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第15話 VSサラマンドラ
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まずは私を認識してもらわなきゃ。
サラマンドラの視界に入るように滑空し、視線をこちらに誘導。
すると、サラマンドラはすぐさま私をターゲットにした。大きく息を吸い込みつつ、こちらに狙いを定めている。
「よし、いい感じ」
荒木田さんの位置を確認し、ブレスの射線が広場の外に向くよう移動する。
みるみるサラマンドラの口の中が渦巻く炎で満たされる。次の瞬間、真っ赤な火炎の奔流が怒涛のように溢れだし、こちらへ向けて一気に放出された。
『瞬間移動』で上空に転移してそれを回避。吹き出された業火は広場の脇にある木々をあっという間に包み込んだ。
大木が次々と焼け落ち、燃え盛る枝葉が広場の内側にまで降り注ぐ。
「見てください!サラマンドラのブレスが辺りを焼き払ってしまいましたっ!こんなのをまともに受けたらひとたまりもありません!あ、アキちゃんはしっかり避けてるので安心してね~」
下の方から水無瀬さんの実況が聞こえてくる。それに合わせるように、コメントの勢いも加速した。
“ブレスの範囲えぐすぎ”
“やべえ”
“あの女の子どこいった?”
“しずくちゃん気をつけてー”
“これはSランク認定も納得”
視聴者の反応も悪くない。この調子でもっとサラマンドラの攻撃を引き出そう。そう思ったその時。
私の姿を見失ったサラマンドラが水無瀬さんの方にギロリと視線を移した。
「ひいっ!」
水無瀬さんが引きつった声を上げる。マズイ、実況する彼女の声に釣られたんだ。はやくこっちにヘイトを向けないと!
「『束縛の雷撃』!」
視界を遮るように攻撃してこっちに注意を向けさせよう。狙い通り、サラマンドラの目の前を上空から稲光がよぎる。しかし、サラマンドラはこちらには見向きもしない。
くっ、だめなの?こうなったら『束縛の雷撃』を直撃させて止める?いや、まだ戦いは始まったばかり。動きを封じるには早すぎる。でも、このままじゃ水無瀬さんが……。
配信に気を取られて生じたわずかな迷い。その隙にサラマンドラが動いた。再び大きく開いた口が空気を吸い込み、灼熱の炎が生み出される。
「水無瀬さん、動かないでください」
そこに、荒木田さんが立ちはだかった。
「ううぅ、はっ、はいっ!」
水無瀬さんは怯えながらも、サラマンドラにカメラを向け続けている。
「『亜空障壁』」
荒木田さんが突き出した右手を中心に、半透明の壁が忽然と現れた。
次の瞬間、解き放たれた爆炎が津波のように2人を飲み込もうとする。
が、炎の息吹は2人には届かない。
すべてを焼き尽くさんとする獄炎は出現した壁に阻まれ、2人のいる場所だけを避けるようにして地を焼き焦がし通り過ぎて行った。
視界を塗りつぶしていた赤が消え去り、無事な2人の姿が見えてホッと胸をなでおろす。
「よかった。さすがは荒木田さん」
広場を横断するように広範囲が焦土と化し、焼け焦げた地面からは黒煙が立ち上っている。水無瀬さんは周囲の様子をカメラに収めながら声を張り上げた。
「ゴホッ!な、なんということでしょうか!こ、これがサラマンドラのブレスの威力です!荒木田さんが守ってくれなかったら、ただじゃすんでないよコレっ!」
少し遅れて沸き立つコメントが聞こえてくる。
“うわこっち向いた!”
“これまずいんじゃね?”
“画面真っ赤”
“ぎゃああああああ”
“しずくちゃん大丈夫?”
“マジで焼野原じゃん”
“今の防ぐとか味方もヤバイ”
ヒヤッとしたけど、配信的にはいい方に転がったみたい。でも、やっぱりあまり長引かせるべきではなさそうだ。もう攻勢に転じてしまおう。
『瞬間移動』で広場の端にあった大きな岩の上に転移。岩に両手を押し付け、サラマンドラの頭上を見つめる。転移先の座標を指定。
足元の大岩が消え、サラマンドラの上空にパッと出現する。そのまま重力に従って落下した岩が無防備な頭に直撃した。
サラマンドラは悲鳴のような鳴き声を上げ、頭をブルブルと左右に振る。確実にダメージは入ったはずだけど、すぐに態勢を立て直されてしまう。やっぱり、耐久力はかなりのものだ。
「アキちゃんの能力で、ついに攻撃が入りましたっ!でもでも、あまり効いてないみたい!?」
水無瀬さんはばっちりサラマンドラにカメラを向けて、実況を続けている。
“投石攻撃!?”
“これは効いただろ”
“ダメっぽい”
“あんなデカい岩が頭に当たって倒れないのかよ”
コメントはサラマンドラのタフさに驚いている。この調子で体力を削りながら、倒れないサラマンドラの姿を視聴者に印象づけよう。
『風精霊の加護』で加速し、サラマンドラの正面に躍り出る。
「『束縛の雷撃』!」
今度は当てて動きを鈍らせる!右手の人差し指から一筋の電撃が放たれた。
が、ダメージを受けて警戒していたか、サラマンドラは地を滑るように素早く前進。光線を躱しながら、巨大な尾を振りかざした。
「やばっ!」
とっさに空を蹴り風の推進力を得て飛び退く。サラマンドラの尻尾が弧を描いて、しなる鞭のように打ち下ろされる。
私の脚を掠めた尾撃は、倒れていた木の幹を軽々と真っ二つにへし折った。
冷汗が頬を伝う。ちょっと近づきすぎたかも。前方に突風の出力を集中。サラマンドラを前に見ながら、逆噴射して後ろに下がる。
「激しい攻防っ!サラマンドラ、すごい俊敏さです!はたして反撃できるのかっ!アキちゃんっ、頑張ってー!!」
“あっぶな”
“木が粉々じゃん”
“よく避けられるな”
“アキちゃん頑張れー!”
水無瀬さんの応援と視聴者の声がひっきりなしに耳に入ってくる。
って、水無瀬さんだけじゃなくてコメントにまで私の名前呼ばれちゃってるじゃん。はっ、恥ずかしっ!
私への応援コメントに動揺したその瞬間。サラマンドラが口を開くと同時に、巨大な火の玉が飛び出した。瞬きする間に煌々と輝く火球が迫ってくる。
「うわっ!」
右手で風の方向を操作。鋭く転進して、身体をひねる。ジリジリと頬を焦がす熱気が目の前を横切った。
なんとか躱して安心したのも束の間。サラマンドラは次々と火炎弾を連射し始めた。私の機動力を見て、手数勝負に切り替えてきたか。
それでも襲い来る火の雨の1つ1つは、人間1人を飲み込めるほどの大きさと熱量を持っている。当たればもちろん火だるまだ。距離を取りながらジグザグに飛び回り、反撃の隙を伺う。
「と、とんでもない連続攻撃っ!アキちゃん、凄まじい速さで避けてます!もう目で追えないくらいの極限バトルっ!果たしてどうなってしまうのか!」
“なんだこの弾幕”
“こんなの無理ゲーだろ”
“速いしデカいし熱そう”
“これホントに勝てるの?”
“サラマンドラヤバすぎ”
水無瀬さんの実況の熱も手伝って、コメントは騒然としている。もう十分サラマンドラの強さも伝わってる感じだ。そろそろ決着をつける頃合いかも。
と、ようやく息を切らしてサラマンドラが口を閉じた。
「よし、ここだっ!『束縛の雷撃』!」
胴体を狙って放った稲妻が、ついにサラマンドラの身体に命中する。全身を電撃が駆け巡り、サラマンドラの動きが止まった。その時だ。
「灰戸さん!後ろです!!」
荒木田さんの叫びが聞こえて、なにごとかと振り向く。
「えっ、なんで……」
私の目に信じられない光景が飛び込んでくる。
上空に突然現れたそいつは、甲高い咆哮と共にこちらを睥睨した。
巨大な翼で宙を舞う飛竜。
Sランクモンスター、ワイバーンがそこにいた。
サラマンドラの視界に入るように滑空し、視線をこちらに誘導。
すると、サラマンドラはすぐさま私をターゲットにした。大きく息を吸い込みつつ、こちらに狙いを定めている。
「よし、いい感じ」
荒木田さんの位置を確認し、ブレスの射線が広場の外に向くよう移動する。
みるみるサラマンドラの口の中が渦巻く炎で満たされる。次の瞬間、真っ赤な火炎の奔流が怒涛のように溢れだし、こちらへ向けて一気に放出された。
『瞬間移動』で上空に転移してそれを回避。吹き出された業火は広場の脇にある木々をあっという間に包み込んだ。
大木が次々と焼け落ち、燃え盛る枝葉が広場の内側にまで降り注ぐ。
「見てください!サラマンドラのブレスが辺りを焼き払ってしまいましたっ!こんなのをまともに受けたらひとたまりもありません!あ、アキちゃんはしっかり避けてるので安心してね~」
下の方から水無瀬さんの実況が聞こえてくる。それに合わせるように、コメントの勢いも加速した。
“ブレスの範囲えぐすぎ”
“やべえ”
“あの女の子どこいった?”
“しずくちゃん気をつけてー”
“これはSランク認定も納得”
視聴者の反応も悪くない。この調子でもっとサラマンドラの攻撃を引き出そう。そう思ったその時。
私の姿を見失ったサラマンドラが水無瀬さんの方にギロリと視線を移した。
「ひいっ!」
水無瀬さんが引きつった声を上げる。マズイ、実況する彼女の声に釣られたんだ。はやくこっちにヘイトを向けないと!
「『束縛の雷撃』!」
視界を遮るように攻撃してこっちに注意を向けさせよう。狙い通り、サラマンドラの目の前を上空から稲光がよぎる。しかし、サラマンドラはこちらには見向きもしない。
くっ、だめなの?こうなったら『束縛の雷撃』を直撃させて止める?いや、まだ戦いは始まったばかり。動きを封じるには早すぎる。でも、このままじゃ水無瀬さんが……。
配信に気を取られて生じたわずかな迷い。その隙にサラマンドラが動いた。再び大きく開いた口が空気を吸い込み、灼熱の炎が生み出される。
「水無瀬さん、動かないでください」
そこに、荒木田さんが立ちはだかった。
「ううぅ、はっ、はいっ!」
水無瀬さんは怯えながらも、サラマンドラにカメラを向け続けている。
「『亜空障壁』」
荒木田さんが突き出した右手を中心に、半透明の壁が忽然と現れた。
次の瞬間、解き放たれた爆炎が津波のように2人を飲み込もうとする。
が、炎の息吹は2人には届かない。
すべてを焼き尽くさんとする獄炎は出現した壁に阻まれ、2人のいる場所だけを避けるようにして地を焼き焦がし通り過ぎて行った。
視界を塗りつぶしていた赤が消え去り、無事な2人の姿が見えてホッと胸をなでおろす。
「よかった。さすがは荒木田さん」
広場を横断するように広範囲が焦土と化し、焼け焦げた地面からは黒煙が立ち上っている。水無瀬さんは周囲の様子をカメラに収めながら声を張り上げた。
「ゴホッ!な、なんということでしょうか!こ、これがサラマンドラのブレスの威力です!荒木田さんが守ってくれなかったら、ただじゃすんでないよコレっ!」
少し遅れて沸き立つコメントが聞こえてくる。
“うわこっち向いた!”
“これまずいんじゃね?”
“画面真っ赤”
“ぎゃああああああ”
“しずくちゃん大丈夫?”
“マジで焼野原じゃん”
“今の防ぐとか味方もヤバイ”
ヒヤッとしたけど、配信的にはいい方に転がったみたい。でも、やっぱりあまり長引かせるべきではなさそうだ。もう攻勢に転じてしまおう。
『瞬間移動』で広場の端にあった大きな岩の上に転移。岩に両手を押し付け、サラマンドラの頭上を見つめる。転移先の座標を指定。
足元の大岩が消え、サラマンドラの上空にパッと出現する。そのまま重力に従って落下した岩が無防備な頭に直撃した。
サラマンドラは悲鳴のような鳴き声を上げ、頭をブルブルと左右に振る。確実にダメージは入ったはずだけど、すぐに態勢を立て直されてしまう。やっぱり、耐久力はかなりのものだ。
「アキちゃんの能力で、ついに攻撃が入りましたっ!でもでも、あまり効いてないみたい!?」
水無瀬さんはばっちりサラマンドラにカメラを向けて、実況を続けている。
“投石攻撃!?”
“これは効いただろ”
“ダメっぽい”
“あんなデカい岩が頭に当たって倒れないのかよ”
コメントはサラマンドラのタフさに驚いている。この調子で体力を削りながら、倒れないサラマンドラの姿を視聴者に印象づけよう。
『風精霊の加護』で加速し、サラマンドラの正面に躍り出る。
「『束縛の雷撃』!」
今度は当てて動きを鈍らせる!右手の人差し指から一筋の電撃が放たれた。
が、ダメージを受けて警戒していたか、サラマンドラは地を滑るように素早く前進。光線を躱しながら、巨大な尾を振りかざした。
「やばっ!」
とっさに空を蹴り風の推進力を得て飛び退く。サラマンドラの尻尾が弧を描いて、しなる鞭のように打ち下ろされる。
私の脚を掠めた尾撃は、倒れていた木の幹を軽々と真っ二つにへし折った。
冷汗が頬を伝う。ちょっと近づきすぎたかも。前方に突風の出力を集中。サラマンドラを前に見ながら、逆噴射して後ろに下がる。
「激しい攻防っ!サラマンドラ、すごい俊敏さです!はたして反撃できるのかっ!アキちゃんっ、頑張ってー!!」
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って、水無瀬さんだけじゃなくてコメントにまで私の名前呼ばれちゃってるじゃん。はっ、恥ずかしっ!
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「うわっ!」
右手で風の方向を操作。鋭く転進して、身体をひねる。ジリジリと頬を焦がす熱気が目の前を横切った。
なんとか躱して安心したのも束の間。サラマンドラは次々と火炎弾を連射し始めた。私の機動力を見て、手数勝負に切り替えてきたか。
それでも襲い来る火の雨の1つ1つは、人間1人を飲み込めるほどの大きさと熱量を持っている。当たればもちろん火だるまだ。距離を取りながらジグザグに飛び回り、反撃の隙を伺う。
「と、とんでもない連続攻撃っ!アキちゃん、凄まじい速さで避けてます!もう目で追えないくらいの極限バトルっ!果たしてどうなってしまうのか!」
“なんだこの弾幕”
“こんなの無理ゲーだろ”
“速いしデカいし熱そう”
“これホントに勝てるの?”
“サラマンドラヤバすぎ”
水無瀬さんの実況の熱も手伝って、コメントは騒然としている。もう十分サラマンドラの強さも伝わってる感じだ。そろそろ決着をつける頃合いかも。
と、ようやく息を切らしてサラマンドラが口を閉じた。
「よし、ここだっ!『束縛の雷撃』!」
胴体を狙って放った稲妻が、ついにサラマンドラの身体に命中する。全身を電撃が駆け巡り、サラマンドラの動きが止まった。その時だ。
「灰戸さん!後ろです!!」
荒木田さんの叫びが聞こえて、なにごとかと振り向く。
「えっ、なんで……」
私の目に信じられない光景が飛び込んでくる。
上空に突然現れたそいつは、甲高い咆哮と共にこちらを睥睨した。
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