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腹ペコゴブリンの想い
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~とある腹ペコ ゴブリンside①~
俺はお腹が空いている。
集落に生まれた時からずっとだ。
満たされない空腹。
いつしか味のしなくなった棒状の枝と、少しの肉。
食べても食べても饑餓感だけが残る。
集落には何もなく、暗くてジメジメしている。
そんな場所に、飽き飽きしていた。
頭にはモヤモヤがかかってて、イライラする。
兄弟達は俺よりもモヤモヤに頭を侵されていて、話が通じない。
面白くない。
非常に退屈だ。
お腹も減った。
話が通じないのはとてもつまらない。
だけど、そんな中に1人だけ、話が通じる奴がいた。
そいつは俺よりかは少しモヤモヤが多かったけど、充分に話せるやつだった。
そんな奴も、集落から出ていった。
帰ってこない。
つまらない。
周りの奴らはココ最近頭がおかしくなったように呻いている。
涎を垂らして、叫んだりもしていた。
俺達ゴブリンは確かに醜悪だが、こんなにも汚いと、同族嫌悪をしてしまう。
さっさとこんな場所から出てしまおう。
そう思い立ったまま、オレは集落を出た。
集落の外の世界は美しかった。
きっとアイツもこの世界をみてはしゃいだのだろう。
確かにキレイだ。
草がサワサワと揺れ、天井が青く透き通っている。
その天井に光り輝くものが2つ浮かんでいる。
非常に美しい。
美しい。
ただそれだけだ。
俺のお腹は満たされることは無かった。
兄弟達や、アイツは
あぁ、お腹が空いた。
何かないかな。
お腹が空きすぎて注意力が欠けそうになる。
気をつけなければ。
いつヒューマンと遭遇してもおかしくは無いのだから。
ヒューマンじゃなくとも、他の種族に会えば、最弱のゴブリンである俺は命を落とすことになるのだろう。
最弱であるからな。
ぐーぎゅるるるる。
ああ、お腹がスイタ。
モヤモヤが増える。
お腹すいタ。
気づくと、口の中に草を詰め込んでいた。
苦い葉の味が下にこびり付いている。
ぺっぺっぺ。
俺は時々、饑餓感が膨らみすぎると、モヤモヤが増大し、意識が飛ぶことがある。
そして、気づくと何かを食べているのだ。
集落にいる時は、1度だけ、兄弟を殺して、足を咥えていた。
ゴブリンは不味い。
今口に詰め込んでいた草も不味い。
不味い。
不味すぎる。
あー。
お腹空いた。
空きすぎて死にそうだ。
退屈だ。
話が通じるやつはどこかにいないものか。
退屈すぎて死にそうだ。
はぁ。
どこか適当な所で寝よう。
縮こまって寝ていれば、誰にも襲われないはずだ。
見つからなければの話だが。
お腹減った。
寝よう。
寝れば少しはこの饑餓感から解放されるはずだ。
ずっとこのままだと、正直いって厳しい。
腹へった。
寝よ…。
いい匂いがした。
ガバッと身体を起こす。
何だ?この匂いは…。
初めて嗅ぐこの素晴らしい香り。
美味しい匂いだ。
俺は匂いのする方向に向かった。
そして、 俺は目の前に広がる光景に呆然とした。
アイツが生きていたのだ。
しかも、ヒューマンと楽しそうに何かを取り合っている。 アイツは馬鹿なのか?
相手はあのヒューマン何だぞ?
……。
俺から見るに、お互いを信頼しあっているように見える。
一体何があったというのだ?
だが、そんなことを知るよりも、あのヒューマンが持っている物がとてつもなく気になる。
何なんだ?そのとてつもなく美味しい匂いを放っているそれは!!
俺も食べたい!
アイツはそれをヒューマンから盗ろうと一進後退の攻防を繰り広げている。
なんで、アイツはあんなに動きが早い?
あのヒューマンも何者なんだ?
あんな動きを出来るなんて、まさか、ヒューマンじゃないのか?
面白い。
面白くない訳が無い。
生まれてから初めての感情が心を揺さぶる。
アイツとあのヒューマンモドキに凄く興味が惹かれる。
ぐーぎゅるるるる。
ぎゅるるるる。
ごぎゅるる。
しまった!
あまりにお腹がすきすぎて、虫がなってしまった。
2人は今の音で攻防を止めて…はいなかった。
アイツが音の原因を探しているヒューマンに飛びかかろうとしたのだ。
完全に油断していたヒューマンだったが、それもスルリと躱す。
そして、美味しそうな物を消した。
…………ぎゅるる。
食べたかった。
あの美味しそうな匂いのするものを一口でもいいから食べたかった。
涎が口から垂れる。
お腹減った。
ガサガサ
「ねぇ、たこ焼き食べる?」
さっきのヒューマンがそっと美味しそうなもの
を差し出してきた。
ゴクリ。
俺は迷わずそれを取る。
丸い物を一つ口に放り込む。
「Gaッ!?」
熱い!!
舌が焼けそうだ!!
でも…
でも、なんて美味しいんだ!!
鼻の中で広がる香りが俺の空腹感を満たす。
初めての満ち。
俺はそれが嬉しくて嬉しくて、目から水を流しながら美味しい丸いものを食べた。
夢中にたべていたせいか、いつの間にか、全ての丸いものが無くなっていた。
お腹は満腹。
饑餓は襲ってこない。
改めて、ヒューマン?を見る。
コイツはヒューマンの中でも馬鹿なやつなのかもしれない。じっと見つめていると、アイツがやって来た。
「Ga?Gehi!(久しぶり?饑餓感は治ったの?)」
「Ga。(あぁ、このヒューマンモドキのお陰でな。)」
「Ga。GehiGa?(この人はるしっていうんだ。僕もこの人に助けてもらったの。あと、名前も貰ったんだ。僕の名前はジンって言うんだ。)」
「GehiGehiGg(そうなのか。……こいつはイイヤツみたいだな。)」
アイツは目を輝かせてヒューマンモドキ…るしの事を褒めちぎっていた。
聞くところによると、二人のヒューマンに殺されかけてたところを助けられたんだとか。
ホントにそんな事があるのかと昔の自分なら疑うだろうが、何せ本人が目の前にいるんだから、疑いようがない。
るしって奴は甘すぎるやつのようだ。
アイツ…ジンはずるいな。
毎日こんなに美味しいものを食えるんだろ?
羨ましいったらありゃしないぜ。
俺もるしについて行きたい。
るしと一緒に居れば、美味しいものをたくさん食べさせてくれる気がするのだ。
あと、るし自身から凄く甘い匂いがする。
俺はこの香りが好きだ。
だから、ついて行きたい。
そう思っていると、
『プレイヤー名“るし”に【テイム】を申込みますか?』
世界の声が聞こえた。
すごい。
世界の声なんて死ぬまで聞くことはないと思ってたのに。
…るしについて行けば、退屈しない。
お腹がいっぱいになる。
いい匂いがする。
俺はるしに【テイム】されたい。
一緒に外の世界を旅したい。
ジンと今度こそモヤのない状態で話し合いたい。
…美味しいものを食べたい。
俺は【テイム】されることをるしに要求する。
~とある運営side~
俺は、目の前の画面の表示を見て驚愕した。
まだサービスが開始されて1週間もたっていないのにあの、シークレットクエストがクリアされたのだ。
「おいっ!シークレットクエストがクリアされたぞ!?」
「何だって!?」
「ど…どういう事だ!!」
「バグか?」
急いで過去の記録を見ると、るしというプレイヤーと、テイムモンスターのゴブリンがクリアしていた。
「まてまて、そんなに簡単にクリア出来るものなのか?」
「いや、推奨ランクはAだったはずだ。」
「は?じゃぁ、どうやって…。」
「種族レア度はどうだ?」
俺は急いでるしの種族レア度を調べる。
…。
……。
有り得ない…。
「種族レア度は☆8だ。」
振り返ると東堂がいた。
「なんで知ってるんだ。」
東堂は嬉しそうに言う。
「俺がそのるしの担当してたからな。」
「「なっ……」」
運営からしても、☆8を出すというのは、有り得ない事だ。
出るわけがない確率にして設定していたからだ。
出すまでには何億、何兆回とリセマラを続けなくてはならないほどの確率だというのに。
しかも、そいつはよりにもよって、エクストラ報酬までも得ていた。
「どうなっているんだ…?」
東堂は何か物知り顔だった。
それが無性に腹が立つ。
「答えろっ!東堂、お前何か知ってんだろ?」
「おい、喧嘩すんな。」
「だってよ…。」
東堂はヒラヒラ手を振って、面白そうに目を細めた。
「るしは、運に極振りしたんだ。」
「はぁっ!?」
チュートリアルで貰ったポイントを全て運に振ったというのか!?
…。
それならば、この結果は有り得ることだ。
十分に警戒しなくては。
俺の直感はそう囁いていた。
「皆、次からこのプレイヤーるしの行動を目の隅でもいいからとらえておいてくれ。」
「「「了解です。」」」
運に極振りしてる馬鹿がいたなんてな…
変なやつだ。
ひょっとして、☆8を出したから、一生分の運を使い切ってしまって、車に跳ねられたりするとか思って振ったんじゃぁないだろうな…。
はんっ、まさかそんなことはないだろう。
「るし……運極さん…か。」
俺は今から起こるであろう騒動に思いをはせた。
俺はお腹が空いている。
集落に生まれた時からずっとだ。
満たされない空腹。
いつしか味のしなくなった棒状の枝と、少しの肉。
食べても食べても饑餓感だけが残る。
集落には何もなく、暗くてジメジメしている。
そんな場所に、飽き飽きしていた。
頭にはモヤモヤがかかってて、イライラする。
兄弟達は俺よりもモヤモヤに頭を侵されていて、話が通じない。
面白くない。
非常に退屈だ。
お腹も減った。
話が通じないのはとてもつまらない。
だけど、そんな中に1人だけ、話が通じる奴がいた。
そいつは俺よりかは少しモヤモヤが多かったけど、充分に話せるやつだった。
そんな奴も、集落から出ていった。
帰ってこない。
つまらない。
周りの奴らはココ最近頭がおかしくなったように呻いている。
涎を垂らして、叫んだりもしていた。
俺達ゴブリンは確かに醜悪だが、こんなにも汚いと、同族嫌悪をしてしまう。
さっさとこんな場所から出てしまおう。
そう思い立ったまま、オレは集落を出た。
集落の外の世界は美しかった。
きっとアイツもこの世界をみてはしゃいだのだろう。
確かにキレイだ。
草がサワサワと揺れ、天井が青く透き通っている。
その天井に光り輝くものが2つ浮かんでいる。
非常に美しい。
美しい。
ただそれだけだ。
俺のお腹は満たされることは無かった。
兄弟達や、アイツは
あぁ、お腹が空いた。
何かないかな。
お腹が空きすぎて注意力が欠けそうになる。
気をつけなければ。
いつヒューマンと遭遇してもおかしくは無いのだから。
ヒューマンじゃなくとも、他の種族に会えば、最弱のゴブリンである俺は命を落とすことになるのだろう。
最弱であるからな。
ぐーぎゅるるるる。
ああ、お腹がスイタ。
モヤモヤが増える。
お腹すいタ。
気づくと、口の中に草を詰め込んでいた。
苦い葉の味が下にこびり付いている。
ぺっぺっぺ。
俺は時々、饑餓感が膨らみすぎると、モヤモヤが増大し、意識が飛ぶことがある。
そして、気づくと何かを食べているのだ。
集落にいる時は、1度だけ、兄弟を殺して、足を咥えていた。
ゴブリンは不味い。
今口に詰め込んでいた草も不味い。
不味い。
不味すぎる。
あー。
お腹空いた。
空きすぎて死にそうだ。
退屈だ。
話が通じるやつはどこかにいないものか。
退屈すぎて死にそうだ。
はぁ。
どこか適当な所で寝よう。
縮こまって寝ていれば、誰にも襲われないはずだ。
見つからなければの話だが。
お腹減った。
寝よう。
寝れば少しはこの饑餓感から解放されるはずだ。
ずっとこのままだと、正直いって厳しい。
腹へった。
寝よ…。
いい匂いがした。
ガバッと身体を起こす。
何だ?この匂いは…。
初めて嗅ぐこの素晴らしい香り。
美味しい匂いだ。
俺は匂いのする方向に向かった。
そして、 俺は目の前に広がる光景に呆然とした。
アイツが生きていたのだ。
しかも、ヒューマンと楽しそうに何かを取り合っている。 アイツは馬鹿なのか?
相手はあのヒューマン何だぞ?
……。
俺から見るに、お互いを信頼しあっているように見える。
一体何があったというのだ?
だが、そんなことを知るよりも、あのヒューマンが持っている物がとてつもなく気になる。
何なんだ?そのとてつもなく美味しい匂いを放っているそれは!!
俺も食べたい!
アイツはそれをヒューマンから盗ろうと一進後退の攻防を繰り広げている。
なんで、アイツはあんなに動きが早い?
あのヒューマンも何者なんだ?
あんな動きを出来るなんて、まさか、ヒューマンじゃないのか?
面白い。
面白くない訳が無い。
生まれてから初めての感情が心を揺さぶる。
アイツとあのヒューマンモドキに凄く興味が惹かれる。
ぐーぎゅるるるる。
ぎゅるるるる。
ごぎゅるる。
しまった!
あまりにお腹がすきすぎて、虫がなってしまった。
2人は今の音で攻防を止めて…はいなかった。
アイツが音の原因を探しているヒューマンに飛びかかろうとしたのだ。
完全に油断していたヒューマンだったが、それもスルリと躱す。
そして、美味しそうな物を消した。
…………ぎゅるる。
食べたかった。
あの美味しそうな匂いのするものを一口でもいいから食べたかった。
涎が口から垂れる。
お腹減った。
ガサガサ
「ねぇ、たこ焼き食べる?」
さっきのヒューマンがそっと美味しそうなもの
を差し出してきた。
ゴクリ。
俺は迷わずそれを取る。
丸い物を一つ口に放り込む。
「Gaッ!?」
熱い!!
舌が焼けそうだ!!
でも…
でも、なんて美味しいんだ!!
鼻の中で広がる香りが俺の空腹感を満たす。
初めての満ち。
俺はそれが嬉しくて嬉しくて、目から水を流しながら美味しい丸いものを食べた。
夢中にたべていたせいか、いつの間にか、全ての丸いものが無くなっていた。
お腹は満腹。
饑餓は襲ってこない。
改めて、ヒューマン?を見る。
コイツはヒューマンの中でも馬鹿なやつなのかもしれない。じっと見つめていると、アイツがやって来た。
「Ga?Gehi!(久しぶり?饑餓感は治ったの?)」
「Ga。(あぁ、このヒューマンモドキのお陰でな。)」
「Ga。GehiGa?(この人はるしっていうんだ。僕もこの人に助けてもらったの。あと、名前も貰ったんだ。僕の名前はジンって言うんだ。)」
「GehiGehiGg(そうなのか。……こいつはイイヤツみたいだな。)」
アイツは目を輝かせてヒューマンモドキ…るしの事を褒めちぎっていた。
聞くところによると、二人のヒューマンに殺されかけてたところを助けられたんだとか。
ホントにそんな事があるのかと昔の自分なら疑うだろうが、何せ本人が目の前にいるんだから、疑いようがない。
るしって奴は甘すぎるやつのようだ。
アイツ…ジンはずるいな。
毎日こんなに美味しいものを食えるんだろ?
羨ましいったらありゃしないぜ。
俺もるしについて行きたい。
るしと一緒に居れば、美味しいものをたくさん食べさせてくれる気がするのだ。
あと、るし自身から凄く甘い匂いがする。
俺はこの香りが好きだ。
だから、ついて行きたい。
そう思っていると、
『プレイヤー名“るし”に【テイム】を申込みますか?』
世界の声が聞こえた。
すごい。
世界の声なんて死ぬまで聞くことはないと思ってたのに。
…るしについて行けば、退屈しない。
お腹がいっぱいになる。
いい匂いがする。
俺はるしに【テイム】されたい。
一緒に外の世界を旅したい。
ジンと今度こそモヤのない状態で話し合いたい。
…美味しいものを食べたい。
俺は【テイム】されることをるしに要求する。
~とある運営side~
俺は、目の前の画面の表示を見て驚愕した。
まだサービスが開始されて1週間もたっていないのにあの、シークレットクエストがクリアされたのだ。
「おいっ!シークレットクエストがクリアされたぞ!?」
「何だって!?」
「ど…どういう事だ!!」
「バグか?」
急いで過去の記録を見ると、るしというプレイヤーと、テイムモンスターのゴブリンがクリアしていた。
「まてまて、そんなに簡単にクリア出来るものなのか?」
「いや、推奨ランクはAだったはずだ。」
「は?じゃぁ、どうやって…。」
「種族レア度はどうだ?」
俺は急いでるしの種族レア度を調べる。
…。
……。
有り得ない…。
「種族レア度は☆8だ。」
振り返ると東堂がいた。
「なんで知ってるんだ。」
東堂は嬉しそうに言う。
「俺がそのるしの担当してたからな。」
「「なっ……」」
運営からしても、☆8を出すというのは、有り得ない事だ。
出るわけがない確率にして設定していたからだ。
出すまでには何億、何兆回とリセマラを続けなくてはならないほどの確率だというのに。
しかも、そいつはよりにもよって、エクストラ報酬までも得ていた。
「どうなっているんだ…?」
東堂は何か物知り顔だった。
それが無性に腹が立つ。
「答えろっ!東堂、お前何か知ってんだろ?」
「おい、喧嘩すんな。」
「だってよ…。」
東堂はヒラヒラ手を振って、面白そうに目を細めた。
「るしは、運に極振りしたんだ。」
「はぁっ!?」
チュートリアルで貰ったポイントを全て運に振ったというのか!?
…。
それならば、この結果は有り得ることだ。
十分に警戒しなくては。
俺の直感はそう囁いていた。
「皆、次からこのプレイヤーるしの行動を目の隅でもいいからとらえておいてくれ。」
「「「了解です。」」」
運に極振りしてる馬鹿がいたなんてな…
変なやつだ。
ひょっとして、☆8を出したから、一生分の運を使い切ってしまって、車に跳ねられたりするとか思って振ったんじゃぁないだろうな…。
はんっ、まさかそんなことはないだろう。
「るし……運極さん…か。」
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