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思い出~海の回顧録⑰
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「海……大好き……」
大好きな和哉さんに囁かれ、抱き締める。
「今日は僕がしてあげるから……」
そう言われて、和哉さんの唇が俺の身体を這う。
立ち上がった俺のモノを咥え、俺の顔を見つめながら和哉さんが顔を動かす。
…………下半身を舐められているリアルな感触に目を覚まし、慌てて布団を剥がすと
「ほはひょう」
と、俺自身を咥えながら、和哉さんが俺の顔を見上げた。
「な……何しているんですか!」
思わず叫んだ俺に
「え? 朝勃ちしたお前の元気なこいつに起こされたから、それに応えてやっているんだろうが」
そう言って、先端を舌でペロリと舐めた。
「ちょ……と、今日はしないんじゃなかったんですか?」
顔を必死に剥がすと
「あぁ! それは昨日の話だろうが! 大体、お前が朝っぱらからガチガチになったモノを僕に擦り付けて来るから、その気になっちゃったんだろうが!」
そう言われて、上半身を押し倒され
「嫌なら、勝手にやらせてもらうからお前は寝てろ」
と囁かれた。
俺に跨り、自分の指を見せつけるようにして舐めると、それを自分の後孔へ差し込んで解し始めた。
「……んっ、ぁっ……」
っと甘い声を漏らしながら、俺の首筋に鼻先を寄せて腰を揺らしている。
そんな姿を見せられて、ムラムラしない訳がない!
俺が和哉さんの腕を掴み
「冗談ですよね? 大人しく寝てるわけ、ないじゃないですか」
そう言うと、和哉さんは指を引き抜いて
「そう来なくっちゃ。でも、あまり時間はないから、さっさとイかせろ」
そう言って、俺の唇に唇を寄せて囁く。
「仰せのままに……」
そう答えると、和哉さんの身体を抱き締めて身体を反転させてベッドに押し倒す。
すると和哉さんは俺の勃ち上がった楔を掴み、先端を自分で当てがうと
「もう、入れろ!」
と言って、自分で腰を進めて来た。
「でも、解さないと……」
戸惑う俺に
「お前が起きる前に、とっくに済ませてるよ。さっさとしろ」
そう言って「早く」と囁いた。
俺は枕を和哉さんの腰の下に入れて、腰を持ち上げると一気に押し込んだ。
「……アア!」
和哉さんが歓喜の声を上げて、俺を飲み込む。
「動きますよ……」
耳元で囁くと、和哉さんは涙を浮かべた目で俺を見つめて何度も頷く。
ゆっくりと腰を動かすと、和哉さんの唇から喘ぎ声が漏れて、俺の頬を挟みキスをねだる。
唇を重ね、お互いを求めるように舌を絡め合う。
動きが徐々に激しくなると、和哉さんは背中に爪を立てて必死にしがみついた。
(あ……っ! 今日、体育があったな)
と思ったけど、背中だし、まぁ……大丈夫だろうと思っていた。
しかし、絶頂が近付いたその時だった。
「海……海……」
譫言のように俺の名前を呼んでしがみつく和哉さんが、いつもより感じているとは思っていたけど……。
まさか首筋に噛み付かれるとは思っていなかった。
「……っ、もう……い……っくぅ……!」
そう叫んで、和哉さんは俺の首筋を甘噛みした後、強く吸い付いたまま達した。
……よって、俺の首筋には見事な歯型とキスマークが出来上がっていた。
朝の5時から始まった情事が終わり、俺はシャワーを浴びた後に鏡を見て溜息を吐いた。
制服を着ても、シャツの襟元から微妙に見える位置にあるそれは、体育着になったら完全にバレる。
この家に絆創膏などという代物は無さそうだし……。
再び溜息を吐いて部屋に戻ると、正常モードに戻った和哉さんが落ち込んでいた。
「ごめん」
ぽつりと言われて、俺はベッドで小さくなっている愛しい人の額にキスをした。
「お互い様です。俺も、たくさん痕つけましたし」
そう言うと
「でも……お前のは、全部服を着たら見えない場所に着けてくれてるのに……」
と言うと、和哉さんは自分が着けた印にそっと触れた。
俺はその手を取って、触れた指先にキスをすると
「大丈夫ですよ。途中のコンビニで、絆創膏買って貼りますから」
そう答えた俺に、和哉さんは笑顔になって
「絆創膏なら、うちにもあるよ」
そう言って、嬉しそうに裸のままベッドから飛び降りた。
俺は慌てて脱ぎ捨てられていたパジャマを拾い、裸でゴゾゴソとなにかを探す和哉さんの肩にパジャマの上着を掛ける。
(あれ? パジャマが大きい?)
多分、昨夜和哉さんが着ていたパジャマの筈……?
そう思いながら、膝より少し上になる大きさのパジャマに首を傾げた。
そして再び、脳裏を過ぎるあの男の影。
青い……海のように深い、真っ青な色のパジャマ。
思わず嫉妬で、和哉さんの肩を強く掴んでしまったらしい。
「ちょっと! 痛い!」
怒った顔で振り向かれ、慌てて手を離す。
「すみません」
沈んだ気持ちで謝ると
「あった!」
っと嬉しそうに言うと、和哉さんが絆創膏の紙を剥がしている。
「貼って上げるから、座って」
そう言われて、振り向かれると全裸の和哉さんに思わず視線を逸らす。
「なに?」
怪訝な顔をされて
「すみません。その……裸が見えるのは……、ちょっと……」
真っ赤になって呟くと
「はぁ? さっきまで、散々人の身体好き勝手しといて、今更なにを恥ずかしがってんの?」
そう言われてしまう。
和哉さんはパジャマに袖を通すと、ボタンを留めて
「これで良い?」
と確認すると、袖を捲り始めた。
「これさ、お前用に買ったからさ……。僕にはデカイんだよね」
そう呟かれて
「え?」
と思わず驚いた。
「なに?」
俺の声に、驚いた顔で和哉さんが見上げたので
「それ……、俺に買ったんですか?」
と聞くと
「うん。でもお前、渡す前に寝ちゃうからさ」
そう言いながら、俺の首に絆創膏を貼っている。
その言葉が嬉しくて、思わず抱き締めると
「ちょっと! 今、貼ってるからダメだよ!」
そう言って、俺の額をバチンと叩いた。
俺が抱き締めている手を緩めると、真剣に絆創膏を貼りながら
「だから、悔しいから先に僕が着てやった。うん、これで良し!」
そう言うと、満足そうに和哉さんが微笑んだ。
大好きな和哉さんに囁かれ、抱き締める。
「今日は僕がしてあげるから……」
そう言われて、和哉さんの唇が俺の身体を這う。
立ち上がった俺のモノを咥え、俺の顔を見つめながら和哉さんが顔を動かす。
…………下半身を舐められているリアルな感触に目を覚まし、慌てて布団を剥がすと
「ほはひょう」
と、俺自身を咥えながら、和哉さんが俺の顔を見上げた。
「な……何しているんですか!」
思わず叫んだ俺に
「え? 朝勃ちしたお前の元気なこいつに起こされたから、それに応えてやっているんだろうが」
そう言って、先端を舌でペロリと舐めた。
「ちょ……と、今日はしないんじゃなかったんですか?」
顔を必死に剥がすと
「あぁ! それは昨日の話だろうが! 大体、お前が朝っぱらからガチガチになったモノを僕に擦り付けて来るから、その気になっちゃったんだろうが!」
そう言われて、上半身を押し倒され
「嫌なら、勝手にやらせてもらうからお前は寝てろ」
と囁かれた。
俺に跨り、自分の指を見せつけるようにして舐めると、それを自分の後孔へ差し込んで解し始めた。
「……んっ、ぁっ……」
っと甘い声を漏らしながら、俺の首筋に鼻先を寄せて腰を揺らしている。
そんな姿を見せられて、ムラムラしない訳がない!
俺が和哉さんの腕を掴み
「冗談ですよね? 大人しく寝てるわけ、ないじゃないですか」
そう言うと、和哉さんは指を引き抜いて
「そう来なくっちゃ。でも、あまり時間はないから、さっさとイかせろ」
そう言って、俺の唇に唇を寄せて囁く。
「仰せのままに……」
そう答えると、和哉さんの身体を抱き締めて身体を反転させてベッドに押し倒す。
すると和哉さんは俺の勃ち上がった楔を掴み、先端を自分で当てがうと
「もう、入れろ!」
と言って、自分で腰を進めて来た。
「でも、解さないと……」
戸惑う俺に
「お前が起きる前に、とっくに済ませてるよ。さっさとしろ」
そう言って「早く」と囁いた。
俺は枕を和哉さんの腰の下に入れて、腰を持ち上げると一気に押し込んだ。
「……アア!」
和哉さんが歓喜の声を上げて、俺を飲み込む。
「動きますよ……」
耳元で囁くと、和哉さんは涙を浮かべた目で俺を見つめて何度も頷く。
ゆっくりと腰を動かすと、和哉さんの唇から喘ぎ声が漏れて、俺の頬を挟みキスをねだる。
唇を重ね、お互いを求めるように舌を絡め合う。
動きが徐々に激しくなると、和哉さんは背中に爪を立てて必死にしがみついた。
(あ……っ! 今日、体育があったな)
と思ったけど、背中だし、まぁ……大丈夫だろうと思っていた。
しかし、絶頂が近付いたその時だった。
「海……海……」
譫言のように俺の名前を呼んでしがみつく和哉さんが、いつもより感じているとは思っていたけど……。
まさか首筋に噛み付かれるとは思っていなかった。
「……っ、もう……い……っくぅ……!」
そう叫んで、和哉さんは俺の首筋を甘噛みした後、強く吸い付いたまま達した。
……よって、俺の首筋には見事な歯型とキスマークが出来上がっていた。
朝の5時から始まった情事が終わり、俺はシャワーを浴びた後に鏡を見て溜息を吐いた。
制服を着ても、シャツの襟元から微妙に見える位置にあるそれは、体育着になったら完全にバレる。
この家に絆創膏などという代物は無さそうだし……。
再び溜息を吐いて部屋に戻ると、正常モードに戻った和哉さんが落ち込んでいた。
「ごめん」
ぽつりと言われて、俺はベッドで小さくなっている愛しい人の額にキスをした。
「お互い様です。俺も、たくさん痕つけましたし」
そう言うと
「でも……お前のは、全部服を着たら見えない場所に着けてくれてるのに……」
と言うと、和哉さんは自分が着けた印にそっと触れた。
俺はその手を取って、触れた指先にキスをすると
「大丈夫ですよ。途中のコンビニで、絆創膏買って貼りますから」
そう答えた俺に、和哉さんは笑顔になって
「絆創膏なら、うちにもあるよ」
そう言って、嬉しそうに裸のままベッドから飛び降りた。
俺は慌てて脱ぎ捨てられていたパジャマを拾い、裸でゴゾゴソとなにかを探す和哉さんの肩にパジャマの上着を掛ける。
(あれ? パジャマが大きい?)
多分、昨夜和哉さんが着ていたパジャマの筈……?
そう思いながら、膝より少し上になる大きさのパジャマに首を傾げた。
そして再び、脳裏を過ぎるあの男の影。
青い……海のように深い、真っ青な色のパジャマ。
思わず嫉妬で、和哉さんの肩を強く掴んでしまったらしい。
「ちょっと! 痛い!」
怒った顔で振り向かれ、慌てて手を離す。
「すみません」
沈んだ気持ちで謝ると
「あった!」
っと嬉しそうに言うと、和哉さんが絆創膏の紙を剥がしている。
「貼って上げるから、座って」
そう言われて、振り向かれると全裸の和哉さんに思わず視線を逸らす。
「なに?」
怪訝な顔をされて
「すみません。その……裸が見えるのは……、ちょっと……」
真っ赤になって呟くと
「はぁ? さっきまで、散々人の身体好き勝手しといて、今更なにを恥ずかしがってんの?」
そう言われてしまう。
和哉さんはパジャマに袖を通すと、ボタンを留めて
「これで良い?」
と確認すると、袖を捲り始めた。
「これさ、お前用に買ったからさ……。僕にはデカイんだよね」
そう呟かれて
「え?」
と思わず驚いた。
「なに?」
俺の声に、驚いた顔で和哉さんが見上げたので
「それ……、俺に買ったんですか?」
と聞くと
「うん。でもお前、渡す前に寝ちゃうからさ」
そう言いながら、俺の首に絆創膏を貼っている。
その言葉が嬉しくて、思わず抱き締めると
「ちょっと! 今、貼ってるからダメだよ!」
そう言って、俺の額をバチンと叩いた。
俺が抱き締めている手を緩めると、真剣に絆創膏を貼りながら
「だから、悔しいから先に僕が着てやった。うん、これで良し!」
そう言うと、満足そうに和哉さんが微笑んだ。
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