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仲間を増やす

剣の稽古

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「よろしくお願いします」

騎士たちの目俺を睨んでるなぁ

「はい。よろしくお願い致します。ルイス様好きに撃ち込んで来てください」

「はい。いきます」

取り敢えず脇腹狙いに見せかけて………

「……くっ!」

ちっ!当たらなかった!

10分後

「1回も当たらなかった」

悔しい!

「ルイス様………昨日よりも格段に上手くなられてます」

「本当??」

まぁ、真面目にやっているからな

「はい」

「でも、1回も当たらなかった」

「そうそう簡単に当たってしまったら貴方様方王族を守れませんよ」

「そうですよね。流石スフィリトス騎士団長」

「有り難う御座います……ルイス様何か変わりましたね」

「そうかな?」

そんなに言われるほど変わったか?

「はい。大人になられたと言うかなんというか……」

「まぁ、ね」

守る者が増えたからな

「ルイス様休憩致しましょう」

「はい」

「ルイス殿下………娘と息子を助けてはくれませんか?」

「急にどうしたの?」

スフィリトス騎士団長の娘と息子を助けてくれってどういうことだ?

「ガイン……セイントル公爵から聞いたのです。タイガの事を救ったと」

「そうですか。で?助けてくれとは?」

「陛下が息子と娘を魔物の餌にすると」

はぁ…………糞親父

「魔物から助けることは簡単ですがその後はどうするおつもりですか?」

「……………」

「父様は命令をしたんですよね?」

「はい」

「……………二人は一度死ななければなりません」

「な?!ど、一度って死ねばお終いですなんですよ!!!」

「本当に死ぬ訳ではありません。まぁ、要するに死んだフリです」

「死んだフリですか?」

「はい。死んだフリの後は僕が何とかします………スフィリトス騎士団長稽古再開しましょう」

「あ、はい」

仲間は増やしていけてるけど………大丈夫か?

「ルイス様は読みはいいです。ですが、目線でバレます。下級兵等はルイス様は簡単に勝てます。中級兵は苦戦をしますがなんとか勝てるでしょう。上級兵は瞬殺で負けます」

「そうですか……負けたくないな」

俺負けず嫌いだしな!

「ルイス殿下……すみませんでした!!」

「ん?何が??」

急にどうしたんだ?

「私はルイス殿下を侮っていました………いや、軽蔑をしていました」

「そう」

「そ、そうってお怒りにならないのですか?」

「分かってたから別に?」

「分かっておいでだったんですか?!バレてないと思ってました」

「まぁ、あの親の子どもだったらそう思うよね」

「…………」

「スフィリトス騎士団長の子どものことは任せて。じゃ、僕これから勉強しなきゃいけないから」

剣の稽古つっかれたー!

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