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頑張っている君へ、素敵な贈り物を 1
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一方的ではあったが、ロザリアとリュドウィックの喧嘩が終わり、彼らはそのまま応接間へと脚を運ぶ。
それを見届けたオズワルドは、まだふらふらした足取りではあったが、ゆっくりと詠唱を唱えて、応接間の外に防護結界を張った。
「はぁ…はぁ…。こんなに魔力消費したの、ひ、久しぶりかもしれねぇ…」
「だ、大丈夫ですか!?騎士団長様、しんどそうですよ?」
「うっ…だ、大丈夫だ…。休めば治るか…ら…」
とうとう足がもつれて、オズワルドはアンディに抱きつくような格好になった。
即座に『この状態はマズい』と思って身体を起こそうとするも、全く脚に力が入らない。
もう無理かと救護室行きを覚悟した次の瞬間、アンディがオズワルドの抱きしめ返して、ヨシヨシと彼の背中を優しく撫でた。
「ウェリントン騎士団長様、今日は本当にありがとうございました。魔力が少ないにも関わらず、殆ど使い切るまで頑張って僕たちを守ろうとして下さり、とても嬉しかったです。しかも一滴も血を流さずに穏便に行動をし、この屋敷の皆さんがあまり怖がらない方法を取って下さり、感謝してもしきれません。貴方はとても素晴らしい騎士団長です!」
「…アンディ殿…。けれど、俺はっ…!」
「ふふっ、そんなに謙遜なさらないで下さい。僕は多分一生、貴方の事を尊敬し続けると思います!」
「…アンディ…どのっ…!」
自分の背中にある優しい手に、暖かな体温。そして、慈愛に満ちたアンディの笑顔に、オズワルドの目がジワリと涙でボヤけていく。
けれど、自分の心の醜さを見られたくないがために、オズワルドはアンディを強く抱きしめ直して目を強く瞑った。
本当は、あのリュドウィック襲撃の際に、思いっきり弓矢の男の首を刎ねてしまいたかった。
もしリュドウィックだけでなく、アンディでさえもあの時失ってしまっていたら、きっとオズワルドは側妃やリュドウィックの弟さえも無惨に殺していただろう。
けれど、アンディがちゃんと生きて目の前にいたからこそ、アンディに醜い弓矢の男から出る汚れた血を見せてはダメだと思い止まれた。
そして、リュドウィックが命令してくれたからこそ、自制がきいて、あの男を殺す選択肢が消えたのだ。
女たらしのリュドウィックは尊敬出来ないが、それでもオズワルドにとって、彼は大切な王子でかけがえのない仲間だ。
もちろん、今もオズワルドを優しく抱きしめてくれているアンディも、何がなんでも絶対に失いたくない存在だ。
(アンディ殿は、言っている事が間違っている。俺はそんな素晴らしい、尊敬できる騎士団長なんかじゃない。…でも、アンディ殿がいるから、鼓動が速くなって胸が締め付けられる時もあるが、言葉の一つ一つが心に響いて居心地がいいと思える。…なんでだろうな、これ。もしアナベル嬢に出逢えれば、そしてアンディ殿と彼女が本当に同一人物だったなら、この気持ちが分かると思っていたが…。もしかしたら、アナベル嬢とか関係なく、俺はアンディ殿の事を……好きなのかもしれないな…)
この時、アンディに対して恋心を自覚したオズワルドは、ゆっくりと身体を離し、未だに微笑んでいるアンディを見る。
そして『とても愛しい』と思った次の瞬間、オズワルドの身体が白い光に包まれて発光し、段々と彼の中に強い力が漲っていく感覚がした。
それを見届けたオズワルドは、まだふらふらした足取りではあったが、ゆっくりと詠唱を唱えて、応接間の外に防護結界を張った。
「はぁ…はぁ…。こんなに魔力消費したの、ひ、久しぶりかもしれねぇ…」
「だ、大丈夫ですか!?騎士団長様、しんどそうですよ?」
「うっ…だ、大丈夫だ…。休めば治るか…ら…」
とうとう足がもつれて、オズワルドはアンディに抱きつくような格好になった。
即座に『この状態はマズい』と思って身体を起こそうとするも、全く脚に力が入らない。
もう無理かと救護室行きを覚悟した次の瞬間、アンディがオズワルドの抱きしめ返して、ヨシヨシと彼の背中を優しく撫でた。
「ウェリントン騎士団長様、今日は本当にありがとうございました。魔力が少ないにも関わらず、殆ど使い切るまで頑張って僕たちを守ろうとして下さり、とても嬉しかったです。しかも一滴も血を流さずに穏便に行動をし、この屋敷の皆さんがあまり怖がらない方法を取って下さり、感謝してもしきれません。貴方はとても素晴らしい騎士団長です!」
「…アンディ殿…。けれど、俺はっ…!」
「ふふっ、そんなに謙遜なさらないで下さい。僕は多分一生、貴方の事を尊敬し続けると思います!」
「…アンディ…どのっ…!」
自分の背中にある優しい手に、暖かな体温。そして、慈愛に満ちたアンディの笑顔に、オズワルドの目がジワリと涙でボヤけていく。
けれど、自分の心の醜さを見られたくないがために、オズワルドはアンディを強く抱きしめ直して目を強く瞑った。
本当は、あのリュドウィック襲撃の際に、思いっきり弓矢の男の首を刎ねてしまいたかった。
もしリュドウィックだけでなく、アンディでさえもあの時失ってしまっていたら、きっとオズワルドは側妃やリュドウィックの弟さえも無惨に殺していただろう。
けれど、アンディがちゃんと生きて目の前にいたからこそ、アンディに醜い弓矢の男から出る汚れた血を見せてはダメだと思い止まれた。
そして、リュドウィックが命令してくれたからこそ、自制がきいて、あの男を殺す選択肢が消えたのだ。
女たらしのリュドウィックは尊敬出来ないが、それでもオズワルドにとって、彼は大切な王子でかけがえのない仲間だ。
もちろん、今もオズワルドを優しく抱きしめてくれているアンディも、何がなんでも絶対に失いたくない存在だ。
(アンディ殿は、言っている事が間違っている。俺はそんな素晴らしい、尊敬できる騎士団長なんかじゃない。…でも、アンディ殿がいるから、鼓動が速くなって胸が締め付けられる時もあるが、言葉の一つ一つが心に響いて居心地がいいと思える。…なんでだろうな、これ。もしアナベル嬢に出逢えれば、そしてアンディ殿と彼女が本当に同一人物だったなら、この気持ちが分かると思っていたが…。もしかしたら、アナベル嬢とか関係なく、俺はアンディ殿の事を……好きなのかもしれないな…)
この時、アンディに対して恋心を自覚したオズワルドは、ゆっくりと身体を離し、未だに微笑んでいるアンディを見る。
そして『とても愛しい』と思った次の瞬間、オズワルドの身体が白い光に包まれて発光し、段々と彼の中に強い力が漲っていく感覚がした。
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