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第九章 夢想する物語とハッピーエンド

八百比丘尼とクワイ(その3) ※全4部

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□□□□

 そこは晩秋を感じる風景。
 枯草と落ち葉が大地を満たすころ。
 広い湿地の中の緑乱りょくらんさんをあたしは見ている。

 「ねー、緑乱りょくらん。今日も沼で泥遊びー?」

 そんな緑乱りょくらんさんに声を掛けるのはひとりの女性。
 その顔には見覚えがる。
 少し幼さと純朴さがあるけど、まぎれもない八百比丘尼さんの顔。
 緑乱りょくらんさんは、きっと時をさかのぼったのだ。
 橙依とーい君には一日をやり直せるあの日をもう一度ワンモアデイズというスゴイ能力ちからがあることをあたしは知っている。
 それと同じ事を、ううん、それよりもっとスゴイ事を緑乱りょくらんさんはした。
 緑乱りょくらんさんは過去に戻って八百比丘尼さんの運命を変えようとしている。
 いや、きっと、変えた記憶を夢で見ている。

 「泥遊びじゃねぇっての、おはち。これでも働いてるんだぜ。こいつを育てるための雑草取りとかよ」
 「育てるって”ゑぐえぐ”でしょ」
 「この時代ではそう言う名かもしれねぇが、こいつはクワイってんだ。1年でかなり増えたぜ」

 山から流れる沢からの水でグシャグシャの湿地を示して、緑乱りょくらんお兄さんは言う。
 そこに広がるのはYの字のような、子供が狐のお面作りに使いそうな植物の葉。
 クワイの葉だ。
 あたしは知っている。
 クワイはかつて救荒作物のひとつとして栽培され、保存もくので人々を飢えから救った歴史がある事を。
 緑乱りょくらんお兄さんは、時を超え、クワイを使ってこの村を飢饉から救おうとしているのだ。

 「それより大麦の植え付けは終わったか?」
 「おわったよー、二回目だからね。まくだけだから、田植えする稲よりかんたーん。緑乱りょくらんが教えてくれたおかげ」
 「よーし、年が明けたら麦踏むぎふみを忘れんな」
 「はーい。それよりご飯だよ。おっとうとおっかあが待ってるから早くー」
 「うーい」

 それは、まるで映画のよう。
 流れるように風景が変わり、ふたりは家に帰る。
 家……というか竪穴式住居。

 「うわー、珠子ちゃんあれってTVで見た弥生時代の家じゃない」

 アリスさんの言う通り、あれは縄文時代や弥生時代の家。
 だけど、あたしは知ってる。
 この時代になっても、農民は床などない土の上で生活をしていたことを。
 その中で4人、ううん3人と緑乱りょくらんお兄さんは土器を囲んで食事をしている。
 
 「緑乱りょくらんさんが来てくれて助かりましたわ。おかげで今年は飢えずにすみそう」
 「ああ、この大麦を煮たのでも食べれば力が出る」
 「へへ~、いきだおれの彼を見つけた私に感謝しなさい」
 「へいへい。あんがとよ。ま、おふくろさんの優しさと、おやっさんの育て方のおかげさ」
 「本当に助かりましたわ。大麦の種を持ってきて、いきなりこれを秋の田に植えろって言われた時はどうしようかと思いましたもの」

 ズズッと木の器と匙で大麦の粥を食べながら、母親とおぼしき女性は言う。

 「米はようで取られてしまいましたが、春に収穫したこの大麦はそれを逃れて残りました。おかげで今年は村のみんなにも種をわけてあげれましたし、来年はもっと大麦が収穫できそうです。それに私ひとり分ですが、新しい都での労役を免れる税を納められました」
 「そいつは良かった。で、郡司や郷長の取り立ては厳しいままかい?」
 「ええ、奈良の都造りが終わらない限り厳しいままでしょう」
 「続くだろうな、しばらく……」

 緑乱りょくらんお兄さんは何かを知ってるかのようにポツリと呟く。
 あたしも心当たりがある。
 八百比丘尼さんが話してくれた物語の中に登場した奈良の都造り。
 それは西暦710年の平城京遷都。
 この時代の税金、調ちょうよう、それに雑徭ぞうようで農民の困窮は極まっていた。
 その困窮っぷりは後の万葉集で山上憶良やまのうえのおくら貧窮問答歌ひんきゅうもんどうかとして歌にむほど。
 
 「まあ、何とかやってみますよ。海で貝や魚を取って干しておけば食べられますし。これも取られてしまいますが……」
 
 家の屋根からぶら下がる干し魚を見て、父親とおぼしき男性が力なく笑う。
 過去に跳んだおじさんは、運命を少し変えた。
 父親が奈良の都の建造の労役で、事故で死んでしまうという運命を。

 そして、季節が移ろい、再び秋。
 緑乱りょくらんお兄さんはお八さんと一緒にカゴいっぱいのクワイを抱えて山から下りてくる。

 「へへ、”ゑぐ”いっぱい取れたね」
 「ああ、やっと収穫できるくらいになった。これからはこいつも立派な食料になるぜ」

 そう言いながら、ふたりは山の沢から家路へと向かう。
 
 「おや、ありゃ郷長さとおさと……」
 「郡司様だわ!? 何かあったのかしら、おっとうと何か話をしているみたいだけど」
 
 八百さんが示す通り、偉そうなふたりがお八さんの家の前に立っていた。

 「そんな! 米や干し魚だけでなく、大麦も徴収するのですか!?」
 「そうだ。国司様の蔵に収めよ」
 「うちは定められた量を収めております。それでも、さらに納めなくてはならないのですか?」
 「この村全体、いや国全体で税として納めるべき穀物が不足している。連帯で納めるべきだと国司様のご命令だ」

 聞く耳は持たない、そんな風に男は言い放つ。
 きっとこの男が郡司で、隣の小男が郷長ね。

 「足りぬなら、他の戸と同じように、奈良の都の建造に働いてもらうぞ」
 「この村の男の大半は雑徭ぞうようとして新しい都に行ってしまいました。さらに私まで行ってしまうと、春に向けての田や畑の世話をする者がいなくなります。私はさとのみんなから留守を頼むとお願いされたのです」
 「なら、他の戸の分も穀物や干し魚で納めねばな」
 「いやぁ、お前さんの言い分ももっともだが、決まりは決まり、さと全体で力を合わせるべきじゃ」

 郡司と郷長はそう言っていやらしそうな笑みを浮かべる。

 「なんだい、何かあったのかい?」
 「誰だお前は?」
 「お前は流れ者の……」

 税について言い争っている中に、緑乱りょくらんお兄さんが会話に割って入る。
 
 「郡司様、こやつは旅の僧という話で、この戸に入り浸っている者です。さとの者に大麦を育てるのをすすめたり、食える草を教えたりしております」
 「なるほど、その服や智慧ちえはどこぞの寺の者か?」

 郡司からの問いに緑乱りょくらんお兄さんは少し考える素振りを見せる。

 「えっと……、俺は寺なんか持たねぇ、ただの根無し草さ。緑乱りょくらんと呼ばれているがな。師は薬師寺の行基ぎょうぎ上人しょうにんってやつだったかな」
 「ぎょうぎ? 誰だそれは、そんなの知らぬぞ……、郡司様?」

 行基という僧の名を郷長は一笑するけど、郡司の男は真剣な顔。

 「……国司様から聞いたことがある。奈良の薬師寺の行基という僧が、方々ほうぼうを巡り井戸を掘ったり橋を作ったり、開墾かいこんを促したり農民たちの力になっていると」
 「そうそう、よく知ってるね。そんな感じさ」

 緑乱りょくらんさんったら、大ホラを。
 確かにこの平城京遷都の未来に起きる奈良の大仏建立の時、行基という高僧が中心的役割を果たすけど、その名をかたるだなんて。

 「とまあ、このさとを豊かにするってのが、俺の使命でね、それでしばらくこの家に厄介になってるってわけさ」
 「わかった、お前のことはいい。だが、こいつらはちゃんと納めてもらうぞ。穀物や干し魚の他にこの地の特産があればそれも納めるといい。ん、それは?」

 郡司の視線が八百さんの持つカゴのクワイに集中する。

 「それは……”ゑぐ”か? うまそうだな」
 「あーダメダメ。この地じゃよく育たなくってね。味は郡司様に食べさせるようなものじゃないね」

 いやはや駄目だ、出来が良くない。
 そんな風に緑乱りょくらんお兄さんはかぶりを振る。
 
 「嘘を言え、ゑぐはシャリシャリと甘みがあってうまいはずだ。味が良ければこれも国司様の蔵に納め……」
 「きっと国司様の口には合わないと思うぜ。ほらよ、食ってみな」

 どこまでも取り立てる、そんな業突張ごうつくばりな口調の郡司の手にクワイが渡された。

 「色が薄いな」
 「この土地との相性が悪いみたいでね」

 郡司と緑乱りょくらんさんはそう会話を交わし、郡司は少し青みががった灰色のクワイを口に入れ、

 シャクッ……ぶべっ

 ひと口で吐き出した。

 「なんだこれはまずい! 変なエグミがあるぞ!?」
 「だから言ったろ。こりゃ郡司様の口に合わないってね」
 「ええい、変な物を食べさせおって! いいか! 追加の税をちゃんと納めるのだぞ! 食べ物の他にも布とかたまとか価値のありそうなのがあれば申し出せ!」
 「郡司様、そろそろ次の戸へ……」
 「む、そうだな。いいか! 隠しておったらただではすまんぞ!」

