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堕ちて行く身体
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レオはまるで誘われるように、キングサイズのベッドに乗って四つん這いの状態でセオ王子に近付く。
顎を軽く捕まれ、セオの顔が近付く。
ゆっくりと瞳を閉じて、セオ王子の唇を受け止める。
あんなに嫌悪しか無い相手だったのに、今は欲しくて堪らない。
差し込まれた舌に応えるように、セオ王子の首に抱き着いてキスを交わす。
すると、自分自身に手が添えられ、ヌルリと先端を舐められた。
視線を落とすと、オスカー王子が欲望を吐き出して小さくなったレオを舐めて刺激している。
「んんっ!ふ……っ、んぅ……」
口と自身への刺激で、レオの正常な思考が溶けて行く。
セオ王子の唇が、キスで受け止め切れなかった唾液を舐めとると、ゆっくりとレオの首筋から下へと降りて行く。
そして、まだ誰も触れた事のない小さなレオの胸に吸い付いた。
「はぁっ……、ぁっ……」
腰から下へと甘く痺れるような快楽にレオが仰け反る。
膝立ちのレオの胸を、セオ王子は口に含みながら反対側を指で刺激する。
ビリビリと腰を突き抜ける快楽に、無意識に腰を振ると
「レオ、気持ち良いんだね。ここもビクビクして喜んでる」
嬉しそうにオスカー王子はそう呟いて、再びレオ自身を咥えた。
発狂しそうな程の快楽に、レオは無意識に胸を刺激するセオ王子の頭を抱き締め、自身を咥えるオスカー王子の口に腰を振る。
「あっ……ダメ……だ、おかしく……なる」
目の奥がチカチカして来て、身体がバラバラになりそうな程に感じているのが分かる。
セオ王子はレオの胸から唇を離すと
「良いんだよ。レオ……素直になりなさい」
そう囁かれ、初めての経験に戸惑うレオの髪の毛を優しく撫でた。
「セオ……王子……」
うっとりとその名を呼ぶと
「レオ……ベッドの上で、王子は要らないよ」
優しく囁くセオ王子を、涙が滲む目で見つめると
「可愛いレオ……」
それは甘い棘のように、セオ王子の甘く優しい囁きがレオの心に突き刺さる。
「俺達のモノになるんだ……」
「セオのモノ?」
会話をしている間も、セオは頭を撫でている手とは反対の手で、レオの胸を撫でて刺激を続ける。
「違うよ……レオ。俺とオスカーのモノだ」
「オスカーも?」
繰り返すレオに
「そう。レオは俺のオンナになり、オスカーのオトコになるんだ」
まるで催眠術に掛けられたように、セオ王子の言葉がレオの心に1つ、またひとつと見えない鎖を巻いて行く。
「セオのオンナ?オスカーのオトコ?」
「そう。レオは、二人から愛される身体になるんだ。だから、この身体は俺達以外に誰にも触らせてはダメだよ」
髪を優しく撫でていた手が、するりと頬を撫でた。
下半身と胸の刺激で、頬を撫でられただけで身体が震える。
「レオは、女を抱いた事は?」
セオに聞かれて
「昔……1度だけ……」
甘い吐息混じりに答えると、その時の記憶が蘇る。
セオ王子に呼び出され、オスカー王子を貫く姿を見せ付けられた日。
娼館に行って、オスカーに似た金髪碧眼の女を抱いた。
でも、所詮、身代わりは身代わりでしかなかった。
その1回で懲りて、それ以降は誰も抱いていない。
「レオの童貞を奪った女に妬けるな」
セオはそう言うと
「もう、軽々しく他の奴に触れるなよ。欲しければ抱いてやる。入れたければ、いくらでもオスカーを抱けば良い」
と囁き唇を重ねる。
顎を軽く捕まれ、セオの顔が近付く。
ゆっくりと瞳を閉じて、セオ王子の唇を受け止める。
あんなに嫌悪しか無い相手だったのに、今は欲しくて堪らない。
差し込まれた舌に応えるように、セオ王子の首に抱き着いてキスを交わす。
すると、自分自身に手が添えられ、ヌルリと先端を舐められた。
視線を落とすと、オスカー王子が欲望を吐き出して小さくなったレオを舐めて刺激している。
「んんっ!ふ……っ、んぅ……」
口と自身への刺激で、レオの正常な思考が溶けて行く。
セオ王子の唇が、キスで受け止め切れなかった唾液を舐めとると、ゆっくりとレオの首筋から下へと降りて行く。
そして、まだ誰も触れた事のない小さなレオの胸に吸い付いた。
「はぁっ……、ぁっ……」
腰から下へと甘く痺れるような快楽にレオが仰け反る。
膝立ちのレオの胸を、セオ王子は口に含みながら反対側を指で刺激する。
ビリビリと腰を突き抜ける快楽に、無意識に腰を振ると
「レオ、気持ち良いんだね。ここもビクビクして喜んでる」
嬉しそうにオスカー王子はそう呟いて、再びレオ自身を咥えた。
発狂しそうな程の快楽に、レオは無意識に胸を刺激するセオ王子の頭を抱き締め、自身を咥えるオスカー王子の口に腰を振る。
「あっ……ダメ……だ、おかしく……なる」
目の奥がチカチカして来て、身体がバラバラになりそうな程に感じているのが分かる。
セオ王子はレオの胸から唇を離すと
「良いんだよ。レオ……素直になりなさい」
そう囁かれ、初めての経験に戸惑うレオの髪の毛を優しく撫でた。
「セオ……王子……」
うっとりとその名を呼ぶと
「レオ……ベッドの上で、王子は要らないよ」
優しく囁くセオ王子を、涙が滲む目で見つめると
「可愛いレオ……」
それは甘い棘のように、セオ王子の甘く優しい囁きがレオの心に突き刺さる。
「俺達のモノになるんだ……」
「セオのモノ?」
会話をしている間も、セオは頭を撫でている手とは反対の手で、レオの胸を撫でて刺激を続ける。
「違うよ……レオ。俺とオスカーのモノだ」
「オスカーも?」
繰り返すレオに
「そう。レオは俺のオンナになり、オスカーのオトコになるんだ」
まるで催眠術に掛けられたように、セオ王子の言葉がレオの心に1つ、またひとつと見えない鎖を巻いて行く。
「セオのオンナ?オスカーのオトコ?」
「そう。レオは、二人から愛される身体になるんだ。だから、この身体は俺達以外に誰にも触らせてはダメだよ」
髪を優しく撫でていた手が、するりと頬を撫でた。
下半身と胸の刺激で、頬を撫でられただけで身体が震える。
「レオは、女を抱いた事は?」
セオに聞かれて
「昔……1度だけ……」
甘い吐息混じりに答えると、その時の記憶が蘇る。
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でも、所詮、身代わりは身代わりでしかなかった。
その1回で懲りて、それ以降は誰も抱いていない。
「レオの童貞を奪った女に妬けるな」
セオはそう言うと
「もう、軽々しく他の奴に触れるなよ。欲しければ抱いてやる。入れたければ、いくらでもオスカーを抱けば良い」
と囁き唇を重ねる。
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