野花のような君へ

古紫汐桜

文字の大きさ
上 下
51 / 53

野花のような君へ

しおりを挟む
「先に煽ったのははじめなんだから、責任取ってもらうからね」
とにっこり微笑み、はじめの両足を肩に担いで尻から会陰、最奥の蕾までを堪能しまくった。
ずっと恥ずかしがって舐めさせてくれなかった場所に舌を這わせ、喘ぎまくってぐったりした頃に両足を下ろしてあげた。
はじめは身体を震わせながら
「創さん……早く……」
両手を広げ、全身を朱色に染めて潤んだ瞳が僕を誘う。
ゆっくりと僕の挿入を待ち侘びている最奥の蕾に押し当て、先端を押し込む。
「アァ!」
はじめが顎を仰け反らせ、僕の先端を包む肉洞がうねって中へ中へと誘い込む。
ゆっくりと腰を進め、全部埋まるとはじめの腕が僕の腕を撫でるようにゆっくりと肩へと移動する。
唇を重ね、はじめの両膝に腕を入れて身体を倒し、ゆっくりから徐々に速度を早める。
「あっ……あっ……あっ……」
はじめの手が僕の頬を包み、キスを求める。
舌を絡ませながら腰を振り、はじめが気持ちいい場所を刺激する。
「あっ!創さん、そこダメぇ……!イッちゃうから!」
涙を流しながら叫ぶはじめの唇を塞ぎ、激しく腰を振ると、はじめの身体がビクンビクンと跳ねて身体を震わせている。
そっと唇を離して頭を無でると、全身を震わせて上気した顔と涙で潤んだ色っぽい顔ではじめが僕を見つめている。
「良い子で中イキしたね、はじめ」
頬にキスをしながら抱き上げて、対面座位にすると
「まだ……ダメぇ……」
と、身体を震わせながらイッた余韻から引き戻される。
「あぁ……深い……」
僕にしがみつき、両足を腰に絡めてはじめが仰け反った。
そのまま胸に吸い付き、下から突き上げながら胸を愛撫していると
「アァ!一緒にしたら、ダメっ!!」
と叫び、突き上げられる度にはじめ自身から欲望の塊が吐き出されていた。
そのままバックで突き上げた後、正常位に戻してはじめの奥深くを突き上げる。
「創さん!ダメっ!!そこ、ダメぇ!!」
悲鳴のような声を上げ、はじめが果てると同時に僕自身も果てた。
もう、吐き出す欲望が無くなったはじめ自身から、透明な液体が流れていた。
はじめは終わった後、直ぐに抜かれるのを嫌うので、そのままではじめの身体を抱き締めた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

家族

むちむちボディ
BL
新しく家族となった外熊父親と外熊兄との物語です。

離したくない、離して欲しくない

mahiro
BL
自宅と家の往復を繰り返していた所に飲み会の誘いが入った。 久しぶりに友達や学生の頃の先輩方とも会いたかったが、その日も仕事が夜中まで入っていたため断った。 そんなある日、社内で女性社員が芸能人が来ると話しているのを耳にした。 テレビなんて観ていないからどうせ名前を聞いたところで誰か分からないだろ、と思いあまり気にしなかった。 翌日の夜、外での仕事を終えて社内に戻って来るといつものように誰もいなかった。 そんな所に『すみません』と言う声が聞こえた。

放課後教室

Kokonuca.
BL
ある放課後の教室で彼に起こった凶事からすべて始まる

キサラギムツキ
BL
長い間アプローチし続け恋人同士になれたのはよかったが…………… 攻め視点から最後受け視点。 残酷な描写があります。気になる方はお気をつけください。

ヤバい薬、飲んじゃいました。

はちのす
BL
変な薬を飲んだら、皆が俺に惚れてしまった?!迫る無数の手を回避しながら元に戻るまで奮闘する話********イケメン(複数)×平凡※性描写は予告なく入ります。 作者の頭がおかしい短編です。IQを2にしてお読み下さい。 ※色々すっ飛ばしてイチャイチャさせたかったが為の産物です。

珈琲のお代わりはいかがですか?

古紫汐桜
BL
身長183cm 体重73kg マッチョで顔立ちが野性的だと、女子からもてはやされる熊谷一(はじめ)。 実は男性しか興味が無く、しかも抱かれたい側。そんな一には、密かに思う相手が居る。 毎週土曜日の15時~16時。 窓際の1番奥の席に座る高杉に、1年越しの片想いをしている。 自分より細身で華奢な高杉が、振り向いてくれる筈も無く……。 ただ、拗れた感情を募らせるだけだった。 そんなある日、高杉に近付けるチャンスがあり……。

フローブルー

とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。 高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。

君に望むは僕の弔辞

爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。 全9話 匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意 表紙はあいえだ様!! 小説家になろうにも投稿

処理中です...