 郷長に促され、郡司は捨て台詞を残して戸の前から離れる。
 その背に緑乱りょくらんお兄さんが声を掛けた。

 「郡司様よぉ。宝かどうかは知らんが、その郷長の家にゃ不老不死の薬になるって話の”人魚の肉”ってのがまつってあるそうだぜ。国司様への進物くらいにゃなるんじゃねぇのか」
 「なにっ!? それは本当か?」
 「さあ? 俺も不老不死になった人間ってのは出会っちゃいねぇ。だが、その肉は何年経っても腐らねぇって話だとよ」
 「こ、こいつ! どこでその話を!」
 「いや、よく申してくれた。郷長、予定変更で次はお前の家に行くぞ」
 「そ、そんな郡司様、あの伝説はきっと嘘で……」

 郡司と郷長はそんなやりとりを続けながら、お八さんの家から去っていった。

 「ああ、どうすればいいんだ。米も麦も取られてしまったら、冬の食べ物が、さとのみんなの家の女や子も飢えてしまう」
 「ああ、そこんとこだけどよ」

 頭を抱える父親を前に、カゴいっぱいのクワイを見せる。

 「とりあえず、こいつでも食べて考えようじゃなねぇか。美味い食べ方は……、そこの嬢ちゃんが教えてくれるさ」

 そう言って、緑乱りょくらんお兄さんはニコッとした笑顔で振り向いた。
 緑乱りょくらんお兄さんは、緑乱りょくらんおじさんになっていた。
 
□□□□

 「あっ、これおいしい! ホクホクしてて」
 「そう! これが正しいクワイの調理法ですっ! アクが強いので一度煮たら、その煮汁を煮こぼして、も一度煮ます。もしくは皮を剥いて水に数時間さらして米のとぎ汁などで煮ます。米のとぎ汁がなければ、クズ米やクズ麦を砕いたのと一緒に煮るといいですよ」

 そうやってあたしが土器で煮たクワイは家のみんなに大好評。

 「ああ、これはうまい」
 「麦の粥がハレの日のごちそうみたいになったわ」
 「これがこんなにおいしくなるなんて、生で食べたらあんなにエグイのに」

 父親さんも母親さんもお八さんも、麦粥にクワイを入れただけの粗末な食事を『おいしい、おいしい』って食べる。

 「珠子ちゃんって、本当に料理が上手ね。あたしクワイっておせち料理でしか食べたことないけど、こんなに美味しいのは初めてだわ」
 「いやぁ、それほどでも。他の食べ方としては……じゃーん! 焼きクワイー!」

 あたしはクワイを皮のまま取り出す。

 「あっ、さっき食べれなかったやつ」
 
 そう、これはあの店から持って来たクワイ。

 「本当は網を使って炭火で焼くのがいいんですけど、今日はこの土間の火でも大丈夫っ! この平たい石にクワイを皮のままのせて、たき火の横に置いておくだけでオッケー! ちょーちょー簡単!」

 この奈良時代の農民の家では囲炉裏いろりどころかかまどすらない。
 石を並べただけのたき火による土器での煮炊きと串焼きが全てなのだ。
 たき火の熱気が石とクワイを熱し、やがて皮の一部が裂け、中からブシュブシュっと水分が漏れ始める。

 「珠子ちゃん。これってどうやって食べるの?」
 「少し焦げた皮を剥いて、中の白い部分を食べるんです。芽の部分を持つと食べやすいですよ」
 「こうかしら?」

 皮に生まれた切れ目から、アリスさんはペリペリとその皮をく。

 「あとは軽く塩を振って食べるだけです。塩なしでもおいしいですよジャガイモみたいで。あたしの田舎では冬の定番でした。ささ、どうぞ」

 あたしの手から父母とお八さん、そして緑乱りょくらんおじさんとアリスちゃんが焼きクワイを受け取る。
 あたしもいただこーっと。

 ホクッ、ホロッ

 たき火の熱で温められたクワイの皮を剥いて口に入れると、それはホクッとした歯ざわりで、ホロッと口の中で砕ける。
 ジャガイモの食感が近いかしら。
 しかも、これはあたしの予想した味とは違い、ほろ苦さとデンプン質の味が合わさって、口の中に喜びが広がる。
 ここ数日、あたしが食べてなかった、あたし以外の誰かが創った味。

 「おいしーい! このホクホクとした味に苦みが刺激になって、食欲をそそる!」
 「珠子ちゃんって、とっても素敵だわ! クワイにこんなに美味しい食べ方があったなんて、あたし知らなかった!」
 「うめぇだろ。嬢ちゃんたち、これは俺っちが八百と最後に食べた焼きクワイの味さ。塩をかけると、もっとうめぇぞ」

 そう言って緑乱りょくらんおじさんはパラパラと塩を焼きクワイにかける。

 「ああ、うまいな。あの時と同じ味だ。八百……」

 そっか、この味は緑乱りょくらんが八百比丘尼さんと最後に食べた焼きクワイの味だったんだ。
 夢の中の思い出で、あたしがクワイ団子を大量に食べるなんて干渉をしなかった本当の記憶では、決戦前にふたりは焼きクワイを食べていたんですね。

 「いつから、あたしたちの存在に気付いていたんです?」
 「この時代に跳んだあたりからかな。俺ひとりで跳んだはず、俺ひとりでしか跳べないはずなのに、付いてきた気配があったら考えちまうさ。そして気付いちまった……」

 そう言って緑乱りょくらんおじさんは、ちらりと横を見る。
 もう、父親も母親もお八さんも時が止まったように動いていない。
 
 「俺は……過去の記憶を夢見てたようだな」

 夢を見ている時、途中で”ああ、自分は夢を見ているんだ”と気付く時がある。
 緑乱りょくらんおじさんは、その状態になっているみたい。
 
 「ですね、とても悲しい夢を……」
 
 悪魔の木バオバブと一体化した八百比丘尼さんの姿を思い出し、あたしは呟く。

 「悲しい? そんなことはないさ嬢ちゃん。ほら」

 止まった時が動き出す、ううん、ビデオの一時停止が解除されたかのように、風景が、季節が動き出した。
 それは、緑乱りょくらんお兄さんが農作業をしていた湿地。
 いや、そこにあるYの印のような大きな緑の葉を見れば、そこがもう立派なクワイの栽培地であることは明白だった。
 
 『ここも立派な畑になったな。雑草取りが大変だったんだぜ』
 『うん、ここの”ゑぐ”があったからさとのみんなが冬を越せたわ。大麦も今年は豊作で、米の生育もいいし、税の取り立ては厳しいけど、これからも何とかなりそう』

 あたしの横で座っているのは緑乱りょくらんおじさん。
 前に居るのは緑乱りょくらんお兄さん。
 リビングでTVでも見ているように、あたしたちは緑乱りょくらんさんの記憶を見ている。

 「おじさんがこのさとにクワイを持ち込んだのは凄いですね。クワイはサツマイモに匹敵するくらいカロリーが高いんですよ。日本では救荒作物として栽培された歴史があります」
 「へぇ、そうだったのか。俺っちはたまたま懐に入れてたクワイを増やしただけなんだけどよ。これも御仏の慈悲の導きってやつかね」

 焼きクワイの中の懐かしさを感じているみたいに、緑乱りょくらんおじさんはしみじみと言う。
 
 「でも珠子ちゃん。あの郡司、生でクワイを食べようとしていたよ、これって生でも食べられるの?」
 「食べられませんよ。クワイはアクが強すぎて生食できません。郡司が言っていたのは似た別のクワイ、”クログワイ”、別名烏芋からすいもです」

 あたしは想像力ちからを働かせて、手の中にクワイに似た真っ黒で小さな球根を取り出す。

 「うわっ、くろっ!? これなら烏芋からすいもって呼んでたのもわかるわ」
 「これがクログワイです。クワイと似ていますが、クログワイはカヤツリグサ科、クワイはオダカモ科で違う植物です。クログワイなら生食可能ですよ」

 あたしがクログワイをアリスさんと緑乱りょくらんおじさんに渡すと、ふたりはそれを噛む。
 シャリッと音が聞こえ、ふたりはモグモグをクログワイを食べる。

 「あら、これって中々の味ね。ほんのりと甘みがあって、味の薄い梨か甘い蓮根って感じかしら」
 「そうだな。これなら郡司のやつが目を付けたのもわかるぜ。この時代には甘味なんて早々なかったからよ」
 「クワイもクログワイも湿地に育つ植物で地下茎を伸ばして塊茎かいけいを作って増えます。クワイの方が塊茎が大きく、カロリーも高いです。救荒作物としてはクワイの方が上ですかね」

 そういえばクログワイは日本に自生していて、奈良以前から”ゑぐ”という名で文献に登場するけど、クワイは奈良時代から平安初期に中国から伝わったとされていて、久和為クワイという読みが登場するのは平安時代からなのよね。
 クワイとクログワイが混同されている記述もあるし、この時期にクワイが日本に広がったのは間違いないけど……。
 ひょっとしたら、このさとが発祥だったりして。
 なーんてね。
 
 そんな日本の植生の歴史を思い出しながら、あたしもクログワイをシャクッとすると、記憶TVのシーンに動きが生まれる。
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