4 / 25
出会い
しおりを挟む
出会いは最悪だったのに、何故か彼とは縁があったようで……、別に合わせてもいないのに毎日、偶然に改札でバッタリと出くわせた。
いい加減、彼も私も眉を寄せてしまう。
決して小さいとは言えない駅の改札で、何故、偶然だとしても毎朝、到着時間が違うのに出会ってしまうのか?
あまりにも偶然が重なるので、敢えて時間を大幅にずらしたのにも関わらず、やっぱり駅で遭遇してしまった。
彼は、いつも何を考えて居るのかわからない顔で、駅で遭遇する私を見下ろしていた。
(ストーカーとか思われたら嫌だな…)
と一瞬思ったが、ふと
(あ!大丈夫か。40過ぎのババアが自分を追い掛けるなんて思う訳無いしね)
って安心していた。
(独身だったらそう思われても、一応、既婚者だし)
と、そんな風に考えていた。
既婚者で40歳過ぎて何が楽って、昔は痴漢やら勘違いされてストーカーの類に遭ってはいたけど、結婚してババアになったから、誰も女として見ない楽さ。
もう、満員電車も怖くない!
それが嫌だと言う人もいるけど、私は居心地の良さを感じていた。
年齢を重ねる事に不安や恐れなんて、この頃の私には全く無かったのだ。
だから年齢を聞かれても実年齢を答えていたし、周りからどう思われようが、なんと言われようが関係無かった。
変えようの無い事実を、無理して変えようと若作りしている人の気持ちがわからなかった。
いい加減、彼も私も眉を寄せてしまう。
決して小さいとは言えない駅の改札で、何故、偶然だとしても毎朝、到着時間が違うのに出会ってしまうのか?
あまりにも偶然が重なるので、敢えて時間を大幅にずらしたのにも関わらず、やっぱり駅で遭遇してしまった。
彼は、いつも何を考えて居るのかわからない顔で、駅で遭遇する私を見下ろしていた。
(ストーカーとか思われたら嫌だな…)
と一瞬思ったが、ふと
(あ!大丈夫か。40過ぎのババアが自分を追い掛けるなんて思う訳無いしね)
って安心していた。
(独身だったらそう思われても、一応、既婚者だし)
と、そんな風に考えていた。
既婚者で40歳過ぎて何が楽って、昔は痴漢やら勘違いされてストーカーの類に遭ってはいたけど、結婚してババアになったから、誰も女として見ない楽さ。
もう、満員電車も怖くない!
それが嫌だと言う人もいるけど、私は居心地の良さを感じていた。
年齢を重ねる事に不安や恐れなんて、この頃の私には全く無かったのだ。
だから年齢を聞かれても実年齢を答えていたし、周りからどう思われようが、なんと言われようが関係無かった。
変えようの無い事実を、無理して変えようと若作りしている人の気持ちがわからなかった。
0
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
【短編】ちゃんと好きになる前に、終わっただけ
月下花音
恋愛
曖昧な関係を続けていたユウトとの恋は、彼のインスタ投稿によって一方的に終わりを告げた。
泣くのも違う。怒るのも違う。
ただ静かに消えよう。
そう決意してトーク履歴を消そうとした瞬間、指が滑った。
画面に表示されたのは、間の抜けたクマのスタンプ。
相手に気付かれた? 見られた?
「未練ある」って思われる!?
恐怖でブロックボタンを連打した夜。
カモメのフンより、失恋より、最後の誤爆が一番のトラウマになった女子大生の叫び。
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる