39 / 52
第六話 記憶の操作
2
しおりを挟む
「……青葉の痣なら、見たことがある」
「なら話は早いね。刺青が能力発動の最低条件になることは、知っていたかい?」
「……知らなかった。小泉は、その……生理が始まってから能力を使えるようになったと言っていたから、そういうものなんだと思っていた」
「ふうん。知らないことは知らない、わからないことはわからないと言う。うん、君は頭は悪そうだが、素直でいいね。いろいろ話したくなってしまう」
機嫌良さそうに口角を上げる美緒子を見て、この人は本当によくわからないと思った。
「……私はね、生まれた四人の子ども全員に、生後一ヶ月以内に刺青を入れたんだ。大人になってから入れることも可能だけど、より強い能力を持つためには生まれたてが一番だからね。だけど、男には刺青を入れても意味がなかった。能力の発動条件には刺青と、活動している子宮の二つが必要だって知ったのは、恥ずかしながらもう少し後からだったんだよ」
人間の口から発せられている言葉とは思えず、総毛立った。ただでさえ聞きたくない言葉の羅列を浴びせられている中で、今からそれ以上に辛い事実を知ることになりそうな予感がしてならない。
「〈レミリア〉での即戦力を欲していた私は、あの子たちの成長を待つのが苦痛だった。だから夫……というより、優秀な遺伝子を持つゆえに私が父親として選んだ彼らに子育てを託して、一旦姿を眩ませたんだ。のちに成長したあの子たちを迎えた頃に迎えに行って、働かせる計画だったのさ」
あまりにも平然と口にしたその事実を受け止めることができないのは、理解できない、したくない気持ちが大きいのだと思う。
「だけどね、初めに由宇に接触したときに、あの子が言ったんだ。『わたしが青葉の分まで働くから、青葉には関わるな』とね。私も非情ではないからね、由宇の姉としての覚悟に敬意の気持ちを持って、約束を守ってきたわけだよ」
「だったら、約束が違うじゃないか! なんで青葉に接触したんだ!」
声を荒らげる恭矢を見て、美緒子は可笑しそうに笑った。
「いや、約束を破ったのは私ではなく、由宇の方なんだよ。あの子はねえ、はるばる自分の元を尋ねて来た依頼主を、仕事もせずに帰したことがあるようなんだ。……確か、そのときの依頼主は高校生の男だったかな」
瞬時に恭矢の脳裏を過ぎったのは、瑛二だった。恭矢はあのとき、由宇に瑛二の記憶を奪わないよう説得した。それが美緒子と由宇の間で交わされた約束を破るということに繋がっているのなら、恭矢にも大きな責任がある。
「……あなたは、小泉のやってきた仕事の内容も、依頼者たちの個人情報も、すべて把握しているのか?」
「由宇に仕事を与えているのは私なのだから当然だろう。由宇はとても優秀だから、基本的には言われたことをしっかりやるし、嘘の報告もしたことはない。ただ、いかんせんまだ子どもだからね。そのときの感情に流されてしまうことが懸念される。一応、見張っておかないと」
迸る怒りで体中が熱くなり、沸騰した血液が脳細胞を焼き尽くしているようだった。
扉付近にいた恭矢は美緒子の座る社長椅子のそばまで近づき、彼女が手を乗せているデスクを勢いよく叩きつけた。
「こんなときだけ、母親面してんじゃねえよ! だったらさあ、他人の記憶を請け負った後で小泉が胸を痛めて涙を流している姿だって、何度も何度も見てきたんじゃないのかよ⁉ よく平気な顔をしていられるな⁉」
体を震わせる恭矢を呆れたように見ながら、ついに美緒子は立ち上がった。同時に扉が開き、強面の男が二人、適度な距離を置いて恭矢の横に立った。恭矢が美緒子に手を上げるような真似をすれば、取り押さえるということだろう。
「平気ではないさ。娘の涙を見ると、いつだって胸が痛くなるよ。だけどね、君にはまだわからないかもしれないが、これも仕事なんだ。私は由宇の歳より早く両親に売られ、名前も知らない科学者たちに肉体を弄られ、刺青を彫られて、実験対象兼能力者として働き始めたんだ。生まれた直後に刺青を入れるだけで、あとは遺伝で能力を引き継げるなんて、幸せなことなんだよ? 意識のあるまま無理やり体を何度も何度も弄られる痛みと来たら……うん、あれだけはもう二度と経験したくないねえ」
美緒子の真っ暗な瞳に映し出された恭矢の姿は、甘ったれのガキにしか見えないのだろう。
「……この世の中、表の世界のやり方では、ひとを救えないことがある。だったら、世の中の条理に反してでも手を貸してやることが能力者としての務めだと思わないか?」
「……俺はよっぽどあなたに見くびられているようだな。いろいろ教えてくれたことに感謝する。小泉や青葉の実の母親だからって、俺はあなたのしたことは許せない! あなたのやっている仕事には然るべき法的措置をとってもらうつもりだ! 小泉にも青葉にも二度と会わせない!」
男たちが恭矢を捕らえようとしたが、美緒子はそれを視線で抑え込んだ。
「……法的、ね。一般人の告発一件で、裏社会がどうにかなるものだと思うかい? 私の顧客には、表の世界での多くの有名人がいるよ。それに……」
美緒子は不自然なほど、爽やかな笑顔を見せた。
「そんな面倒事を起こさなくても、君は私を許すよ。信じてほしいな、私は嘘を吐かない」
「冗談だろ? 俺にはあなたの言葉は信じられない。なんの根拠があってそんなことが言えるんだよ」
「私が嘘を吐かない理由がわかるかい?」
「知るかよ! あなたが嘘を吐かないってことが、もう嘘だろ!」
「あはは、そうカッカしないでくれ。……嘘というのは、嘘を吐いた人間が発した真実とは異なる言葉に、騙された人間が気づいたときに成り立つものなんだよ。だからね、私が嘘を吐かないのは……」
美緒子が指でデスクを二回叩くと、距離を取っていた男二人は一瞬で間を詰め、恭矢の腕を掴んだ。振り解こうとしたが恭矢には大男二人を退ける力などなく、うつ伏せの格好で押さえつけられた。
「――私に都合が悪いことはすべて、忘れさせるからだよ」
背筋に悪寒が走った。美緒子が何をしようとしているのか察した恭矢は、必死に抵抗を試みた。しかし両手は頑丈に抑えつけられ、成す術はなかった。
「情けない男は軽蔑するが、まっすぐな男は曲げたくなるから嫌いじゃない。それが君の不幸だよ」
ジーンズのポケットに入れていた、〈レミリア〉の住所が書いてあるメモ用紙を男に取られた。美緒子はそれを受け取って、
「じゃあね」
「やめろおおおおおおおおお!」
恭矢の後頭部に軽く唇を触れさせた。
強制的に奪おうとしていく白い光をどうしても追いやることができずに、恭矢はいつの間にか意識を飲み込まれてしまっていた。
「なら話は早いね。刺青が能力発動の最低条件になることは、知っていたかい?」
「……知らなかった。小泉は、その……生理が始まってから能力を使えるようになったと言っていたから、そういうものなんだと思っていた」
「ふうん。知らないことは知らない、わからないことはわからないと言う。うん、君は頭は悪そうだが、素直でいいね。いろいろ話したくなってしまう」
機嫌良さそうに口角を上げる美緒子を見て、この人は本当によくわからないと思った。
「……私はね、生まれた四人の子ども全員に、生後一ヶ月以内に刺青を入れたんだ。大人になってから入れることも可能だけど、より強い能力を持つためには生まれたてが一番だからね。だけど、男には刺青を入れても意味がなかった。能力の発動条件には刺青と、活動している子宮の二つが必要だって知ったのは、恥ずかしながらもう少し後からだったんだよ」
人間の口から発せられている言葉とは思えず、総毛立った。ただでさえ聞きたくない言葉の羅列を浴びせられている中で、今からそれ以上に辛い事実を知ることになりそうな予感がしてならない。
「〈レミリア〉での即戦力を欲していた私は、あの子たちの成長を待つのが苦痛だった。だから夫……というより、優秀な遺伝子を持つゆえに私が父親として選んだ彼らに子育てを託して、一旦姿を眩ませたんだ。のちに成長したあの子たちを迎えた頃に迎えに行って、働かせる計画だったのさ」
あまりにも平然と口にしたその事実を受け止めることができないのは、理解できない、したくない気持ちが大きいのだと思う。
「だけどね、初めに由宇に接触したときに、あの子が言ったんだ。『わたしが青葉の分まで働くから、青葉には関わるな』とね。私も非情ではないからね、由宇の姉としての覚悟に敬意の気持ちを持って、約束を守ってきたわけだよ」
「だったら、約束が違うじゃないか! なんで青葉に接触したんだ!」
声を荒らげる恭矢を見て、美緒子は可笑しそうに笑った。
「いや、約束を破ったのは私ではなく、由宇の方なんだよ。あの子はねえ、はるばる自分の元を尋ねて来た依頼主を、仕事もせずに帰したことがあるようなんだ。……確か、そのときの依頼主は高校生の男だったかな」
瞬時に恭矢の脳裏を過ぎったのは、瑛二だった。恭矢はあのとき、由宇に瑛二の記憶を奪わないよう説得した。それが美緒子と由宇の間で交わされた約束を破るということに繋がっているのなら、恭矢にも大きな責任がある。
「……あなたは、小泉のやってきた仕事の内容も、依頼者たちの個人情報も、すべて把握しているのか?」
「由宇に仕事を与えているのは私なのだから当然だろう。由宇はとても優秀だから、基本的には言われたことをしっかりやるし、嘘の報告もしたことはない。ただ、いかんせんまだ子どもだからね。そのときの感情に流されてしまうことが懸念される。一応、見張っておかないと」
迸る怒りで体中が熱くなり、沸騰した血液が脳細胞を焼き尽くしているようだった。
扉付近にいた恭矢は美緒子の座る社長椅子のそばまで近づき、彼女が手を乗せているデスクを勢いよく叩きつけた。
「こんなときだけ、母親面してんじゃねえよ! だったらさあ、他人の記憶を請け負った後で小泉が胸を痛めて涙を流している姿だって、何度も何度も見てきたんじゃないのかよ⁉ よく平気な顔をしていられるな⁉」
体を震わせる恭矢を呆れたように見ながら、ついに美緒子は立ち上がった。同時に扉が開き、強面の男が二人、適度な距離を置いて恭矢の横に立った。恭矢が美緒子に手を上げるような真似をすれば、取り押さえるということだろう。
「平気ではないさ。娘の涙を見ると、いつだって胸が痛くなるよ。だけどね、君にはまだわからないかもしれないが、これも仕事なんだ。私は由宇の歳より早く両親に売られ、名前も知らない科学者たちに肉体を弄られ、刺青を彫られて、実験対象兼能力者として働き始めたんだ。生まれた直後に刺青を入れるだけで、あとは遺伝で能力を引き継げるなんて、幸せなことなんだよ? 意識のあるまま無理やり体を何度も何度も弄られる痛みと来たら……うん、あれだけはもう二度と経験したくないねえ」
美緒子の真っ暗な瞳に映し出された恭矢の姿は、甘ったれのガキにしか見えないのだろう。
「……この世の中、表の世界のやり方では、ひとを救えないことがある。だったら、世の中の条理に反してでも手を貸してやることが能力者としての務めだと思わないか?」
「……俺はよっぽどあなたに見くびられているようだな。いろいろ教えてくれたことに感謝する。小泉や青葉の実の母親だからって、俺はあなたのしたことは許せない! あなたのやっている仕事には然るべき法的措置をとってもらうつもりだ! 小泉にも青葉にも二度と会わせない!」
男たちが恭矢を捕らえようとしたが、美緒子はそれを視線で抑え込んだ。
「……法的、ね。一般人の告発一件で、裏社会がどうにかなるものだと思うかい? 私の顧客には、表の世界での多くの有名人がいるよ。それに……」
美緒子は不自然なほど、爽やかな笑顔を見せた。
「そんな面倒事を起こさなくても、君は私を許すよ。信じてほしいな、私は嘘を吐かない」
「冗談だろ? 俺にはあなたの言葉は信じられない。なんの根拠があってそんなことが言えるんだよ」
「私が嘘を吐かない理由がわかるかい?」
「知るかよ! あなたが嘘を吐かないってことが、もう嘘だろ!」
「あはは、そうカッカしないでくれ。……嘘というのは、嘘を吐いた人間が発した真実とは異なる言葉に、騙された人間が気づいたときに成り立つものなんだよ。だからね、私が嘘を吐かないのは……」
美緒子が指でデスクを二回叩くと、距離を取っていた男二人は一瞬で間を詰め、恭矢の腕を掴んだ。振り解こうとしたが恭矢には大男二人を退ける力などなく、うつ伏せの格好で押さえつけられた。
「――私に都合が悪いことはすべて、忘れさせるからだよ」
背筋に悪寒が走った。美緒子が何をしようとしているのか察した恭矢は、必死に抵抗を試みた。しかし両手は頑丈に抑えつけられ、成す術はなかった。
「情けない男は軽蔑するが、まっすぐな男は曲げたくなるから嫌いじゃない。それが君の不幸だよ」
ジーンズのポケットに入れていた、〈レミリア〉の住所が書いてあるメモ用紙を男に取られた。美緒子はそれを受け取って、
「じゃあね」
「やめろおおおおおおおおお!」
恭矢の後頭部に軽く唇を触れさせた。
強制的に奪おうとしていく白い光をどうしても追いやることができずに、恭矢はいつの間にか意識を飲み込まれてしまっていた。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
ヤマネ姫の幸福論
ふくろう
青春
秋の長野行き中央本線、特急あずさの座席に座る一組の男女。
一見、恋人同士に見えるが、これが最初で最後の二人の旅行になるかもしれない。
彼らは霧ヶ峰高原に、「森の妖精」と呼ばれる小動物の棲み家を訪ね、夢のように楽しい二日間を過ごす。
しかし、運命の時は、刻一刻と迫っていた。
主人公達の恋の行方、霧ヶ峰の生き物のお話に添えて、世界中で愛されてきた好編「幸福論」を交え、お読みいただける方に、少しでも清々しく、優しい気持ちになっていただけますよう、精一杯、書いてます!
どうぞ、よろしくお願いいたします!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
鷹鷲高校執事科
三石成
青春
経済社会が崩壊した後に、貴族制度が生まれた近未来。
東京都内に広大な敷地を持つ全寮制の鷹鷲高校には、貴族の子息が所属する帝王科と、そんな貴族に仕える、優秀な執事を育成するための執事科が設立されている。
物語の中心となるのは、鷹鷲高校男子部の三年生。
各々に悩みや望みを抱えた彼らは、高校三年生という貴重な一年間で、学校の行事や事件を通して、生涯の主人と執事を見つけていく。
表紙イラスト:燈実 黙(@off_the_lamp)
「南風の頃に」~ノダケンとその仲間達~
kitamitio
青春
合格するはずのなかった札幌の超難関高に入学してしまった野球少年の野田賢治は、野球部員たちの執拗な勧誘を逃れ陸上部に入部する。北海道の海沿いの田舎町で育った彼は仲間たちの優秀さに引け目を感じる生活を送っていたが、長年続けて来た野球との違いに戸惑いながらも陸上競技にのめりこんでいく。「自主自律」を校訓とする私服の学校に敢えて詰襟の学生服を着ていくことで自分自身の存在を主張しようとしていた野田賢治。それでも新しい仲間が広がっていく中で少しずつ変わっていくものがあった。そして、隠していた野田賢治自身の過去について少しずつ知らされていく……。
【完結】カワイイ子猫のつくり方
龍野ゆうき
青春
子猫を助けようとして樹から落下。それだけでも災難なのに、あれ?気が付いたら私…猫になってる!?そんな自分(猫)に手を差し伸べてくれたのは天敵のアイツだった。
無愛想毒舌眼鏡男と獣化主人公の間に生まれる恋?ちょっぴりファンタジーなラブコメ。
全力でおせっかいさせていただきます。―私はツンで美形な先輩の食事係―
入海月子
青春
佐伯優は高校1年生。カメラが趣味。ある日、高校の屋上で出会った超美形の先輩、久住遥斗にモデルになってもらうかわりに、彼の昼食を用意する約束をした。
遥斗はなぜか学校に住みついていて、衣食は女生徒からもらったものでまかなっていた。その報酬とは遥斗に抱いてもらえるというもの。
本当なの?遥斗が気になって仕方ない優は――。
優が薄幸の遥斗を笑顔にしようと頑張る話です。
Hand in Hand - 二人で進むフィギュアスケート青春小説
宮 都
青春
幼なじみへの気持ちの変化を自覚できずにいた中2の夏。ライバルとの出会いが、少年を未知のスポーツへと向わせた。
美少女と手に手をとって進むその競技の名は、アイスダンス!!
【2022/6/11完結】
その日僕たちの教室は、朝から転校生が来るという噂に落ち着きをなくしていた。帰国子女らしいという情報も入り、誰もがますます転校生への期待を募らせていた。
そんな中でただ一人、果歩(かほ)だけは違っていた。
「制覇、今日は五時からだから。来てね」
隣の席に座る彼女は大きな瞳を輝かせて、にっこりこちらを覗きこんだ。
担任が一人の生徒とともに教室に入ってきた。みんなの目が一斉にそちらに向かった。それでも果歩だけはずっと僕の方を見ていた。
◇
こんな二人の居場所に現れたアメリカ帰りの転校生。少年はアイスダンスをするという彼に強い焦りを感じ、彼と同じ道に飛び込んでいく……
――小説家になろう、カクヨム(別タイトル)にも掲載――
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる