32 / 49
第三章 傭兵稼業編
第七話 初陣
しおりを挟む
「いいかマルコ、今回の件はお前の失態だからな」
「も、申し訳ないっす」
「ジャマル、今回はウチの娘が悪いんじゃし、そう怒らんでも」
「親父殿、こういう気の緩みが、戦場では命とりになるんですよ」
「まあまあ、そこをなんとか、この辺にしといてくれんかのう」
後ろの方で、ジャマルが珍しく声を荒げて叱責している。荷物に紛れて隠れたアタシを見つけ出せなかったことに、相当ご立腹のようだ。怒られている荷物版のマルコには、後で謝っておかないと……。
その後もくどくどとジャマルの説教は続いていた。いつのまにかオヤジも一緒になって頭を下げている。よく見る光景ではあるけれど、これではまるでどっちが団長なのかわからなかった。
「ごめんね、マルコ。アタシのせいで」
「ホントっすよ、まったくもう。お嬢のせいでこっちはとんだ迷惑だ」
「ほんとにごめん。お詫びと言っちゃなんだけど、酒を一瓶くすねてあるからさ。ほら」
「まったく、しょうがないっすねえ。でも、もうこれっきりにしてくださいよ」
やれやれ、といった表情で、あっさりとマルコは許してくれた。袖の下のお酒が効いたのか、昨晩のアタシの言い分に思うところがあったのか、それはわからない。
マルコは傭兵団の中では年若だ。歴戦の戦士が集まるニクラス傭兵団の中でもとりわけ若い方だけれど、それでも数度、団員として戦いを生き残ってきている。
年も近いので、アタシにとっては数少ない話しやすい団員だった。こう見えて弓に関しては見どころがあると、オヤジが話していたことを思い出す。
「そういえば、あの異人は何者なんすか」
「センジュのこと? この前の秋、西方の戦いで仲良くなったみたい。オヤジと一緒に帰って来てからずっと、うちに居候してるよ」
「ふーん。随分変わった容貌をしてますね」
「なんか遠国のサツマってとこの出なんだって。どの辺りにあるかは、本人も知らないってさ」
「サツマ、ねえ。ま、親父殿が連れて来たなら、さぞかし強いんでしょう」
「強い、んじゃないかな。銃の扱いもセンジュから教えてもらったんだ」
「へー、あの新兵器を。でもいったいどうして、異人なんかがリガリアの新兵器のことを知ってるんですかね?」
「そういえば、なんでだろ。センジュはあんまり自分のことを話してくれないんだよね」
噂をすればなんとやらで、センジュが話しているアタシたちのもとにやってきた。そういえばマルコは対面式の時も、射撃訓練の時もいなかったっけ。確か初対面のはず、だ。
「あんたがサツマ殿? 俺はマルコ。よろしくな」
「……。よろしくお願い申す」
もう妙ちくりんな本名で呼んでもらうのはもう諦めているらしく、センジュは黙って頭を下げている。
「あんた、銃が使えるらしいな。いつか教えてくれよ」
「ようごわす。マルコさぁは、団員かの」
「そりゃもちろん。クロスボウのマルコつって、ちょっとは知られてるんだぜ」
「おお、くろすぼうでごわすか。おいにも、そん弓を教えてたもんせ」
「よしきた、ちょっと待ってな。取って来っからよ」
どうやら傭兵団にもセンジュの知り合いができたらしい。年も近そうだし、仲良くしてくれるといいんだけど。
「矢を装填した後、こうやって弓を引くんだ」
「これは、かなり力が要りもすの」
「コツがあるのさ。こうやって足をかけてだな--」
「ほう、放つ時はどうしもすか」
「それはこの引き金をだな。おっと、ここじゃまずい。矢を無駄にしちゃいけねえや」
どうやらアタシの心配は、取り越し苦労だったらしい。武器オタクたちは、こうして親睦を深めていくのだった。
◇ ◇ ◇
ゆっくりと歩みを進めること数日。傭兵団はようやく目的地のカウフキルヘンに到着した、らしい。こじんまりとはしているが、町は立派な城壁に囲まれている。子爵様の住むところともなれば、これぐらい大したことがないのだろうか。
オヤジは団員たちを城門の前に待たせると、ジャマルを連れて中へと入っていった。どうやら二人で今回の依頼の詳細を聞きにいくらしい。同じように指揮官を待っているのか、城門の周囲には他の傭兵団らしき連中が、甲冑を着込んで所在なさげにたむろっている。
センジュは何が面白いのか、ずっと城壁の周りをうろうろしている。特に珍しい景色でもないと思うけど、サツマとやらには城壁がなかったのだろうか。
「こいは、なんとも立派なもんじゃのう」
「そんなに城壁が珍しいの?」
「おいが国には、こげな町をば囲むような壁はのうごわした」
「それじゃどうやって住民を守るのさ」
「守る前に攻める、こいが肝要ぞ」
「うーん、それって答えになってなくない?」
どうやらこの戦闘民族の思考回路は、攻撃一辺倒でできているらしい。サツマってのは、どんなおっかない国なんだろう。
センジュはしばらく城壁を見て回ると、今度は偵察と称して辺りの地形をマルコと見に行ってしまった。二人ともクロスボウと銃を抱えていたから、こっそり訓練でもしに行ったのかもしれない。せめてジャマルにバレないことを祈っておこう。
◇
しばらく城門で銃の整備をしながら待機していると、オヤジとジャマルが帰ってきた。今回の報酬だろうか、その両手には重たそうな袋を抱えている。
「今回は野戦だとよ。野郎ども、気張っていくぞい」
「あれ、城内での防衛戦って話じゃなかったんで」
「子爵様は弓矢でも怖くなったんだろうよ、つべこべ言わずに支度をせい」
「ヤー、親父殿」
どうやら今回は城外での戦闘になるようだった。戦と聞いて、アタシにも緊張が走る。唇が渇き、手に汗が滲んでいるのがわかる。目の前の草原は、未だ静かで人の気配すらない。これからここが戦場になるだなんて、想像にもできなかった。
その後戻ってきたセンジュとマルコはオヤジに何か報告をすると、せっせと移動の準備に取り掛かっていた。どうやら勝手に武器を持ち出したことに対しては、お咎めなしだったらしい。
二人に置いて行かれたアタシも銃の運搬の手伝いをしに、荷馬車へと戻ることにした。人手を余らせるほど、ニクラス傭兵団に余裕はないのだ。
◇
「今回我々ニクラス傭兵団は、中央左の歩兵部隊を受け持つことになった」
「ヤー、親父殿」
「銃を使えるものは後方、その前に弓隊。他は盾と槍を持って前列で準備しておけい」
「ヤー、親父殿」
「サツマ殿には銃部隊を預ける。好きに使ってくれていいぞい」
「うむ。承知でごわ」
戦場に向かいながら、オヤジは団員たちに指示を飛ばしていく。アタシたちの村から従っている者もいれば、道中で募兵に応じた者もいる。それらをしっかりまとめ上げていくのがオヤジの仕事だった。家でのだらしない姿しか見たことがないアタシにとって、その働きぶりは新鮮で、ずいぶん頼り甲斐のあるように映った。
センジュはどうやら銃部隊の隊長になったらしい。アタシもその付き添いとして、同行することになっている。
「ね、センジュ。アタシは何をしたらいいかな」
「まずは弾込めでごわ。撃っていると、銃身が熱くなりもす。そん時のための水桶もば、用意しておく」
「わかった、しっかりやるよ」
「……。おいは、女子ば戦に出したくなか」
「う、うん」
「おんしは、決して前に出てきてはならん。これは、命令でごわ」
センジュの目は、いつになく厳しい。口答えを許さない、無言で圧をかけるその表情に、アタシの密かな興奮はすっかり冷めてしまっていた。
「も、申し訳ないっす」
「ジャマル、今回はウチの娘が悪いんじゃし、そう怒らんでも」
「親父殿、こういう気の緩みが、戦場では命とりになるんですよ」
「まあまあ、そこをなんとか、この辺にしといてくれんかのう」
後ろの方で、ジャマルが珍しく声を荒げて叱責している。荷物に紛れて隠れたアタシを見つけ出せなかったことに、相当ご立腹のようだ。怒られている荷物版のマルコには、後で謝っておかないと……。
その後もくどくどとジャマルの説教は続いていた。いつのまにかオヤジも一緒になって頭を下げている。よく見る光景ではあるけれど、これではまるでどっちが団長なのかわからなかった。
「ごめんね、マルコ。アタシのせいで」
「ホントっすよ、まったくもう。お嬢のせいでこっちはとんだ迷惑だ」
「ほんとにごめん。お詫びと言っちゃなんだけど、酒を一瓶くすねてあるからさ。ほら」
「まったく、しょうがないっすねえ。でも、もうこれっきりにしてくださいよ」
やれやれ、といった表情で、あっさりとマルコは許してくれた。袖の下のお酒が効いたのか、昨晩のアタシの言い分に思うところがあったのか、それはわからない。
マルコは傭兵団の中では年若だ。歴戦の戦士が集まるニクラス傭兵団の中でもとりわけ若い方だけれど、それでも数度、団員として戦いを生き残ってきている。
年も近いので、アタシにとっては数少ない話しやすい団員だった。こう見えて弓に関しては見どころがあると、オヤジが話していたことを思い出す。
「そういえば、あの異人は何者なんすか」
「センジュのこと? この前の秋、西方の戦いで仲良くなったみたい。オヤジと一緒に帰って来てからずっと、うちに居候してるよ」
「ふーん。随分変わった容貌をしてますね」
「なんか遠国のサツマってとこの出なんだって。どの辺りにあるかは、本人も知らないってさ」
「サツマ、ねえ。ま、親父殿が連れて来たなら、さぞかし強いんでしょう」
「強い、んじゃないかな。銃の扱いもセンジュから教えてもらったんだ」
「へー、あの新兵器を。でもいったいどうして、異人なんかがリガリアの新兵器のことを知ってるんですかね?」
「そういえば、なんでだろ。センジュはあんまり自分のことを話してくれないんだよね」
噂をすればなんとやらで、センジュが話しているアタシたちのもとにやってきた。そういえばマルコは対面式の時も、射撃訓練の時もいなかったっけ。確か初対面のはず、だ。
「あんたがサツマ殿? 俺はマルコ。よろしくな」
「……。よろしくお願い申す」
もう妙ちくりんな本名で呼んでもらうのはもう諦めているらしく、センジュは黙って頭を下げている。
「あんた、銃が使えるらしいな。いつか教えてくれよ」
「ようごわす。マルコさぁは、団員かの」
「そりゃもちろん。クロスボウのマルコつって、ちょっとは知られてるんだぜ」
「おお、くろすぼうでごわすか。おいにも、そん弓を教えてたもんせ」
「よしきた、ちょっと待ってな。取って来っからよ」
どうやら傭兵団にもセンジュの知り合いができたらしい。年も近そうだし、仲良くしてくれるといいんだけど。
「矢を装填した後、こうやって弓を引くんだ」
「これは、かなり力が要りもすの」
「コツがあるのさ。こうやって足をかけてだな--」
「ほう、放つ時はどうしもすか」
「それはこの引き金をだな。おっと、ここじゃまずい。矢を無駄にしちゃいけねえや」
どうやらアタシの心配は、取り越し苦労だったらしい。武器オタクたちは、こうして親睦を深めていくのだった。
◇ ◇ ◇
ゆっくりと歩みを進めること数日。傭兵団はようやく目的地のカウフキルヘンに到着した、らしい。こじんまりとはしているが、町は立派な城壁に囲まれている。子爵様の住むところともなれば、これぐらい大したことがないのだろうか。
オヤジは団員たちを城門の前に待たせると、ジャマルを連れて中へと入っていった。どうやら二人で今回の依頼の詳細を聞きにいくらしい。同じように指揮官を待っているのか、城門の周囲には他の傭兵団らしき連中が、甲冑を着込んで所在なさげにたむろっている。
センジュは何が面白いのか、ずっと城壁の周りをうろうろしている。特に珍しい景色でもないと思うけど、サツマとやらには城壁がなかったのだろうか。
「こいは、なんとも立派なもんじゃのう」
「そんなに城壁が珍しいの?」
「おいが国には、こげな町をば囲むような壁はのうごわした」
「それじゃどうやって住民を守るのさ」
「守る前に攻める、こいが肝要ぞ」
「うーん、それって答えになってなくない?」
どうやらこの戦闘民族の思考回路は、攻撃一辺倒でできているらしい。サツマってのは、どんなおっかない国なんだろう。
センジュはしばらく城壁を見て回ると、今度は偵察と称して辺りの地形をマルコと見に行ってしまった。二人ともクロスボウと銃を抱えていたから、こっそり訓練でもしに行ったのかもしれない。せめてジャマルにバレないことを祈っておこう。
◇
しばらく城門で銃の整備をしながら待機していると、オヤジとジャマルが帰ってきた。今回の報酬だろうか、その両手には重たそうな袋を抱えている。
「今回は野戦だとよ。野郎ども、気張っていくぞい」
「あれ、城内での防衛戦って話じゃなかったんで」
「子爵様は弓矢でも怖くなったんだろうよ、つべこべ言わずに支度をせい」
「ヤー、親父殿」
どうやら今回は城外での戦闘になるようだった。戦と聞いて、アタシにも緊張が走る。唇が渇き、手に汗が滲んでいるのがわかる。目の前の草原は、未だ静かで人の気配すらない。これからここが戦場になるだなんて、想像にもできなかった。
その後戻ってきたセンジュとマルコはオヤジに何か報告をすると、せっせと移動の準備に取り掛かっていた。どうやら勝手に武器を持ち出したことに対しては、お咎めなしだったらしい。
二人に置いて行かれたアタシも銃の運搬の手伝いをしに、荷馬車へと戻ることにした。人手を余らせるほど、ニクラス傭兵団に余裕はないのだ。
◇
「今回我々ニクラス傭兵団は、中央左の歩兵部隊を受け持つことになった」
「ヤー、親父殿」
「銃を使えるものは後方、その前に弓隊。他は盾と槍を持って前列で準備しておけい」
「ヤー、親父殿」
「サツマ殿には銃部隊を預ける。好きに使ってくれていいぞい」
「うむ。承知でごわ」
戦場に向かいながら、オヤジは団員たちに指示を飛ばしていく。アタシたちの村から従っている者もいれば、道中で募兵に応じた者もいる。それらをしっかりまとめ上げていくのがオヤジの仕事だった。家でのだらしない姿しか見たことがないアタシにとって、その働きぶりは新鮮で、ずいぶん頼り甲斐のあるように映った。
センジュはどうやら銃部隊の隊長になったらしい。アタシもその付き添いとして、同行することになっている。
「ね、センジュ。アタシは何をしたらいいかな」
「まずは弾込めでごわ。撃っていると、銃身が熱くなりもす。そん時のための水桶もば、用意しておく」
「わかった、しっかりやるよ」
「……。おいは、女子ば戦に出したくなか」
「う、うん」
「おんしは、決して前に出てきてはならん。これは、命令でごわ」
センジュの目は、いつになく厳しい。口答えを許さない、無言で圧をかけるその表情に、アタシの密かな興奮はすっかり冷めてしまっていた。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる