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月曜日、午前9時(ラウル編)
7 別世界の扉が開きそうです
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ラウルは俺を背後からはがいじめにしたまま、いきなり入れようとした。
「いや、無理だろ!」
俺の尻におもいっきりラウルの熱くてかたい物が当たってる。
だが、十九年間ずっと排泄専門に使って来た肛門がいきなり何かの侵入を許すはずもない。肛門だってきっとびっくりするだろう。
「はいらない」
「だろ?」
ラウルは俺を抱きしめたまま座り込む。いや、放してほしいんだが。裸の男に抱きしめられているのは心臓に悪い。
振り向くとラウルは何かを考えていた。きっとろくな事じゃない気がする。
『ラウル?』
「おとなのオスの仲良しのとき」
ラウルの言う仲良しってつまり交尾……セックスの事だよな。
「あまりみてなかった」
見学してたのか。どんなシステム?
獣人の生活って何だか未知の世界だな。
「でも、なにかつかってた」
「あう!」
油断してると、ラウルがいきなり俺の尻の穴に指を突っ込んできた。そんなに痛くないが、気持ち悪い。変な違和感でのけぞるが、ラウルはお構いなしだ。
「ここひろくしないと……シュウヘイ、しってる?」
「いてて、馬鹿!やめろ」
「きのぼうとかいれたら、おおきくなる?」
ラウルが指で穴の中をぐりぐりしてくる。
「シュウヘイ、じっとして」
「無茶言うな!」
手を掴んで止めさせようとしたが、ラウルが
「おもいだした」
と嬉しそうに言って俺のすっかり萎えていた分身に手を伸ばした。
「はなのみつ、つかってた。くだもののみずとか」
それはつまりこの世界のローションみたいな奴か、と頭の中の冷静な俺が判断する。が、実際には尻の中と分身を両手でいじられてパニックに陥っていた。
「シュウヘイのみつつかう」
『ラウル!』
振り向くとラウルが無邪気な顔で俺をじっと見つめていた。
「ラウル、仲良しするのはじめて。でも、シュウヘイと、どうしてもしたい」
「……っ!」
こいつの無邪気な顔が、天使のようにも悪魔のようにも見えてきた。
「うう、いてて」
ラウルは俺の性器を両手でゆっくりと扱く。だが、肛門に何か別の物がもぞもぞしていて俺は全然集中できなかった。
多分尻尾だ。あのライオンみたいなやつ。俺より力が強いのに、さらに尻尾まであるなんてずるいだろ。
「おおきくならない」
ラウルが俺の首に舌を這わせながら呟く。
「はあっ」
いや、なんとなく大きくはなってるけど先走りとか出すほどじゃないっていうか。それはすべて尻の中の違和感のせいなんだが。
「ああっ、痛っ」
「シュウヘイ、いたい?」
うんうんと頷く。汗が出て、ラウルの肌に落ちる。全身じっとり汗ばんでるのは知ってるが、首や肩のあたりはラウルの唾液かもしれない。接してる面がすべて熱い。特に、ラウル自身がずっと熱を持っていて存在を主張してる。俺も痛いが、ラウルだってきっと出したくて仕方ないはずだ。
でも、お互いにやり方を知らない上に俺は尻の穴に入れられる事にかなり逃げ腰だ。完全に別世界の扉をあけてしまうからな。今だって裸で獣人の男と抱き合ってるからもう十分別世界の扉に手をかけてはいるが。
つぷっとラウルが尻尾を抜いた。
『ラウル』
「シュウヘイがいたいならやめる」
え?いいのか?
「ラウルがまんする」
偉いぞ!大人になったな、ラウル。
そう思いながらも、ラウルのたち上がったままのペニスに視線を落とす。
出来るか?俺に。
いや、何だこの迷い。
普通なら選択肢にも入らないだろ。
俺、ラウルに情がうつってんのか?
でも……。
気がつくと、パンツをはこうとしてたラウルの分身に、俺は手をかけていた。
「シュウヘイ?」
「ラウル、俺が出してやるから」
うわーっ、何言ってんだ俺!
別に男を好きになったわけじゃない。
ギブアンドテイクってやつだ。受けた恩は返せってあるだろ?この場合は違うか。
そんな事を思いながら、俺はラウルの分身に手を添えて、そっと上下に動かしてみた。なんか難しいな。
自分でやるのと違って力の加減も分からない。好きなポイントとか、獣人も共通なのか?
「シュウヘイ……」
ラウルがとろんとした顔で俺を見る
良かった、気持ちよさそうだ。
「シュウヘイ」
ラウルは腕を伸ばして俺の首を抱き寄せると、ペロリと唇を舐めてきた。やっぱりちょっと苦い。
口を閉じている事を責めるように、ラウルの舌が俺の唇をこじあけて歯に触れる。あきらめ気味に口を開くと、一気に舌をからめられた。
こいつ、本当に俺が好きなんだな。なんとなくそんな事を思った。
「んっ……ふうっ」
ラウルの舌が俺の舌を強引に吸い、唾液が喉に伝わって落ちる。
手の中のラウルの分身がさらに固くなる。何だか指先にとろっとしたものが触れる。熱くなってきた。
「シュウヘイ……」
ラウルが口を離すとうっとりした眼で俺に言う。
「なめて」
そう来たか。
変な情を出すんじゃなかった。いや、腹をくくれ修平。汗も唾液も精液も、同じようなものだ(多分)
康哉を追って異世界に来た時、ある程度覚悟を決めたじゃないか。まさかこんなことで覚悟を試されるとは思っても見なかったが。
ペロ
俺は目を閉じて控えめにラウルの性器をなめてみた。
目を閉じれば意外と耐えられる気がする。ちょっとしょっぱいくらいで、肌をなめるのとなんら変わらない。
ペロペロ
「シュウヘイ、きもちいい」
どうも。
無音なのでちらりと目を開けてみると、ラウルはぎゅっと目を閉じ唇をかみしめていた。もしかしてラウルも、口でしてもらうの初めてなのか?
俺は何かに満足し、少し調子に乗ってみた。気持ち良さそうな部分を集中してなめてみる。俺ならイチコロだな。
「しゅーへ……」
多少の優越感でラウルを見ると、ラウルは俺の頭に手をかけた。
「くわえて」
え!?
それはさすがに……。
だが、ラウルが有無を言わさず俺の頭を下に押してきた。
「んぐっ」
口におもいっきりラウルの分身がつっこまれた。やたら立派なせいで喉奥まで達してむせそうになる。
ラウルーー!!
声にならない文句をテレパシーで伝えようと睨むが、ラウルの目が快感に潤んでいるのが見えた。
床の上の尻尾がぴくぴくしてる。
こんな顔をされては文句も言えない。今だけ娼婦になった気分で行為に没頭しよう。
喉と舌を使って丁寧に竿をなめると、ラウルが耐えきれずに声をあげた。気持ち良さそうだが、これはけっこう難しい。
長時間だとあごが外れそうだ。短期戦に持ち込むか。
俺はもてる技術を総動員して(といっても初体験だけどな)ラウルの分身を愛撫してみた。
どくん
あ、この感じ、やばい。
「シュウヘイ、でる」
やっぱり!
一瞬の間に口を放そうか考えたが、その選択肢はラウルの手によって無くなった。ラウル!腰動かすな!頭押しつけるな!
「んぐう……」
口の中になんとも言えない苦味が広がった。
うえーっ、不味い!
