ジャスティボーイ&ガール――俺にはセクシーな姿で悪と戦うミニスカヒロインに変身する幼馴染がいる――

鈴原ベル

文字の大きさ
上 下
7 / 12

レズプレイの悪夢! 悶絶するヒロイン

しおりを挟む
そこで、女幹部アーマスがひと呼吸をいれた。

「どう? 苦しいでしょう、ジャスティガール。いいかげん諦めて、わたしの部下になりなさいよ」

 と誘うように言ったが、痛めつけられているはずの正義のヒロインは、逆にもう一度、アーマスをキリッと睨みつけて言い放った。

「このくらい、全然大したことないわ。あなたなんかに絶対屈しないから」
「あなたのその凛とした態度、素敵よ」

 ジャスティガールが、キッパリとこの話を断ると、女司令官は、ダークタイガーに、しばらく殴打を続けさせた。

「ああっ! くうっ!」

 喘ぎながら、ジャスティガールは必死に耐え続けた。いつまでたっても、正義のヒロインの気持ちを変えさせることはできなかった。

 すると、アーマスは殴打拷問を一旦やめさせた。

「ちょっと、あっちに行ってなさい」
「はっ」

 女司令官は、ダークタイガーを部屋から出した。そして囚われのジャスティガールの周りを、ゆっくりと歩き回った。

「ようやく、二人きりになれたわねジャスティガール」
 
 何かを含むように言うと、アーマスはヒロインの背中にまわって、ピッタリと近づいてきた。悪の司令官の行動にただならぬ雰囲気を感じた美少女ヒロインの声が、ひときわ大きくなった。

「ちょっと、何をする気? エッチなことなんかしたら許さないわよ!」

 不安から声を荒らげたジャスティガールの心中を見透かしたかのように、アーマスは

「エッチなこと? フフ、とんでもないわ、とっても気持ちが良くなることよ。あなたを天国に送ってあげる。いや違うわね、一緒に天国に行きましょう、ジャスティガール」

 女司令官アーマスは、両腕を挙上されているジャスティガールの背中にへばり付くと、彼女の右耳に、フッと優しく息を吹きかけた。耳は女にとっての鋭敏な性感帯だ。

「あ、ああっ!」

 性感帯にいきなりの奇襲をくらったジャスティガールは、全身に電撃のような快感が走り、それまでとは違い、色っぽい喘ぎ声をあげた。アーマスは大喜びした。

「思ったとおりだわ。この反応、あなた処女なのね、ジャスティガール」
「男くらい知ってるわよ」

 ヒロインは、反発するように言い返したが、それは事実ではない。ジャスティガールの正体・花園麻衣は、言い寄ってくる男こそ無数にいたが、まだ性行為は未体験だった。だが、それを見透かしたアーマスは

「正義の味方が嘘をついちゃダメじゃない。わたしに隠そうとしても無駄よ」

そういうと、彼女の両脇の下から、自分の両腕を回して、正義のヒロインの乳房を手で触れた。

「いやっ! やめてっ!」

 レズプレイも知らないジャスティガールは、激しく嫌がったが、アーマスはかまわず、ヒロインの豊かな乳を柔らかいタッチでモミモミしだした。

「ああっ! あああっ!」

 美少女ヒロインは、悪の司令官の巧みな指戯に屈して、セクシーな喘ぎ声で喘ぎだした。

「フフ、すごいオッパイしてるわね、ジャスティガール。はやくあなたをわたしのモノにしたいわ」
「だ、誰があなたなんかに!」

 しかし、胸を揉まれ続けるヒロインの全身はこれまで経験したことのない、性の快感に包まれていた。身を委ねてしまった方が楽かも知れない。

 だが、その時だった。部屋の扉が開いて、一人の男が入ってきた。

「じゃ~ん、正義のヒーロージャスティボーイ登場! ガール、助けに来たぜ!」

 麻衣の幼馴染、タカシの変身するジャスティボーイだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転校して来た美少女が前幼なじみだった件。

ながしょー
青春
 ある日のHR。担任の呼び声とともに教室に入ってきた子は、とてつもない美少女だった。この世とはかけ離れた美貌に、男子はおろか、女子すらも言葉を詰まらせ、何も声が出てこない模様。モデルでもやっていたのか?そんなことを思いながら、彼女の自己紹介などを聞いていると、担任の先生がふと、俺の方を……いや、隣の席を指差す。今朝から気になってはいたが、彼女のための席だったということに今知ったのだが……男子たちの目線が異様に悪意の籠ったものに感じるが気のせいか?とにもかくにも隣の席が学校一の美少女ということになったわけで……。  このときの俺はまだ気づいていなかった。この子を軸として俺の身の回りが修羅場と化すことに。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?

みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。 普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。 「そうだ、弱味を聞き出そう」 弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。 「あたしの好きな人は、マーくん……」 幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。 よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた

久野真一
青春
 最近の俺はちょっとした悩みを抱えている。クラスメート曰く、  幼馴染である百合(ゆり)と仲が良すぎるせいで付き合ってるか気になるらしい。  堀川百合(ほりかわゆり)。美人で成績優秀、運動完璧だけど朝が弱くてゲーム好きな天才肌の女の子。  猫みたいに気まぐれだけど優しい一面もあるそんな女の子。  百合とはゲームや面白いことが好きなところが馬が合って仲の良い関係を続けている。    そんな百合は今年は隣のクラス。俺と付き合ってるのかよく勘ぐられるらしい。  男女が仲良くしてるからすぐ付き合ってるだの何だの勘ぐってくるのは困る。  とはいえ。百合は異性としても魅力的なわけで付き合ってみたいという気持ちもある。  そんなことを悩んでいたある日の下校途中。百合から 「修二は私と恋人になりたい?」  なんて聞かれた。考えた末の言葉らしい。  百合としても満更じゃないのなら恋人になるのを躊躇する理由もない。 「なれたらいいと思ってる」    少し曖昧な返事とともに恋人になった俺たち。  食べさせあいをしたり、キスやその先もしてみたり。  恋人になった後は今までよりもっと楽しい毎日。  そんな俺達は大学に入る時に籍を入れて学生夫婦としての生活も開始。  夜一緒に寝たり、一緒に大学の講義を受けたり、新婚旅行に行ったりと  新婚生活も満喫中。  これは俺と百合が恋人としてイチャイチャしたり、  新婚生活を楽しんだりする、甘くてほのぼのとする日常のお話。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

野球部の女の子

S.H.L
青春
中学に入り野球部に入ることを決意した美咲、それと同時に坊主になった。

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

処理中です...