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生意気なクソガキ②
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そして、渚君の超絶イケメンなお兄様の顔を見て、僕は思い出したくもない事も思い出してしまった。
そう、この超絶イケメンのお兄様と渚君の部屋で会った日は最悪だった。
カテキョのバイトが終わる時間に小関さんが渚君の家の最寄り駅まで車で迎えに来てくれて、僕はそのままラブホに行くのかと期待していた訳だよ!!
こちとら、ひと月間禁欲生活を強いられた訳だ。
そりゃあ~、ひと月を埋める位の濃厚な時間を期待するってもんだろう!!
それが、だ!!
何と、夕飯を一緒に食べた後、自宅まで真っ直ぐに送り届けられ、お土産を手渡されて終了。
「え?今日、久しぶりなのに?」
驚いた僕に
「悪いけど、もうお前のセフレにはなれない」
って言われた。
「え?」
驚く僕に、小関さんは
「俺は、お前の恋人になりたいんだよ」
そう真剣に見つめて呟いた。
僕が思わず俯くと
「晃が死んでまだ四年か……。でも俺はもう、お前と愛の無いセックスはしたくないんだよ」
そう言われてしまう。
何も答えられない僕に、小関さんは頭を優しく撫でると
「飯食ったりするのは、今まで通りするから」
そう言い残して去ってしまったのだ。
そして今日、多分こいつは僕に、渚君の家庭教師を辞めろと言いに来たんだろう。
内容が内容なだけに、外で話す訳にもいかないので仕方ないから部屋に入れてやった。……のに、だ!
「いや、玄関で結構です」
とか言いやがって、玄関で直立不動で立っている姿にカチンと来た。
「何?ゲイの部屋は危なくて入れないって事?」
嫌味たっぷりに言うと、ムッとした顔をしてズカズカと中に入ってきた。
家で会うと爽やかな笑顔を浮かべて
「いつも渚がお世話になってます」
とかほざきながら、その目が笑っていないのに気付かない僕じゃないからな!
心の中で悪態を吐きながら、取り敢えず冷蔵庫からペットボトルのお茶を出してそいつの前に置いた。
その時に近くでマジマジと顔を見たら、本当に綺麗な顔立ちをしていて驚いた。
下手なアイドルやモデル顔負けの容姿に、思わず僕も見蕩れてしまった程だ。
確か渚君の話だと、学校の内外でもめちゃくちゃモテるらしい。
そして教師から先輩後輩、同級生にも人望が厚く、「あんなに猫を被って疲れないのが不思議」と渚君がボヤいていたのを思い出していた。
しかし、一向に話とやらをする気配が無い。
むしろ僕の部屋をキョロキョロ見て、それを僕に見られているのに気付いて慌てて俯いている。
初々しい高校生の反応で可愛いなぁ~と思って眺めていたが、時間ばかりが無駄に過ぎていくので、仕方なく
「それで、話ってなに?」
リビングの座布団に正座して座る彼に訊くと、それまでは初々しい高校生が緊張しています!って顔をしてたそいつは、ハッと我に返ったのか真顔になった。
そう、この超絶イケメンのお兄様と渚君の部屋で会った日は最悪だった。
カテキョのバイトが終わる時間に小関さんが渚君の家の最寄り駅まで車で迎えに来てくれて、僕はそのままラブホに行くのかと期待していた訳だよ!!
こちとら、ひと月間禁欲生活を強いられた訳だ。
そりゃあ~、ひと月を埋める位の濃厚な時間を期待するってもんだろう!!
それが、だ!!
何と、夕飯を一緒に食べた後、自宅まで真っ直ぐに送り届けられ、お土産を手渡されて終了。
「え?今日、久しぶりなのに?」
驚いた僕に
「悪いけど、もうお前のセフレにはなれない」
って言われた。
「え?」
驚く僕に、小関さんは
「俺は、お前の恋人になりたいんだよ」
そう真剣に見つめて呟いた。
僕が思わず俯くと
「晃が死んでまだ四年か……。でも俺はもう、お前と愛の無いセックスはしたくないんだよ」
そう言われてしまう。
何も答えられない僕に、小関さんは頭を優しく撫でると
「飯食ったりするのは、今まで通りするから」
そう言い残して去ってしまったのだ。
そして今日、多分こいつは僕に、渚君の家庭教師を辞めろと言いに来たんだろう。
内容が内容なだけに、外で話す訳にもいかないので仕方ないから部屋に入れてやった。……のに、だ!
「いや、玄関で結構です」
とか言いやがって、玄関で直立不動で立っている姿にカチンと来た。
「何?ゲイの部屋は危なくて入れないって事?」
嫌味たっぷりに言うと、ムッとした顔をしてズカズカと中に入ってきた。
家で会うと爽やかな笑顔を浮かべて
「いつも渚がお世話になってます」
とかほざきながら、その目が笑っていないのに気付かない僕じゃないからな!
心の中で悪態を吐きながら、取り敢えず冷蔵庫からペットボトルのお茶を出してそいつの前に置いた。
その時に近くでマジマジと顔を見たら、本当に綺麗な顔立ちをしていて驚いた。
下手なアイドルやモデル顔負けの容姿に、思わず僕も見蕩れてしまった程だ。
確か渚君の話だと、学校の内外でもめちゃくちゃモテるらしい。
そして教師から先輩後輩、同級生にも人望が厚く、「あんなに猫を被って疲れないのが不思議」と渚君がボヤいていたのを思い出していた。
しかし、一向に話とやらをする気配が無い。
むしろ僕の部屋をキョロキョロ見て、それを僕に見られているのに気付いて慌てて俯いている。
初々しい高校生の反応で可愛いなぁ~と思って眺めていたが、時間ばかりが無駄に過ぎていくので、仕方なく
「それで、話ってなに?」
リビングの座布団に正座して座る彼に訊くと、それまでは初々しい高校生が緊張しています!って顔をしてたそいつは、ハッと我に返ったのか真顔になった。
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