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残念なイケオジ
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~とある弓使いside①~
俺は今、チュートリアルから解放されて第一の街が見える草原にいる。
青くどこまでも澄み切った空、二つの太陽、広大な草原を見て、改めてこのゲームの世界観を確認し直す。
リアルで小心者なだけあって、こっちの世界でもそれが反映してしまいそうだ。
せめても、口調だけでもいいから変えてみようと思っている。
ちなみに俺のジョブは狩人だ。
本来は鍛冶士にするつもりだったのだが、弓を使いたかったため、狩人になることにした。
狩人とは、遠距離から攻撃するジョブである。
流石に接近戦は怖いからな。
第一の街に着いたら早速ギルドに行って、鍛冶士にジョブチェンジをしようと思う。
ここで道草くってる場合じゃねえな。
モンスターに襲われないうちに早めに行動しよう、と思っていた矢先…
ガサガサッ
2m近いバカデカイ幼虫が現れた。
…くそっ!なんでこんなに大きいのに接近に気付かなかったんだ!?
俺は狩人だから接近戦は弱い。
しかも初期装備だ。
勝てるわけがない!
気持ちの悪いその緑色の巨躯をゆらゆら動かし近づいてくる様に圧倒され足がすくんでしまった。
その隙にどんどん距離を縮めきやがる。
「Pgaaaoo!」
近づいてくる近づいてくる近づいてくる。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いっ。
じわりじわりと迫る恐怖に俺は威圧されて、身動きがとれずにいた。
はっ、と我にかえり、動こうとするも体がいうことをきかない。
動けっ動け動け動けぇぇ!!
なんとか立ち上がり幼虫に背を向け逃げ出そうと
が、幼虫が吐いた糸に体を縛られ、転倒してしまう。
やばいやばいやばいやばい
マジでやばい。
「ひぃっ…!誰かっ!助けてくれ!誰か!誰かぁ…うぅ…」
あらん限りの声で叫ぶが一向に誰も助けにこない。
どんどん体力も削られていく。
死にたくな死にたくない死にたくない
俺、こんなところで死ぬのか。
いくら何でも早すぎるだろっ!
まだログインして30分もたっていないんだぞ?
死んだらペナルティで1時間もステータスが半減するじゃないか!!
俺が何をしたっていうんだ。
さっきまで青く透き通ってた空が涙でボヤける。
そうしているうちに体力がガンガン削られていく。
幼虫が小さなおちょぼ口だったものを開くと口が裂け、中に鋭い歯がギラギラ光っていた。
そいつは涎を垂らしながら近づいてきた。
俺がいったい何をしたっていうんだ!
「は…はは…俺を食おうってのか?畜生…ちくしょぉぉぁぉぉぉ!!」
誰か…誰でもいい…助けてくれよ……
そう思った瞬間、
黒い大きな翼を持つ死神が降ってきた。
~主人公side~
私は今第一の街を目指して空を駆けている。
そう、【飛行】スキルを使って空を駆けているのだ!
最初は着地しようとして地面に落下したり、フラフラ飛びすぎて気持ち悪くなったりしていたが、今では見違えるようにうまく空を駆けることが出来るようになった!
優雅に空を駆けていると、幼虫モドキに襲われている人を発見した。
遠目から奴を【鑑定】して見る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
種族 グリーンワーム ☆1
Lv 2
パッシブスキル
なし
アクティブスキル
・糸吐 (糸を吐いて相手を縛り、SPDを10低下させる。)
・仲間を呼ぶ (文字通り同種族の仲間を呼ぶ。だが、来てくれない時があるので、そこは同情しないでチャンスだと思って欲しい。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うわぁ。
見た目通りの名前だったわ…
しかもアクティブスキルがエグい。
エグすぎる。
初回からSPD10も減らされたらたまったもんじゃない。
しかもぐるぐる巻にされて、じわりじわりと奴が近づいてくるのを想像するとゾワゾワが背中を襲ってくる。
ついでに、襲われている人を【鑑定】する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
種族 ドワーフ ☆3
名前 アルザス
ジョブ 狩人
Lv 1
マーカー 緑
HP 83/ 300 MP 100/100
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
糸でぐるぐる巻きにされてるじゃん。
アルザスって人にとっては最悪だね。
ドワーフだから結構SPD低そうだし、仮にSPDに10ふって15くらいだったとしても、糸のせいでマイナス10だから初期設定と同じSPDになってる訳だ。
始めたばかりなのに幼虫モドキ…もといグリーンワームに殺されるのは軽いトラウマになりそうだ。
私だったら重度のトラウマになるね、断言出来るよ。
このままじゃ可哀想だから助けに行こう。
うん。そうしよう。
プレイヤーは助け合いだって、東堂さんも言ってたしね。
いい感じのところで助けに入ろう。
そんな理由でアルザスさんの体力をガリガリ削っているグリーンワームが止めと言わんばかりに大きく口を開いたところで助けに入る。
え…口裂けとるやん…怖っ…歯生えてたの!?鋭ッ、確実にトラウマになるわ…。
「…っ。あ…あんた…プレイヤーか?」
アルザスさんや、少し黙っててくださいな。
今から集中するので。
さて、 対グリーンワーム用のスキルを使おうか。
【無心】で精神力を上げて、剣をグリーンワームに向ける。
空を飛んで、上空から思いっきり地面に叩きつけるほどの力で剣を振り下ろすと、あら不思議。
グリーンワームが真っ二つに割れ金色の粉を出して消えていきました。
重力のお陰で一刀両断出来ました。
ピロリん。
『Lvが上がりました。』
早いな…グリーンワーム4体分の経験値が美味いらしい。
『2ポイント獲得しました。任意のステータスに割り振ってください。』
はい。もちろん運に投資します。
ドロップ品もgetです。
?幼虫糸です。
さてさて、HPが50まで減ったアルザスさんを放って置くわけには行かないので、第一の街まで一緒に行ってあげようと思います。
「す…すまねぇ…。助けてくれてありがとな。 俺はアルザス。あんた…凄いなぁ。」
うん。名前知ってる。
アルザスの特徴は、赤毛の髪が短くカットされており、美丈夫で褐色の肌を持ち、そう!イケオジだ。
だけど、喋り方が残念だ。
残念なイケオジだ。
私が思ってたドワーフとは結構違う感じだ。
ドワーフっていうと、こう、ずんぐりむっくりで髭がモジャってしてると思ってたんだけど…。
アルザスさんはシュッとしている。
外見は45歳位に見える。
「そんなことは無いですよ。私はるしっていいます。アルザスさんよろしくお願いします。」
「さん付けされるとなんか、こう、むず痒いんだよな。あんたは俺の命の恩人だから、気軽にアルザスって読んでくれ。あと年上だからって、無理に敬語を使わなくてもいいぞ。」
私は無意識に年上の人に対して敬語を使う癖がある(当たり前だよ)。
年上の人にタメ口を使う勇気は毛頭ありません。
「いえ、これが素なので。あ…でも、慣れると敬語が取れると思います。その時は、暖かい目で見守ってやって下さい。」
アルザスさ…アルザスは結構いい人みたいだ。
気さくで暑い感じがビシビシ伝わってくるよ。
私はコミュ障だから、こういう人と仲良くなれるかもしれない機会はそうない。
これはフレンドを作るチャンスだな。
よし。自分を売り込もう。
「るしさん。もし良ければ第一の街まで一緒にいってくれねぇか?俺はこの通りHPが心許なくってな。」
「いいですよ。」
「だよな。やっぱりダメだよな…って、えっ!?いいんですかい?」
「いいですよ?私もアルザスさ…アルザスが心配ですし、一緒に行きましょう。もし私が断ってアルザスが途中で野垂れ死んだら申し訳ないですから。」
知り合った人が私が別れた後にすぐ死ぬのは後味悪いしね。
「るしさん…えげつねぇこと言うなぁ…。でも、ありがとな。本当にありがとう。」
いい流れだ。
ここでサラリとフレンド登録を促す。
「アルザス。もし良ければフレンド登録しませんか?」
「いいんですかい?俺はまだLv1の雑魚ですぜ?」
「そんなの…私だってまだLv3ですよ。あ…私じゃダメでしょうか?」
はぁ…やっぱりアルザスみたいな熱いおっさんは私には早かったのかな…
「いやいやいやいやいや、そんなことは無いですよ?むしろありがたいくらいですぜ。」
えっ…まじ?やったぁ!
ボッチじゃないぞー!
ボッチ卒業だぁ!
ちょっと騙したみたいな感じになってるけど、結果よければ全てよしだ!
「第一の街までですが、死なないように楽しく行きましょう!ついでにアルザスのレベルも上げましょう!」
「おう!頼む!」
かくして、熱いおっさん…もとい、イケオジを仲間に加え一緒に第一の街に向かうのであった。
俺は今、チュートリアルから解放されて第一の街が見える草原にいる。
青くどこまでも澄み切った空、二つの太陽、広大な草原を見て、改めてこのゲームの世界観を確認し直す。
リアルで小心者なだけあって、こっちの世界でもそれが反映してしまいそうだ。
せめても、口調だけでもいいから変えてみようと思っている。
ちなみに俺のジョブは狩人だ。
本来は鍛冶士にするつもりだったのだが、弓を使いたかったため、狩人になることにした。
狩人とは、遠距離から攻撃するジョブである。
流石に接近戦は怖いからな。
第一の街に着いたら早速ギルドに行って、鍛冶士にジョブチェンジをしようと思う。
ここで道草くってる場合じゃねえな。
モンスターに襲われないうちに早めに行動しよう、と思っていた矢先…
ガサガサッ
2m近いバカデカイ幼虫が現れた。
…くそっ!なんでこんなに大きいのに接近に気付かなかったんだ!?
俺は狩人だから接近戦は弱い。
しかも初期装備だ。
勝てるわけがない!
気持ちの悪いその緑色の巨躯をゆらゆら動かし近づいてくる様に圧倒され足がすくんでしまった。
その隙にどんどん距離を縮めきやがる。
「Pgaaaoo!」
近づいてくる近づいてくる近づいてくる。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いっ。
じわりじわりと迫る恐怖に俺は威圧されて、身動きがとれずにいた。
はっ、と我にかえり、動こうとするも体がいうことをきかない。
動けっ動け動け動けぇぇ!!
なんとか立ち上がり幼虫に背を向け逃げ出そうと
が、幼虫が吐いた糸に体を縛られ、転倒してしまう。
やばいやばいやばいやばい
マジでやばい。
「ひぃっ…!誰かっ!助けてくれ!誰か!誰かぁ…うぅ…」
あらん限りの声で叫ぶが一向に誰も助けにこない。
どんどん体力も削られていく。
死にたくな死にたくない死にたくない
俺、こんなところで死ぬのか。
いくら何でも早すぎるだろっ!
まだログインして30分もたっていないんだぞ?
死んだらペナルティで1時間もステータスが半減するじゃないか!!
俺が何をしたっていうんだ。
さっきまで青く透き通ってた空が涙でボヤける。
そうしているうちに体力がガンガン削られていく。
幼虫が小さなおちょぼ口だったものを開くと口が裂け、中に鋭い歯がギラギラ光っていた。
そいつは涎を垂らしながら近づいてきた。
俺がいったい何をしたっていうんだ!
「は…はは…俺を食おうってのか?畜生…ちくしょぉぉぁぉぉぉ!!」
誰か…誰でもいい…助けてくれよ……
そう思った瞬間、
黒い大きな翼を持つ死神が降ってきた。
~主人公side~
私は今第一の街を目指して空を駆けている。
そう、【飛行】スキルを使って空を駆けているのだ!
最初は着地しようとして地面に落下したり、フラフラ飛びすぎて気持ち悪くなったりしていたが、今では見違えるようにうまく空を駆けることが出来るようになった!
優雅に空を駆けていると、幼虫モドキに襲われている人を発見した。
遠目から奴を【鑑定】して見る。
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種族 グリーンワーム ☆1
Lv 2
パッシブスキル
なし
アクティブスキル
・糸吐 (糸を吐いて相手を縛り、SPDを10低下させる。)
・仲間を呼ぶ (文字通り同種族の仲間を呼ぶ。だが、来てくれない時があるので、そこは同情しないでチャンスだと思って欲しい。)
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うわぁ。
見た目通りの名前だったわ…
しかもアクティブスキルがエグい。
エグすぎる。
初回からSPD10も減らされたらたまったもんじゃない。
しかもぐるぐる巻にされて、じわりじわりと奴が近づいてくるのを想像するとゾワゾワが背中を襲ってくる。
ついでに、襲われている人を【鑑定】する。
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種族 ドワーフ ☆3
名前 アルザス
ジョブ 狩人
Lv 1
マーカー 緑
HP 83/ 300 MP 100/100
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糸でぐるぐる巻きにされてるじゃん。
アルザスって人にとっては最悪だね。
ドワーフだから結構SPD低そうだし、仮にSPDに10ふって15くらいだったとしても、糸のせいでマイナス10だから初期設定と同じSPDになってる訳だ。
始めたばかりなのに幼虫モドキ…もといグリーンワームに殺されるのは軽いトラウマになりそうだ。
私だったら重度のトラウマになるね、断言出来るよ。
このままじゃ可哀想だから助けに行こう。
うん。そうしよう。
プレイヤーは助け合いだって、東堂さんも言ってたしね。
いい感じのところで助けに入ろう。
そんな理由でアルザスさんの体力をガリガリ削っているグリーンワームが止めと言わんばかりに大きく口を開いたところで助けに入る。
え…口裂けとるやん…怖っ…歯生えてたの!?鋭ッ、確実にトラウマになるわ…。
「…っ。あ…あんた…プレイヤーか?」
アルザスさんや、少し黙っててくださいな。
今から集中するので。
さて、 対グリーンワーム用のスキルを使おうか。
【無心】で精神力を上げて、剣をグリーンワームに向ける。
空を飛んで、上空から思いっきり地面に叩きつけるほどの力で剣を振り下ろすと、あら不思議。
グリーンワームが真っ二つに割れ金色の粉を出して消えていきました。
重力のお陰で一刀両断出来ました。
ピロリん。
『Lvが上がりました。』
早いな…グリーンワーム4体分の経験値が美味いらしい。
『2ポイント獲得しました。任意のステータスに割り振ってください。』
はい。もちろん運に投資します。
ドロップ品もgetです。
?幼虫糸です。
さてさて、HPが50まで減ったアルザスさんを放って置くわけには行かないので、第一の街まで一緒に行ってあげようと思います。
「す…すまねぇ…。助けてくれてありがとな。 俺はアルザス。あんた…凄いなぁ。」
うん。名前知ってる。
アルザスの特徴は、赤毛の髪が短くカットされており、美丈夫で褐色の肌を持ち、そう!イケオジだ。
だけど、喋り方が残念だ。
残念なイケオジだ。
私が思ってたドワーフとは結構違う感じだ。
ドワーフっていうと、こう、ずんぐりむっくりで髭がモジャってしてると思ってたんだけど…。
アルザスさんはシュッとしている。
外見は45歳位に見える。
「そんなことは無いですよ。私はるしっていいます。アルザスさんよろしくお願いします。」
「さん付けされるとなんか、こう、むず痒いんだよな。あんたは俺の命の恩人だから、気軽にアルザスって読んでくれ。あと年上だからって、無理に敬語を使わなくてもいいぞ。」
私は無意識に年上の人に対して敬語を使う癖がある(当たり前だよ)。
年上の人にタメ口を使う勇気は毛頭ありません。
「いえ、これが素なので。あ…でも、慣れると敬語が取れると思います。その時は、暖かい目で見守ってやって下さい。」
アルザスさ…アルザスは結構いい人みたいだ。
気さくで暑い感じがビシビシ伝わってくるよ。
私はコミュ障だから、こういう人と仲良くなれるかもしれない機会はそうない。
これはフレンドを作るチャンスだな。
よし。自分を売り込もう。
「るしさん。もし良ければ第一の街まで一緒にいってくれねぇか?俺はこの通りHPが心許なくってな。」
「いいですよ。」
「だよな。やっぱりダメだよな…って、えっ!?いいんですかい?」
「いいですよ?私もアルザスさ…アルザスが心配ですし、一緒に行きましょう。もし私が断ってアルザスが途中で野垂れ死んだら申し訳ないですから。」
知り合った人が私が別れた後にすぐ死ぬのは後味悪いしね。
「るしさん…えげつねぇこと言うなぁ…。でも、ありがとな。本当にありがとう。」
いい流れだ。
ここでサラリとフレンド登録を促す。
「アルザス。もし良ければフレンド登録しませんか?」
「いいんですかい?俺はまだLv1の雑魚ですぜ?」
「そんなの…私だってまだLv3ですよ。あ…私じゃダメでしょうか?」
はぁ…やっぱりアルザスみたいな熱いおっさんは私には早かったのかな…
「いやいやいやいやいや、そんなことは無いですよ?むしろありがたいくらいですぜ。」
えっ…まじ?やったぁ!
ボッチじゃないぞー!
ボッチ卒業だぁ!
ちょっと騙したみたいな感じになってるけど、結果よければ全てよしだ!
「第一の街までですが、死なないように楽しく行きましょう!ついでにアルザスのレベルも上げましょう!」
「おう!頼む!」
かくして、熱いおっさん…もとい、イケオジを仲間に加え一緒に第一の街に向かうのであった。
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