2 / 9
第2話
しおりを挟む
気がついた時には赤ちゃんへと戻っていた。———いや、その言い方は間違っているであろう。
ただ単に時間が巻き戻ったというのではなく、気がついた時には別の人物へと生まれ変わっていた。
俗にいう転生という現象が自分に起こったのだと悟った。
だが転生したということは何となく理解が出来ても、自分が前世でどんな人物だったのかは可笑しいくらいに思い出せなかった。
思い出せるのは地球という此処とは別の星の日本という国で暮らしていた、ということだけだ。
それ以外のことは何か強い力に封じられているように思い出すことができない、そんな感じだ。
この世界では珍しいと言われる黒目黒髪の容姿で産まれた少年にはマークという名前が付けられた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
アーカイル辺境伯領、ノーゼンハイム王国の最東部に位置し、すぐ隣にはサルサリニア王国、ハラルド王国が隣接する辺境の領地。
そのアーカイル辺境伯邸宅にて、マークという男の子が誕生してからというもの、いつも通りの騒がしい日常が繰り広げられていた。
☆☆☆
僕はアーカイル家の長男のマークという少年へと転生してから約1か月という月日が経った。
この1か月という期間はかなり辛いものがあった。
というのも産まれたばかりということもあって、どうしても自分の力で身体を動かすことが出来なかったり。
これには本当に今もひどく悩ませられている。
自分で動く事が出来ないというのが、直結するのは自分で排泄を処理するという事が出来ないという事だ。
結果、この1ヶ月間は用を我慢して我慢して我慢して。そして———限界を迎える。
そして限界を突破しスッキリとした後はというと、突破後のオムツ蒸れにひたすら悩ませられる。
そして、僕はなるべく早くオムツを変えてもらう為に、ガン泣きをする事で屋敷内の侍女を呼びつける。
これが日常だった。
このことには転生してある程度の知性が残っているからこそ思うところがあった。
最初のうちは自分の裸を見られて恥ずかしいという思いもあったが、羞恥心よりも解放感が何よりも優先事項だった。
———何とも情けない。
そんな日々を乗り越えて産まれてからようやく1か月が経過した。
だがそのままの状況を甘んじて受け入れる程尊厳が無くなったわけでもない。
僕は遂にこの苦痛から抜け出す為のステップを一段駆け上がった。
そう。
———黒目黒髪の少年マークが立った。
「あぅ! あぅ!(ようやく! ようやくだ!)」
「あなたぁぁ、凄いわーー! マークちゃんが、マークちゃんがぁぁ! マークちゃんは正真正銘の天才よぉぉ!」
紅髪紅瞳の女性は生後1か月の息子が捕まり立ちしている状況に驚きを隠せなかった。
マリアナは執務中ということなどお構いなしに大声でダリウスを呼びつけた。
妻マリアナの大声を聞きつけたダリウスが慌ただしく駆け付けてくる。
「マリア、俺は一応だが執務に忙しいんだ! だからあまり騒ぐのはやめてくれ———ッ!? マ、マークが立ってるぞ! おい、マリアッ!? マークが立ってるぞ! まだ1か月だろ!?」
ダリウスはマークの捕まり立ちをする姿を見て一変。驚きを隠せずにその怪異現象とも思える光景をマリアに必至に伝える。
「あなた、二度も言わなくても分かるわよッ! そうなの!マークがもう立っちゃったの! マークは正真正銘の天才ね! 流石はわたしの息子ね!」
「……お、お、俺の息子でもあるだろう!?」
マリアナにはどうでもいいようでダグラスの主張は簡単にあしらわれた。
マリアはその小さい腕でにも関わらず、ダリウスの隆々の腕を簡単に払い、掴まり立ちが成功して少し誇らしげにも見える息子の方へと向かっていった。
そして軽々と息子のマークを抱き上げた。
「あぅ、あぅ!(ようやく立てたぞ! 自力でトイレが出来るまで後少しだ!)」
「流石ね、マークちゃん! マークちゃんは正真正銘の天才なのね! 将来はママみたいに凄い魔法使いになれるかもしれないわね!」
抱き上げられ抵抗も出来ないマークの頬に口付けをした。
ふとマリアナが興味深い事を口にした気がする。
「あぅ?(この世界には魔法があるのか?)」
問いかけてみたがまだ上手く話すことが出来ないので上手く伝わらない。
返答は返ってこなかったが、どうやらこの世界には魔法が存在するみたいだ!
