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月曜日、午前9時(ラウル編)
6 仲良しの衝撃
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ラウルは起き上がると俺のズボンの紐をとき始めた。
「お、おい待て、ラウル!」
「ラウル、シュウヘイと仲良しする」
はあ?
「これ、はずれない。シュウヘイ、はずして」
え?紐?
ああ、結んでるからラウルにはうまくほどけないのか。これはこうして……って何で俺が自らズボン脱がないといけないんだ!?
ラウルが起き上がったので、俺はその隙を見逃さず素早く立ち上がった。ちょっと前かがみなのは仕方ない。
「俺は掃除中だって言ったろ!お前とイチャイチャしてる時間はない」
「?」
洗濯は今はあきらめよう。
とりあえずラウルから離れて自分を落ちつかせよう。
ロフトから下りようとしたが、いきなり座ったままのラウルが腰にすがりついてきた。相手は獣人だった。動きが俺より素早い。
「シュウヘイ、ラウルきらい?」
振り向くと泣きそうな顔のラウルがじっと俺を見上げていた。
衝撃だ。
俺、今までの人生で一度もこんな『私を捨てないで』的な場面を経験した事ないぞ。何故ならだいたいの女の子には振られるからだ。何だこの……心揺さぶられる感じは。男なのにかわいいとか、ちらっと思ってしまった。きっと獣人だからだ。仕草が動物っぽいからだ。そうに決まってる。
「ラウル、シュウヘイすき」
うっ。
『ラウル』
別にお前が嫌いなわけじゃなく、うまく言えないけど俺は男で、ええと。
どう伝えたらいいか分からない上に言葉も分からない。
だが、俺が名前を呼んだせいで、ラウルの瞳がキラキラと輝いた。
「シュウヘイ」
ぎゅうっと俺の腰を抱きしめ……いやそこ、さっきまで元気いっぱいだった俺の息子が。
「いてて、ラウル、圧迫するな!」
「とれた」
ラウルの嬉しそうな声と、やけにスースーする感覚に下半身を見れば、ズボンの紐が取れてズボンが足首までずり下がっていた。
「シュウヘイ、これも」
「よせ!」
最後の砦とも言える異世界の下着(意外とはき心地がいい)をラウルがずりおろそうとして俺がそれを制止する。そんな戦いが一分くらい続いた。
ラウルが手を止めしゃがんだまま正面から俺を見上げる。勝ったか?
「うわ!」
それは間違いだった。
ラウルは俺の脚を掴み、太ももの内側にペロペロと舌を這わせはじめた。
ぞくりと全身にしびれるような快感が走る。
「は……うあっ」
俺は足首にズボンをまとわりつかせたまま、数歩よろめくように後退し、かろうじて壁際に背をもたれさせた。すがる物があって助かったが、逃げ場はなくなった。ラウルの尻尾がパタパタと床にあたってる。
俺の両足をしっかりと押さえこんだラウルは、下着の上から俺の足の付け根、袋のあたりをペロペロ舐めはじめた。
「ら、ラウル」
「シュウヘイ、きもちいい?」
こくこくと頷くと、ラウルはにっこりと笑ってあっさりと俺の下着をずりおろした。あんなに抵抗してたのに。力が抜けたところを狙われるとは。あ、俺の息子が完全に元気になってますけど。
「ラウルとおなじ」
ラウルはそう言うと、完全に勃起した俺の分身を片手でつまんだ。ハロー、僕修平ジュニア、とか動揺のあまり心の中で腹話術してる場合じゃない。頼むからひどくしないでくれ。そこ、見た目と違って俺の心より繊細なんです。
「なんかでてる」
あ、そうですね。何でしょうかね。そこは触れずにさっとスルーしてくれないか?そしてできれば下着を戻してもらって。
ラウルはそんな俺の気持ちなどお構いなしに、元気いっぱいの俺の分身をぱくっと口にくわえた。
「!!」
今度こそ、衝撃が全身を走り抜けた。
「あ……ああっ、ラウル……」
ラウルは尻尾をパタパタさせながら、俺の分身を舐めはじめた。
口に含まれたまま舌で先端をペロペロされる。
……力が抜けそうだ。立っていられない。ラウルの髪とそこから覗く丸い角に手を添えて、でも力を入れないように耐える。
すごい光景だ。なんだか俺がラウルにくわえさせてるみたいな。
そう思うと余計に恥ずかしくて、全身に熱が回った。
「ふーへーひもひい?」
ラウルがくわえたまま俺を見上げて何か聞いてくる。口から溢れた唾液がこぼれてる。
やばい……。この光景は腰にくる。
すごく悪いことをしてる気がするのに、気持ちよすぎて自分から腰を動かしそうになる。
ラウルが先端をチューチュー吸いはじめた。
「あっ、あ……ああっ……ダメだ」
気が遠くなりそうな気持ち良さだ。
出したい。でも今出すと、ラウルの口に。ダメだろ。今日会ったばかりの獣人の子供にこんな事。人として。でも……。
「ああっ、ラウル、出る……」
俺が息も絶え絶えに言うと、ラウルが口から俺の分身を出した。
はーーーっ。セーフだ。
ラウルはちゃっかり根元と先端を押さえて出ないようにしてる。
「良かった。危うくお前の口に……」
パクっ
出すところだった、と続けようとしたら再びくわえられた。
「あうっ!」
くちゅくちゅ
ペロペロ
じゅるじゅる
「うあっ……はあっ」
すごくやらしい音がする。
一瞬落ち着こうとしていた俺の分身に、再び熱が集まる。熱い。我慢できない。
「ラウル!出るって……」
俺が言うと、再びラウルが舐めるのを止めた。
はーーーっ。
セーフ。
涙目の俺をラウルはにこやかに見上げて
「シュウヘイ、たのしい」
と言うと、再び限界を訴える俺の息子に吸い付いた。
お、俺で遊ぶなーーっ!
「あ……ああっ」
三度目はさすがに耐えられず、俺はラウルの口の中に出してしまった。
「ううっ、はあっ」
座り込みそうになったが、背中を壁にもたれさせて何とか耐えた。ラウルの喉がごくんと動く。
「馬鹿っ、ラウル。飲まなくていい。出せ」
ラウルは相変わらず俺の分身をくわえてる。
「ん?」
「飲まなくていいし……吸わなくていい……も、出ない」
ずりずりと背中からゆっくり座り込むと、ラウルもそれに合わせて顔を動かしてくれた。
はーっ。
射精の余韻に浸っていると、ラウルはようやくくわえるのをやめて俺の顔を覗きこんだ。
ペロッと舌をだして俺の唇を舐める。
まずい。ラウルの舌は苦くて、あきらかに俺の精液の味が混ざってる。
俺、ラウルに飲ませてしまった。なんて奴だ……。
「シュウヘイ」
『ラウル、ごめん』
ラウルに手を伸ばして頭をなでなですると、ラウルはさらに俺の口元を舐めてきた。申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
でも……かなり気持ち良かった。噂には聞いていたが、口でしてもらうのってこんなに気持ち良かったのか。癖になりそうだ。
あの変な花に吸いつかれた時は恐怖の方がでかくてそれどころじゃなかったから気付かなかった。
「シュウヘイ、まだ」
「え?」
「まだ仲良しおわってない。ラウル、シュウヘイのなかにだす」
翻訳ミスかな。俺は耳から翻訳機を取出し、じっと見てから再び耳に入れてみた。
「ラウル、オス。シュウヘイもオス」
そうだな。
「だからシュウヘイ、おしりだして」
え!?
「ま、待て!ラウル」
ラウルが自分のはいている膝までのパンツを脱いでぽいっと投げ捨てた。ラウルの裸は尻尾さえなければ、普通の人間の男とほとんど変わらなかった。おまけに立派な物を持っていて……俺より立派なんじゃないか?本当に一歳にもなってないのか?
いや、身長は180だし体型は完全に大人だし……それにしても立派だな。ついでにいうとやる気いっぱいに固くなってた。
もしかして、ラウルはこれを俺に突っ込むつもりか?あんな物入れられたら絶対裂ける。
『ラウル!無理だ』
「シュウヘイ、すき」
逃げようとしたら、背後からはがいじめにされた。
「お、おい待て、ラウル!」
「ラウル、シュウヘイと仲良しする」
はあ?
「これ、はずれない。シュウヘイ、はずして」
え?紐?
ああ、結んでるからラウルにはうまくほどけないのか。これはこうして……って何で俺が自らズボン脱がないといけないんだ!?
ラウルが起き上がったので、俺はその隙を見逃さず素早く立ち上がった。ちょっと前かがみなのは仕方ない。
「俺は掃除中だって言ったろ!お前とイチャイチャしてる時間はない」
「?」
洗濯は今はあきらめよう。
とりあえずラウルから離れて自分を落ちつかせよう。
ロフトから下りようとしたが、いきなり座ったままのラウルが腰にすがりついてきた。相手は獣人だった。動きが俺より素早い。
「シュウヘイ、ラウルきらい?」
振り向くと泣きそうな顔のラウルがじっと俺を見上げていた。
衝撃だ。
俺、今までの人生で一度もこんな『私を捨てないで』的な場面を経験した事ないぞ。何故ならだいたいの女の子には振られるからだ。何だこの……心揺さぶられる感じは。男なのにかわいいとか、ちらっと思ってしまった。きっと獣人だからだ。仕草が動物っぽいからだ。そうに決まってる。
「ラウル、シュウヘイすき」
うっ。
『ラウル』
別にお前が嫌いなわけじゃなく、うまく言えないけど俺は男で、ええと。
どう伝えたらいいか分からない上に言葉も分からない。
だが、俺が名前を呼んだせいで、ラウルの瞳がキラキラと輝いた。
「シュウヘイ」
ぎゅうっと俺の腰を抱きしめ……いやそこ、さっきまで元気いっぱいだった俺の息子が。
「いてて、ラウル、圧迫するな!」
「とれた」
ラウルの嬉しそうな声と、やけにスースーする感覚に下半身を見れば、ズボンの紐が取れてズボンが足首までずり下がっていた。
「シュウヘイ、これも」
「よせ!」
最後の砦とも言える異世界の下着(意外とはき心地がいい)をラウルがずりおろそうとして俺がそれを制止する。そんな戦いが一分くらい続いた。
ラウルが手を止めしゃがんだまま正面から俺を見上げる。勝ったか?
「うわ!」
それは間違いだった。
ラウルは俺の脚を掴み、太ももの内側にペロペロと舌を這わせはじめた。
ぞくりと全身にしびれるような快感が走る。
「は……うあっ」
俺は足首にズボンをまとわりつかせたまま、数歩よろめくように後退し、かろうじて壁際に背をもたれさせた。すがる物があって助かったが、逃げ場はなくなった。ラウルの尻尾がパタパタと床にあたってる。
俺の両足をしっかりと押さえこんだラウルは、下着の上から俺の足の付け根、袋のあたりをペロペロ舐めはじめた。
「ら、ラウル」
「シュウヘイ、きもちいい?」
こくこくと頷くと、ラウルはにっこりと笑ってあっさりと俺の下着をずりおろした。あんなに抵抗してたのに。力が抜けたところを狙われるとは。あ、俺の息子が完全に元気になってますけど。
「ラウルとおなじ」
ラウルはそう言うと、完全に勃起した俺の分身を片手でつまんだ。ハロー、僕修平ジュニア、とか動揺のあまり心の中で腹話術してる場合じゃない。頼むからひどくしないでくれ。そこ、見た目と違って俺の心より繊細なんです。
「なんかでてる」
あ、そうですね。何でしょうかね。そこは触れずにさっとスルーしてくれないか?そしてできれば下着を戻してもらって。
ラウルはそんな俺の気持ちなどお構いなしに、元気いっぱいの俺の分身をぱくっと口にくわえた。
「!!」
今度こそ、衝撃が全身を走り抜けた。
「あ……ああっ、ラウル……」
ラウルは尻尾をパタパタさせながら、俺の分身を舐めはじめた。
口に含まれたまま舌で先端をペロペロされる。
……力が抜けそうだ。立っていられない。ラウルの髪とそこから覗く丸い角に手を添えて、でも力を入れないように耐える。
すごい光景だ。なんだか俺がラウルにくわえさせてるみたいな。
そう思うと余計に恥ずかしくて、全身に熱が回った。
「ふーへーひもひい?」
ラウルがくわえたまま俺を見上げて何か聞いてくる。口から溢れた唾液がこぼれてる。
やばい……。この光景は腰にくる。
すごく悪いことをしてる気がするのに、気持ちよすぎて自分から腰を動かしそうになる。
ラウルが先端をチューチュー吸いはじめた。
「あっ、あ……ああっ……ダメだ」
気が遠くなりそうな気持ち良さだ。
出したい。でも今出すと、ラウルの口に。ダメだろ。今日会ったばかりの獣人の子供にこんな事。人として。でも……。
「ああっ、ラウル、出る……」
俺が息も絶え絶えに言うと、ラウルが口から俺の分身を出した。
はーーーっ。セーフだ。
ラウルはちゃっかり根元と先端を押さえて出ないようにしてる。
「良かった。危うくお前の口に……」
パクっ
出すところだった、と続けようとしたら再びくわえられた。
「あうっ!」
くちゅくちゅ
ペロペロ
じゅるじゅる
「うあっ……はあっ」
すごくやらしい音がする。
一瞬落ち着こうとしていた俺の分身に、再び熱が集まる。熱い。我慢できない。
「ラウル!出るって……」
俺が言うと、再びラウルが舐めるのを止めた。
はーーーっ。
セーフ。
涙目の俺をラウルはにこやかに見上げて
「シュウヘイ、たのしい」
と言うと、再び限界を訴える俺の息子に吸い付いた。
お、俺で遊ぶなーーっ!
「あ……ああっ」
三度目はさすがに耐えられず、俺はラウルの口の中に出してしまった。
「ううっ、はあっ」
座り込みそうになったが、背中を壁にもたれさせて何とか耐えた。ラウルの喉がごくんと動く。
「馬鹿っ、ラウル。飲まなくていい。出せ」
ラウルは相変わらず俺の分身をくわえてる。
「ん?」
「飲まなくていいし……吸わなくていい……も、出ない」
ずりずりと背中からゆっくり座り込むと、ラウルもそれに合わせて顔を動かしてくれた。
はーっ。
射精の余韻に浸っていると、ラウルはようやくくわえるのをやめて俺の顔を覗きこんだ。
ペロッと舌をだして俺の唇を舐める。
まずい。ラウルの舌は苦くて、あきらかに俺の精液の味が混ざってる。
俺、ラウルに飲ませてしまった。なんて奴だ……。
「シュウヘイ」
『ラウル、ごめん』
ラウルに手を伸ばして頭をなでなですると、ラウルはさらに俺の口元を舐めてきた。申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
でも……かなり気持ち良かった。噂には聞いていたが、口でしてもらうのってこんなに気持ち良かったのか。癖になりそうだ。
あの変な花に吸いつかれた時は恐怖の方がでかくてそれどころじゃなかったから気付かなかった。
「シュウヘイ、まだ」
「え?」
「まだ仲良しおわってない。ラウル、シュウヘイのなかにだす」
翻訳ミスかな。俺は耳から翻訳機を取出し、じっと見てから再び耳に入れてみた。
「ラウル、オス。シュウヘイもオス」
そうだな。
「だからシュウヘイ、おしりだして」
え!?
「ま、待て!ラウル」
ラウルが自分のはいている膝までのパンツを脱いでぽいっと投げ捨てた。ラウルの裸は尻尾さえなければ、普通の人間の男とほとんど変わらなかった。おまけに立派な物を持っていて……俺より立派なんじゃないか?本当に一歳にもなってないのか?
いや、身長は180だし体型は完全に大人だし……それにしても立派だな。ついでにいうとやる気いっぱいに固くなってた。
もしかして、ラウルはこれを俺に突っ込むつもりか?あんな物入れられたら絶対裂ける。
『ラウル!無理だ』
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