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2人の戦いは続く

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 タカシは、そっと麻衣の大きなオッパイに触った。

(麻衣のオッパイってこんなに柔らかいんだ)

 大きくて、柔らかくて、張りもある、学園のアイドル花園麻衣の乳房は最高品質だった。それをタカシ1人が堪能できるのだ。

 タカシがオッパイに触れた途端、麻衣が

「ああ……」

 早くも切なそうな喘ぎ声をあげた。だが、ついついタカシがオッパイをギュッと強めに握ってしまうと、彼女が猛抗議してきた。

「ダメっ、乱暴にしないで!」
「はいっ、わかりました」

 なにかと細かい注文が多い女である。だが、彼女を怒らせて、胸揉みをさせてもらえなくなったら、元も子もない。できるだけ優しい手つきでモミモミを始めた。

「あ、ああっ、あああっ!」

 麻衣が激しく喘ぎだした。もともと乳房が敏感なのか、それともまだ処女で、性感帯が未開発で、過敏に反応するのか。

「い、いいわ、感じちゃう!」

 彼女の喘ぎぶりに、ついつい調子に乗ってしまったタカシは、最初の約束を忘れて、麻衣の勃起した右の乳首に吸い付いて、舌で舐めてしまったのだ。

「アアッ!」

 美少女が、ひときわ大きな喘ぎ声をあげた。しめしめ麻衣は感じてる。このままいけるそ、という手応えを感じたタカシだったが、麻衣は両手でタカシを突き放すと、彼を叱りつけた。

「こらタカシ、調子に乗るな! 乳首はダメって言ったでしょ」

 顔が本気で怒っていた。もうこれ以上続けることはできない。タカシは

「はあい、ごめんなさい」

と謝って、それ以上続けるのを諦めるしかなかった。

 麻衣が、タカシの乳首責めを咎めたのは、それが約束違反だったからではない。あまりに、それまでとは違う、強烈な性的快感に襲われたからだった。

 処女の麻衣にとってまだ未体験の甘美な快感、これを続けられたらどこまで抵抗できるのかわからなかった。そしてそのまま抵抗できず、一気に挿入、合体までいってしまうのを恐れたからであった。

(まだ早いわ)

 いずれは、タカシにカラダを許すつもりではいた。だがまだ早いのだ。一線を越えるのは、もっと関係が深まってからにしたかった。

(ウフ、でも最高の快感だったわ。あんなの初めて、ありがとうタカシ)

 学園アイドル花園麻衣は、心の中ではこっそりタカシに感謝していた。



 その翌日だった、街中に敵の女司令官アーマスがまたしても出現したのだ。怪人と戦闘員を引き連れている。

「出てこい、ジャスティボーイ、ジャスティガール! 今日こそ叩きのめしてやる」

 悪の組織から叩きつけられた挑戦状、逃げるわけにはいかない。篠崎タカシと花園麻衣に怪人出現の情報が入った。

「いくぜ、麻衣!」
「わかってるわ、タカシ!」

 変身して飛び出していくジャスティボーイとジャスティガール。正義を守るため、2人の戦いはまだ終わらないのだ。

――終わり――


まだいろいろ話の構想は考えていましたが、諸事情で一旦終わりにしたいと思います。しかし、また再開するかも知れません。御愛読ありがとうございました。
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