神鳥を殺したのは誰か?

皇太子との婚儀を控えた灑洛(れいらく)は、好奇心で訪ねた花園にて一人の男と出会う。

黒珠黒衣に身を包み、煙るような黎黒の髪を持つ美しき男は、
遊嗄の父親で現皇帝・黎氷(れいひょう)であった。

灑洛にとっては、義理の父にあたる方でもある。

幼い頃から恋い慕っていた遊嗄との結婚生活は、甘く穏やかで順風満帆そのものだったが、
何故か、皇帝が灑洛に対して過剰に目を掛けるようになる。

天帝から賜ったとも言われる神鳥を灑洛に下賜するに至り、
皇帝の執着の異常さに怖ろしくなる灑洛……。

后妃達からも疎まれ、廷臣たちからも蔑まれるようになり……。


そして、事件は起こってしまった。



中華風後宮ラブ・ミステリー


『神鳥を殺したのは誰か?』
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