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ー最終部ー 本当の繋がりと想いを共に
ー第19話ー 遠遊地での日々
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時期は九月の半ば、まだ夏の余韻は残っていると言っていい頃。
特に今来ている修学旅行の目的地となっている場所(ここ)はその余韻がしっかりと残っていて、
鬱陶しいまでの暑さが僕達の肌に張り付いて来る。
「くっそうぉぉぉっ!」
僕の中で”またか・・・。と”うんざり”という感情が出て来る。
もう何度かと聞こえて来る彼の言葉。この状況になって初めて知った事だけど。
彼は都会好きの田舎嫌い、だそうだ。でも東北も田舎、多かったよね?。
で、修学旅行二日目の現在。都会度ゼロの所に連れてこられて不機嫌と・・・。
ちなみに初日はほぼ移動のみだった。東北からここまで結構遠かったてのもある。
宿泊先に着いた頃には日が暮れ始めてたしね。
「くそっ!、距離だけで修学旅行先を決めてんじゃねぇだろうな!。」
「もう止めようよ。」
もう何度彼の文句を聞き、それを何度止めようとしたか、いい加減疲れたよ。
修学旅行先に都会が無いわけじゃない。実際宿泊先は都会の中にあった。けど・・・・・。
「やっぱ旅行は都会に限るだろ、なぁそうだろ?。」
・・・・・僕に同意を求めないで欲しい。生憎僕はそこまで都会が好きな訳じゃないし、
一応、田舎もそれなりに好きなんじゃないかな?。
因みに彼女の方は早々に諦めたようで、さっきから無視を決め込んでいる。
しかし、田舎嫌いってだけでこうも自分勝手になるって、止めて欲しいよ・・・。
「ねえ。」
不意に聞こえて来る彼女の声。しかしその声は明らかに冷たく、怖さがあった。
実際、僕や彼だけじゃなく周りの生徒やちょくちょく彼を注意していた先生までも恐怖で凍り付いていた。
「自己主張したいのは解るけど、それで周りに当たり散らすのは止めてれない。迷惑だし、鬱陶しいから。わかった?。」
「あっ・・・あぁ・・・うん分かった。」
彼女の言葉が絶対零度の空気を作り出し、その雰囲気は容赦なく、無差別に周りを巻き込む。
その事もあってか彼は怯えながら謝り、以降愚痴が聞こえて来る事は無かった。やれやれ、かな。
今日僕達は海辺に来ている。先生によると観光スポットの一つだそうだ。
特長は海に目を向ける着物姿の男性の像とすぐ近く水族館がある事。
後、近くに男性像の事の資料館と観光客向けの売店もあるだっけ?。
で、実はこの男性像が誰なのかを僕は知らず、取り敢えず聞いてみた。
「え?、マジ?、幕末の有名人だぜ。」
「ええ、幕末の獅子の一人としてしられてるわよ。」
え?、そうなの?。と思ってしまうが、それで彼と彼女に呆れられてしまう。
「意外だな。らしくないというか。」
「ええ、ちゃんと勉強してると思ったから。」
うう・・・・ちょっとマズかったかなあ・・・・。
その後、午前中は先生からこの地での歴史の講義。そこでこの男性像の話しも。
「あっ、そうなんだ。」
と反応した辺りでまた彼と彼女に呆れられる。
そして午後からは水族館で自由時間となった。けど・・・・。
「可愛いぃぃぃ・・・・。」
彼女がペンギンに完全どはまり。その為自由時間の全てをペンギンとの戯れに使っていた。飼育員の人は困っていたけど。
因みに僕もそれに付き合っていた。で、彼の方はただうろうろしていたとの事。もう少し楽しめば良いのに。
三日目、場所を決めて自由な課題をする。となってたんだけど。
「田舎付き合いは昨日だけで十分だぜ。」
と言って彼は勝手にどっか行ってしまう。その場に彼女がいなかった事もあったと思うけど、勝手だなぁ。
「ほっとこ。」
うん、僕まで付き合う必要は無い。彼女と合流しよう。
「あら?、彼は?。」
彼女と合流、そして当然来る質問。僕は素直に答える。
「・・・ほっときましょ。」
うん、だよね。と言う訳で三人だったはずが、二人で出発となった。
僕達が選んだ所は宿泊先から結構離れた所で、歴史関係の資料館。
そして元は江戸時代前にこの地を治めていた人物の城があったとの事。
移動手段は宿泊先から出してもらえ、その中で・・・・。
「ふふ、デートみたいになったね。」
車で移動中に唐突に彼女が言ってくる。僕は戸惑い、少し恥ずかしくなってしまう。
当然運転手さんにも聞こえていて「お熱いですねぇ。」とからかわれてしまう。はうぅぅぅ・・・。
で、目的地に着く。小高い場所で後に知る事になるけど田んぼや川を中心としたのどかな風景を一望出来る。
そして施設内へ。入り口すぐに受付での応対。
「あ、安い。」
と、意外な入場料に驚きながら足を進める。そんな中・・・・・・・。
「この人も有名人?。」
この施設で紹介されている人物に対して僕が思った事。
「最近、ゲームでだったかな?。有名になってるみたいよ。」
「そうなんだ。」
ゲームかぁ、僕はあまりやらないからなぁ。あれ?、彼女もだったような?。
それから課題へ。彼女のお陰で午前中には終わっていた。
そして・・・・・・。
「という訳でデートしましょ。」
そろそろ昼食をと思っていたところで彼女からの突然の提案にどういう訳?と思ったけど、
正直嬉しいと思え、提案に乗る事にした。
施設を出てすぐの登り階段を行く、すると大きく広がった草原(くさはら)の山肌。
その所々にアスレチックがあり、公園の様にも思えた。
適当なベンチに座り、宿泊先で貰った昼食を二人で食べる。
そしてその後散歩したりと本当にデートをしていると言えた。
「有り難う、ね。」
「お礼はいいよ、僕も嬉しいし、楽しいから。」
手を繋いで二人で笑い合い今この時間を堪能する。
本当に良い時間だと感じる。そして平日であまり人がいない事を良い事に僕達は平然とキスをしていた。
そして迎えの時間が来て宿泊先へ帰る事となった。
運転手さんは行きと同じ人で、やっぱり僕と彼女の事をからかわれた。
そして僕達が宿泊先でのんびりし始めてから少しして彼が帰って来た。
「いやぁ、ここってすげぇな。ゲーム音楽のラインナップが充実してるし、
レア物だってあったんだぜ。いやぁ、いいとこだなここはよぉ。」
とまぁ、ゲーム音楽のCDを自慢気に見せる彼。うん、呆れた。
僕もゲーム音楽は好きだけど、だからってねぇ・・・・だよ。
どうやら彼は中古本をメインに扱う全国チェーンの店に行っていたようだ。で、今の話しと・・・。
「それで、課題だけど、どうするの?。」
「ああ、写させてくれよ。」
僕の質問に彼の返した答えに思わず「は?。」となる。いや、それマズイよね、特にバレたら。
「なぁ頼むよぉ、課題サボったのバレたらヤバイしよ。助けてくれよ。」
いやいやいやいや。確かに本来三人でやる課題だったけど。
けど、レポートの内容が全く同じってやっぱりマズイよね?。
と、考えていると急に寒気が。冷房?、いや違う。
予感はあった。だから恐る恐るその方角へと顔をむける。
いた、いや見えた。彼女の後ろで凄まじい殺気を放つ般若さんを。
今までどうしてか彼女の事を怖いと感じる事があった。けど今日ようやくその正体を知る。マジか・・・。
「巫山戯るのもいい加減にして。課題をサボって好き勝手して、それで写させろ?。寝言は寝て言いなさい。」
「えっ・・・・とぉ。そっ・・・・そのぉ。」
もはやガクブルの彼。うん、分かる。怖いよね。
「楽して罪を逃れられる?。ありえないから。大人しく獄に落ちなさい。」
もうその時には彼は立っていなかった。にじり寄って来る彼女に圧倒され、腰を抜かしていたから。僕も怖かったけど。
そして翌日、彼は彼女の言葉の通りになっていた。
課題をサボったのがバレたのは勿論。更に荷物検査をされてよりマズイ事になっていた。
そうして修学旅行最終日前日。と言っても最終日はやはりほぼ移動のみなので、今日が最終日と言って良いと思う。
彼は一人居残りとなった監視付きで。御愁傷様。
そして今日はまた集団行動。目的はご当地の美味しいものや、郷土を学ぼう。という事だった。
メインとなったのはバスでの移動中での郷土の学習。そして。
「お待たせしました~~~~。」
行き先は郷土料理を専門にしている店。それで出て来たのは鰹のタタキと親子丼?。
何でって思っていると店の関係者の女性から説明が入った。
鰹のタタキが名物なのは僕も知っていたけど。
親子丼の方は地元産の地鶏とその卵をふんたんに使ったものとの事。
そして後から更に色々と料理が出て来ていた。
流石に食べきれるの?、の量だったけど。終わってみればほぼ完食。なんかすごい。
そしてこの明るい雰囲気のまま今日は終わっていた。うん、一人を除いてね。
そして最後日の朝。
早々と帰る為の準備をする僕達。
「楽しかったね。」
「ええ・・・。」
「くそぉぉぉ・・・。」
荷物を背負い、手を繋ぎ合う僕と彼女。で、その後ろでまた彼が・・・・。
「ひぃっ・・・・。」
突然悲鳴を上げる彼。原因は・・・この殺気だね・・・・・。
かくして僕達の修学旅行は終わった。思ったより良い時間になって本当に良かったと思う。
約一名例外がいるけど、どう考えても自業自得、だしねぇ・・・・・・・。
特に今来ている修学旅行の目的地となっている場所(ここ)はその余韻がしっかりと残っていて、
鬱陶しいまでの暑さが僕達の肌に張り付いて来る。
「くっそうぉぉぉっ!」
僕の中で”またか・・・。と”うんざり”という感情が出て来る。
もう何度かと聞こえて来る彼の言葉。この状況になって初めて知った事だけど。
彼は都会好きの田舎嫌い、だそうだ。でも東北も田舎、多かったよね?。
で、修学旅行二日目の現在。都会度ゼロの所に連れてこられて不機嫌と・・・。
ちなみに初日はほぼ移動のみだった。東北からここまで結構遠かったてのもある。
宿泊先に着いた頃には日が暮れ始めてたしね。
「くそっ!、距離だけで修学旅行先を決めてんじゃねぇだろうな!。」
「もう止めようよ。」
もう何度彼の文句を聞き、それを何度止めようとしたか、いい加減疲れたよ。
修学旅行先に都会が無いわけじゃない。実際宿泊先は都会の中にあった。けど・・・・・。
「やっぱ旅行は都会に限るだろ、なぁそうだろ?。」
・・・・・僕に同意を求めないで欲しい。生憎僕はそこまで都会が好きな訳じゃないし、
一応、田舎もそれなりに好きなんじゃないかな?。
因みに彼女の方は早々に諦めたようで、さっきから無視を決め込んでいる。
しかし、田舎嫌いってだけでこうも自分勝手になるって、止めて欲しいよ・・・。
「ねえ。」
不意に聞こえて来る彼女の声。しかしその声は明らかに冷たく、怖さがあった。
実際、僕や彼だけじゃなく周りの生徒やちょくちょく彼を注意していた先生までも恐怖で凍り付いていた。
「自己主張したいのは解るけど、それで周りに当たり散らすのは止めてれない。迷惑だし、鬱陶しいから。わかった?。」
「あっ・・・あぁ・・・うん分かった。」
彼女の言葉が絶対零度の空気を作り出し、その雰囲気は容赦なく、無差別に周りを巻き込む。
その事もあってか彼は怯えながら謝り、以降愚痴が聞こえて来る事は無かった。やれやれ、かな。
今日僕達は海辺に来ている。先生によると観光スポットの一つだそうだ。
特長は海に目を向ける着物姿の男性の像とすぐ近く水族館がある事。
後、近くに男性像の事の資料館と観光客向けの売店もあるだっけ?。
で、実はこの男性像が誰なのかを僕は知らず、取り敢えず聞いてみた。
「え?、マジ?、幕末の有名人だぜ。」
「ええ、幕末の獅子の一人としてしられてるわよ。」
え?、そうなの?。と思ってしまうが、それで彼と彼女に呆れられてしまう。
「意外だな。らしくないというか。」
「ええ、ちゃんと勉強してると思ったから。」
うう・・・・ちょっとマズかったかなあ・・・・。
その後、午前中は先生からこの地での歴史の講義。そこでこの男性像の話しも。
「あっ、そうなんだ。」
と反応した辺りでまた彼と彼女に呆れられる。
そして午後からは水族館で自由時間となった。けど・・・・。
「可愛いぃぃぃ・・・・。」
彼女がペンギンに完全どはまり。その為自由時間の全てをペンギンとの戯れに使っていた。飼育員の人は困っていたけど。
因みに僕もそれに付き合っていた。で、彼の方はただうろうろしていたとの事。もう少し楽しめば良いのに。
三日目、場所を決めて自由な課題をする。となってたんだけど。
「田舎付き合いは昨日だけで十分だぜ。」
と言って彼は勝手にどっか行ってしまう。その場に彼女がいなかった事もあったと思うけど、勝手だなぁ。
「ほっとこ。」
うん、僕まで付き合う必要は無い。彼女と合流しよう。
「あら?、彼は?。」
彼女と合流、そして当然来る質問。僕は素直に答える。
「・・・ほっときましょ。」
うん、だよね。と言う訳で三人だったはずが、二人で出発となった。
僕達が選んだ所は宿泊先から結構離れた所で、歴史関係の資料館。
そして元は江戸時代前にこの地を治めていた人物の城があったとの事。
移動手段は宿泊先から出してもらえ、その中で・・・・。
「ふふ、デートみたいになったね。」
車で移動中に唐突に彼女が言ってくる。僕は戸惑い、少し恥ずかしくなってしまう。
当然運転手さんにも聞こえていて「お熱いですねぇ。」とからかわれてしまう。はうぅぅぅ・・・。
で、目的地に着く。小高い場所で後に知る事になるけど田んぼや川を中心としたのどかな風景を一望出来る。
そして施設内へ。入り口すぐに受付での応対。
「あ、安い。」
と、意外な入場料に驚きながら足を進める。そんな中・・・・・・・。
「この人も有名人?。」
この施設で紹介されている人物に対して僕が思った事。
「最近、ゲームでだったかな?。有名になってるみたいよ。」
「そうなんだ。」
ゲームかぁ、僕はあまりやらないからなぁ。あれ?、彼女もだったような?。
それから課題へ。彼女のお陰で午前中には終わっていた。
そして・・・・・・。
「という訳でデートしましょ。」
そろそろ昼食をと思っていたところで彼女からの突然の提案にどういう訳?と思ったけど、
正直嬉しいと思え、提案に乗る事にした。
施設を出てすぐの登り階段を行く、すると大きく広がった草原(くさはら)の山肌。
その所々にアスレチックがあり、公園の様にも思えた。
適当なベンチに座り、宿泊先で貰った昼食を二人で食べる。
そしてその後散歩したりと本当にデートをしていると言えた。
「有り難う、ね。」
「お礼はいいよ、僕も嬉しいし、楽しいから。」
手を繋いで二人で笑い合い今この時間を堪能する。
本当に良い時間だと感じる。そして平日であまり人がいない事を良い事に僕達は平然とキスをしていた。
そして迎えの時間が来て宿泊先へ帰る事となった。
運転手さんは行きと同じ人で、やっぱり僕と彼女の事をからかわれた。
そして僕達が宿泊先でのんびりし始めてから少しして彼が帰って来た。
「いやぁ、ここってすげぇな。ゲーム音楽のラインナップが充実してるし、
レア物だってあったんだぜ。いやぁ、いいとこだなここはよぉ。」
とまぁ、ゲーム音楽のCDを自慢気に見せる彼。うん、呆れた。
僕もゲーム音楽は好きだけど、だからってねぇ・・・・だよ。
どうやら彼は中古本をメインに扱う全国チェーンの店に行っていたようだ。で、今の話しと・・・。
「それで、課題だけど、どうするの?。」
「ああ、写させてくれよ。」
僕の質問に彼の返した答えに思わず「は?。」となる。いや、それマズイよね、特にバレたら。
「なぁ頼むよぉ、課題サボったのバレたらヤバイしよ。助けてくれよ。」
いやいやいやいや。確かに本来三人でやる課題だったけど。
けど、レポートの内容が全く同じってやっぱりマズイよね?。
と、考えていると急に寒気が。冷房?、いや違う。
予感はあった。だから恐る恐るその方角へと顔をむける。
いた、いや見えた。彼女の後ろで凄まじい殺気を放つ般若さんを。
今までどうしてか彼女の事を怖いと感じる事があった。けど今日ようやくその正体を知る。マジか・・・。
「巫山戯るのもいい加減にして。課題をサボって好き勝手して、それで写させろ?。寝言は寝て言いなさい。」
「えっ・・・・とぉ。そっ・・・・そのぉ。」
もはやガクブルの彼。うん、分かる。怖いよね。
「楽して罪を逃れられる?。ありえないから。大人しく獄に落ちなさい。」
もうその時には彼は立っていなかった。にじり寄って来る彼女に圧倒され、腰を抜かしていたから。僕も怖かったけど。
そして翌日、彼は彼女の言葉の通りになっていた。
課題をサボったのがバレたのは勿論。更に荷物検査をされてよりマズイ事になっていた。
そうして修学旅行最終日前日。と言っても最終日はやはりほぼ移動のみなので、今日が最終日と言って良いと思う。
彼は一人居残りとなった監視付きで。御愁傷様。
そして今日はまた集団行動。目的はご当地の美味しいものや、郷土を学ぼう。という事だった。
メインとなったのはバスでの移動中での郷土の学習。そして。
「お待たせしました~~~~。」
行き先は郷土料理を専門にしている店。それで出て来たのは鰹のタタキと親子丼?。
何でって思っていると店の関係者の女性から説明が入った。
鰹のタタキが名物なのは僕も知っていたけど。
親子丼の方は地元産の地鶏とその卵をふんたんに使ったものとの事。
そして後から更に色々と料理が出て来ていた。
流石に食べきれるの?、の量だったけど。終わってみればほぼ完食。なんかすごい。
そしてこの明るい雰囲気のまま今日は終わっていた。うん、一人を除いてね。
そして最後日の朝。
早々と帰る為の準備をする僕達。
「楽しかったね。」
「ええ・・・。」
「くそぉぉぉ・・・。」
荷物を背負い、手を繋ぎ合う僕と彼女。で、その後ろでまた彼が・・・・。
「ひぃっ・・・・。」
突然悲鳴を上げる彼。原因は・・・この殺気だね・・・・・。
かくして僕達の修学旅行は終わった。思ったより良い時間になって本当に良かったと思う。
約一名例外がいるけど、どう考えても自業自得、だしねぇ・・・・・・・。
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