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金曜日、午後7時(レヴィン編)
7 誰かを傷つけるのは良くない
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誰かって誰だよ。そんなの俺には関係ないし!
「んぐぐ……」
頭に来たのと恐怖心から、相手が怪我人だという事を忘れてアニキの傷のある場所をバンバン叩いてみた。
「……っく!」
アニキが耐えかねて唇を離す。
一瞬ざまあみろと思った俺は、一段と凶悪さを増したアニキの表情を見て凍りついた。
ヤバイ……。俺はアニキの地雷を踏んだらしい。
誰かを傷つけるのは良くない。
それはきっと自分に返ってくるから(今日の教訓)
「……ひあっ、や、止め……あうっ!」
キレたアニキが、俺の後ろの穴に指を二本ねじ込んできた。そして広げるように動かされる。気持ちいい場所を何度も擦られて、悲鳴のような喘ぎ声しか出ない。
痛みと気持ちよさが半々……いや、もう気持ちいい事も苦しい。
抵抗する気力も失せてぐったりした俺を、アニキが膝の上に抱き上げる。もうなんだか、人じゃなくて、入れ墨の異世界生物に食われてるみたいだ。
「う……あ、あ!」
抱き合う形で、体に凶悪なモノが入ってくる。
逃げようともがく俺の体ごと抱えて、アニキが立ち上がった。自分の重みで、完全に体が異物の侵入を受け入れてしまう。
口をパクパクさせる俺に
「暴れるな」
とドスの効いた声で言うアニキの表情も相当痛そうだ。この行為、誰得なんだよ!
そのままゆっくりと広いベッドに移動する。
ベッドサイドにある何かをアニキが取り上げた。それを視界の端に認めた俺は、焦ってもがくけど、もがいても振動が自分を苦しめるだけで、アニキの腕からは逃げられなかった。
アニキが取り上げた物は、テレビで見るものよりもずっと異世界風にアレンジされていたけれど、何かはすぐに分かった。手錠だ。
「……嫌だ。放せ……」
「傷を殴られるのはキツいからな」
『……もうしないので……止めてくださ、っあ、あっ』
「うるせえ。お前はただ喘いでいろ」
アニキが俺の両手を後ろにまわすと、手錠で拘束する。
その後ベッドに仰向けに倒されると、アニキが俺の目を何かで覆った。
暗い。何も見えない。
「お前の目は、誰かを彷彿とさせるからな」
至近距離で聞いたアニキの声に、俺は今度こそ本気で怯えた。
「……あ、っあああっ!」
アニキの宣言通り、予測できない刺激に俺はただ喘ぐしか出来なくなった。
アニキが再び動きを再開して、真っ暗な目の前に星が飛ぶ。
アニキは俺の気持ちいい場所を擦り、片手で俺の分身を握り、噛みつくように乳首を口に含んだ。
……そうか、俺、ラウルもリックもルーシェンも、けっこう好きだったんだ。
抵抗出来ない快感に震えながら、頭の別の部分でぼんやりとそんな事を考える。
同じ行為でも、あの三人が相手ならそんなに嫌じゃなかった。痛くても平気だった。でもアニキとの行為は、今までより痛みは少ないのに、平気じゃない。アニキだって、きっと俺の事なんて好きじゃないはずなんだ。
目隠しのせいで、泣いても分からないのが唯一の救いだった。
俺は泣き声のような喘ぎ声をあげ続け、そのうち意識を失った。
「んぐぐ……」
頭に来たのと恐怖心から、相手が怪我人だという事を忘れてアニキの傷のある場所をバンバン叩いてみた。
「……っく!」
アニキが耐えかねて唇を離す。
一瞬ざまあみろと思った俺は、一段と凶悪さを増したアニキの表情を見て凍りついた。
ヤバイ……。俺はアニキの地雷を踏んだらしい。
誰かを傷つけるのは良くない。
それはきっと自分に返ってくるから(今日の教訓)
「……ひあっ、や、止め……あうっ!」
キレたアニキが、俺の後ろの穴に指を二本ねじ込んできた。そして広げるように動かされる。気持ちいい場所を何度も擦られて、悲鳴のような喘ぎ声しか出ない。
痛みと気持ちよさが半々……いや、もう気持ちいい事も苦しい。
抵抗する気力も失せてぐったりした俺を、アニキが膝の上に抱き上げる。もうなんだか、人じゃなくて、入れ墨の異世界生物に食われてるみたいだ。
「う……あ、あ!」
抱き合う形で、体に凶悪なモノが入ってくる。
逃げようともがく俺の体ごと抱えて、アニキが立ち上がった。自分の重みで、完全に体が異物の侵入を受け入れてしまう。
口をパクパクさせる俺に
「暴れるな」
とドスの効いた声で言うアニキの表情も相当痛そうだ。この行為、誰得なんだよ!
そのままゆっくりと広いベッドに移動する。
ベッドサイドにある何かをアニキが取り上げた。それを視界の端に認めた俺は、焦ってもがくけど、もがいても振動が自分を苦しめるだけで、アニキの腕からは逃げられなかった。
アニキが取り上げた物は、テレビで見るものよりもずっと異世界風にアレンジされていたけれど、何かはすぐに分かった。手錠だ。
「……嫌だ。放せ……」
「傷を殴られるのはキツいからな」
『……もうしないので……止めてくださ、っあ、あっ』
「うるせえ。お前はただ喘いでいろ」
アニキが俺の両手を後ろにまわすと、手錠で拘束する。
その後ベッドに仰向けに倒されると、アニキが俺の目を何かで覆った。
暗い。何も見えない。
「お前の目は、誰かを彷彿とさせるからな」
至近距離で聞いたアニキの声に、俺は今度こそ本気で怯えた。
「……あ、っあああっ!」
アニキの宣言通り、予測できない刺激に俺はただ喘ぐしか出来なくなった。
アニキが再び動きを再開して、真っ暗な目の前に星が飛ぶ。
アニキは俺の気持ちいい場所を擦り、片手で俺の分身を握り、噛みつくように乳首を口に含んだ。
……そうか、俺、ラウルもリックもルーシェンも、けっこう好きだったんだ。
抵抗出来ない快感に震えながら、頭の別の部分でぼんやりとそんな事を考える。
同じ行為でも、あの三人が相手ならそんなに嫌じゃなかった。痛くても平気だった。でもアニキとの行為は、今までより痛みは少ないのに、平気じゃない。アニキだって、きっと俺の事なんて好きじゃないはずなんだ。
目隠しのせいで、泣いても分からないのが唯一の救いだった。
俺は泣き声のような喘ぎ声をあげ続け、そのうち意識を失った。
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