1976年生まれ、氷河期世代の愚痴

相田 彩太

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第6章 氷河期と、氷河期が氷河期となったわけ

その2 氷河期博士と! ユキちゃんの! 日本氷河期誕生!

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さて、世紀末にかけて崩壊していく経済について語るぞい。
これがバブル開始時期から現在までの日本の企業倒産件数と負債総額のグラフじゃ


(出典:東京商工リサーチより作者作成)


これは酷い!
特に1997年以降!


うむ、注目すべきは負債総額じゃ!
これは元々経営体力の弱い中小企業だけでなく、大企業も破綻していった事を示しておる。

2008年のリーマンショック時も大型倒産のせいで負債総額が突出しておるが増えておるが、この世紀末はその2倍近い負債総額となっておる。


しかも! 監査法人が『適正』と判断した財務諸表で資産超過だった会社が、実は債務超過で経営破綻したという会社も続出したのじゃ。


『監査法人仕事しろ』状態ね


あの会社も危ない、この会社も危ない、銀行はもっと危ない。
こうなれば公務員しかない!


みんながそう考えたせいで公務員人気が爆発する。
これが当時の国家Ⅰ種(一流大卒向け)と国家Ⅱ種(大卒向け)の倍率じゃ。
特に国家Ⅰ種は至難となったぞい。




※人事院 年次報告書 長期統計等資料(2017)より作者作成


こんなん合格できる気がしない!


そして……氷河期は最盛期を迎えるのね。


その通りじゃ


氷河期博士と!


ユキちゃんの!


日本氷河期誕生!


誕生させなくていいから! それは!


おお! ひとつ重要な事を言い忘れておった!


なになに? なにかいいことかな?


199X年に世紀末救世主伝説でもあったの!?


いや、今までとあまり変わらない事なのじゃが……


あっ(察し)


この破綻した『日本長期信用銀行』『日本債権信用銀行』じゃが、ご多聞に漏れず粉飾決算をしておったぞい!


もうだめだー!


ああ……だから……救いようのない世紀末に……



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