祝福ゲーム ──最初で最後のただひとつの願い──

エピローグ 夢のつづき

あとがき

　はじめての方はこんにちは！
　またねの方は２年間、長らくお待たせしました。

　今回は作者ミステリーに初挑戦！
　いや……、本当にミステリーなの？　これ？
　探偵も殺人事件も起きないし、日常系の謎でもない。
　タグにＳＦ系と付いているけど、サイエンスはどこ！？
　というか、ミステリーでハッピーエンドを！？
　そう思われても仕方がないです。
　ですが、ご安心下さい。
　本作は安心安全のハッピーエンド仕様でございます。

　ミステリーなの？　と問われる読者お客様もいらっしゃいますが、最初に謎を提示して、その謎に到達するまでを論理的に書けばきっとミステリーに違いありません。
　いや、これがミステリーでなければジャンルは何になるというのだ。
　うん、これはミステリーだ。
　私がそう決めた。

　というわけで、本作は立派なミステリーです。
　タイトルで最初の謎はまるわかりじゃーん。
　というツッコミは甘んじて受けます。
　冒頭の”最後の勝利者”が予想出来ていても、
「どうやってそこにたどり着くの！？」とか
「こんな敵、どうやって倒すの！？」とか
「えっ！？　この状態からハッピーエンドを！？」
　というのを全て　「できらぁ！」　で乗り越えていくのが本作のコンセプトですから。

　……苦労しました、とっても。
　最初の夢オチはともかく、タイムリーパーをどうするのとか、絶対無敵で石橋を叩いている相手を出し抜くギミックが出てこない。
　何か月も頭をグルグルさせて、最後のキーとなる”最恵国待遇”にたどり着いた時は自分が天才だと思えたくらいです。（駄文ぶり２回目）
　でも、ミステリーというのは非常に人気で作品も多数あるジャンルです。
　この作者のアイディアも他の誰かが既に書いているかもしれない！
　そして、世界の全てのミステリーのギミックを知るのなんて不可能！
　くっ！？　どうすればいい！？　
　どうしようもないので書くしかない！
　作者の勇気ズノーが世界初だと信じて！！
　というソードマスターのノリで書き上げました。
　一応、昨今のチートスキルがあふれるＷｅｂ小説界で『チートスキル”最恵国待遇”で俺だけ全能！！』みたいな作品を書いた人がいないか検索しましたよ。
　アルファポリスとなろうとカクヨムで。（２０２４年３月現在）
　なんと！　ほぼヒットしない！！
　ヒットするのはカクヨムの中だけで、それもちらっと本文に書かれただけ！
　これで勝つる！　これを発表するなら今しかない！　
　こうして本作は生まれました。

　あとは読者の方に面白いと思って頂けるだけです。
　簡単なようで、これがとてつもなく難しい。
　もちろん、本編には作者の推敲で見つからなかった穴がいっぱいあると思います。
　リアリティ的にはちょっとという部分もあります。（エゴルトの権力が強すぎだったり）

　ですが、作者は好きなのです。
　この発想はなかった！　とか
　ここでこれがこうくるか！？　とか
　最後まで頑張った者が報われる　とか！
　本編に散りばめられた伏線が頭の中でカチカチカチをはまっていくと最高！！
　そして、そんな作品を書きたい！　書いちゃう！　書くのだ！
　本作はそんな作者の趣味全開で書き上げました。
　
　もし、読者の方も同じように本作が面白いと思って頂けると幸いです。
　
　次回はどんなジャンルがいいかなー？
　作者の頭は固いですが、実は新しいもの好きだったりもします。
　ではまた次回作でお会いしましょう！！