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小関さんの想い
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思い出すだけで、恐怖で身体が震える。
そんな僕に気付いて、小関さんは僕の身体を抱き締めて額にキスを落とした。
人肌は、冷えた心を温めてくれる。
甘えるように小関さんの胸に顔を埋めると、まだ抜かれていない僕の中にある小関さんの硬度が増した。
小関さんは結局、あれから特定の恋人も作らずに1人を貫いている。
いつだったか、何故恋人を作らないのかを聞いてみたら
「毎週、空になるほど求められてたら、他に行く気力なんか出るかよ」
そう言われたのを思い出して、小さく笑うと
「おい、なんで笑っている?」
怪訝な顔をした小関さんが聞いて来た。
僕も小関さんも嘘吐きだ。
お互いの気持ちを知らないフリして、身体だけを重ねる関係を続けている。
いっその事、好きになれたらどんなに良かっただろう。
でも、小関さんは優し過ぎる。
真綿で僕を包み、傷つかないように接してくれる。
僕はもっと…………強引に奪われなければ、心が動かない。
嵐のような熱情で、全てを奪うような……そんな激しい思いで求められなければ、僕はずっと…………このモノクロの世界で生きていくのだろう。
まぁ、そんな奇特な奴なんて、現れる訳ないけどね。
僕は、僕の中で硬くなっている小関さんを軽く締め付け
「ねぇ…...、もっと抱いて。さっきから、小関さんのが僕の中で硬くなっているから我慢出来ないんだけど…...」
甘えるように囁きながら、小関さんの足に足を絡めて自分で腰を揺らす。
「クソガキが、とんでもない淫乱になっちまったもんだ」
呆れたように言われて、僕は首に腕を回し
「嫌い?」
と、甘えたように上目遣いで訊ねる。
すると、さっき硬さを取り戻した僕の中のモノが強度を増す。
「あっ…...……。ほら、小関さんもこのままじゃ辛いよね?ねぇ…...もっとしてぇ…...」
潤んだ目をして小関さんの唇を舐めると、
噛み付かれるように唇を奪われ、腰を引き寄せられて乳首をぎゅっと強く摘み上げられた。
「んぅ…...!」
凄い刺激にくぐもった声を上げると、唇が離れて、摘み上げられている乳首と逆側を舌でしゃぶられる。
「あっ…!」
凄い刺激に、小関さんの頭を抱き寄せた。
『ジュル』っと音を立てながら、突起を甘噛みされて腰を強く打ち付けられた。
「あっ…...!それ……ぃぃっ…...!」
もっと…...と強請るように小関さんの頭を胸に押し付けるように抱き寄せ、動きに合わせて腰を振った。
左右を甘噛みされ
「もっと…...もっと…...激しくしてぇ……!」
歓喜の声を上げながら、自分の腰の動きを早くする。
ギシギシとベッドが軋む音と、肉のぶつかり合う音が響き渡る。
ガクガクと揺すられ、あまりの快楽に口元から喘ぎ声と共に涎が流れると、小関さんの舌が舐め取る。
「あっ……アアッ…...んっ…...はぁ...…」
抱え上げられ、宙で揺れる足をぼんやりと見つめていると、汗で濡れた小関さんの顔が僕の唇ギリギリ触れない場所まで近付き
「和哉……俺を見ろ……」
そう囁いた。
ゆっくり小関さんの顔を見つめると、『ズン』っと深く腰を打ち付けられて仰け反る。
「はぁ……!」
打ち付けられた腰を、ぐるりと円を描くように動かされ、グイグイと奥を抉られた。
背中に爪を立てて
「あっ、深ぁ……ぃぃっ!」
首を振る僕の顎を掴み
「和哉……お前の中に居るのは誰だ?」
グリグリと奥を刺激するように腰を掴み、ピッタリと身体を重ねた状態で腰を進める。
涙で歪む視界で、そっと小関さんの両頬を挟み
「こせ…...き…...さ…...んンっ……」
切れ切れに答えて、小関さんの唇に唇を合わせようとすると、更なる奥を求められるようにグンっと押し入れられて
「ひぁっ……!」
と悲鳴が上がる。
「違うだろ!…...どっちの小関だよ?今、お前を抱いてるのは…...誰だ?」
ピッタリと蓋をされ、身体をくの字曲げられて更に奥に進まれる。
「だ……だめぇ……それ以上、無理ぃ…...」
瞳からは涙が溢れ、唇は閉じる事を忘れてしまったかのように開いたまま、喘ぎ声と飲み込めない涎が流れ落ちて行く。
「答えろ!…...和哉!」
強く抱き締められて、足が胸に着く程に折り曲げられ、円を描くように腰を動かされてグッグッと奥だけを刺激し続けられてしまい、意識が飛びそうになる。
「ま……さよ…...し…...さん...…」
名前を呟くと、顎を捕まれて
「もう1回、呼べ!」
そう言って、腰を引いて『パン』っと音が響くほどに強く穿つ。
「ああっ…!政…義さ…ぁっ」
名前を呼ぶ度、強く抜き差しをされて意識が遠くなる。
「政義……!政義……!」
更なる刺激を求めて名前を叫ぶと
「和哉!……俺を……俺だけを見ろ!」
唇を重ねられ、舌を絡められて強く吸われながら腰を打ち付けらる。
唇が離れ、パンパンパンパンと激しい音が鳴り響き渡り
「あっ……!あっ……あっ……」
身体がもうじき、絶頂が来る事を教えるように震え出す。
「和哉……っ!」
と、小関さんの声と共に、2、3回強く腰を打ち付けられて、最奥にドプリと熱い塊が弾けた。
「あっ……アアっ!...…」
チカチカと白く目の前がスパークして、触れられても居ない僕の猛りも果てた。
荒い呼吸が響き、顎を小関さんが掴んで唇を重ねる。
「和哉……愛してる……」
甘く囁かれ、強く抱き締められて僕は瞳を閉じた。
そっと小関さんの背中を抱き締めると
「小関さん、契約違反ですよ」
と、そう答えた。
そんな僕に気付いて、小関さんは僕の身体を抱き締めて額にキスを落とした。
人肌は、冷えた心を温めてくれる。
甘えるように小関さんの胸に顔を埋めると、まだ抜かれていない僕の中にある小関さんの硬度が増した。
小関さんは結局、あれから特定の恋人も作らずに1人を貫いている。
いつだったか、何故恋人を作らないのかを聞いてみたら
「毎週、空になるほど求められてたら、他に行く気力なんか出るかよ」
そう言われたのを思い出して、小さく笑うと
「おい、なんで笑っている?」
怪訝な顔をした小関さんが聞いて来た。
僕も小関さんも嘘吐きだ。
お互いの気持ちを知らないフリして、身体だけを重ねる関係を続けている。
いっその事、好きになれたらどんなに良かっただろう。
でも、小関さんは優し過ぎる。
真綿で僕を包み、傷つかないように接してくれる。
僕はもっと…………強引に奪われなければ、心が動かない。
嵐のような熱情で、全てを奪うような……そんな激しい思いで求められなければ、僕はずっと…………このモノクロの世界で生きていくのだろう。
まぁ、そんな奇特な奴なんて、現れる訳ないけどね。
僕は、僕の中で硬くなっている小関さんを軽く締め付け
「ねぇ…...、もっと抱いて。さっきから、小関さんのが僕の中で硬くなっているから我慢出来ないんだけど…...」
甘えるように囁きながら、小関さんの足に足を絡めて自分で腰を揺らす。
「クソガキが、とんでもない淫乱になっちまったもんだ」
呆れたように言われて、僕は首に腕を回し
「嫌い?」
と、甘えたように上目遣いで訊ねる。
すると、さっき硬さを取り戻した僕の中のモノが強度を増す。
「あっ…...……。ほら、小関さんもこのままじゃ辛いよね?ねぇ…...もっとしてぇ…...」
潤んだ目をして小関さんの唇を舐めると、
噛み付かれるように唇を奪われ、腰を引き寄せられて乳首をぎゅっと強く摘み上げられた。
「んぅ…...!」
凄い刺激にくぐもった声を上げると、唇が離れて、摘み上げられている乳首と逆側を舌でしゃぶられる。
「あっ…!」
凄い刺激に、小関さんの頭を抱き寄せた。
『ジュル』っと音を立てながら、突起を甘噛みされて腰を強く打ち付けられた。
「あっ…...!それ……ぃぃっ…...!」
もっと…...と強請るように小関さんの頭を胸に押し付けるように抱き寄せ、動きに合わせて腰を振った。
左右を甘噛みされ
「もっと…...もっと…...激しくしてぇ……!」
歓喜の声を上げながら、自分の腰の動きを早くする。
ギシギシとベッドが軋む音と、肉のぶつかり合う音が響き渡る。
ガクガクと揺すられ、あまりの快楽に口元から喘ぎ声と共に涎が流れると、小関さんの舌が舐め取る。
「あっ……アアッ…...んっ…...はぁ...…」
抱え上げられ、宙で揺れる足をぼんやりと見つめていると、汗で濡れた小関さんの顔が僕の唇ギリギリ触れない場所まで近付き
「和哉……俺を見ろ……」
そう囁いた。
ゆっくり小関さんの顔を見つめると、『ズン』っと深く腰を打ち付けられて仰け反る。
「はぁ……!」
打ち付けられた腰を、ぐるりと円を描くように動かされ、グイグイと奥を抉られた。
背中に爪を立てて
「あっ、深ぁ……ぃぃっ!」
首を振る僕の顎を掴み
「和哉……お前の中に居るのは誰だ?」
グリグリと奥を刺激するように腰を掴み、ピッタリと身体を重ねた状態で腰を進める。
涙で歪む視界で、そっと小関さんの両頬を挟み
「こせ…...き…...さ…...んンっ……」
切れ切れに答えて、小関さんの唇に唇を合わせようとすると、更なる奥を求められるようにグンっと押し入れられて
「ひぁっ……!」
と悲鳴が上がる。
「違うだろ!…...どっちの小関だよ?今、お前を抱いてるのは…...誰だ?」
ピッタリと蓋をされ、身体をくの字曲げられて更に奥に進まれる。
「だ……だめぇ……それ以上、無理ぃ…...」
瞳からは涙が溢れ、唇は閉じる事を忘れてしまったかのように開いたまま、喘ぎ声と飲み込めない涎が流れ落ちて行く。
「答えろ!…...和哉!」
強く抱き締められて、足が胸に着く程に折り曲げられ、円を描くように腰を動かされてグッグッと奥だけを刺激し続けられてしまい、意識が飛びそうになる。
「ま……さよ…...し…...さん...…」
名前を呟くと、顎を捕まれて
「もう1回、呼べ!」
そう言って、腰を引いて『パン』っと音が響くほどに強く穿つ。
「ああっ…!政…義さ…ぁっ」
名前を呼ぶ度、強く抜き差しをされて意識が遠くなる。
「政義……!政義……!」
更なる刺激を求めて名前を叫ぶと
「和哉!……俺を……俺だけを見ろ!」
唇を重ねられ、舌を絡められて強く吸われながら腰を打ち付けらる。
唇が離れ、パンパンパンパンと激しい音が鳴り響き渡り
「あっ……!あっ……あっ……」
身体がもうじき、絶頂が来る事を教えるように震え出す。
「和哉……っ!」
と、小関さんの声と共に、2、3回強く腰を打ち付けられて、最奥にドプリと熱い塊が弾けた。
「あっ……アアっ!...…」
チカチカと白く目の前がスパークして、触れられても居ない僕の猛りも果てた。
荒い呼吸が響き、顎を小関さんが掴んで唇を重ねる。
「和哉……愛してる……」
甘く囁かれ、強く抱き締められて僕は瞳を閉じた。
そっと小関さんの背中を抱き締めると
「小関さん、契約違反ですよ」
と、そう答えた。
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