呟いた。
あることに気付いたドラが口を開く。
ドラ「あれ、セリアさんは?あ、ツグルさんもいないっすね」
モモ「セリアは昨日ネアちゃんのところにお泊まりするって言ってたよ。ツグルは砂嵐の中セリアを探すって言って飛び出して行ったよ、どこがネアちゃんの家かも分からないのに」
ドラ「なるほど」
納得と言った具合にドラが拳をポンっと叩いた。
フルネス「ちなみにタクティスさんは昨夜の襲撃で埋もれている人がいないか捜索をしている」
カナメル「で、トゥールとムーはどこに行ったの?」
ダイス「あの二人はいつもいないじゃん!!」
ケラケラと笑うダイス。
フルネス「確かにそうだが、流石にこの状況だ、ムーさんはともかく、トゥールは一目散にここにやって来そうだが」
ガチャ!!!
勢いよく開いた扉に、一同は驚いた。
そこには血と砂にまみれたトゥールとムーがいた。
ズミ「おかえり」
トゥール「ただいま!!飛ばされた!!状況は?」
フルネスが細やかに状況を説明する。
説明が終わるか終わらないかのところでカナメルが割って入った。
カナメル「ちょっと待って、飛ばされたが気になり過ぎるんだけど」
ムー「言葉の通りだ、僕たちは別々の場所へ飛ばされた。僕はフォールドーン帝国の東門、トゥールは西門だ」
トゥール「何者かに触れられた瞬間、気付いたらそこにいて銃弾の雨が降ってきた」
ムー「全員殺し尽くしてやったぜ」
ムーがニヤリと笑う。
マツ「お二人の服の汚れは、返り血ということですね。お怪我はありませんか?」
トゥール「怪我は無し!相手は全てただの兵士だったからね、多分だけど、あれは時間稼ぎだったんじゃないかな?」
ムー「僕もそう思う、昨夜の襲撃には何者かによる明らかな意図がある」
タッタッタッタッタッタッ!!!!
ツグルが青い顔をして部屋へ飛び込んで来た。
ツグル「セリアがいない!!、、、セリアがいないんだ!!どこにもいない!!!」
トゥール「なんだって!?」
全員が部屋を飛び出した。
人々は昨夜の出来事について、頭の整理が追いついていなかった。
クッキー「そもそも何で今更攻撃を仕掛けてきた?スラム街なんて潰そうと思えばいつだって潰せただろう?」
チャンカメ「こんな大変な時にネギッチャはどこに行ってるんだよ!!」
メッシ「分からないことだらけだ、銃撃戦で負傷した者はいるが、圧倒的に怪我人が少ない、全滅してもおかしくないシチュエーションだった」
中央広場には反乱軍が集合していた、その真ん中で主要メンバーが会議をしている。
ブルン!!ブブブブブ
そこへバイク音と共にネギッチャがやってきた。
ネギッチャ「何があった?」
チャンカメ「あのな!!大変だったんだぞ!!」
ネギッチャ「何が?」
クッキー「どこに行ってたんだよ、ネギッチャ」
ネギッチャ「昨夜は髑髏山に行ってた」
チャンカメ「こんな時に、何して、、」
メッシ「両親の命日か」
メッシの言葉にネギッチャは静かに答えた。
ネギッチャ「そうだ」
クッキーが昨夜の出来事を簡潔に説明し、ネギッチャは状況を確認するために歩き始めた。
それぞれのグループ毎に生存確認をさせ、ネギッチャはあることに気が付いた。
ネギッチャ「ネアはどこだ?」
そういえばネアがいない、と皆が騒めきだす。
ネギッチャは血相を変えて一つ一つの家を探し出した。
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ツグル達も昨夜の出来事を話し合っていた。
カナメル「大将サチヨが?」
フルネス「そうだ、彼女がいるということは重大な任務であることは間違いない」
カナメル「へぇ」
カナメルは魔術書[希少な属性魔法]を読みながらぼんやりと答えた。
モモ「私どうしたら良いのか分からず、、、」
ダイス「俺も、一歩外に出たけど、何も見えねぇし砂嵐で目痛いし、とりあえず戦闘姿勢をとりながら屋内で構えてたわ」
ズミ「それで良いさ、フォールドーンの奴等は特殊なゴーグルをつけているから視界は良好、戦っても圧倒的に不利だからな」
ズミ、タチキ、キャノンは呑気にカードゲームをしていた。
マツ「こんな時にカードゲームですか、、」
胡座をかいて座り込む三人を眺めて、マツは軽蔑を込めて呟いた。
あることに気付いたドラが口を開く。
ドラ「あれ、セリアさんは?あ、ツグルさんもいないっすね」
モモ「セリアは昨日ネアちゃんのところにお泊まりするって言ってたよ。ツグルは砂嵐の中セリアを探すって言って飛び出して行ったよ、どこがネアちゃんの家かも分からないのに」
ドラ「なるほど」
納得と言った具合にドラが拳をポンっと叩いた。
フルネス「ちなみにタクティスさんは昨夜の襲撃で埋もれている人がいないか捜索をしている」
カナメル「で、トゥールとムーはどこに行ったの?」
ダイス「あの二人はいつもいないじゃん!!」
ケラケラと笑うダイス。
フルネス「確かにそうだが、流石にこの状況だ、ムーさんはともかく、トゥールは一目散にここにやって来そうだが」
ガチャ!!!
勢いよく開いた扉に、一同は驚いた。
そこには血と砂にまみれたトゥールとムーがいた。
ズミ「おかえり」
トゥール「ただいま!!飛ばされた!!状況は?」
フルネスが細やかに状況を説明する。
説明が終わるか終わらないかのところでカナメルが割って入った。
カナメル「ちょっと待って、飛ばされたが気になり過ぎるんだけど」
ムー「言葉の通りだ、僕たちは別々の場所へ飛ばされた。僕はフォールドーン帝国の東門、トゥールは西門だ」
トゥール「何者かに触れられた瞬間、気付いたらそこにいて銃弾の雨が降ってきた」
ムー「全員殺し尽くしてやったぜ」
ムーがニヤリと笑う。
マツ「お二人の服の汚れは、返り血ということですね。お怪我はありませんか?」
トゥール「怪我は無し!相手は全てただの兵士だったからね、多分だけど、あれは時間稼ぎだったんじゃないかな?」
ムー「僕もそう思う、昨夜の襲撃には何者かによる明らかな意図がある」
タッタッタッタッタッタッ!!!!
ツグルが青い顔をして部屋へ飛び込んで来た。
ツグル「セリアがいない!!、、、セリアがいないんだ!!どこにもいない!!!」
トゥール「なんだって!?」
全員が部屋を飛び出した。
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