猫被りなきみと嘘吐きな僕

古紫汐桜

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若さって……怖い

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 荒い呼吸を整えようと必死に息をしていると、腰に枕を入れられて足を持ち上げられた。
「ち……ちょっと、まだやるのか?」
叫んだ僕の声を無視して、昨夜、散々嬲られた秘部を舌が這う。
「あっ……!」
仰け反って声を上げると
「大丈夫です。昨日、ちゃんと処置したから、切れていませんよ」
そう言って舌先を窄めて中へと突き入れられた。
 「あ……いやぁ……」
彼の硬いストレートの髪の毛を掴み、抵抗しようとすると、唾液を流されて舌と一緒に指が差し込まれた。
にちゃにちゃと音が響き、意識が朦朧とする。
すると、彼は枕の下に入れおいたらしい潤滑剤を取り出し、抜き差しする指を左右に広げて中へと注入した。
『ぐじゅっ』と言う湿った音。
中を掻き回す指の動きを知らせる『ジュブジュブ』と鳴り響く水音。
いつの間にか拘束を解かれた腕は力が入らず、唇から漏れる声を噛み殺すように、握りしめた手の人差し指を噛む。
そして両足を抱え上げ、ズプリと彼の太い楔が差し込まれたのだ。
「あぁ!」
仰け反る喉に噛み付かれ、頭を抱き締める。
「くそ! 何度ヤッても、おさまらねぇ!」
吐き捨てるように発した言葉に、彼の余裕の無さを感じて思わず抱き締める。
「抱き潰してぇ……」
思わず発したような言葉に、彼の頬に両手で触れる。汗が滴る余裕の無い顔さえ綺麗な彼に、思わず唇を寄せる。
彼は僕の意図に気付き、嬉しそうに微笑んで唇を重ねた。
下からの突き上げらに揺れる視界の中、僕は2度目の絶頂を迎えた。
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