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第8話 水無瀬しずくの恩返し
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翌日、私は眠い目を擦って午前中の授業をやり過ごそうと苦心していた。
たった一日であまりにも色んなことがあったせいで、昨日は寝不足になっちゃった。なにも考えずにいられたらどれだけ楽だっただろう。
とりあえず、昨日よりはクラスメイトからのアタックが少なくなったのがせめてもの救いかな。このまま、みんな私のことなんて気にしなくなってくれたらいいんだけど。
ほとんど内容は覚えてないけど形だけ授業を乗り切って、ようやく昼休みに入る。
弁当を取り出そうとカバンに手を伸ばした時、遠くで人のざわめきが聞こえた。
この空気、なんか覚えがある。嫌な予感。
弁当を手に視線を上げると、ちょうど教室のドアから覗く顔と目が合った。
水無瀬さんだ。
彼女はひらひらと手を振って輝かんばかりの笑みを浮かべている。私はというと、きっと酷い仏頂面をしていたと思う。
「こんにちは!今日はお礼の件で少しお話があって来ました。せっかくなので、一緒にご飯食べませんか?」
無垢な笑顔がとても眩しい。人見知りを極めた私には刺激が強すぎる。本当なら即お断りしたい。
でも昨日の話を聞いた感じだと、お礼とやらを受け取らない限り彼女の気はすまないんじゃないだろうか。彼女の率直な態度を見ているとそんな気がした。
それなら下手に断って食い下がられるより、さっさとお礼をもらってしまった方が後腐れがないように思う。
とはいえ、私とは対極の存在みたいな彼女と会話をするのは、若干抵抗がある。でもここはグッと我慢だ。今後関わらなくてすむようにした方が絶対いいもの。
「わ、分かりました」
コックリと頷くと、水無瀬さんは心底嬉しそうに顔を綻ばせた。うわぁ、かわいいなぁ。さすがは人気配信者。笑顔が素敵過ぎる。
「ありがとうございます!じゃあ、ゆっくり話したいので中庭の方に行きましょう」
水無瀬さんの後について行くと、彼女は中庭のすみっこの方にあるベンチに向かった。
「ここ、日当たりが良くて休憩にはもってこいなんですよ」
綺麗な髪をなびかせて、こちらを振り返りながら楽しそうに教えてくれる。
陰キャの私はその一挙手一投足で目が眩みそうになる。はやく、話を終わらせたい。
2人で弁当を広げ、食べ始めると同時に私は早速尋ねる。
「そ、それで、お話ってなんですか?」
「助けていただいたお礼をどうしようか色々考えてきたので、灰戸さんの意見も聞きたいんです。やっぱり、受け取る人が嬉しくないとお礼の意味がないと思って」
「わ、分かりました。お礼の内容教えてください」
「良かった!きっとビックリしますよ。わたしのリサーチ力と企画力はピカイチなので!」
水無瀬さんはエッヘンとご立派な胸を逸らすポーズを決めて、自信満々に口を開いた。
「近々ダンジョン配信者デビューされる灰戸さんに!このわたし、美少女インフルエンサー水無瀬しずくとのコラボ配信をプレゼント!――っていうのを考えたんです。どうですか?」
色々とツッコミどころが多すぎて、思わず弁当を取り落としそうになってしまう。
「え、配信者デビュー?コラボ配信?」
なぜ私が配信者デビューすることになってるの?昨日の依頼の事は誰にも言ってないし。ていうか、そもそも引き受けるって決めてないし!
それにコラボ配信って、水無瀬さんと並んで動画を撮るってことだよね。それお礼になってないし!なんなら罰ゲームだし!
脳内で怒涛のツッコミを展開していると、水無瀬さんは得意満面にプレゼンを始めた。
「灰戸さんがデビューされるという情報をつかんだ時、ビビッと来たんです。登録者数23万人のわたしと初配信でコラボすれば、灰戸さんのチャンネルは最高のスタートを切れること間違いなし。これぞ、わたしにしかできない至高の恩返し!きっと灰戸さんも喜んでくれるだろうって!」
うん。善意で言ってくれてるんだろうというのはこれでもかと伝わってくる。
でも、なにか盛大に勘違いされてるっぽい。
「あ、あの。私、配信者デビューとかしないんですけど……」
水無瀬さんは目をパチパチとしばたたかせた。
「えっ、でも灰戸さんのクラスの人から聞いたんですよ!灰戸さんがダンジョン配信するって……」
あー、なんとなく察しがついた。
「そ、それは、デマですね。私にダンジョン配信して欲しいって言ってる人はいましたけど。私、配信するなんて言ってないですし、するつもりもないです」
次の瞬間、水無瀬さんの顔は湯気が出そうなくらいに真っ赤になった。
「ごっ、ごめんなさいっ!あんなに強くてしかも恩人の灰戸さんが同業者になるって思ったらつい舞い上がっちゃって。灰戸さんに確認もせずに、早とちりしちゃうとか。ひどいやらかしだよぉ」
「あ、謝らなくていいですよ。そういうことって誰にでもありますし……」
そう言って私が両手をワタワタと振ると、水無瀬さんは瞳を潤ませた。
「灰戸さん、優しいんですね。そう言ってもらえるとありがたいです」
彼女は私の手を取り、感謝の気持ちをめいっぱい表情に込めて顔を近づけてきた。距離が近い!なんか気恥ずかしいっ!
「と、とにかく、コラボ配信はなしってことで」
すると、水無瀬さんはコクコクと頷き、次の瞬間にはパッと顔を明るくする。
「じゃあ、気を取り直して別の案で挽回しますね!探索者の必須アイテム、スキルオーブはどうでしょう。やっぱりダンジョンの戦いではスキルが大事だし、結構アリかなと思うんだけど……」
切り替えの早さに圧倒されながらも、提案の是非について考える。
「スキルオーブ……」
正直、手持ちのスキルに不足はないのでもらっても使うことはないアイテムだ。でも、実際探索者にとっては必需品だし、落し所としてはかなりいい気がする。
少し考えをまとめていると、水無瀬さんがふと不安げな表情になった。
「あ、もしかして要らないです?」
げっ、必要ないって本音が顔に出てたかな。私はすぐさま待ったをかける。
「いっ、いえ!いいと思います!強いスキルはあると便利なのでっ!」
ちょっとリアクションがオーバーだったかなと反省しそうになったけど、水無瀬さんはホッとした様子で胸に手を当てた。
「良かったぁ。わたし、ダンジョン配信をほぼ毎日やってるので、スキルオーブはたくさん持ってるんです。あ、でもどうせならレアスキルをプレゼントしたいかも。家にもあったはずだけど、ダンジョンで探してくるのもいいなぁ」
えっ、ダンジョンに取りに行くの?それはマズイって。今のダンジョンにはSランクモンスターがうろついてるかもしれないのに!とりあえず、それとなく止めないと。
「え、えっと、わざわざ新しいのを手に入れなくても手持ちのオーブで構わないですよ?」
「いえ、お気になさらず。できるだけ選択肢を増やして、灰戸さんが欲しいスキルをあげたいんです。余りものですませるなんて、わたしが納得できないので!」
水無瀬さんは芯の強さを感じさせる眼差しでキッパリと言い切った。私がちょっと遠慮したくらいでは、考えを曲げるつもりはなさそうだ。
本当なら危険だって伝えたいけど、ダンジョンの異常のことは口外するなって言われてるし。今は警戒するように注意するくらいしかできないか。
「そ、そうですか。それなら無理には止めないですけど、前みたいに強い魔物が出るかもしれないし、気をつけてくださいね」
「お気遣いありがとうございます。じゃあ、決まりですね!」
彼女がダンジョンに潜るのは心配だけど、これでなんとか話はまとまった。食事をすませるとちょうど昼休みの終わりが近づき、2人で中庭を後にする。
「では、とっておきのレアスキルを見つけてきます!今度会うときに渡しますから、楽しみにしててくださいね」
「は、はい。あ、あまり無理はしないでね」
水無瀬さんはにこやかに笑って、元気に手を振りながら自分の教室に戻っていった。
彼女の姿が見えなくなったところで、思わずため息が漏れる。
水無瀬さんがダンジョンに行くと言い出したことで、私は再認識した。Sランクモンスターが地上へ向かって来てるのに、今は誰でもダンジョンへ自由に入れるという事実を。
いつ誰が襲われるか分からない。私はそれを知っているのになにもできないの?
荒木田さんの依頼はやっぱり受けたくないけど、ダンジョンのSランクモンスターを放っておくのもなんだかモヤモヤする。
どんよりと晴れない気持ちを抱えながら、とりあえず私も教室に戻ることにした。
たった一日であまりにも色んなことがあったせいで、昨日は寝不足になっちゃった。なにも考えずにいられたらどれだけ楽だっただろう。
とりあえず、昨日よりはクラスメイトからのアタックが少なくなったのがせめてもの救いかな。このまま、みんな私のことなんて気にしなくなってくれたらいいんだけど。
ほとんど内容は覚えてないけど形だけ授業を乗り切って、ようやく昼休みに入る。
弁当を取り出そうとカバンに手を伸ばした時、遠くで人のざわめきが聞こえた。
この空気、なんか覚えがある。嫌な予感。
弁当を手に視線を上げると、ちょうど教室のドアから覗く顔と目が合った。
水無瀬さんだ。
彼女はひらひらと手を振って輝かんばかりの笑みを浮かべている。私はというと、きっと酷い仏頂面をしていたと思う。
「こんにちは!今日はお礼の件で少しお話があって来ました。せっかくなので、一緒にご飯食べませんか?」
無垢な笑顔がとても眩しい。人見知りを極めた私には刺激が強すぎる。本当なら即お断りしたい。
でも昨日の話を聞いた感じだと、お礼とやらを受け取らない限り彼女の気はすまないんじゃないだろうか。彼女の率直な態度を見ているとそんな気がした。
それなら下手に断って食い下がられるより、さっさとお礼をもらってしまった方が後腐れがないように思う。
とはいえ、私とは対極の存在みたいな彼女と会話をするのは、若干抵抗がある。でもここはグッと我慢だ。今後関わらなくてすむようにした方が絶対いいもの。
「わ、分かりました」
コックリと頷くと、水無瀬さんは心底嬉しそうに顔を綻ばせた。うわぁ、かわいいなぁ。さすがは人気配信者。笑顔が素敵過ぎる。
「ありがとうございます!じゃあ、ゆっくり話したいので中庭の方に行きましょう」
水無瀬さんの後について行くと、彼女は中庭のすみっこの方にあるベンチに向かった。
「ここ、日当たりが良くて休憩にはもってこいなんですよ」
綺麗な髪をなびかせて、こちらを振り返りながら楽しそうに教えてくれる。
陰キャの私はその一挙手一投足で目が眩みそうになる。はやく、話を終わらせたい。
2人で弁当を広げ、食べ始めると同時に私は早速尋ねる。
「そ、それで、お話ってなんですか?」
「助けていただいたお礼をどうしようか色々考えてきたので、灰戸さんの意見も聞きたいんです。やっぱり、受け取る人が嬉しくないとお礼の意味がないと思って」
「わ、分かりました。お礼の内容教えてください」
「良かった!きっとビックリしますよ。わたしのリサーチ力と企画力はピカイチなので!」
水無瀬さんはエッヘンとご立派な胸を逸らすポーズを決めて、自信満々に口を開いた。
「近々ダンジョン配信者デビューされる灰戸さんに!このわたし、美少女インフルエンサー水無瀬しずくとのコラボ配信をプレゼント!――っていうのを考えたんです。どうですか?」
色々とツッコミどころが多すぎて、思わず弁当を取り落としそうになってしまう。
「え、配信者デビュー?コラボ配信?」
なぜ私が配信者デビューすることになってるの?昨日の依頼の事は誰にも言ってないし。ていうか、そもそも引き受けるって決めてないし!
それにコラボ配信って、水無瀬さんと並んで動画を撮るってことだよね。それお礼になってないし!なんなら罰ゲームだし!
脳内で怒涛のツッコミを展開していると、水無瀬さんは得意満面にプレゼンを始めた。
「灰戸さんがデビューされるという情報をつかんだ時、ビビッと来たんです。登録者数23万人のわたしと初配信でコラボすれば、灰戸さんのチャンネルは最高のスタートを切れること間違いなし。これぞ、わたしにしかできない至高の恩返し!きっと灰戸さんも喜んでくれるだろうって!」
うん。善意で言ってくれてるんだろうというのはこれでもかと伝わってくる。
でも、なにか盛大に勘違いされてるっぽい。
「あ、あの。私、配信者デビューとかしないんですけど……」
水無瀬さんは目をパチパチとしばたたかせた。
「えっ、でも灰戸さんのクラスの人から聞いたんですよ!灰戸さんがダンジョン配信するって……」
あー、なんとなく察しがついた。
「そ、それは、デマですね。私にダンジョン配信して欲しいって言ってる人はいましたけど。私、配信するなんて言ってないですし、するつもりもないです」
次の瞬間、水無瀬さんの顔は湯気が出そうなくらいに真っ赤になった。
「ごっ、ごめんなさいっ!あんなに強くてしかも恩人の灰戸さんが同業者になるって思ったらつい舞い上がっちゃって。灰戸さんに確認もせずに、早とちりしちゃうとか。ひどいやらかしだよぉ」
「あ、謝らなくていいですよ。そういうことって誰にでもありますし……」
そう言って私が両手をワタワタと振ると、水無瀬さんは瞳を潤ませた。
「灰戸さん、優しいんですね。そう言ってもらえるとありがたいです」
彼女は私の手を取り、感謝の気持ちをめいっぱい表情に込めて顔を近づけてきた。距離が近い!なんか気恥ずかしいっ!
「と、とにかく、コラボ配信はなしってことで」
すると、水無瀬さんはコクコクと頷き、次の瞬間にはパッと顔を明るくする。
「じゃあ、気を取り直して別の案で挽回しますね!探索者の必須アイテム、スキルオーブはどうでしょう。やっぱりダンジョンの戦いではスキルが大事だし、結構アリかなと思うんだけど……」
切り替えの早さに圧倒されながらも、提案の是非について考える。
「スキルオーブ……」
正直、手持ちのスキルに不足はないのでもらっても使うことはないアイテムだ。でも、実際探索者にとっては必需品だし、落し所としてはかなりいい気がする。
少し考えをまとめていると、水無瀬さんがふと不安げな表情になった。
「あ、もしかして要らないです?」
げっ、必要ないって本音が顔に出てたかな。私はすぐさま待ったをかける。
「いっ、いえ!いいと思います!強いスキルはあると便利なのでっ!」
ちょっとリアクションがオーバーだったかなと反省しそうになったけど、水無瀬さんはホッとした様子で胸に手を当てた。
「良かったぁ。わたし、ダンジョン配信をほぼ毎日やってるので、スキルオーブはたくさん持ってるんです。あ、でもどうせならレアスキルをプレゼントしたいかも。家にもあったはずだけど、ダンジョンで探してくるのもいいなぁ」
えっ、ダンジョンに取りに行くの?それはマズイって。今のダンジョンにはSランクモンスターがうろついてるかもしれないのに!とりあえず、それとなく止めないと。
「え、えっと、わざわざ新しいのを手に入れなくても手持ちのオーブで構わないですよ?」
「いえ、お気になさらず。できるだけ選択肢を増やして、灰戸さんが欲しいスキルをあげたいんです。余りものですませるなんて、わたしが納得できないので!」
水無瀬さんは芯の強さを感じさせる眼差しでキッパリと言い切った。私がちょっと遠慮したくらいでは、考えを曲げるつもりはなさそうだ。
本当なら危険だって伝えたいけど、ダンジョンの異常のことは口外するなって言われてるし。今は警戒するように注意するくらいしかできないか。
「そ、そうですか。それなら無理には止めないですけど、前みたいに強い魔物が出るかもしれないし、気をつけてくださいね」
「お気遣いありがとうございます。じゃあ、決まりですね!」
彼女がダンジョンに潜るのは心配だけど、これでなんとか話はまとまった。食事をすませるとちょうど昼休みの終わりが近づき、2人で中庭を後にする。
「では、とっておきのレアスキルを見つけてきます!今度会うときに渡しますから、楽しみにしててくださいね」
「は、はい。あ、あまり無理はしないでね」
水無瀬さんはにこやかに笑って、元気に手を振りながら自分の教室に戻っていった。
彼女の姿が見えなくなったところで、思わずため息が漏れる。
水無瀬さんがダンジョンに行くと言い出したことで、私は再認識した。Sランクモンスターが地上へ向かって来てるのに、今は誰でもダンジョンへ自由に入れるという事実を。
いつ誰が襲われるか分からない。私はそれを知っているのになにもできないの?
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