異世界転生したと思いきやまた日本ですか？！かと思いきや転生した異世界に戻ってきました

プロローグ

「おぎゃー、おぎゃー」
「サヨン様！元気な女の子ですよ！！」
「えぇ」
サヨンと呼ばれた女の人は赤ちゃんを産んだばかりで疲れたように返事をした
「陛下達に姫様が産まれた事お伝えしてまいりますね！！！」
「えぇ。お願い」
「おぎゃーおぎゃー！」
「ガチャ！」ノックもなしにドアがおもいきり開けられた
「サヨン！頑張ったな！」
「父上！ノックはしてから入らねばですよ！！」
「貴方そうですよ」
「す、すまない。‥‥‥‥‥この子が私の娘‥‥天使だ！」
「貴方、天使って‥‥‥‥クスクス」
「この子が僕の妹‥‥‥‥可愛い」
赤ん坊はこの人達は誰だろう？？的な目で見ていた
「さてと、この子の名前はどうしましょうか？」
「僕はスグハがいいと思うな！」
赤ちゃんの兄が目をらんらんとさせ言った
「私はシェルウェンがいいと思うぞ」
「私はエンがいいと思うわ」
「どれにするの？父上、母上」
「そうねぇ。どうせならこの子に決めて貰いましょう」
「そうだな」
「はい！」


結局赤ちゃんが選んだのはシェルウェンだった。
「あらあら。また、貴方が決めた名前ね～」
「そうだな」
シエルの夫グエンはニコニコ嬉しそうに返事をした。
「え？では、僕の名前も今のようにして決まったの？」
「あぁ。そうだぞ。サヨンが考えたヨルと私が考えたフェルユクでどっちにしようか迷ってお前が私のに気に入ってという感じにな」
「へぇー」
「はぁー‥‥‥でも、今回も私の考えた名前じゃないなんて！」
「サヨンは相変わらず負けず嫌いだな」とグエンは笑った。
「だって‥‥‥‥‥‥この子はエン！って感じがしたもの」
「そうか」
「まぁまぁ、母上」
「プクー」