296 / 411
第十章 躍進する物語とハッピーエンド
八百屋お七とごはんさん(その1) ※全4部
しおりを挟むこの世で死んだモノのたましいはあっちにいく。
正しくはかくりよっていうんだ。
それで、かくりよにいったあとは、いろんな死後の国にいく。
天国とかじごくとか、ごくらくとか、とこよとか、ヴァルハラとか!
あ、転生してこっちにもどってくる人もいっぱいいるよ。
ごくらくとか天国とかにいくにはいいことをいっぱいして、とくポイントをためなきゃいけないからね。
もういっしゅうして、ポイントをいっぱいためるんだ。
でも、気をつけてね。
わるいことをいっぱいすると、こわーい死神さんにじごくとかHellにつれていかれるからね。
それが世界の決まり。
今日も死神さんは遠足の先生みたいにハタをふって、たましいをかくりよへつれていく。
だけど、中にはまいごになっちゃったり、ダダをこねてかくりよへいかない人もいるんだ。
ボクはそんな人たちをかくりよへいくおてつだいをしている。
ルールは守らなくっちゃだめだよね。
でも、ルールを守らない人にもいろんな理由があるみたい。
みれんとか心のこりとか、うらみつらみってこわーいのもあるよ。
あとは……たいせつなやくそくとか……。
ボクは紫君。
ヤマタノオロチと”やをとめ”の女神の子!
ボクのちからはママとおそろいの鎮魂!
◇◇◇◇
「たーすーけーてー! たーまーこーさーん!」
ドアのベルもならさずにお店に入ってきたのは、ヒラヒラでまっくろなかっこうのおねえちゃん。
うわー、おっきいカマ!
あれってデスサイズっていうんだよね。
橙依おにいちゃんがプラモでおしえてくれた。
「あ、アズラさんこんばんは。そんなに慌ててどうされました?」
「珠子お姉ちゃん、おともだち?」
「ええ、夏にあたしが迷い込んだ幽霊列車で知り合った”死神車掌”のアズラさんです。地上で仕事をするときは備品の鎌が支給されるって話でしたから、今日は地上勤務ですか?」
あー、死神さんか。
バスガイドさんみたいにたましいを連れていったり、わるーいたましいをカマでばっさりやる”あやかし”だよね。
「たすけてほしいんです! あたしではもう、どうしようもなくってー、なくってぇー!」
死神のアズラさんはカウンターテーブルでオヨヨ。
めずらしいね、死神がなくなんて。
死神さんってとっても強いんだよ。
橙依おにいちゃんが言ってたけど、
『……死神は”死”の属性。死属性持ちは自分があえて姿を見せなければ、他者から見られることも感じられることもない。そして即死攻撃を繰り出してくる。戦わないほうがいい。チート』
なんだって。
死神が見える人もあやかしもめったにいないんだって。
ボクは見えるよ! エッヘン!
この前、パワーアップしたからね!
「まあ落ち着いて凍梨でもいかがです」
「これは……毒リンゴですか!?」
珠子おねえちゃんが出したのはまっ白なおさらの上のまっ黒リンゴ。
「白雪ひめが食べそうなリンゴ! これなーに? 本物のどくリンゴ?」
ボクはジャンプでカウンターにぴょこん。
「違いますよ。毒リンゴじゃありません。これは凍らせた梨、中国のデザートで凍梨です。読んで字の如く凍らせた梨です。中国の東北部では冬の伝統的な食べ物です。はい、トンッ」
おねえちゃんがどくリンゴ、じゃなかったこおったカチンコチンのナシのまん中を指でトンッ。
パタタタタ
「あー、すごーい! 食べやすい形になったー!」
「ふふふ、事前にくし切りにして、くっつけておいたの。これって結構、包丁技術がいるんだから」
おねえちゃんは、むねをはってエッヘン。
「これっておいしいのかしら?」
「皮は黒かったけど、中は白いよ。ボクはへーき、いっただきまーす」
ちょっとつまみぐいみたいだけど、おねえちゃんが何もいわないからいっか。
いっただきまーす。
ボクのとなりで死神のおねーちゃんもいっしょにカチコチのナシをパクッ。
ザクッ、シャリッ
シャリッ、ジュワッ
「あまーい! シャーベットみたーい! おいしー!」
これって、あれだよね、半分こおっているやつだよね。
カチコチかと思ったけど、シャリっとしていてアイスバーみたいにザクッとしたかんじ。
そしてお口でとけた実からはつめたーいジュースがジュワー。
「あまいです! これって普通の梨よりずっと甘い! それに半分凍っているからシャーベットみたい。梨のシャリシャリ感とは違った食感が最高!」
「この凍梨は梨を凍らせることで糖度が上がるんですよ。フレッシュな梨の糖度は12度前後ですが、この凍梨は15度近くになります。これは冬はマイナス20℃にもなる中国東北部の昔からの知恵なのです。秋に収穫した梨を屋外で保存することで、皮は色は真っ黒に、そして味は最っ高に変わるんです」
へー、マイナス20℃ってあれだよね。
れいとうこより寒いってことだよね。
「さらにビックリ! この凍梨を常温で完全に解凍したものがこちら! はいっ! プロレスラー!」
おねえちゃんが、まっ黒なナシを手でギュッ。
するとそこから、ジュバーっとナシのジュース。
「すごーい! おねえちゃんゴリラー!」
「んもう、ゴリラじゃありませんってば。これにはちゃんと秘密があって、凍らせたことで、梨の細胞内の水分が膨張して細胞を壊すの。それを解凍することでスポンジのように柔らかくなるってわけ。高野豆腐と似たようなものよ」
へー、そうなんだ。
「そして、梨のジュースに凍ったままの凍梨のくし切りとひとつ、そしてリンゴのブランデー”カルヴァドス”を注げば……、はいっ珠子特製カクテル! 梨と林檎がペアになったApplePeatPairの完成ですっ! さ、どうぞ」
そう言っておねえちゃんは軽くひと回ししたグラスをボクと死神のおねちゃんの前にトン、トン。
うーん、いいにおーい。
リンゴのお酒のにおいと、あまーいカチコチのナシジュースのかおり。
コクッ
コクン
「あ、これすきー、だいすきー!」
「ふあっ! おいしいっ!」
ボクはこのカクテル”アップルペアペア”をのんでニコニコ。
さっきまでこまった顔の死神のおねえちゃんもニッコリ。
「ナシのジュースとリンゴのおさけがまじってるのに、まじってない。ひと口でふたつのあじー」
「これって梨の爽やかな甘味とカルヴァドスの濃厚な甘味が口のなかで代わる代わるやってきて、それでいて口当たりはスッキリ! こんなの初めて!」
「秘密はシェイクではなく軽くステアで出した所ですね。凍梨のジュースとカルヴァドスが完全に混じり合わず、そのふたつの層が交互に味わえるんですよ。珠子流料理割烹は息も吐かせぬ二段攻撃!」
「やーらーれーたー」
「ふぅー、やられちゃったぁ」
ボクは珠子おねえちゃんのスペシャルカクテルにぐえー。
死神もおねちゃんも、ちょっと上を向けてニコニコのやられ顔。
「どうですアズラさん。少しは落ち着かれましたか?」
「はい、ひと息つきました。すみまんせん、いきなり取り乱して出現してしまって」
「それで、いったいどうされたのですか? あたしに助けを求めるだなんて。またイールさんと揉めたりしたんですか?」
「いえ、イールさんとの関係は良好です。今、問題なのは死神研修の課題なんです」
けんしゅう? かだい?
じゅぎょうとしゅくだいみたいなものかな?
「研修とはこれまた会社的な。それでその課題ってどういったものなのですか?」
「死神研修は死神の資格を維持する研修です。あなたたち人間の社会での教員免許更新のようなものです。この研修をクリアしないと……」
「しないと?」
「クリアするまで追加研修を受け続ける羽目になっちゃうんですぅ~!」
そういって死神のおねえちゃんはヨヨヨ。
あー、しゅくだいをやらないと、いのこりじゅぎょうになっちゃうんだね。
それはたいへんだねー
「なんだ、その程度ですか」
「その程度じゃないです! 追加研修中は各種手当も付かなくなって、給料も基本給にまで下がっちゃうんですよ!」
「はぁ」
「『はぁ』じゃありません! いいですか! 死神は神手不足なんです! 人間が大量に増えたせいで魂を幽世に導く業務はてんやわんや! あたしひとりが欠けただけで現世の魂は大渋滞! 死者の魂で地上が大混乱になってしまうんですよ! 人身事故で電車が止まった中央線の駅のホームみたいに!」
「それは……ちょっと困りますね」
あー、ボクしってる。
じんしんじこがあると、駅がいっぱいいっぱいになるんだよね。
おこっている人とかあわててる人とかが、いーっぱい。
「ちょっとですか……、わかりました! お礼を用意しましょう! というか、こうなると思って用意していました。現代のお金はありませんが金目の物ならあります。これでいかがですか?」
死神のおねえちゃんがカウンターの上においたのは金のコイン。
「あー、それって宝ばこに入ってるやつー! ボクはじめてみたー!」
金のコインチョコはボクも好きなおやつだけど、これってきっと珠子おねえちゃんが好きなやつ。
「地上の平和を守るのは料理人の務め! この珠子、微力ながらお助けしましょう!」
「それでこそ珠子さんですっ!」
珠子おねえちゃんがガシッと死神のおねえちゃんの手を取り、おめめがメラメラ。
まったく、おねえちゃんったらゲンキンなんだから。
でも、おもしろそー!
◇◇◇◇
「それで、課題というのはどんなものなんです?」
「むずかしいの? ぶんすうのわりざんくらい?」
「そんなレベルじゃありません! 今まで誰もクリアしたことがないくらいですっ!」
「それじゃ、死神のおねえちゃんがいちばんのりだね。やったぁ!」
いちばんっていいよね。
「前向きなボクがうらやましいです……」
「まったく、こうなったのはアズラさんの自業自得でしょうに」
「あ、イールさん。こんばんはー」
「こんばんは珠子さん。お久しぶりですわ」
またひとりおねえちゃんがやってきた。
外国の人みたいな金のクルクルなかみがた。
あれって、あれだよね、たてロールってやつだよね。
「イールさん、研修課題は終わったのですか?」
「ええ、ついさっきトンネルの悪い地縛霊をズバッと。サリーさんとエルさんも終わらせたって聞きましたわ」
たてロールのおねえちゃんがデスサイズをヒュン。
「えー、それじゃ課題が出来てないのって、あたしだけー。いいなー、悪霊だったら強引に刈り取れるのに」
「アズラが悪いのよ。ま、諦めて追加研修を受けることね」
たてロールのおねえちゃんがフフン。
「うーん、あたしよく事情がわかっていないんですが……」
「ボクもわかんないよー」
かだいって、わるーいじばくれいとかをやっつければいいのかな?
「課題は地上に不法滞留している魂を幽世へと連れて逝くことですわ。でも、無差別ではなく、死神研修教官が指定したリストからひとりを選んで担当しますの」
そう言って、たてロールのお姉ちゃんは1まいの紙をペラッ。
「あーそれしってる。”てはいしょ”ってやつでしょ。海ぞくとか、アウトローとかの。マンガとかアニメでみたー」
紙にはお顔の写真と名前、あと数字。
「そうですわ。長年地上に留まり続ける人の魂の手配書。わたくしたち死神の仕事のひとつは規則を破って地上に留まり続ける魂の送葬がありますの。普段はその業務を担当していない死神も送葬の腕が錆びないように10年に1度、実務研修がありますの」
「なるほど、アズラさんに渡った手配書はものすごく強くて危険な悪霊なんですね」
「そっちの方がずっとマシです~! 力づくでならどんなに楽か!」
珠子お姉ちゃんの言葉に死神のお姉ちゃんがお首をフルフル。
「どういうことです?」
「規則があるんです。鎌で刈っていい魂は生前や死後に一定以上の悪行を成した魂だけなんです。そうじゃない魂は説得して幽世までお越し頂く決まりなんです」
「ちなみに悪霊としての強さなら、わたしくが刈ったのがリストの中で一番でしたの。ふふふ、実はあまり強い悪霊はリストに入っておりませんのよ。そういうのは悪霊刈りを業務にしている方の仕事ですから。ま、所詮は研修ですわ」
たてロールのお姉ちゃんはフフフン。
「なるほど、力づく以外の方法でアズラさんのリストの方を成仏頂かないといけないってことですね」
「そうです。お願いです、助けて下さい!」
「それならあたしより適任がいますよ。紫君の鎮魂の権能なら、お茶の子さいさいですよ。ねっ」
「はーい!」
おねえちゃんの声にボクは大きくおへんじ。
「えっ!? あの失われし八稚女の鎮魂の権能を持っているんですか? この子が!?」
「うん!」
「言われてみれば、そこはかとなく権能を感じます……。ね、ねぇボク、お菓子あげるからお姉さんの仕事を手伝ってくれない?」
死神のお姉ちゃんのポケットからペロペロキャンディがニュッ。
「……アズラ、あんたヤバイお姉さんみたいよ」
「そうですね。ちょっと犯罪チックです」
たてロールのお姉ちゃんはフゥとためいきをついて、珠子おねえちゃんがフフとわらった。
0
お気に入りに追加
94
あなたにおすすめの小説
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
OL 万千湖さんのささやかなる野望
菱沼あゆ
キャラ文芸
転職した会社でお茶の淹れ方がうまいから、うちの息子と見合いしないかと上司に言われた白雪万千湖(しらゆき まちこ)。
ところが、見合い当日。
息子が突然、好きな人がいると言い出したと、部長は全然違う人を連れて来た。
「いや~、誰か若いいい男がいないかと、急いで休日出勤してる奴探して引っ張ってきたよ~」
万千湖の前に現れたのは、この人だけは勘弁してください、と思う、隣の部署の愛想の悪い課長、小鳥遊駿佑(たかなし しゅんすけ)だった。
部長の手前、三回くらいデートして断ろう、と画策する二人だったが――。
吉祥寺あやかし甘露絵巻 白蛇さまと恋するショコラ
灰ノ木朱風
キャラ文芸
平安の大陰陽師・芦屋道満の子孫、玲奈(れな)は新進気鋭のパティシエール。東京・吉祥寺の一角にある古民家で“カフェ9-Letters(ナインレターズ)”のオーナーとして日々奮闘中だが、やってくるのは一癖も二癖もあるあやかしばかり。
ある雨の日の夜、玲奈が保護した迷子の白蛇が、翌朝目覚めると黒髪の美青年(全裸)になっていた!?
態度だけはやたらと偉そうな白蛇のあやかしは、玲奈のスイーツの味に惚れ込んで屋敷に居着いてしまう。その上玲奈に「魂を寄越せ」とあの手この手で迫ってくるように。
しかし玲奈の幼なじみであり、安倍晴明の子孫である陰陽師・七弦(なつる)がそれを許さない。
愚直にスイーツを作り続ける玲奈の周囲で、謎の白蛇 VS 現代の陰陽師の恋のバトルが(勝手に)幕を開ける――!
【完結】身を引いたつもりが逆効果でした
風見ゆうみ
恋愛
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
五歳の時から、側にいた
田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。
それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。
グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。
前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。
美味しい料理で村を再建!アリシャ宿屋はじめます
今野綾
ファンタジー
住んでいた村が襲われ家族も住む場所も失ったアリシャ。助けてくれた村に住むことに決めた。
アリシャはいつの間にか宿っていた力に次第に気づいて……
表紙 チルヲさん
出てくる料理は架空のものです
造語もあります11/9
参考にしている本
中世ヨーロッパの農村の生活
中世ヨーロッパを生きる
中世ヨーロッパの都市の生活
中世ヨーロッパの暮らし
中世ヨーロッパのレシピ
wikipediaなど
辺境伯へ嫁ぎます。
アズやっこ
恋愛
私の父、国王陛下から、辺境伯へ嫁げと言われました。
隣国の王子の次は辺境伯ですか… 分かりました。
私は第二王女。所詮国の為の駒でしかないのです。 例え父であっても国王陛下には逆らえません。
辺境伯様… 若くして家督を継がれ、辺境の地を護っています。
本来ならば第一王女のお姉様が嫁ぐはずでした。
辺境伯様も10歳も年下の私を妻として娶らなければいけないなんて可哀想です。
辺境伯様、大丈夫です。私はご迷惑はおかけしません。
それでも、もし、私でも良いのなら…こんな小娘でも良いのなら…貴方を愛しても良いですか?貴方も私を愛してくれますか?
そんな望みを抱いてしまいます。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 設定はゆるいです。
(言葉使いなど、優しい目で読んで頂けると幸いです)
❈ 誤字脱字等教えて頂けると幸いです。
(出来れば望ましいと思う字、文章を教えて頂けると嬉しいです)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる