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エピローグ 未来のための記憶
エピローグ 未来のための記憶
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今年もこの街に、ストーブと雪かきが欠かせない辛い季節がやって来た。
アイスバーンで滑りやすくなっている道を慎重に歩いて雑貨屋に到着すると、レジカウンターの中だけちゃっかりストーブをもう一つ設置している店長が片手を挙げ、親指で二階を指差した。
「お疲れさん。あの子はいつも通りだし、今日も骨折り損になるかもしれないよ?」
「大丈夫です。今日の俺には、秘策がありますから!」
恭矢は不敵に笑い、店長に頭を下げた。階段を昇り切ると、彼女のいる八畳間の扉が見える。いつものようにノックを三回試みたものの、相変わらず返事はなかった。
「小泉、俺だけど。入ってもいいかな?」
しつこく声をかけ続けていると、彼女は扉に近づいてきた。
「……もうわたしと関わらない方がいいって、言ったよね?」
扉は開かれることのないまま、今日もまた同じことを言われてしまった。
恭矢は由宇にキスをされた翌日から、わかりやすく避けられていた。それからおよそ二ヶ月もの間、恭矢は何度あしらわれても懲りずに雑貨屋に足を運び、学校やバイト先でのたわいもない話を、勝手に捲し立てては帰っていく日々を送っていた。
瑛二や店長からはそんな手応えのない恋をよく続けられるものだと驚かれるが、恭矢はまったく辛くなかった。
由宇が恭矢を心から拒否しているわけではないと、自信を持っているからだ。
勿論、根拠はある。由宇がもう〈記憶の墓場〉として仕事をしていないことを、恭矢は知っていた。それでも彼女が毎日ここにいる理由を考えたら、都合のいい想像をしても罰は当たらないだろう。
「わかった。じゃあさ、今日一日だけでいいから俺と一緒に遊びに行こう! 明日からはもう小泉に関わらないようにするから! 最後にするからお願い! 今日は俺と一緒に遊ぼう!」
情に訴えた卑怯な誘い文句がきいたのか、しばらくしてから扉の開く音が聞こえた。
『小泉に避けられているんだけど、どうしよう?』
『なんだかんだで、由宇ちゃんは恭ちゃんに甘いから大丈夫。ガンガン押していこう!』
相談に乗ってくれた青葉のアドバイスは、実に的確だった。由宇を無理やり外に連れ出すことに成功した恭矢は、美味しいラーメンを一緒に食べてからホットコーヒーを片手に公園で駄弁るという、一般的に見て決して豪華とは言えないデートで思い出を作った。
大したことはしていなくとも、恭矢は由宇と一緒にいられてとても楽しかった。これが独りよがりな気持ちでないのならいいのにと、願わずにはいられなかった。
「……あ、そうそう。青葉の志望校が決まったよ。旭高校だって」
由宇は目を丸くしてから、とても嬉しそうな笑顔を見せた。
「県内一の進学校なんて、すごいね。ねえ、相沢くんは今も青葉に勉強を教えているの?」
青葉は今年、一年遅れの高校入試を受けるべく猛勉強中だ。そのため、一番身近な先輩である恭矢が家庭教師として青葉の勉強をみているのだった。
「うん。とは言っても、青葉のレベルだともう教えることなんてなくなってきたよ。旭高校だと過去門も難しくてさ。俺も必死になって予習してる」
青葉に勉強を教えるようになったきっかけは、一度は諦めた大学への進学を考えるようになったからである。
教師になりたいと勇気を振り絞って家族に相談したとき、皆が応援すると言って恭矢の背中を押してくれた。夢を追いかけるチャンスを貰った恭矢は、ひとに教えることを経験しておいた方がいいと担任に勧められたこともあり、一日に最低一時間は青葉や妹たちの勉強をみる習慣を続けていた。
「内容的には青葉をみるのが一番難しいんだけど、精神的には楽だよ。玲や桜は教えていても、全然じっとしてくれなくてさ」
「でも相沢くん、なんだか楽しそうに見える」
「……まあ、楽しいかな。でもさすがに私立大学に行く金はないから、頑張って国公立を目指すつもり。これからはバイトも減らして勉強時間に充てる予定だから、雑貨屋に行く頻度も減っていくと思う」
「そっか……うん、わたしも応援するよ。頑張ってね」
このとき、由宇の表情が一瞬曇ったことが、恭矢に勇気を与えた。
「……なあ小泉。今日ってすごい貧乏デートだったと思うんだけどさ、楽しかった?」
「楽しかった。……相沢くんと最後にいい思い出を作ることができて、本当によかったと思ってる」
今の質問、恭矢には初めから答えはわかりきっていた。たとえつまらない一日だったとしても、由宇が笑顔で「楽しかった」と言ってくれる女の子だということは、記憶の大部分を失っていても、二ヶ月間彼女を真剣に見続けてきた恭矢にはわかる。
小泉由宇は建前が上手で、作り笑顔が上手で、世の中を無難に渡っていける少女である。
「これが最後じゃないよ。また遊ぼう、次はもっと楽しくなるからさ」
だけど恭矢は、今の由宇なら本当の気持ちを教えてくれると信じている。
「……最後って言ったのに……相沢くん、嘘はダメだよ」
笑顔の恭矢とは対照的に、困った顔をした由宇の細い指を絡め取るようにして両手を取った。
彼女はこの細い指に、華奢な背中に、繊細な心に、今までどんな記憶を積み重ねて来たのだろう。
「今日の思い出はあげないよ。俺、すっごく楽しかったし。絶対あげない」
「……奪わなくても、わたしは相沢くんから楽しい時間をいっぱい貰ったよ。だから……」
「だったら俺と一緒にいよう。小泉が毎日を幸せに過ごせるようにするから」
「そんなの……」
「うん、たぶん無理だ。小泉を怒らせることも、悲しませることもたくさんあると思う。それでも、押し付けられる感情と、自分の心から生まれる感情は意味が違うよ」
恭矢は引かずに、彼女が押しに弱いところも計算しつつ、ありのままの気持ちを伝えた。
だけど由宇が恭矢の気持ちを本当に嫌だと感じたなら、彼女は明確に拒否する強さも持っていることも考慮したうえでの行動だ。
だから彼女が次にとる行動こそが、答えなのだと確信している。
「……わたしが過去を語ったあの夜、相沢くんがわたしに言ったこと……覚えてる?」
「正直に言う。ごめん、覚えてない」
「そっか……そうだよね。でも、あなたは二度も言葉にしてくれた。わたしがずっと期待していた約束を、記憶を失っても守ってくれていたの。……ねえ相沢くん。わたしね」
由宇は恭矢の目を見つめ、柔らかく微笑んだ。
「……あなたのことが、好き」
由宇はこれから、恭矢と共に思い出を積み重ねていくのだろう。
自分だけの未来がある彼女にはもう、〈記憶の墓場〉なんて呼び方は相応しくない。
今や、彼女はどこにでもいる高校生――ただの、恋する乙女にすぎないのだから。 (了)
アイスバーンで滑りやすくなっている道を慎重に歩いて雑貨屋に到着すると、レジカウンターの中だけちゃっかりストーブをもう一つ設置している店長が片手を挙げ、親指で二階を指差した。
「お疲れさん。あの子はいつも通りだし、今日も骨折り損になるかもしれないよ?」
「大丈夫です。今日の俺には、秘策がありますから!」
恭矢は不敵に笑い、店長に頭を下げた。階段を昇り切ると、彼女のいる八畳間の扉が見える。いつものようにノックを三回試みたものの、相変わらず返事はなかった。
「小泉、俺だけど。入ってもいいかな?」
しつこく声をかけ続けていると、彼女は扉に近づいてきた。
「……もうわたしと関わらない方がいいって、言ったよね?」
扉は開かれることのないまま、今日もまた同じことを言われてしまった。
恭矢は由宇にキスをされた翌日から、わかりやすく避けられていた。それからおよそ二ヶ月もの間、恭矢は何度あしらわれても懲りずに雑貨屋に足を運び、学校やバイト先でのたわいもない話を、勝手に捲し立てては帰っていく日々を送っていた。
瑛二や店長からはそんな手応えのない恋をよく続けられるものだと驚かれるが、恭矢はまったく辛くなかった。
由宇が恭矢を心から拒否しているわけではないと、自信を持っているからだ。
勿論、根拠はある。由宇がもう〈記憶の墓場〉として仕事をしていないことを、恭矢は知っていた。それでも彼女が毎日ここにいる理由を考えたら、都合のいい想像をしても罰は当たらないだろう。
「わかった。じゃあさ、今日一日だけでいいから俺と一緒に遊びに行こう! 明日からはもう小泉に関わらないようにするから! 最後にするからお願い! 今日は俺と一緒に遊ぼう!」
情に訴えた卑怯な誘い文句がきいたのか、しばらくしてから扉の開く音が聞こえた。
『小泉に避けられているんだけど、どうしよう?』
『なんだかんだで、由宇ちゃんは恭ちゃんに甘いから大丈夫。ガンガン押していこう!』
相談に乗ってくれた青葉のアドバイスは、実に的確だった。由宇を無理やり外に連れ出すことに成功した恭矢は、美味しいラーメンを一緒に食べてからホットコーヒーを片手に公園で駄弁るという、一般的に見て決して豪華とは言えないデートで思い出を作った。
大したことはしていなくとも、恭矢は由宇と一緒にいられてとても楽しかった。これが独りよがりな気持ちでないのならいいのにと、願わずにはいられなかった。
「……あ、そうそう。青葉の志望校が決まったよ。旭高校だって」
由宇は目を丸くしてから、とても嬉しそうな笑顔を見せた。
「県内一の進学校なんて、すごいね。ねえ、相沢くんは今も青葉に勉強を教えているの?」
青葉は今年、一年遅れの高校入試を受けるべく猛勉強中だ。そのため、一番身近な先輩である恭矢が家庭教師として青葉の勉強をみているのだった。
「うん。とは言っても、青葉のレベルだともう教えることなんてなくなってきたよ。旭高校だと過去門も難しくてさ。俺も必死になって予習してる」
青葉に勉強を教えるようになったきっかけは、一度は諦めた大学への進学を考えるようになったからである。
教師になりたいと勇気を振り絞って家族に相談したとき、皆が応援すると言って恭矢の背中を押してくれた。夢を追いかけるチャンスを貰った恭矢は、ひとに教えることを経験しておいた方がいいと担任に勧められたこともあり、一日に最低一時間は青葉や妹たちの勉強をみる習慣を続けていた。
「内容的には青葉をみるのが一番難しいんだけど、精神的には楽だよ。玲や桜は教えていても、全然じっとしてくれなくてさ」
「でも相沢くん、なんだか楽しそうに見える」
「……まあ、楽しいかな。でもさすがに私立大学に行く金はないから、頑張って国公立を目指すつもり。これからはバイトも減らして勉強時間に充てる予定だから、雑貨屋に行く頻度も減っていくと思う」
「そっか……うん、わたしも応援するよ。頑張ってね」
このとき、由宇の表情が一瞬曇ったことが、恭矢に勇気を与えた。
「……なあ小泉。今日ってすごい貧乏デートだったと思うんだけどさ、楽しかった?」
「楽しかった。……相沢くんと最後にいい思い出を作ることができて、本当によかったと思ってる」
今の質問、恭矢には初めから答えはわかりきっていた。たとえつまらない一日だったとしても、由宇が笑顔で「楽しかった」と言ってくれる女の子だということは、記憶の大部分を失っていても、二ヶ月間彼女を真剣に見続けてきた恭矢にはわかる。
小泉由宇は建前が上手で、作り笑顔が上手で、世の中を無難に渡っていける少女である。
「これが最後じゃないよ。また遊ぼう、次はもっと楽しくなるからさ」
だけど恭矢は、今の由宇なら本当の気持ちを教えてくれると信じている。
「……最後って言ったのに……相沢くん、嘘はダメだよ」
笑顔の恭矢とは対照的に、困った顔をした由宇の細い指を絡め取るようにして両手を取った。
彼女はこの細い指に、華奢な背中に、繊細な心に、今までどんな記憶を積み重ねて来たのだろう。
「今日の思い出はあげないよ。俺、すっごく楽しかったし。絶対あげない」
「……奪わなくても、わたしは相沢くんから楽しい時間をいっぱい貰ったよ。だから……」
「だったら俺と一緒にいよう。小泉が毎日を幸せに過ごせるようにするから」
「そんなの……」
「うん、たぶん無理だ。小泉を怒らせることも、悲しませることもたくさんあると思う。それでも、押し付けられる感情と、自分の心から生まれる感情は意味が違うよ」
恭矢は引かずに、彼女が押しに弱いところも計算しつつ、ありのままの気持ちを伝えた。
だけど由宇が恭矢の気持ちを本当に嫌だと感じたなら、彼女は明確に拒否する強さも持っていることも考慮したうえでの行動だ。
だから彼女が次にとる行動こそが、答えなのだと確信している。
「……わたしが過去を語ったあの夜、相沢くんがわたしに言ったこと……覚えてる?」
「正直に言う。ごめん、覚えてない」
「そっか……そうだよね。でも、あなたは二度も言葉にしてくれた。わたしがずっと期待していた約束を、記憶を失っても守ってくれていたの。……ねえ相沢くん。わたしね」
由宇は恭矢の目を見つめ、柔らかく微笑んだ。
「……あなたのことが、好き」
由宇はこれから、恭矢と共に思い出を積み重ねていくのだろう。
自分だけの未来がある彼女にはもう、〈記憶の墓場〉なんて呼び方は相応しくない。
今や、彼女はどこにでもいる高校生――ただの、恋する乙女にすぎないのだから。 (了)
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