運極さんが通る

スウ

文字の大きさ
上 下
9 / 127

手負いのゴブリン

しおりを挟む
 
        
さて、今日はアイテム整理とギルドクエストを受けようと思う。
昨日は一通りのスキルを確認することができたし、スッキリした。
アイテム整理というか、確認?を張り切って行こう。
メニューを開いてアイテム一覧を見る。  

 アイテム
 ○ゴブリンの耳×1  ☆1 
   ○石×3  ☆1
   ○幼虫糸×4  ☆1
 ○スライムジュエル×2  ☆1

 武器/防具
   ○闇の追憶  (装備中)×1  ☆8    ※紛失不可

   

                     アイテム自動取得 off

ん?アイテム自動取得?
何それ。
ここはHelpを見よう。
なになに?

   
・アイテム自動取得をonにすると、倒したモンスターのドロップ品を、5秒後に、自動にアイテムボックスに収納する。
※その5秒内に自分のドロップ品を他人が自身のアイテムボックスに収容しようとしても、実行出来ませんので、ご安心ください。

・アイテム自動取得をoffにすると、倒したモンスターのドロップ品に触れることで、アイテムボックスに収納する。

   
ふぉぉぉ。
便利だぁ!
これは早速onにしよう。
これで楽できるわ…。
アイテム整理(確認)も終わったし、ギルドにレッツゴー!




ギルドは相変わらず賑わっていた。
クエスト掲示板には人がたくさん集まっている。 
なんとか人ごみをかき分けて掲示板の前までいく。
私は今DランクだからCランクまでのクエストを受けることが出来る。
Dランククエストは、主にボランティアの様なものである。
Cランククエストは、主にスライム、グリーワームなどの討伐クエストや、Dランクと同様のボランティア、商隊の護衛などがある。
クエスト掲示板にも色々種類があって、私が今から受けようとしているのは冒険者専用のクエスト掲示板。
冒険者専用って言っても、ジョブについている人は誰でもこの掲示板に貼ってあるクエストを受注することができる。
他にも、鍛冶士専用のクエスト掲示板、錬金術士専用のクエスト掲示板もある。
何を受けようか…迷う。
人の視線も気になるし、パパッと決めちゃおう。
   

私が受けたのはCランクのクエストでグリーンワーム3体の討伐だ。
報酬は銀貨1枚。
安いような気がするけど、グリーンワームは☆1なのだ。
仕方ない。
早速街を出て、討伐に向かおう!

…と、その前に、ポーションを買おうと思う。
ゴブリン戦の時に体力削られたし、体力が0になったら死んじゃうからね。
ポーションは広場に売っていた気がする。
広場って言っても、東京ドーム5個分の広さだ。
しかもサービス開始したばっかりだから、プレイヤーも多い。
初日より多いんじゃないだろうか。
よって、ポーションを売ってる場所が分からない。 
人に話しかける勇気もない。
どうしよう。
こんな時に知り合いとかが居れば………

「おーい!るしさん。何してるんだ?」
声の主はなんと、残念なイケオジのアルザスっ!!
「アルザスーーーっ!!」
怖かったよぉぉぉぉ。
ぶんぶんとアルザスの手を掴んで振る。
「るしさん…?どうしたんだ?」 
「じ…実は、ポーションの売ってる場所が分からなくて…」
アルザス…場所知ってるかな…。
私と一緒にここまで来たし、むしろ知らない可能性の方が高い。
さぁ、どうだ?
「俺、売ってる場所知ってるぞ?良かったら案内しようか?」
是非っ!!!
流石イケオジッ!!
ごめんなさい。
さっきまで疑ってました。
「お願いします。なんかすいません、案内してもらって…アルザスも忙しいのに。」
「いやいや、るしさんは命の恩人だし、俺の友達でもあるからな、いつでも頼ってくれ。」
にかっと笑顔を輝かせるアルザス。
ホントにいい人だ。
この人が友達で良かったよ。
   

ポーションを売ってる店はなんと、ギルドの横にあった。
だから、見たことがあったのか…。
「そういや、るしさんはギルドカード登録し終わってるのか?」
「…うん…。」
アルザス…可哀想な子を見る目でこっちを見ないでくれ。
気づかなかったんだ。
ギルドの蛍光色の色が強すぎて。
   

ポーションの種類は

    ・ロウポーション
  ・ポーション
  ・ハイポーション

の3つで、効果が、

  ・ロウポーション……HPを50回復する
  ・ポーション……HPを100回復する
  ・ハイポーション……HPを150回復する

値段は、

  ・ロウポーション……銅貨5枚
  ・ポーション……銀貨1枚
  ・ハイポーション……銀貨5枚


んー!お高い。
ここはロウポーションを3個買うとしよう。
これで全財産がキリのいい金貨2枚になった。
懐が寂しくなってきたや。
店員さんに使い方を聞いておく。
「基本的に、飲むか、傷口にかけるかですね。ただ、ポーションの入っている瓶は割れやすいので、慎重に取り扱ってくださいね。お買い上げありがとうございます!」
   
ここまで連れてきてくれたアルザスには感謝だ。
「アルザス、ありがとうございました。非常に助かりました。」
「いやいや、助けになれて良かったよ。じゃ、俺はクエスト達成しに、剣を作ってくるわ!また今度会う時は宜しくしてくれや。素材持ってきてくれれば、オーダーメイドの装備作ってやるぜ!」
アルザスも忙しいみたいで、すぐに公共の工房のほうに走っていった。
公共の工房っていうのは、まだ自分の工房を持っていない新米の鍛治士が使う場所のことで、アルザスは早く自分の工房を持ちたいから、クエストをたくさん受けているらしい。
確かに、人の目って気になるね。
分かる、分かるよその気持ち。
ポーション買ったことだし、そろそろ行こ「「「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉっっっっつ!!」」」う…かな…?
広場の方がすごい騒がしい。
一番台の方からだ。
気になる…ちょっと覗いていこう。
   

どうやら、攻略組がこのフィールドのフィールドボスと戦っているようだ。
フィールドボスとは一つのフィールドに一体いる特殊個体?のようなもので、そのボスを倒すと、次のフィールドが解放される。
フィールドボスは、他のモンスターより格が違って、容易に倒せるようなモンスターじゃない。
現に、一番台に映っている攻略組がバッサバッサと、その命を駆られていっている。

5分後。
攻略組…全滅。
あちこちからため息が漏れる。
「はぁ。」
思わず私もため息が。
攻略組のくせに…って思うけど、まだ、サービス初日から3日しかたってない。
仕方ない、そう、仕方が無いのだ。
ドンマイ!攻略組。
まだ明日があるさ!
   

…….ドンッ
人にいっぱいぶつかる。
主に翼が。
今からクエストに向かおうとしてるのに…,。
イライラしてくるよ。
こういう人がいっぱいいる場所で歩いている時、正直言って、翼が邪魔だ。
消えないかなぁ。

      シュインッ

街の外に出て、【飛行】スキルを使おうとするのだが、
『エラーが発生しました。スキルを行使できません。』
っていうメッセージが出た。
なんで?
ちゃんと翼生えてるし、飛べるはずだよ?
飛べるは……
「へっ?」
あれ?ない、ないないない!?
ふぇっ!? 
翼が!私のかっこいい翼がない!
さっき消えないかなぁ…とか思ったから?
ごめんなさい、許して!
このまま翼がないとか、そんな…嫌だ!
出てきて…出てきてよ!お願いだからッ。
   
   シュインッ

今、シュインッて音しなかった?
振り返ると視界の端に黒い翼が…
…あった!あったよ!?良かったぁぁぁあ!
うう…ごめんね、翼さん。
まさか…翼にもon/offがあるわけですか?
凄いです。
今はonで、お願いします。
でも、街の中ではoffで。
いやはや、翼さんにはいつもお世話になってます。
これからもよろしくお願いします。


   
よし、今度こそ、スキル【飛行】を使う。
フワッと体が浮く。
今度はメッセージが出てこなかったから良かったよ。
早速グリーンワームを見つけに行こう!

   

 ……おかしいな。グリーンワームちゃんが一匹もいない…。
そろそろ深い草原に差し掛かるところだし降りよう。
深いと、モンスターが隠れてて見つけにくいんだよね。
降りても分からないんだけどね、ははは。
ガサガサッて音でモンスターに気づくのに精一杯。
殺気を感じろよって?
無理無理。
モンスターも私も、会うまで殺気なんて出さないよ。
出してたら、獲物(経験値)が寄ってこないからね。
はぁ、【気配察知】とかいうスキル、欲しいなぁ
気を取り直して、グリーンワームちゃんを探そー!


   
           ガサガサッ
  ・・・ゴブリンが現れた・・・
けっ…。
不味いゴブリンかよ。
でも、油断は禁物だな、攻撃に備えよう。

あれ?ゴブリンさん来ないの?
何か様子がおかしい。
……いつまでも襲ってこないと思ったら、足を怪我しているようだ。
右足が赤紫色に変色して、腫れ上がっている。
しかも、足が明後日の方向を向いている。
どうやら、戦闘になることはないようだ。
……それにしても、痛々しい。
ジッと観察してると、何か気を触ったのか
「Gaaaaaッ!」
はいはい、どっか行きますよ。
何もしませんって。
流石に私は、偶然会った弱りきっているモンスターを殺すような趣味はない。
踵を返して、元来た道と違う道…道はないけど…草をかき分けて進んでいく。


さっきのゴブリンさん……知性があるような気がしたのは、気のせいだったのだろうか。

   
   
私は只今、【挑発】を使ってクエストの討伐対象のグリーンワームを金の粉に変えております。
たまにスライムもやってきます。
深い草原で【挑発】を使った方がLvが高いモンスターがやって来てくれるんだ。
   
        ザシュッ
ちょうど今、3体目のグリーンワームを屠ってクエストクリア条件クリアしたところだ。
……。
もうちょっと狩って行こうかな。
   


あれ?……さらに3体ほど屠ったのに、Lvが上がんないぞ…?
もう美味しくなくなったのか?
くっ…Lv5への道は遠いようだ。
しっかし、初心者用装備がボロボロだなぁ。
まだ使えるよね?ね?うん、使えるね。
ところどころ破れたり、溶けたりしているけど、大丈夫だ。
剣の方は、やばいな…。
ヒビ入ってるよ…。
これはアルザスに依頼する必要があるな。
友達だからな、格安でお願することにしよう。
オーダーメイドをやりたいけど、まだ出来そうにないな。
素材が足りないし、お金が…ね?
お金と言えば、クエスト達成したことだし、ギルドに報告に行こう。
…でも、もう少しでLvが上がりそうな気がするんだよな。
もうちょっ~とだけ、狩りを続けよう。
おいで~グリーンワームちゃぁぁん。
まだ美味しいはずだよ~。

お、森が見える、あそこに行こう!

   
    「GAAAAAAAAAAAaッッッ!!!」
   

ビクゥッ。
心臓に悪い…。
金切り声のような、断末魔みたいな悲しい声だった。
バッとさっき来た道を振り返る。
あとは、考える前に体が動いていた。

   

   
   
   
   
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

UWWO ~無表情系引きこもり少女は暗躍する?~

にがりの少なかった豆腐
ファンタジー
フルダイブ型VRMMORPG Unite Whole World Online ユナイト・ホール・ワールドオンライン略称UWWO ゲームのコンセプトは広大なエリアを有する世界を一つに集約せよ。要するに世界のマップをすべて開放せよ。 そしてようやく物語の始まりである12月20に正式サービスが開始されることになった。 サービスの開始を待ちに待っていた主人公、大森あゆな はサービスが開始される15:00を前にゲーム躯体であるヘルメットにゲームをインストールしていた。 何故かベッドの上に正座をして。 そしてサービスが始まると同時にUWWOの世界へダイブした。 レアRACE? 何それ? え? ここどこ? 周りの敵が強すぎて、先に進めない。 チュートリアル受けられないのだけど!? そして何だかんだあって、引きこもりつつストーリーの重要クエストをクリアしていくようになる。 それも、ソロプレイで。 タイトルの副題はそのうち回収します。さすがに序盤で引きこもりも暗躍も出来ないですからね。 また、この作品は話の進行速度がやや遅めです。間延びと言うよりも密度が濃い目を意識しています。そのため、一気に話が進むような展開はあまりありません。 現在、少しだけカクヨムの方が先行して更新されています。※忘れていなければ、カクヨムでの更新の翌日に更新されます。 主人公による一方的な虐殺が好き、と言う方には向いていません。 そう言った描写が無い訳ではありませんが、そう言った部分はこの作品のコンセプトから外れるため、説明のみになる可能性が高いです。 あくまで暗躍であり、暗殺ではありません。 いえ、暗殺が無い訳ではありませんけど、それがメインになることは確実に無いです。 ※一部登場人物の名前を変更しました(話の内容に影響はありません)

チート級スキルを得たゲーマーのやりたいことだけするVRMMO!

しりうす。
ファンタジー
VRゲーム【Another world・Online】βテストをソロでクリアした主人公──────雲母八雲。 βテスト最後のボスを倒すと、謎のアイテム【スキルの素】を入手する。不思議に思いつつも、もうこのゲームの中に居る必要はないためアイテムの事を深く考えずにログアウトする。 そして、本サービス開始時刻と同時に【Another world・Online】にダイブし、そこで謎アイテム【スキルの素】が出てきてチート級スキルを10個作ることに。 そこで作ったチート級スキルを手に、【Another world・Online】の世界をやりたいことだけ謳歌する! ※ゆるーくやっていくので、戦闘シーンなどの描写には期待しないでください。 ※処女作ですので、誤字脱字、設定の矛盾などがあると思います。あったら是非教えてください! ※感想は出来るだけ返信します。わからない点、意味不明な点があったら教えてください。(アンチコメはスルーします)

40代(男)アバターで無双する少女

かのよ
SF
同年代の子達と放課後寄り道するよりも、VRMMOでおじさんになってるほうが幸せだ。オープンフィールドの狩りゲーで大剣使いをしているガルドこと佐野みずき。女子高生であることを完璧に隠しながら、親父どもが集まるギルドにいい感じに馴染んでいる…! ひたすらクエストをやりこみ、酒場で仲間と談笑しているおじさんの皮を被った17歳。しかし平穏だった非日常を、唐突なギルドのオフ会とログアウト不可能の文字が破壊する! 序盤はVRMMO+日常系、中盤から転移系の物語に移行していきます。 表紙は茶二三様から頂きました!ありがとうございます!! 校正を加え同人誌版を出しています! https://00kanoyooo.booth.pm/ こちらにて通販しています。 更新は定期日程で毎月4回行います(2・9・17・23日です) 小説家になろうにも「40代(男)アバターで無双するJK」という名前で投稿しています。 この作品はフィクションです。作中における犯罪行為を真似すると犯罪になります。それらを認可・奨励するものではありません。

引退した元生産職のトッププレイヤーが、また生産を始めるようです

こばやん2号
ファンタジー
とあるVRMMOで生産職最高峰の称号であるグランドマスター【神匠】を手に入れた七五三俊介(なごみしゅんすけ)は、やることはすべてやりつくしたと満足しそのまま引退する。 大学を卒業後、内定をもらっている会社から呼び出しがあり行ってみると「我が社で配信予定のVRMMOを、プレイヤー兼チェック係としてプレイしてくれないか?」と言われた。 生産職のトップまで上り詰めた男が、再び生産職でトップを目指す! 更新頻度は不定期です。 思いついた内容を書き殴っているだけの垂れ流しですのでその点をご理解ご了承いただければ幸いです。 ※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。

最強と言われてたのに蓋を開けたら超難度不遇職

鎌霧
ファンタジー
『To The World Road』 倍率300倍の新作フルダイブ系VRMMOの初回抽選に当たり、意気揚々と休暇を取りβテストの情報を駆使して快適に過ごそうと思っていた。 ……のだが、蓋をひらけば選択した職業は調整入りまくりで超難易度不遇職として立派に転生していた。 しかしそこでキャラ作り直すのは負けた気がするし、不遇だからこそ使うのがゲーマーと言うもの。 意地とプライドと一つまみの反骨精神で私はこのゲームを楽しんでいく。 小説家になろう、カクヨムにも掲載

Alliance Possibility On-line~ロマンプレイのプレーヤーが多すぎる中で、普通にプレイしてたら最強になっていた~

百々 五十六
ファンタジー
極振りしてみたり、弱いとされている職やスキルを使ったり、あえてわき道にそれるプレイをするなど、一見、非効率的なプレイをして、ゲーム内で最強になるような作品が流行りすぎてしまったため、ゲームでみんな変なプレイ、ロマンプレイをするようになってしまった。 この世界初のフルダイブVRMMORPGである『Alliance Possibility On-line』でも皆ロマンを追いたがる。 憧れの、個性あふれるプレイ、一見非効率なプレイ、変なプレイを皆がしだした。 そんな中、実直に地道に普通なプレイをする少年のプレイヤーがいた。 名前は、早乙女 久。 プレイヤー名は オクツ。 運営が想定しているような、正しい順路で少しずつ強くなる彼は、非効率的なプレイをしていくプレイヤーたちを置き去っていく。 何か特別な力も、特別な出会いもないまま進む彼は、回り道なんかよりもよっぽど効率良く先頭をひた走る。 初討伐特典や、先行特典という、優位性を崩さず実直にプレイする彼は、ちゃんと強くなるし、ちゃんと話題になっていく。 ロマンばかり追い求めたプレイヤーの中で”普通”な彼が、目立っていく、新感覚VRMMO物語。

【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。

鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。 鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。 まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。

生産職から始まる初めてのVRMMO

結城楓
ファンタジー
最近流行りのVRMMO、興味がないわけではないが自分から手を出そうと思ってはいなかったふう。 そんな時、新しく発売された《アイディアル・オンライン》。 そしてその発売日、なぜかゲームに必要なハードとソフトを2つ抱えた高校の友達、彩華が家にいた。 そんなふうが彩華と半ば強制的にやることになったふうにとっては初めてのVRMMO。 最初のプレイヤー設定では『モンスターと戦うのが怖い』という理由から生産職などの能力を選択したところから物語は始まる。 最初はやらざるを得ない状況だったフウが、いつしか面白いと思うようになり自ら率先してゲームをするようになる。 そんなフウが贈るのんびりほのぼのと周りを巻き込み成長していく生産職から始まる初めてのVRMMOの物語。

処理中です...