欧州物語 -1-

伊達政宗

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欧州編

欧州

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あ、しまった寝過ごした。

俺が伊達家に世話になり始めて一週間が経った。

朝は5時おきがどうも身に付かない。

朝は寝坊すると食堂の前で片倉小十郎にこっぴどく叱られる。

ちなみに今の所全日怒られて皆勤賞だ。

今日も怒られて清々しい朝を迎えた。

1日の流れは
朝のしつけ(怒)
朝食
稽古
昼食
勉強
休憩
稽古
風呂
夕食
就寝
と言う感じだ

風呂の時間では俺が一人で入っているところに政宗がいきなり入ってきたものだから、鼻血が出そうになった。

まぁ小十郎が政宗を外へ出したため難を逃れたが(運を逃したのかもしれない)。

とにかく政宗は変わった子だった。

朝の稽古は俺が剣術で政宗に圧倒されたものの昼の勉強では俺が圧倒した。

お互いに少しずつではあるが仲良くなり始めた。

しかし、ある日政宗が稽古に来なかった。

俺が気になって、政宗の部屋に行くと荷物をまとめている最中でこちらに気がついて手を止めた。

「おはよう政宗。どうかしたのか?」

「おはよ義光。ううんなんでもないよちょっと用事ができて...」

「出かけるのか。」

すると少し涙ぐんだ表情で

「ごめんね?義光...僕もしかしたら一生会えないかもしれないんだ。」

俺は好きな人を再び失うのかと思った。

「でも、もしよかったら...」

政宗の言葉が終わる前に後ろで障子を開ける音がした。

そこには小十郎がたっていて俺が喋る前に早口で

「義光、すまないな。政宗様は信長公の元へ人質家臣と言う形で出向くことになった。」

信長公は将軍家に近い駿河近江の今川義元をたった1/10の兵で打ち破ったほどの猛者だ。

その後も色々な政策をして、尾張は発展をつづけている。

「なぁ、小十郎。俺も付いて行っていいか?」

すると驚いた表情を一瞬二人が浮かべたが、小十郎は笑い

「政宗様を頼んだぞ?」

というと肩を叩かれた。

俺も二人に笑うと、自分の部屋へ戻り荷物をまとめた。

二人が出発したのはそれから2日後のことだった。











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