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第14話 謎のフードの少女
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到着した時に俺が眼にしたのは、フードを被ったせいで、顔がはっきりとは見えない少女が、荒くれ者の冒険者達にも今にも絡まれようとしていた。
冒険者達はアルコールが回っているのか、フードを被った少女に絡む。
「おい、そこの嬢ちゃんよぉ。俺たちと楽しいことしないかぁ。楽しいだけじゃなくて気持ちいいかもなぉ。ガハハハ」
「そうだなァ。やっぱり女が居ねえと夜は盛り上がんねぇよなァ。嬢ちゃん相手してくれよ」
如何にもテンプレで、荒くれ者が少女へと絡む。
フードを被った少女も中々に気丈なようで、
「うるさいわねぇ。あんた達のような穢らわしい連中なんて、わたしが相手にするわけなんかないじゃない! さっさとどっかに行きなさいよね」
威勢を張って、負けじと怒声をあげる。
恐らく先程聞こえたのはこの声だろうと俺は察する。
とりあえず俺は暫く様子をする事にした。
フードを被った少女にあしらわれた荒くれ者達は額に青筋を浮かべて。
「あぁん? なに、生意気な口聞いてんだぁ、コラァ?」
「俺様達に逆らうってことがどういうことかぁその体に叩き込ませてやろうじゃないかぁ」
冒険者達はフードの少女へと襲い掛かろうとする。だが、少女もまだ怯むことなく。
「あぁ、いいわよ。出来るもんならやってみなさいよ。私はこう見——————」
フードを被った少女は冒険者達をさらに煽る。
俺はフードの威勢から、かなりの実力者なのかもしれないと思ったのだが。
「きゃぁぁぁぁ! 放しなさいっ!」
「うっせぇ、このクソ餓鬼がぁ!」
俺の予想は完全に外れていた。
気付くと荒くれ者の冒険者達が少女を集団で羽交
めにしていた。
少女が叫ばないように、少女の口を塞ぐ冒険者。
口を封じられた少女は「んんん」と必死に唸る。
「あのフード少女は何やってるんだか……弱いなら挑発するなよな……」
流石に知らない女の子でも、目の前で輪姦されそうになっているのを放っておくことは出来ない。
俺はフードの少女を助ける事に決めた。
俺は今にも輪姦されそうな現場に声をかける。
「おい、そこのお前達! その子、嫌がってんだろー? 魔物を狩るのは良いけど、女の子を狩るのは良くないぞ?」
荒くれ者の冒険者も俺の声に気づく。
フードの少女も俺を見るや否や、必死に唸って助けを求める。
「なんだお前みたいなヒョロ餓鬼は、お前ももしかして混ざりたいってかぁ? いいぜぇ。俺たちが楽しんだ後はお前にもくれてやるよ」
「んなわけねぇだろ。さっさとその子を離して大人しく家に帰れ。そうすれば俺も情けでお前達を見逃してやるぞ」
俺は冒険者達に最大の温情をかけてやる。
というのもこいつらも確かに悪いが、フードの少女も多少なりとも問題があると思っている。
だからこいつらにも温情を掛けてやる余地があった。
だが、荒くれ者達は温情を掛けてやったのにも関わらず、
「なんだ? てめぇ、もしかして正義のヒーローのつもりかぁ? そういう奴が一番ムカつくんだよ。お前ら、あんなヒョロ餓鬼やっちまえ。倒した奴はこの女を俺の次に楽しませてやる」
荒くれ者のリーダー的存在が、そう仲間に告げる。
すると、活きが良い奴らが俺を倒そうと渾身の拳を繰り出す。
目の前にいる愚かなゴミどもに溜息が漏れる。
「はぁ……俺はせっかくお前達を見逃してやるって言ったのに、そっちがそうくるなら俺も容赦はしない!」
そして、一瞬にして、ゴミどもで山が積み上がっていた。
残すのは少女の腕を掴んでいる男。
「最後はお前だな……」
鋭い眼光に睨みつけられた男は
「ヒィェッッ! 化け物め……」
俺は少女、腕を掴んでいる男の顔面を蹴り飛ばす。
「化け物ってのは流石に傷付くよなぁ……言うならこいつ強すぎるとかにしてくれないかなぁ」
輪姦野郎達を制圧した俺は少女の口枷を外してやる。だが、優しい言葉なんか掛けたりはしない。
こいつも悪いところがある。
「お前、絶対馬鹿だろ? 挑発するならもっと強くなってからする事だな。次は確実に襲われちまつぞ。これに懲りたら反省して、慎ましく生きることだ」
今にも襲われそうになっていて涙目を浮かべていたが、こいつもこいつだと思った俺はデコピンをかます。
「ッッ! 痛いわよ! 何するのよ!」
開口一番にそう言う少女。
「おい、お前。どこの誰だか知らないけど、危ない所を助けてもらったらなんて言うんだ?」
こいつには一つ反省させるためにも、少し躾が必要だと感じた俺はもう一度デコピンをかます。
「ッッ! 痛いッ! 何回も何回も何するのよ! 凄く痛いんだけど……」
額を痛そうに摩る涙目の少女、だがまだ俺の言っている事がわかっていないようだ。
「何度もやらせないでくれよ。俺も少女を痛ぶる趣味はない」
俺がもう一発デコピンをかます。
「ッ! いたぁぁい! わかったわよ。言うから、ちゃんと言うから、それもうやめて」
少女は額を摩って、涙目を浮かべて上目遣いで俺を見る。
「うん、わかったなら宜しい」
少女はちゃんと俺が言いたいことを理解して
「あ、ありがとう。助けてくれたことは感謝するわ。ま、まぁ、わたしを助けられるなんてあなたも運が良かったわね! あなたも私に感謝することね!」
いなかった。全く俺の言いたい事を理解していない少女に、最後の一発とばかりに俺はデコピンをかます。
どんな環境で育ったらこんな高慢な少女が出来上がるのやら。
「全くわかっていないみたいだから、俺はもう行くな。せいぜい気をつけて帰れよ。まぁ次襲われても助けてはあげないけどなぁ」
俺はフードの少女を置いて、その場所を離れようとする。だが、後ろから少女が待ったを掛ける。
「わ、悪かったわよ! わ、わたしが悪かったから次も助けなさいよね!」
少女の意味のわからない言葉に俺は溜息を吐く。
「いやいや、もう二度と変な面倒を起こすな。面倒が起こらないように慎ましく生きろ」
そういうと少女は一瞬暗い表情を浮かべて、
「……できたらそうしたいわよ…………」
彼女は呟いた。
俺の耳には聞こえてこなかったが寂しそうな表情だったのはわかった。
流石にこんな夜中に弱い少女、いやのんな問題児を野放しにしておくことも出来ず、
「おい、お前。もうこんな時間だ。家がどこかは知らないがそこまで送っててやる」
俺はフードの少女を家まで送ることにした。
少女が歩く道を一緒に歩いて行く。
「あ、あんた名前なんて言うの? 教えなさいよね」
名前の聞き方でさえも高慢で、癪に触るがこういうやつなんだと割り切って、
「ソウタ。そういうお前はなんて名前なんだ?」
俺が少女の名前を尋ねると、
「し、知りたいなら仕方ないわね。教えてあげるわ」
またも上から目線なこいつ。
「…………やっぱり良いや。お前の名前なんて興味ない……」
俺は高慢フード少女に仕返しをしてやる。
俺の意地悪はかなり少女には効いたようで、
「うっ……いいわ、教えてあげるわ。私はシーリア。ただのシーリア」
知りたくもなかったが、少女は名前を教えてくれた。
「そっか、シーリアか、良い名前だな……」
横を歩くシーリアの頬が何故だか、少し赤くなったように見えたが、フードで隠れてしまった。
「そ、そ、ソウタはさっきも凄く強かったし、もしかして冒険者なの?」
こいつ、何慌ててんだと思うが、シーリアの問いに答えてやる。
「そうだな。お前は知らないかもしれないけど『翼竜の翼』ってパーティで活動してるぞ? それがどうかしたか?」
俺がシーリアの問いに答えてやると、シーリアは
「お前、じゃないわよ……『翼竜の翼』ね……」と小さく呟いた。
そして、シーリアは突如、何かを成し遂げたような表情を浮かべて。
「あ、わたしの家着いたわ、ここ、ここ!じゃ、ソウタ! ここまでありがとね! バイバイ!」
シーリアは家といった場所とは逆方向へと走っていった。
「あいつやっぱり馬鹿だな……」
シーリアの走り去る後ろ姿。
フードが風で不意にも外れた。フードが外れたシーリアの髪は月光に照らされ、露わになった長い髪は桃色に輝いていた。
「絶対、フードなんかない方が良いのに……」
俺は後ろ姿を見て、そう呟いた。
冒険者達はアルコールが回っているのか、フードを被った少女に絡む。
「おい、そこの嬢ちゃんよぉ。俺たちと楽しいことしないかぁ。楽しいだけじゃなくて気持ちいいかもなぉ。ガハハハ」
「そうだなァ。やっぱり女が居ねえと夜は盛り上がんねぇよなァ。嬢ちゃん相手してくれよ」
如何にもテンプレで、荒くれ者が少女へと絡む。
フードを被った少女も中々に気丈なようで、
「うるさいわねぇ。あんた達のような穢らわしい連中なんて、わたしが相手にするわけなんかないじゃない! さっさとどっかに行きなさいよね」
威勢を張って、負けじと怒声をあげる。
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「あぁん? なに、生意気な口聞いてんだぁ、コラァ?」
「俺様達に逆らうってことがどういうことかぁその体に叩き込ませてやろうじゃないかぁ」
冒険者達はフードの少女へと襲い掛かろうとする。だが、少女もまだ怯むことなく。
「あぁ、いいわよ。出来るもんならやってみなさいよ。私はこう見——————」
フードを被った少女は冒険者達をさらに煽る。
俺はフードの威勢から、かなりの実力者なのかもしれないと思ったのだが。
「きゃぁぁぁぁ! 放しなさいっ!」
「うっせぇ、このクソ餓鬼がぁ!」
俺の予想は完全に外れていた。
気付くと荒くれ者の冒険者達が少女を集団で羽交
めにしていた。
少女が叫ばないように、少女の口を塞ぐ冒険者。
口を封じられた少女は「んんん」と必死に唸る。
「あのフード少女は何やってるんだか……弱いなら挑発するなよな……」
流石に知らない女の子でも、目の前で輪姦されそうになっているのを放っておくことは出来ない。
俺はフードの少女を助ける事に決めた。
俺は今にも輪姦されそうな現場に声をかける。
「おい、そこのお前達! その子、嫌がってんだろー? 魔物を狩るのは良いけど、女の子を狩るのは良くないぞ?」
荒くれ者の冒険者も俺の声に気づく。
フードの少女も俺を見るや否や、必死に唸って助けを求める。
「なんだお前みたいなヒョロ餓鬼は、お前ももしかして混ざりたいってかぁ? いいぜぇ。俺たちが楽しんだ後はお前にもくれてやるよ」
「んなわけねぇだろ。さっさとその子を離して大人しく家に帰れ。そうすれば俺も情けでお前達を見逃してやるぞ」
俺は冒険者達に最大の温情をかけてやる。
というのもこいつらも確かに悪いが、フードの少女も多少なりとも問題があると思っている。
だからこいつらにも温情を掛けてやる余地があった。
だが、荒くれ者達は温情を掛けてやったのにも関わらず、
「なんだ? てめぇ、もしかして正義のヒーローのつもりかぁ? そういう奴が一番ムカつくんだよ。お前ら、あんなヒョロ餓鬼やっちまえ。倒した奴はこの女を俺の次に楽しませてやる」
荒くれ者のリーダー的存在が、そう仲間に告げる。
すると、活きが良い奴らが俺を倒そうと渾身の拳を繰り出す。
目の前にいる愚かなゴミどもに溜息が漏れる。
「はぁ……俺はせっかくお前達を見逃してやるって言ったのに、そっちがそうくるなら俺も容赦はしない!」
そして、一瞬にして、ゴミどもで山が積み上がっていた。
残すのは少女の腕を掴んでいる男。
「最後はお前だな……」
鋭い眼光に睨みつけられた男は
「ヒィェッッ! 化け物め……」
俺は少女、腕を掴んでいる男の顔面を蹴り飛ばす。
「化け物ってのは流石に傷付くよなぁ……言うならこいつ強すぎるとかにしてくれないかなぁ」
輪姦野郎達を制圧した俺は少女の口枷を外してやる。だが、優しい言葉なんか掛けたりはしない。
こいつも悪いところがある。
「お前、絶対馬鹿だろ? 挑発するならもっと強くなってからする事だな。次は確実に襲われちまつぞ。これに懲りたら反省して、慎ましく生きることだ」
今にも襲われそうになっていて涙目を浮かべていたが、こいつもこいつだと思った俺はデコピンをかます。
「ッッ! 痛いわよ! 何するのよ!」
開口一番にそう言う少女。
「おい、お前。どこの誰だか知らないけど、危ない所を助けてもらったらなんて言うんだ?」
こいつには一つ反省させるためにも、少し躾が必要だと感じた俺はもう一度デコピンをかます。
「ッッ! 痛いッ! 何回も何回も何するのよ! 凄く痛いんだけど……」
額を痛そうに摩る涙目の少女、だがまだ俺の言っている事がわかっていないようだ。
「何度もやらせないでくれよ。俺も少女を痛ぶる趣味はない」
俺がもう一発デコピンをかます。
「ッ! いたぁぁい! わかったわよ。言うから、ちゃんと言うから、それもうやめて」
少女は額を摩って、涙目を浮かべて上目遣いで俺を見る。
「うん、わかったなら宜しい」
少女はちゃんと俺が言いたいことを理解して
「あ、ありがとう。助けてくれたことは感謝するわ。ま、まぁ、わたしを助けられるなんてあなたも運が良かったわね! あなたも私に感謝することね!」
いなかった。全く俺の言いたい事を理解していない少女に、最後の一発とばかりに俺はデコピンをかます。
どんな環境で育ったらこんな高慢な少女が出来上がるのやら。
「全くわかっていないみたいだから、俺はもう行くな。せいぜい気をつけて帰れよ。まぁ次襲われても助けてはあげないけどなぁ」
俺はフードの少女を置いて、その場所を離れようとする。だが、後ろから少女が待ったを掛ける。
「わ、悪かったわよ! わ、わたしが悪かったから次も助けなさいよね!」
少女の意味のわからない言葉に俺は溜息を吐く。
「いやいや、もう二度と変な面倒を起こすな。面倒が起こらないように慎ましく生きろ」
そういうと少女は一瞬暗い表情を浮かべて、
「……できたらそうしたいわよ…………」
彼女は呟いた。
俺の耳には聞こえてこなかったが寂しそうな表情だったのはわかった。
流石にこんな夜中に弱い少女、いやのんな問題児を野放しにしておくことも出来ず、
「おい、お前。もうこんな時間だ。家がどこかは知らないがそこまで送っててやる」
俺はフードの少女を家まで送ることにした。
少女が歩く道を一緒に歩いて行く。
「あ、あんた名前なんて言うの? 教えなさいよね」
名前の聞き方でさえも高慢で、癪に触るがこういうやつなんだと割り切って、
「ソウタ。そういうお前はなんて名前なんだ?」
俺が少女の名前を尋ねると、
「し、知りたいなら仕方ないわね。教えてあげるわ」
またも上から目線なこいつ。
「…………やっぱり良いや。お前の名前なんて興味ない……」
俺は高慢フード少女に仕返しをしてやる。
俺の意地悪はかなり少女には効いたようで、
「うっ……いいわ、教えてあげるわ。私はシーリア。ただのシーリア」
知りたくもなかったが、少女は名前を教えてくれた。
「そっか、シーリアか、良い名前だな……」
横を歩くシーリアの頬が何故だか、少し赤くなったように見えたが、フードで隠れてしまった。
「そ、そ、ソウタはさっきも凄く強かったし、もしかして冒険者なの?」
こいつ、何慌ててんだと思うが、シーリアの問いに答えてやる。
「そうだな。お前は知らないかもしれないけど『翼竜の翼』ってパーティで活動してるぞ? それがどうかしたか?」
俺がシーリアの問いに答えてやると、シーリアは
「お前、じゃないわよ……『翼竜の翼』ね……」と小さく呟いた。
そして、シーリアは突如、何かを成し遂げたような表情を浮かべて。
「あ、わたしの家着いたわ、ここ、ここ!じゃ、ソウタ! ここまでありがとね! バイバイ!」
シーリアは家といった場所とは逆方向へと走っていった。
「あいつやっぱり馬鹿だな……」
シーリアの走り去る後ろ姿。
フードが風で不意にも外れた。フードが外れたシーリアの髪は月光に照らされ、露わになった長い髪は桃色に輝いていた。
「絶対、フードなんかない方が良いのに……」
俺は後ろ姿を見て、そう呟いた。
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