56 / 60
手紙の詳しい内容は… (オズワルドside) ★
しおりを挟む
リディアに見送られながら離宮を離れ、オズワルドは馬に乗ってタウンハウスへと戻る。
そして家に着くなり、リビングの椅子に座って、鞄に入っていた手紙を開けた。
(ふーん…。やっぱり、ロザリア嬢はリディア様のお茶会に参加するのか。しかも、『執事も連れて行く』とも書かれてある。…ん?手紙は、一つだけじゃない?)
ロザリアが書いた手紙の後ろにもう一枚何かがあり、オズワルドはその紙を取りして読む。
この手紙の内容を書いていたのは、まさかのアンディだった。
『拝啓 リディア王女殿下
初めまして。ロザリア・エンブレストの執事を務めさせて頂いております、アンディ・ライトナーと申します。
この度はとても素晴らしいお茶会に、ロザリア様をご招待して下さり、ありがとうございます。
ロザリア様も大変こちらの招待に喜んでおりました。とても嬉しい限りです。
ただ、実は今悩んでいる事がございまして、赤薔薇様にご相談をと思い、この場で手紙をしたためさせて頂きました』
(ん?悩んでいる事?どういう内容だ?)
オズワルドは首を傾げながら、ゆっくりと手紙の続きを読む。
すると、次の文にこんな内容が書かれており、驚きのあまり椅子からガタンと滑り落ちた。
『実は、オズワルド・ウェリントン騎士団長様に恋をしているのですが、どうやったらこの気持ちを消せますでしょうか?』
「…あ”っ!?わっ、わっ…おわあああああああああ!?」
今までよりも一番強い衝撃と驚きに、オズワルドの手がブルブルと震え、全身が火を噴くように熱くなる。
まさかアンディの内容が『オズワルドへの気持ちの消し方』だとは思わず、オズワルドは手紙を床に置いて両手を顔にあて、その場でゴロンゴロンと転がり始めた。
(うっわぁー!ヤッバいぞこれ!えっ、もしや俺とアンディ殿…いや、俺とアナベルは、りょ、両思いって事か!?うわぁ、うわぁ…うわあああああ!!なんでこの手紙をリディア様が俺に渡したのか、すっごく理解した!ま、待って!?こんな状態で、お茶会でアンディ殿を引き止められるのか!?無理じゃないか、これ!?しかもお茶会は一週間後!?心の準備出来てねぇ!)
アンディの手紙に泣きそうなほど嬉しいのに、この状態でアンディをお茶会で足止めする事が出来るのかと不安になったオズワルド。
それと同時に、自分の下半身が一際熱くなっているのも感じて、オズワルドはズボンと下着を下ろし、自分の反り勃った男性器を見つめた。
(…まだこれを見るのは辛いが、ようやく触って抜くことが出来た。…アナベルと付き合うなら、閨の事もしなくてはならない…。そしたらきっと、また吐き気を催すかもしれない。けど…)
どこよりも熱い目の前の赤黒いものに触れ、オズワルドはそれをゆっくり掴みながら上下に擦り始める。
頭に思い描くのは、裸の姿になったアナベル。彼女の身体を想像するのは難しいが、顔を赤くして涙目のまま『オズワルド様っ!』と喘ぐ姿は想像しやすかった。
「くっ…アナベル…!早くお前のナカにっ!ぐっ、んうっ!」
扱く手を速めてすぐに限界に達し、オズワルドは自分の腹に白い体液をかけながら、イッた余韻を感じる。
そして、その後につい、彼はこう思ってしまったのだった。
(…あ、あれ?俺って、まさか早漏なのか!?)
そして家に着くなり、リビングの椅子に座って、鞄に入っていた手紙を開けた。
(ふーん…。やっぱり、ロザリア嬢はリディア様のお茶会に参加するのか。しかも、『執事も連れて行く』とも書かれてある。…ん?手紙は、一つだけじゃない?)
ロザリアが書いた手紙の後ろにもう一枚何かがあり、オズワルドはその紙を取りして読む。
この手紙の内容を書いていたのは、まさかのアンディだった。
『拝啓 リディア王女殿下
初めまして。ロザリア・エンブレストの執事を務めさせて頂いております、アンディ・ライトナーと申します。
この度はとても素晴らしいお茶会に、ロザリア様をご招待して下さり、ありがとうございます。
ロザリア様も大変こちらの招待に喜んでおりました。とても嬉しい限りです。
ただ、実は今悩んでいる事がございまして、赤薔薇様にご相談をと思い、この場で手紙をしたためさせて頂きました』
(ん?悩んでいる事?どういう内容だ?)
オズワルドは首を傾げながら、ゆっくりと手紙の続きを読む。
すると、次の文にこんな内容が書かれており、驚きのあまり椅子からガタンと滑り落ちた。
『実は、オズワルド・ウェリントン騎士団長様に恋をしているのですが、どうやったらこの気持ちを消せますでしょうか?』
「…あ”っ!?わっ、わっ…おわあああああああああ!?」
今までよりも一番強い衝撃と驚きに、オズワルドの手がブルブルと震え、全身が火を噴くように熱くなる。
まさかアンディの内容が『オズワルドへの気持ちの消し方』だとは思わず、オズワルドは手紙を床に置いて両手を顔にあて、その場でゴロンゴロンと転がり始めた。
(うっわぁー!ヤッバいぞこれ!えっ、もしや俺とアンディ殿…いや、俺とアナベルは、りょ、両思いって事か!?うわぁ、うわぁ…うわあああああ!!なんでこの手紙をリディア様が俺に渡したのか、すっごく理解した!ま、待って!?こんな状態で、お茶会でアンディ殿を引き止められるのか!?無理じゃないか、これ!?しかもお茶会は一週間後!?心の準備出来てねぇ!)
アンディの手紙に泣きそうなほど嬉しいのに、この状態でアンディをお茶会で足止めする事が出来るのかと不安になったオズワルド。
それと同時に、自分の下半身が一際熱くなっているのも感じて、オズワルドはズボンと下着を下ろし、自分の反り勃った男性器を見つめた。
(…まだこれを見るのは辛いが、ようやく触って抜くことが出来た。…アナベルと付き合うなら、閨の事もしなくてはならない…。そしたらきっと、また吐き気を催すかもしれない。けど…)
どこよりも熱い目の前の赤黒いものに触れ、オズワルドはそれをゆっくり掴みながら上下に擦り始める。
頭に思い描くのは、裸の姿になったアナベル。彼女の身体を想像するのは難しいが、顔を赤くして涙目のまま『オズワルド様っ!』と喘ぐ姿は想像しやすかった。
「くっ…アナベル…!早くお前のナカにっ!ぐっ、んうっ!」
扱く手を速めてすぐに限界に達し、オズワルドは自分の腹に白い体液をかけながら、イッた余韻を感じる。
そして、その後につい、彼はこう思ってしまったのだった。
(…あ、あれ?俺って、まさか早漏なのか!?)
5
お気に入りに追加
88
あなたにおすすめの小説
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
色々と疲れた乙女は最強の騎士様の甘い攻撃に陥落しました
灰兎
恋愛
「ルイーズ、もう少し脚を開けますか?」優しく聞いてくれるマチアスは、多分、もう待ちきれないのを必死に我慢してくれている。
恋愛経験も無いままに婚約破棄まで経験して、色々と疲れているお年頃の女の子、ルイーズ。優秀で容姿端麗なのに恋愛初心者のルイーズ相手には四苦八苦、でもやっぱり最後には絶対無敵の最強だった騎士、マチアス。二人の両片思いは色んな意味でもう我慢出来なくなった騎士様によってぶち壊されました。めでたしめでたし。
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる