フェアリーシスターズ――悪の組織と戦いエッチなピンチに耐えながら平和を守る正義の三姉妹

死闘決着！ 勝利はどちらに？

　もはや、女戦士は喘ぎ続けることしかできず、官能に身を委ねることしかできなかった。

　ここが頃合と見た女王ギャンディスは、フェアリーレッドの心をも屈服させるために、彼女の口から敗北の言葉を言わせようとした。
 
「どうだ、フェアリーレッド。　気持いいだろう。自分で『いい！　イっちゃう！』と言うんだ」 
　
　もはや、イカされるだけの瀬戸際まで追い込まれていたレッドだった。おもわずその一言を言いそうになったが、かろうじて踏み止まった。 

「いやっ･･･…いやよっ！……」 

　たとえ、肉体は屈服しても、心はまだ堕ちていないのだ。しかし、そんなフェアリーレッドにも、もう支えきれない限界が迫っていた。 

　ギャンディスは、レッド本人の愛液で濡らした左手の人差し指を、レッドのアナルにゆっくりと 挿入した。そして、右手の人差し指は秘裂に突っ込み、親指はクリトリスを刺激していく。 三所責めでラストスパートだ。 

「……アアッ！……くうっ！……あああっ！……」 

　正義のヒロインの声が絶叫に近くなった。とうとうフェアリーレッドは女王にイカされてしまうのか？　だがその時だった。

「お姉さま、頑張って！」
「負けちゃダメよ、フェアリーレッド！」

　レッドの耳に、彼女を応援する声が聞こえてきた。捕えられている妹のフェアリーホワイトと、フェアリーブルーが必死でレッドへの声援を送っているのだ。

（そうだ。負けることは許されないのよ！）

　もはや、断崖絶壁のレッドに、気力が戻ってきた。ここで残されていた最後の力を振り絞った。

　レッドが屈服したものとみて油断しているギャンディスの股間を思い切って蹴り上げた。

「ギャアアッ！」

　思いもよらない反撃を食らった女王は股間を押さえてのたうち回った。その隙に、フェアリーレッドは、自分の体を拘束している二本のロープを外して、自由を取り戻した。ハァハァと息を整えて、反撃体制に入った。

「よくもやってくれたわね！」

　フェアリーレッドは、倒れてもがくギャンディスに強烈な蹴りを入れていった。これまで散々やられたお返しだった。

　そしてグロッギーになったギャンディスの体を抱え上げると、パワーボムで女王の頭部を叩きつけた。ギャンディスの首がガクッと折れ曲がった。失神したのか、あるいは死んだのか、ギャンディスは動かなくなった。フェアリーレッドの大逆転勝利だった。

　勝ったフェアリーレッドは、すぐに吊るされている2人の妹を救い出した。長姉のレッドは全裸、2人の妹はパンティ一枚という、エロい姿だったが、抱き合って、涙を流して喜び合った。

「やっぱりお姉さま強いわ」
「あなたたちが応援してくれたからよ」

　脱がされた衣装を着て、スーパーヒロインの姿に戻った三姉妹。ギャンディスは倒したが、これからも悪の侵略は終わらない。正義のために戦い続けることを誓ったのだった。

終