フェアリーシスターズ――悪の組織と戦いエッチなピンチに耐えながら平和を守る正義の三姉妹

フェアリーレッド 遂に全裸に！

　フェアリーレッドとギャンディスは、グランドでの激しい攻防になったが、パワーで上回るギャンディスがやや優位に展開していく。
　
　チャンスをうかがっていた女王は、フェアリーレッドのノースリーブの上着の裾を掴むと 一気に上にまくり上げた。上半身も脱がしてしまおうというのだった。 

「くううっ！」 

　だが、正義のヒロインは敢えて激しい抵抗はしなかった。お互い、衣服を剥ぎ合い、脱がしあう泥試合は、最初から覚悟の上だ。中途半端な脱がされ方では、両腕の動きが制限されてしまう。いっそのこと、上着は全部脱いだほうがいいのだった。 美しいヒロインは、ベージュのブラジャー一枚だけの姿にされてしまった。 

「ククク、妹たちの前で素っ裸になれ、フェアリーレッド！」 

　女王は、スウィートレディを娘たちの眼前で全裸にすることを宣告した。 

（ううっ･･････、さやかやくるみの前で、丸裸にされるなんて嫌っ） 

　非情なギャンディスの宣言に、急にレッドの羞恥心が強くなった。途端に、動きが硬くなってしまった。この隙を逃す女王ではない。フェアリーレッドをうつ伏せの態勢にして、馬乗りになると、 彼女の顎を引っ張り上げて、背骨を責めるキャメルクラッチに捕らえた。

（ああっ！　しまった！） 

　全裸にされる予感に、レッドの全身に戦慄が走る。 

「いやっ！　いやっ！」 

　だが抵抗も空しかった。背後に回ったギャンディスは、ブラのフォックを外し、あっさりとブラジャーを奪い取ってしまった。ついに正義のヒロインはフルヌードを晒すことになってしまったのである。 

「ああっ！ いやあっ！」 

　フェアリーレッドの悲鳴が響き渡った。彼女にとっては下半身よりも、むしろ。乳首が露出する上半身の裸の方が恥ずかしかった。

　全裸になってしまう事も、あらかじめある程度覚悟はしていたものの、いざとなると、やはりショックは大きかったのである。 

　遂に伝説のフェアリーレッドの乳房が、人前に露わにされたのだ。巨乳でありながら、柔らかみもあり、見事な張りとツヤも併せ持つ、見事な双乳である。 

　だが、全裸にされた当のフェアリーレッドにしてみれば、そんな賛辞など、全く意味がないのだ。腕を前でクロスさせ、隠そうとした。せめてもの抵抗であった。

「ああっ！」 

　フェアリーシスターズは同時に呻き声をあげた。目の前で愛する姉が辱められて、こんな屈辱に遭わされながら、何の手助けもできないのだ。囚われの身の二人の美少女の胸中は、悔しさ、無念さが渦巻いていたのだった。