俺はラウルの手を振りほどくと、立ちあがってダッシュでロフトから下りた。
ラウルには申し訳ないが、飲むなんて無理だ。口を押さえてトイレに駆け込む。
トイレから出ると、小屋に設置されていた水飲み場に行き、ひしゃくで水をすくってうがいをした。
ラウル、許せ。
これが俺の精一杯だ。
ガラガラ
裸でうがいをしていると、オッサンがいきなり小屋に入ってきた。
「夕飯の準備ができたぞ……どうした兄ちゃん、大自然の中ですっかり開放的な気分になっちゃったか?」
「いや、無理だろ!」
俺の尻におもいっきりラウルの熱くてかたい物が当たってる。
だが、十九年間ずっと排泄専門に使って来た肛門がいきなり何かの侵入を許すはずもない。肛門だってきっとびっくりするだろう。
「はいらない」
「だろ?」
ラウルは俺を抱きしめたまま座り込む。いや、放してほしいんだが。裸の男に抱きしめられているのは心臓に悪い。
振り向くとラウルは何かを考えていた。きっとろくな事じゃない気がする。
『ラウル?』
「おとなのオスの仲良しのとき」
ラウルの言う仲良しってつまり交尾……セックスの事だよな。
「あまりみてなかった」
見学してたのか。どんなシステム?
獣人の生活って何だか未知の世界だな。
「でも、なにかつかってた」
「あう!」
油断してると、ラウルがいきなり俺の尻の穴に指を突っ込んできた。そんなに痛くないが、気持ち悪い。変な違和感でのけぞるが、ラウルはお構いなしだ。
「ここひろくしないと……シュウヘイ、しってる?」
「いてて、馬鹿!やめろ」
「きのぼうとかいれたら、おおきくなる?」
ラウルが指で穴の中をぐりぐりしてくる。
「シュウヘイ、じっとして」
「無茶言うな!」
手を掴んで止めさせようとしたが、ラウルが
「おもいだした」
と嬉しそうに言って俺のすっかり萎えていた分身に手を伸ばした。
「はなのみつ、つかってた。くだもののみずとか」
それはつまりこの世界のローションみたいな奴か、と頭の中の冷静な俺が判断する。が、実際には尻の中と分身を両手でいじられてパニックに陥っていた。
「シュウヘイのみつつかう」
『ラウル!』
振り向くとラウルが無邪気な顔で俺をじっと見つめていた。
「ラウル、仲良しするのはじめて。でも、シュウヘイと、どうしてもしたい」
「……っ!」
こいつの無邪気な顔が、天使のようにも悪魔のようにも見えてきた。
「うう、いてて」
ラウルは俺の性器を両手でゆっくりと扱く。だが、肛門に何か別の物がもぞもぞしていて俺は全然集中できなかった。
多分尻尾だ。あのライオンみたいなやつ。俺より力が強いのに、さらに尻尾まであるなんてずるいだろ。
「おおきくならない」
ラウルが俺の首に舌を這わせながら呟く。
「はあっ」
いや、なんとなく大きくはなってるけど先走りとか出すほどじゃないっていうか。それはすべて尻の中の違和感のせいなんだが。
「ああっ、痛っ」
「シュウヘイ、いたい?」
うんうんと頷く。汗が出て、ラウルの肌に落ちる。全身じっとり汗ばんでるのは知ってるが、首や肩のあたりはラウルの唾液かもしれない。接してる面がすべて熱い。特に、ラウル自身がずっと熱を持っていて存在を主張してる。俺も痛いが、ラウルだってきっと出したくて仕方ないはずだ。
でも、お互いにやり方を知らない上に俺は尻の穴に入れられる事にかなり逃げ腰だ。完全に別世界の扉をあけてしまうからな。今だって裸で獣人の男と抱き合ってるからもう十分別世界の扉に手をかけてはいるが。
つぷっとラウルが尻尾を抜いた。
『ラウル』
「シュウヘイがいたいならやめる」
え?いいのか?
「ラウルがまんする」
偉いぞ!大人になったな、ラウル。
そう思いながらも、ラウルのたち上がったままのペニスに視線を落とす。
出来るか?俺に。
いや、何だこの迷い。
普通なら選択肢にも入らないだろ。
俺、ラウルに情がうつってんのか?
でも……。
気がつくと、パンツをはこうとしてたラウルの分身に、俺は手をかけていた。
「シュウヘイ?」
「ラウル、俺が出してやるから」
うわーっ、何言ってんだ俺!
別に男を好きになったわけじゃない。
ギブアンドテイクってやつだ。受けた恩は返せってあるだろ?この場合は違うか。
そんな事を思いながら、俺はラウルの分身に手を添えて、そっと上下に動かしてみた。なんか難しいな。
自分でやるのと違って力の加減も分からない。好きなポイントとか、獣人も共通なのか?
「シュウヘイ……」
ラウルがとろんとした顔で俺を見る
良かった、気持ちよさそうだ。
「シュウヘイ」
ラウルは腕を伸ばして俺の首を抱き寄せると、ペロリと唇を舐めてきた。やっぱりちょっと苦い。
口を閉じている事を責めるように、ラウルの舌が俺の唇をこじあけて歯に触れる。あきらめ気味に口を開くと、一気に舌をからめられた。
こいつ、本当に俺が好きなんだな。なんとなくそんな事を思った。
「んっ……ふうっ」
ラウルの舌が俺の舌を強引に吸い、唾液が喉に伝わって落ちる。
手の中のラウルの分身がさらに固くなる。何だか指先にとろっとしたものが触れる。熱くなってきた。
「シュウヘイ……」
ラウルが口を離すとうっとりした眼で俺に言う。
「なめて」
そう来たか。
変な情を出すんじゃなかった。いや、腹をくくれ修平。汗も唾液も精液も、同じようなものだ(多分)
康哉を追って異世界に来た時、ある程度覚悟を決めたじゃないか。まさかこんなことで覚悟を試されるとは思っても見なかったが。
ペロ
俺は目を閉じて控えめにラウルの性器をなめてみた。
目を閉じれば意外と耐えられる気がする。ちょっとしょっぱいくらいで、肌をなめるのとなんら変わらない。
ペロペロ
「シュウヘイ、きもちいい」
どうも。
無音なのでちらりと目を開けてみると、ラウルはぎゅっと目を閉じ唇をかみしめていた。もしかしてラウルも、口でしてもらうの初めてなのか?
俺は何かに満足し、少し調子に乗ってみた。気持ち良さそうな部分を集中してなめてみる。俺ならイチコロだな。
「しゅーへ……」
多少の優越感でラウルを見ると、ラウルは俺の頭に手をかけた。
「くわえて」
え!?
それはさすがに……。
だが、ラウルが有無を言わさず俺の頭を下に押してきた。
「んぐっ」
口におもいっきりラウルの分身がつっこまれた。やたら立派なせいで喉奥まで達してむせそうになる。
ラウルーー!!
声にならない文句をテレパシーで伝えようと睨むが、ラウルの目が快感に潤んでいるのが見えた。
床の上の尻尾がぴくぴくしてる。
こんな顔をされては文句も言えない。今だけ娼婦になった気分で行為に没頭しよう。
喉と舌を使って丁寧に竿をなめると、ラウルが耐えきれずに声をあげた。気持ち良さそうだが、これはけっこう難しい。
長時間だとあごが外れそうだ。短期戦に持ち込むか。
俺はもてる技術を総動員して(といっても初体験だけどな)ラウルの分身を愛撫してみた。
どくん
あ、この感じ、やばい。
「シュウヘイ、でる」
やっぱり!
一瞬の間に口を放そうか考えたが、その選択肢はラウルの手によって無くなった。ラウル!腰動かすな!頭押しつけるな!
「んぐう……」
口の中になんとも言えない苦味が広がった。
うえーっ、不味い!
俺はラウルの手を振りほどくと、立ちあがってダッシュでロフトから下りた。
ラウルには申し訳ないが、飲むなんて無理だ。口を押さえてトイレに駆け込む。
トイレから出ると、小屋に設置されていた水飲み場に行き、ひしゃくで水をすくってうがいをした。
ラウル、許せ。
これが俺の精一杯だ。
ガラガラ
裸でうがいをしていると、オッサンがいきなり小屋に入ってきた。
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