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第88話
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「まさか、こんな短期間でダンジョンを攻略してくるとは、更にダンジョンのレベルも7から8へと上がっていたなんて」
「そうですね、私も驚きました行ってみれば、レベル7と聞いていたダンジョンがレベル8になっていたのですから」
最初から分かってはいたが、ギルドマスターには、ダンジョンがレベル8になっていて驚いたとゴーレンさんは責めていた。
「こちらとしても、竜呼振動が発生している僻地のダンジョンにレベルの確認の為にギルド職員を派遣することは、定期的には難しく」
ギルドマスターが汗を額に滲ませながら、弁解するが
「そうですね、前回のダンジョンレベルを確認したのは4年前ですから、情状酌量の余地はありますが」
ゴーレンさんのその言葉に、ギルドマスターの緊張が少し和らいだ。
「そう言っていただけるとありがたい」
「勿論、今回の攻略報酬には上乗せを期待出来るのですよね」
「はい、しかし人類が初攻略したレベル8のダンジョンの件は公表しないのですか」
「ええ、今の段階で攻略を発表すれば残りのレベル9と10のダンジョン攻略に支障が出ますしね」
「まさか本当にレベル9と10のダンジョンに挑むのですか、止めはしませんが無謀では、私にとってレベル8のダンジョンというだけでも想像が出来ないのですが」
「ええ、しかし今いるメンバーならば攻略も可能だと思いますから」
そうして、ギルドマスターから他国に無条件で入国出国できるギルド特派員証をもらい、ギルドマスターの部屋から出た。
「皆様、おめでとうございます。レベル8のダンジョン攻略」
セラさんが、そう言ってくれた。
「いつ頃、ジャリスを出発するのですか?」
「まあ、準備や休息をとってからなので1週間程を目安に出ようと思っています」
「そうですか、また戻ってきてくれますよね」
「確約はできませんね」
「そこは格好をつけて、必ず戻ってくるって言ってください」
そうして、互いに笑いあって冒険者ギルドから出た。
「さて、では優人くんも言っていたように、これから1週間は各自の自由ということで、修行空間に行くのは、いつもの場所で夕方18:00に集合です。15分まで待ちますがそれ以降は、宿に泊まっていただきます」
それからメンバーが解散して、優人の周りにはスノウとホワイトだけがいた。
「ホワイト、アスカさんと一緒に行かなくても良かったのか?」
「ええ、アスカはポーレとする事があるからって、今日は遠慮して欲しいって言われたから、あなた達の保護者としてついていくわ」
「見た目から、俺が保護者だろ」
「実年齢では、私よ」
「お父さんもホワイトも早くどこかに行こ」
スノウに促されて、3人でジャリスの街を歩き始めた
「けど、目ぼしい店は、周りつくした感があるから、どうしようかしら料理もメイア達が作る方が断然美味しい事が多いし」
「確かにな、さてどうしようか」
そう言いながら、ホワイトを抱き上げて、歩いていると
「俺を誰だと思っているんだ。マクス王国を魔王の脅威から守る勇者だぞ」
そんな声が聞こえて、大通りに向かうと、いつの日か見た。優人を巻き込んだ本当の勇者が立っていた。
「そうですね、私も驚きました行ってみれば、レベル7と聞いていたダンジョンがレベル8になっていたのですから」
最初から分かってはいたが、ギルドマスターには、ダンジョンがレベル8になっていて驚いたとゴーレンさんは責めていた。
「こちらとしても、竜呼振動が発生している僻地のダンジョンにレベルの確認の為にギルド職員を派遣することは、定期的には難しく」
ギルドマスターが汗を額に滲ませながら、弁解するが
「そうですね、前回のダンジョンレベルを確認したのは4年前ですから、情状酌量の余地はありますが」
ゴーレンさんのその言葉に、ギルドマスターの緊張が少し和らいだ。
「そう言っていただけるとありがたい」
「勿論、今回の攻略報酬には上乗せを期待出来るのですよね」
「はい、しかし人類が初攻略したレベル8のダンジョンの件は公表しないのですか」
「ええ、今の段階で攻略を発表すれば残りのレベル9と10のダンジョン攻略に支障が出ますしね」
「まさか本当にレベル9と10のダンジョンに挑むのですか、止めはしませんが無謀では、私にとってレベル8のダンジョンというだけでも想像が出来ないのですが」
「ええ、しかし今いるメンバーならば攻略も可能だと思いますから」
そうして、ギルドマスターから他国に無条件で入国出国できるギルド特派員証をもらい、ギルドマスターの部屋から出た。
「皆様、おめでとうございます。レベル8のダンジョン攻略」
セラさんが、そう言ってくれた。
「いつ頃、ジャリスを出発するのですか?」
「まあ、準備や休息をとってからなので1週間程を目安に出ようと思っています」
「そうですか、また戻ってきてくれますよね」
「確約はできませんね」
「そこは格好をつけて、必ず戻ってくるって言ってください」
そうして、互いに笑いあって冒険者ギルドから出た。
「さて、では優人くんも言っていたように、これから1週間は各自の自由ということで、修行空間に行くのは、いつもの場所で夕方18:00に集合です。15分まで待ちますがそれ以降は、宿に泊まっていただきます」
それからメンバーが解散して、優人の周りにはスノウとホワイトだけがいた。
「ホワイト、アスカさんと一緒に行かなくても良かったのか?」
「ええ、アスカはポーレとする事があるからって、今日は遠慮して欲しいって言われたから、あなた達の保護者としてついていくわ」
「見た目から、俺が保護者だろ」
「実年齢では、私よ」
「お父さんもホワイトも早くどこかに行こ」
スノウに促されて、3人でジャリスの街を歩き始めた
「けど、目ぼしい店は、周りつくした感があるから、どうしようかしら料理もメイア達が作る方が断然美味しい事が多いし」
「確かにな、さてどうしようか」
そう言いながら、ホワイトを抱き上げて、歩いていると
「俺を誰だと思っているんだ。マクス王国を魔王の脅威から守る勇者だぞ」
そんな声が聞こえて、大通りに向かうと、いつの日か見た。優人を巻き込んだ本当の勇者が立っていた。
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