マリアナに抱き上げられたマークはようやく立つことが出来たことに達成感で胸が一杯だった。
なるべく早く自力でトイレが出来るようにとマークは必死に努力した。
マークは必死に試行錯誤をしてこの赤子でも出来るトレーニングを考えた。
寝返りを意識的にうつことで上半身の筋肉を刺激したり、寝ている時に足を少し浮かるとすることで立つのに必要な足の筋肉の筋力強化を計ったりした。
起きている間はこの独自の筋トレをすることによって少しずつであるが筋力を付いていった。
筋トレ以外の時間は特にやれる事がなかったので、ただひたすらに瞑想することにした。
瞑想での副産物ではあるが最近何かマークの身体のにに不思議なエネルギーが眠っている事に気づいていた。
その正体は瞑想している間もずっと謎のままでいた。
そのエネルギーが魔力であると理解したのは、母親のマリアナに抱き上げられているちょうどこの時だった。
だが、ようやく捕まり立ちが出来た喜びと同時に必死に今まで押し留めていた何かが解放された。
「あらあら、マークちゃん! いましちゃったの? 臭い臭い! 掴まり立ちが出来てもまだまだでちゅね~!」
「あぅ、あぅ……(またやってしまった……)」
またもマークは溢れ出る解放感と罪悪感によって胸を締め付けられた。
だがそんなマークの苦労は知りもせず、マリアナは抱き上げていたマークを置いて
「マークちゃん、今日はママがオムツを変えてあげまちゅからね~♪」
「あぅ……(不甲斐ない……)」
マーク担当の侍女が「奥様、私がやります」と進言したのだが、マリアナはそれを遮って
「今回いいのよ~! 自分の息子のオムツを変えるなんて母親として当たり前でしょ? たまにはわたしにもやらせてちょうだい!」
侍女もそうマリアナに言われて引き下がった。
そしてルンルンでオムツを変えるマリアナと対比して、マークは強い意志を再確認した。
———絶対に早く歩けるようになろう!
意志は体内の魔力の存在によってすぐさま実現されることになった。
ただ単に時間が巻き戻ったというのではなく、気がついた時には別の人物へと生まれ変わっていた。
俗にいう転生という現象が自分に起こったのだと悟った。
だが転生したということは何となく理解が出来ても、自分が前世でどんな人物だったのかは可笑しいくらいに思い出せなかった。
思い出せるのは地球という此処とは別の星の日本という国で暮らしていた、ということだけだ。
それ以外のことは何か強い力に封じられているように思い出すことができない、そんな感じだ。
この世界では珍しいと言われる黒目黒髪の容姿で産まれた少年にはマークという名前が付けられた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
アーカイル辺境伯領、ノーゼンハイム王国の最東部に位置し、すぐ隣にはサルサリニア王国、ハラルド王国が隣接する辺境の領地。
そのアーカイル辺境伯邸宅にて、マークという男の子が誕生してからというもの、いつも通りの騒がしい日常が繰り広げられていた。
☆☆☆
僕はアーカイル家の長男のマークという少年へと転生してから約1か月という月日が経った。
この1か月という期間はかなり辛いものがあった。
というのも産まれたばかりということもあって、どうしても自分の力で身体を動かすことが出来なかったり。
これには本当に今もひどく悩ませられている。
自分で動く事が出来ないというのが、直結するのは自分で排泄を処理するという事が出来ないという事だ。
結果、この1ヶ月間は用を我慢して我慢して我慢して。そして———限界を迎える。
そして限界を突破しスッキリとした後はというと、突破後のオムツ蒸れにひたすら悩ませられる。
そして、僕はなるべく早くオムツを変えてもらう為に、ガン泣きをする事で屋敷内の侍女を呼びつける。
これが日常だった。
このことには転生してある程度の知性が残っているからこそ思うところがあった。
最初のうちは自分の裸を見られて恥ずかしいという思いもあったが、羞恥心よりも解放感が何よりも優先事項だった。
———何とも情けない。
そんな日々を乗り越えて産まれてからようやく1か月が経過した。
だがそのままの状況を甘んじて受け入れる程尊厳が無くなったわけでもない。
僕は遂にこの苦痛から抜け出す為のステップを一段駆け上がった。
そう。
———黒目黒髪の少年マークが立った。
「あぅ! あぅ!(ようやく! ようやくだ!)」
「あなたぁぁ、凄いわーー! マークちゃんが、マークちゃんがぁぁ! マークちゃんは正真正銘の天才よぉぉ!」
紅髪紅瞳の女性は生後1か月の息子が捕まり立ちしている状況に驚きを隠せなかった。
マリアナは執務中ということなどお構いなしに大声でダリウスを呼びつけた。
妻マリアナの大声を聞きつけたダリウスが慌ただしく駆け付けてくる。
「マリア、俺は一応だが執務に忙しいんだ! だからあまり騒ぐのはやめてくれ———ッ!? マ、マークが立ってるぞ! おい、マリアッ!? マークが立ってるぞ! まだ1か月だろ!?」
ダリウスはマークの捕まり立ちをする姿を見て一変。驚きを隠せずにその怪異現象とも思える光景をマリアに必至に伝える。
「あなた、二度も言わなくても分かるわよッ! そうなの!マークがもう立っちゃったの! マークは正真正銘の天才ね! 流石はわたしの息子ね!」
「……お、お、俺の息子でもあるだろう!?」
マリアナにはどうでもいいようでダグラスの主張は簡単にあしらわれた。
マリアはその小さい腕でにも関わらず、ダリウスの隆々の腕を簡単に払い、掴まり立ちが成功して少し誇らしげにも見える息子の方へと向かっていった。
そして軽々と息子のマークを抱き上げた。
「あぅ、あぅ!(ようやく立てたぞ! 自力でトイレが出来るまで後少しだ!)」
「流石ね、マークちゃん! マークちゃんは正真正銘の天才なのね! 将来はママみたいに凄い魔法使いになれるかもしれないわね!」
抱き上げられ抵抗も出来ないマークの頬に口付けをした。
ふとマリアナが興味深い事を口にした気がする。
「あぅ?(この世界には魔法があるのか?)」
問いかけてみたがまだ上手く話すことが出来ないので上手く伝わらない。
返答は返ってこなかったが、どうやらこの世界には魔法が存在するみたいだ!
マリアナに抱き上げられたマークはようやく立つことが出来たことに達成感で胸が一杯だった。
なるべく早く自力でトイレが出来るようにとマークは必死に努力した。
マークは必死に試行錯誤をしてこの赤子でも出来るトレーニングを考えた。
寝返りを意識的にうつことで上半身の筋肉を刺激したり、寝ている時に足を少し浮かるとすることで立つのに必要な足の筋肉の筋力強化を計ったりした。
起きている間はこの独自の筋トレをすることによって少しずつであるが筋力を付いていった。
筋トレ以外の時間は特にやれる事がなかったので、ただひたすらに瞑想することにした。
瞑想での副産物ではあるが最近何かマークの身体のにに不思議なエネルギーが眠っている事に気づいていた。
その正体は瞑想している間もずっと謎のままでいた。
そのエネルギーが魔力であると理解したのは、母親のマリアナに抱き上げられているちょうどこの時だった。
だが、ようやく捕まり立ちが出来た喜びと同時に必死に今まで押し留めていた何かが解放された。
「あらあら、マークちゃん! いましちゃったの? 臭い臭い! 掴まり立ちが出来てもまだまだでちゅね~!」
「あぅ、あぅ……(またやってしまった……)」
またもマークは溢れ出る解放感と罪悪感によって胸を締め付けられた。
だがそんなマークの苦労は知りもせず、マリアナは抱き上げていたマークを置いて
「マークちゃん、今日はママがオムツを変えてあげまちゅからね~♪」
「あぅ……(不甲斐ない……)」
マーク担当の侍女が「奥様、私がやります」と進言したのだが、マリアナはそれを遮って
「今回いいのよ~! 自分の息子のオムツを変えるなんて母親として当たり前でしょ? たまにはわたしにもやらせてちょうだい!」
侍女もそうマリアナに言われて引き下がった。
そしてルンルンでオムツを変えるマリアナと対比して、マークは強い意志を再確認した。
———絶対に早く歩けるようになろう!
意志は体内の魔力の存在によってすぐさま実現されることになった。
0
お気に入りに追加
430
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
前世の幸福ポイントを使用してチート冒険者やってます。
サツキ コウ
ファンタジー
俗に言う異世界転生物。
人生の幸福ポイントを人一倍残した状態で不慮の死を遂げた主人公が、
前世のポイントを使ってチート化!
新たな人生では柵に囚われない為に一流の冒険者を目指す。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
家族もチート!?な貴族に転生しました。
夢見
ファンタジー
月神 詩は神の手違いで死んでしまった…
そのお詫びにチート付きで異世界に転生することになった。
詩は異世界何を思い、何をするのかそれは誰にも分からない。
※※※※※※※※※
チート過ぎる転生貴族の改訂版です。
内容がものすごく変わっている部分と変わっていない部分が入り交じっております
※※※※※※※※※
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移で裏切られた「無」職の俺は世界を変える
ジャック
ファンタジー
私立三界高校2年3組において司馬は孤立する。このクラスにおいて王角龍騎というリーダーシップのあるイケメンと学園2大美女と呼ばれる住野桜と清水桃花が居るクラスであった。司馬に唯一話しかけるのが桜であり、クラスはそれを疎ましく思っていた。そんなある日クラスが異世界のラクル帝国へ転生してしまう。勇者、賢者、聖女、剣聖、など強い職業がクラスで選ばれる中司馬は無であり、属性も無であった。1人弱い中帝国で過ごす。そんなある日、八大ダンジョンと呼ばれるラギルダンジョンに挑む。そこで、帝国となかまに裏切りを受け─
これは、全てに絶望したこの世界で唯一の「無」職の少年がどん底からはい上がり、世界を変えるまでの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カクヨム様、小説家になろう様にも連載させてもらっています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる