花火
結婚して10年目の鮫島彩花(45歳)
穏やかな伴侶に恵まれ、何不自由の無い生活を送っていた。
晩婚だった彩花には子供がおらず、もう、終活の事を考えていた。
そんな中、都内の本社勤務を命じられ、彩花は地元の営業所から都内へ通勤する事に。
独身時代以来の電車通勤に辟易していた時、何度も駅の改札で出くわす三島健人と出会う。何を考えているのか分からない健人に翻弄されているうち、彩花は健人が気になり始めてしまう。
しかし、健人の薬指には銀色に輝く指輪が……。
元々、もう朽ち果てるだけの自分が相手にされる筈が無いと、自分の気持ちを打ち消す彩花。そんな彩花を、何だかんだと構う健人。
次第に距離が近付く2人は、脆くも儚い花火の様な恋に堕ちて行く──。
表紙絵や中の挿絵は、ミカスケ様(@oekakimikasuke)のイラストをお借り致しました。
穏やかな伴侶に恵まれ、何不自由の無い生活を送っていた。
晩婚だった彩花には子供がおらず、もう、終活の事を考えていた。
そんな中、都内の本社勤務を命じられ、彩花は地元の営業所から都内へ通勤する事に。
独身時代以来の電車通勤に辟易していた時、何度も駅の改札で出くわす三島健人と出会う。何を考えているのか分からない健人に翻弄されているうち、彩花は健人が気になり始めてしまう。
しかし、健人の薬指には銀色に輝く指輪が……。
元々、もう朽ち果てるだけの自分が相手にされる筈が無いと、自分の気持ちを打ち消す彩花。そんな彩花を、何だかんだと構う健人。
次第に距離が近付く2人は、脆くも儚い花火の様な恋に堕ちて行く──。
表紙絵や中の挿絵は、ミカスケ様(@oekakimikasuke)のイラストをお借り致しました。
あなたにおすすめの小説
【完結】忘れてください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。
貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。
夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。
貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。
もういいの。
私は貴方を解放する覚悟を決めた。
貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。
私の事は忘れてください。
※6月26日初回完結
7月12日2回目完結しました。
お読みいただきありがとうございます。
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
2番目の1番【完】
綾崎オトイ
恋愛
結婚して3年目。
騎士である彼は王女様の護衛騎士で、王女様のことを何よりも誰よりも大事にしていて支えていてお護りしている。
それこそが彼の誇りで彼の幸せで、だから、私は彼の1番にはなれない。
王女様には私は勝てない。
結婚3年目の夫に祝われない誕生日に起こった事件で限界がきてしまった彼女と、彼女の存在と献身が当たり前になってしまっていたバカ真面目で忠誠心の厚い騎士の不器用な想いの話。
※ざまぁ要素は皆無です。旦那様最低、と思われる方いるかもですがそのまま結ばれますので苦手な方はお戻りいただけると嬉しいです
自己満全開の作品で個人の趣味を詰め込んで殴り書きしているため、地雷多めです。苦手な方はそっとお戻りください。
批判・中傷等、作者の執筆意欲削られそうなものは遠慮なく削除させていただきます…
「お前を妻だと思ったことはない」と言ってくる旦那様と離婚した私は、幼馴染の侯爵から溺愛されています。
木山楽斗
恋愛
第二王女のエリームは、かつて王家と敵対していたオルバディオン公爵家に嫁がされた。
因縁を解消するための結婚であったが、現当主であるジグールは彼女のことを冷遇した。長きに渡る因縁は、簡単に解消できるものではなかったのである。
そんな暮らしは、エリームにとって息苦しいものだった。それを重く見た彼女の兄アルベルドと幼馴染カルディアスは、二人の結婚を解消させることを決意する。
彼らの働きかけによって、エリームは苦しい生活から解放されるのだった。
晴れて自由の身になったエリームに、一人の男性が婚約を申し込んできた。
それは、彼女の幼馴染であるカルディアスである。彼は以前からエリームに好意を寄せていたようなのだ。
幼い頃から彼の人となりを知っているエリームは、喜んでその婚約を受け入れた。二人は、晴れて夫婦となったのである。
二度目の結婚を果たしたエリームは、以前とは異なる生活を送っていた。
カルディアスは以前の夫とは違い、彼女のことを愛して尊重してくれたのである。
こうして、エリームは幸せな生活を送るのだった。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【完結】生贄になった婚約者と間に合わなかった王子
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
フィーは第二王子レイフの婚約者である。
しかし、仲が良かったのも今は昔。
レイフはフィーとのお茶会をすっぽかすようになり、夜会にエスコートしてくれたのはデビューの時だけだった。
いつしか、レイフはフィーに嫌われていると噂がながれるようになった。
それでも、フィーは信じていた。
レイフは魔法の研究に熱心なだけだと。
しかし、ある夜会で研究室の同僚をエスコートしている姿を見てこころが折れてしまう。
そして、フィーは国守樹の乙女になることを決意する。
国守樹の乙女、それは樹に喰らわれる生贄だった。
【完結】婚約者に忘れられていた私
稲垣桜
恋愛
「やっぱり帰ってきてた」
「そのようだね。あれが問題の彼女?アシュリーの方が綺麗なのにな」
私は夜会の会場で、間違うことなく自身の婚約者が、栗毛の令嬢を愛しそうな瞳で見つめながら腰を抱き寄せて、それはそれは親しそうに見つめ合ってダンスをする姿を視線の先にとらえていた。
エスコートを申し出てくれた令息は私の横に立って、そんな冗談を口にしながら二人に視線を向けていた。
ここはベイモント侯爵家の夜会の会場。
私はとある方から国境の騎士団に所属している婚約者が『もう二か月前に帰ってきてる』という話を聞いて、ちょっとは驚いたけど「やっぱりか」と思った。
あれだけ出し続けた手紙の返事がないんだもん。そう思っても仕方ないよでしょ?
まあ、帰ってきているのはいいけど、女も一緒?
誰?
あれ?
せめて婚約者の私に『もうすぐ戻れる』とか、『もう帰ってきた』の一言ぐらいあってもいいんじゃない?
もうあなたなんてポイよポイッ。
※ゆる~い設定です。
※ご都合主義です。そんなものかと思ってください。
※視点が一話一話変わる場面もあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
お疲れ様でした。正直俺、BLもオフィスラブも否定的な人間なんですけど、先生の作品力が素晴らしく、最後までぐいぐいイかされましたよ(笑)。
ただ一つだけ、言わせて下さい。この小説愛読してるからか、電車内で彩花さんみたいな40代っぽい通勤らしい女性を見ると、ムラムラしちゃいますよ。どうしてくれるんですか(笑)(笑)。
先生、あなたやっぱこっちの方が向いてると思いますよ。もっと先生の恋愛小説の才能たくさんの人達に知られるといいね!ステキな作品ありがとうございました。
いつも温かい感想をありがとうございます。
じゅんちゃん100%さんの感想に、本当に励まされました。実は私、悪評レビューをしに来る方にストーカー並に付きまとわれていて、小説を書くのを少し休んでおりました。
久しぶりに書いた作品に、じゅんちゃん100%さんの感想を頂けるようになり、私の作品を読んで頂けるだけでもありがたいのに、感想を頂けるようになり、何度も筆を折ろうと思いましたが、書き続けていて良かったと思えました。この作品は、テーマがテーマなだけに賛否両論を覚悟しておりました。
今、じゅんちゃん100%さんの感想に、書いて良かったと、心から思いました。
こちらこそ、お付き合い下さりありがとうございました。
あなた、BL専門なんですか?こちらの方が合ってるんじゃないですか?ハマりそうです。
ありがとうございます😆
実は恋愛小説や青春小説を目指していたのですが、全く読まれずにBLに移行したら読まれ始めて電子書籍のBL小説家としてプロになりました。
なので、めちゃくちゃ嬉しい感想です!!
ありがとうございます😭😭
これからも、頑張って書きたいと思います。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。