【改稿版・完結】その瞳に魅入られて
「——君を愛してる」
そう悲鳴にも似た心からの叫びは、婚約者である私に向けたものではない。私の従姉妹へ向けられたものだった——
幼い頃に交わした婚約だったけれど私は彼を愛してたし、彼に愛されていると思っていた。
あの日、二人の胸を引き裂くような思いを聞くまでは……
『最初から愛されていなかった』
その事実に心が悲鳴を上げ、目の前が真っ白になった。
私は愛し合っている二人を引き裂く『邪魔者』でしかないのだと、その光景を見ながらひたすら現実を受け入れるしかなかった。
『このまま婚姻を結んでも、私は一生愛されない』
『私も一度でいいから、あんな風に愛されたい』
でも貴族令嬢である立場が、父が、それを許してはくれない。
必死で気持ちに蓋をして、淡々と日々を過ごしていたある日。偶然見つけた一冊の本によって、私の運命は大きく変わっていくのだった。
私も、貴方達のように自分の幸せを求めても許されますか……?
※後半、壊れてる人が登場します。苦手な方はご注意下さい。
※このお話は私独自の設定もあります、ご了承ください。ご都合主義な場面も多々あるかと思います。
※『幸せは人それぞれ』と、いうような作品になっています。苦手な方はご注意下さい。
※こちらの作品は小説家になろう様でも掲載しています。
そう悲鳴にも似た心からの叫びは、婚約者である私に向けたものではない。私の従姉妹へ向けられたものだった——
幼い頃に交わした婚約だったけれど私は彼を愛してたし、彼に愛されていると思っていた。
あの日、二人の胸を引き裂くような思いを聞くまでは……
『最初から愛されていなかった』
その事実に心が悲鳴を上げ、目の前が真っ白になった。
私は愛し合っている二人を引き裂く『邪魔者』でしかないのだと、その光景を見ながらひたすら現実を受け入れるしかなかった。
『このまま婚姻を結んでも、私は一生愛されない』
『私も一度でいいから、あんな風に愛されたい』
でも貴族令嬢である立場が、父が、それを許してはくれない。
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※プロット苦手派なので、話が右往左往するかもしれません。→故に、タグは徐々に追加していきます
※感想に返信してると執筆が進まないという鈍足仕様のため、返事は期待しないで貰えるとありがたいです。
※仕事が休みの日のみの執筆になるため、毎日は更新できません……(書きだめできた時だけします)ご了承くださいませ。
※※しれっと短編から長編に変更しました。(だって絶対終わらないと思ったから!)
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nico様、ありがとうございます(´;Д;`)
きちんと完結出来たのは、niico様はじめ読んで下さった皆様のお陰です(๑>◡<๑)
私もたくさんの感想をいただき本当に励みになり、勉強にもなりました!
当たり前ではあるのですが。感情移入する人物が異なれば、感じ方や受け取り方も変わる。読み手だった頃はこのように目の当たりにする機会がなかったので、私も一つ成長出来たような気がします(*´ー`*)
そして、エミリーは続編で活躍予定ですので←(まだまだ粘着力は衰えていません)
続編開始になりましたら、またお知らせさせて下さいm(_ _)m
アイザックに関してはifルートで幸せになってもらいたいと思いますので、そちらも併せてお待ちいただけると嬉しいです♪♪
是非次回作でもお会いできますように(人>U<)♪♪
この度はお読みいただき、本当にありがとうございました(´,,•ω•,,`)◝
モルガナ様、ありがとうございます(´;Д;`)
きちんと完結出来たのは、モルガナ様はじめ読んで下さった皆様のお陰です(๑>◡<๑)
ハピエンだったと思っていただけて嬉しいです!登場人物によってはバドエンだと感じる場合もあるかなと思いましたので汗
また本についてですが、確かにあの本自体に意志も知性もあるのですが、元々あの本を作った悪魔の願いが強く作用しているのかなと思っています。
だからこそ“約束”という記憶によって脅威のない現在でも“困っている人間を助ける”という使命にも似た任務を遂行しているのかなと+.(・∀・).+゚。oO( )
そして、続編では今回書いていないノアとアリアの甘々ライフなども書けたらいいなと思っています♪
この度はお読みいただき、本当にありがとうございました(´,,•ω•,,`)◝
アイザックがアリアを愛していたのは間違いないです( ̄^ ̄)ゞ
ただ彼はその選択を誤ってしまっただけで……
エミリーに対しては、私の中で“愛している人に永遠に愛されない未来”こそがざまぁだと考えました。
ですがもちろん、この考え方に賛否はあるかと思います_| ̄|○
そして、Ifではなく続編の方でもしかしたらエミリーに対して何かしらあるかも?とは考え中です( ˘⊖˘) 。o( )(エミリーの粘着力は凄まじいので←)
えすく様。
想像ですが、ノアは人間界に二度とアリアを連れて行く事も、アリア自身が行く事も許さない気がします(*´・ω・`)o0○( )
そして相手はノア(悪魔)なので、色々抜かりないような気がします( ・∇・)
モルガナ様。
最終話がどんな形を迎えるのか、内容をお伝えできないのが心苦しいのですが(´;Д;`)
もしそんな場面に出くわしたら……間違いなく父は狂いそうですね(。-_-。)
名無し生活様。
仰る通り、アリアとお父さんは自己完結してしまう所が欠点だと思います_| ̄|○
まだ少し先ですが、ノアと結ばれた事でその欠点を見つめ直し成長するお話も書いてみたいと考えています(。-_-。)
その時は、是非アリアの成長を見守っていただけると嬉しいです♪
nico様。
第三者視点から見るとおかしな行動に感じる事もあるかと思います。
ただ、本人達からしてみると何が正解かはその時分からないので、咄嗟に取った行動。言動が全て正しくあるというのは難しいものだと思っています_| ̄|○
その人その人の受け取り方が、今回の場合ですと最悪の結果へ進んでしまったと思います(T ^ T)
ゆまーま様。
いよいよ明日、最終話になります( ̄^ ̄)ゞ
まだ回収していない伏線もありますので、そちらも盛り付けてお届けしたいと思います!!
明日をどうぞお楽しみに(。-_-。)♪
ring様、感想ありがとうございます。
アイザックのifが見たいとのお声をいくつかいただいたのと、私自身も彼の本来の幸せな世界を見たいと思いましたので、ifを書いてみたいと思います(。-_-。)
すぐにではないですが、準備が整いましたらまたお知らせさせて下さい♪
そして、アリア父……( ; ; )
父に関してはひたすら言葉が足らなすぎましたし、本当に後悔先に立たずです_| ̄|○
ぶんまる様。
父の後悔は……生涯続くと思われます。
我が子だから大丈夫だろうとか、普通にあり得ないですよね。
永遠なんてないからこそ、その時その時で目の前の相手ときちんと対話をすべきだと思いますT^T
そして、リクエストありがとうございます!!
少しお時間いただくかもしれませんが、アイザックとアリア父のif編考えてみます♪
どういう形で彼等に幸せになってもらおうか今から悩んでしまいますね(。-_-。)
モルガナ様。
アリア父は娘を大切に思っていたんですが、それを表に出した事はなかったんだろうなと……
だからこそアリアは誤解していた部分もあったと思うので、これはもっときちんと対話と接し方を考えるべきでした_| ̄|○
登場人物ほぼ全てに当てはまりますが、本当に後悔先に立たずですT^T
アリア母については本日の更新分で明らかになりますので、今しばらくお待ちくださいませm(_ _)m
芍薬様、再びの感想ありがとうございます♪
父はきっと自分が正しかったと思い込んでいたいんだろうなと思います(・・;)
そして、妻から飛び蹴り……いいですね、私もその意見に賛成です( ̄^ ̄)ゞ
あと少しで最終話なのですが、どうか最後までお楽しみいただけますように(。-_-。)
nico様。
とんでもないスピードで周りを不幸にしていくエミリー((((;゚Д゚)))))))
ですが当の本人は今幸せなんですよね、これが_| ̄|○(他人から見て幸せかは別として)
あと少しで最終話を迎えますが、どうか最後まで楽しんでいただけますように(*´ー`*)
ちゃっぴ〜様、感想ありがとうございます。
エミリーに目をつけられたアイザック……((((;゚Д゚)))))))
アリア父視点がもう少しだけ続く為、父視点に関するお返事を返す事が出来ないのですがT^T
今言える事としたら、アリア父は愚かだと言う事です_| ̄|○
あと少しで最終話を迎えますが、どうか最後まで楽しんでいただけますように(*´ー`*)
nico様感想ありがとうございます。
はい、とっても嫌われています( ̄^ ̄)ゞ
ですがエミリーにとっては強制的に言わせた“愛してる”だったとしても、言ってくれた事実は覆らないので←
どこまでもその言葉に粘着していくと思います( ; ; )
アイザックに関しては、完全に幻覚です_| ̄|○
ただ彼はこれから自分の望む夢の世界で永遠にアリアとの幸せな時を過ごすのかと思われますT^T
とまとさん様。
エミリーはもう……何と言いますか、最後まで通常運転でした((((;゚Д゚)))))))
ただ彼女は正気を失っているわけではないので、狂っていますが狂ってないです←ややこしい
反対にアイザックは完全に現実を捨て、夢の世界で生きる事になりました_| ̄|○
ただアイザックにとっては幸せなんです。
彼はもう二度と誰にも邪魔はさせないと思っているので、敵が来たら本当に容赦ないと思われますT^T
lemon様。
そちらの疑問については、もう少しで明かされる予定となっております!
お待たせしてしまい申し訳ないですが、もう少しだけお待ちいただけたらと思いますm(_ _)m
あと少しで最終話ですが、どうか最後まで楽しんでいただけると嬉しいです(。-_-。)
モルガナ様。
アイザックにしてもエミリーにしても、それぞれの幸せを掴んだので二人が今後接触さえしなければ、アイザックは永遠に幸せなんです(。-_-。)
エミリーに関しても悲恋に酔っている状態でいる限り彼女も幸せかと!
ただアイザックは家族が二度と外には出さないと考えられますが、エミリーはフラフラするので彼女の地獄はまだ続くかもしれません(・・;)
マリオ様。
バルコニーに現れたアリアはアイザックの幻覚になりますT^T
アリアを失った時点でかなり危ない状態だったと思うんですが、アリアを見た時に完全に壊れてしまいました(・・;)
あと少しでこちらの作品最終話を迎えますので、あと少しだけお付き合いいただけたらと思いますm(_ _)m
kunoenokou様。
アイザックとエミリー二人共に対してのタグになります!
側から見たら二人とも等しく狂気なんですが、本人達からしてみたら幸せなんです(。-_-。)
そもそもの元凶がエミリーなので、彼女は死ぬまで正気を保ったままです。(それが彼女への罰でも
あります)
エミリーは彼女視点に少しあるんですが、アリアに対して物凄いコンプレックスを抱いています。
なので、一度持ってしまった“愛してくれている”というアイザックへの思い込みを彼女は手放す事が出来ません。
だからエミリーは狂っていますが、狂ってはいないという事になるんですT^T
分かりづらくて申し訳ないです_| ̄|○
ノアとアリアはそんな二人の結末を知らないので、二人は二人でこの先の長い人生を歩んで行く事になります!
ようこ様。
この先のアイザックの人生には、永遠に“アリア”が側にいてくれるので彼は間違いなく幸せです(。-_-。)
エミリーに関してですが、彼女は狂っていません←
こんな事を言うと誤解が生じそうなのですが、エミリーはおかしいだけで最後まで狂う事はありません。
永遠に正気を保ったまま生きていきます。
ああやって叫んでいても彼女は正気なんです(。-_-。)
ただ、あのように思い込んでいないと正気を保っていられないからだと思われます汗
それでも思い込む事をやめるつもりは一切なので、永遠に正気のままです。
なのでこれが彼女の幸せの形です!
かな様。
バルコニーに現れたアリアは幻覚でしたT^T
アリアとしてエミリーが愛されていく結末もなかなかハードですね( ;∀;)
(ただどこかのタイミングで夢から現実に戻ってきた時に目の前にエミリーが居たら更にアイザックが壊れそうな予感がしました汗)
ですが、今のアイザックは永遠に自分の望む世界で生きていけるので、彼の幸せは夢の世界なのかなと思っていますT^T
おゆう様。
まさにそうなんです(T ^ T)
アイザックは、彼の望む幸せな世界で生涯を過ごすんです。
それが今のアイザックにとって最大の幸せなんです(´;Д;`)
名無し生活様、感想ありがとうございます。
確かにアリアに関しては本当にごもっともだと思います。
ただ彼女も彼女であの状況で父に一蹴され、正常な判断が出来なかったというのもありますT^T
エミリーに関しては、まぁ……何と言いますか彼女はあれで一応狂ってはいないんです。(皆様の考えている箇所では正しく狂っています)
アイザックに関しては、このまま彼の望む世界で生きていく事になるかと思われます(T ^ T)
モルガナ様。
こちらこそ、いつも本当にありがとうございます♪
アリアが亡くなった事でアイザックの心は永遠に彼女に囚われて生きていく事になると思われます(・・;)
エミリーに関しては、アイザックにとっていつだってお呼びではない相手なので←
視界に入る事すら叶わないと思われます(・Д・)
ですが、万が一この先エミリーが視界に入ってきても、アイザックはエミリーそのものを認識しないかもしれません(・・;)
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