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オマケ小説~夏休み~
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慌ただしい1日が過ぎ、風呂上がりに離れの縁側で涼んでいると後ろから創さんが抱き締めて来た。
「うわぁ!」
驚く俺を抱き締めたまま、創さんが俺の肩に顎を乗せる。
「折角だし、僕達も何処か旅行に行こうか?」
甘く囁かれて、首筋に唇が触れる。
創さんの手がパジャマの上から胸に触れ、そっと乳首を布の上から触って来る。
「ちょっ……、創さん!」
慌てて手を掴むと
「大丈夫だよ。ここには、僕とはじめしか居ないんだから」
甘く囁かれ、後ろから抱き締められた状態で胸を弄られて
「あっ……」
と、声が上がる。
「はじめ、乳首が立って来たよ。気持ち良い?」
パジャマのボタンを外すと、創さんの手がパジャマの中へと差し込まれた。
後ろから顎を掴まれて唇を重ねると、腰に硬いモノが当たっている。
「創さん……」
唇が離れ、うっとりと名前を呼ぶと
「はじめ、良い?」
甘く囁かれながら、パジャマの上着を脱がそうとして来たので、慌てて前を押さえ
「ここじゃ……ダメです」
と恥じらうと、創さんはプクっと頬を膨らませて
「なんで?誰も居ないのに……」
そう呟いた。
俺がそんな創さんに頬を赤らめながら
「お月様が見ています」
と答えると、創さんは一瞬驚いた顔をしてから
「良いじゃん、見せ付けてやれば……」
そう言うと、俺の隣に移動して来て手を握られた。
そのまま顔が近付き、唇が重なる。
ゆっくりと身体を押し倒され、創さんの唇がゆっくりと俺の肌に触れる。
「はじめは僕だけ見てれば良いから……」
そう囁かれて、唇が胸に触れる。
「あっ……」
静かな夜の帳の中、俺の声が闇に吸い込まれて行く。
「創さ……ん、やっぱり……ここじゃ……」
満月の明るい月明かりに頬を染めると
「分かったよ。はじめが嫌がる事はしないって、約束したからね」
創さんはそう呟くと俺から身体を退かして隣に座り、俺の身体を起こして並んで空を見上げた。
「満月が綺麗だな」
創さんの言葉に頷き一緒に空を見上げていると、創さんが俺の手を握り締めて
「はじめ……」
と俺の名前を囁いた。
俺が創さんを見ると、月光を浴びる創さんの顔が綺麗で見蕩れてしまう。
(あぁ……こんなにも綺麗な人が、僕のパートナーなんだ)
そう思いながら、創さんの手を握り返した。
「こうしていると、世界中に僕達しかいないみたいだな」
創さんの声が2人だけの世界に響く。
「創さん……、部屋に戻りませんか?」
そう呟くと、創さんはキョトンとした顔をした後、クスクスと笑って
「お互い、我慢の限界だね」
と言って、手を繋いで部屋に戻った。
「うわぁ!」
驚く俺を抱き締めたまま、創さんが俺の肩に顎を乗せる。
「折角だし、僕達も何処か旅行に行こうか?」
甘く囁かれて、首筋に唇が触れる。
創さんの手がパジャマの上から胸に触れ、そっと乳首を布の上から触って来る。
「ちょっ……、創さん!」
慌てて手を掴むと
「大丈夫だよ。ここには、僕とはじめしか居ないんだから」
甘く囁かれ、後ろから抱き締められた状態で胸を弄られて
「あっ……」
と、声が上がる。
「はじめ、乳首が立って来たよ。気持ち良い?」
パジャマのボタンを外すと、創さんの手がパジャマの中へと差し込まれた。
後ろから顎を掴まれて唇を重ねると、腰に硬いモノが当たっている。
「創さん……」
唇が離れ、うっとりと名前を呼ぶと
「はじめ、良い?」
甘く囁かれながら、パジャマの上着を脱がそうとして来たので、慌てて前を押さえ
「ここじゃ……ダメです」
と恥じらうと、創さんはプクっと頬を膨らませて
「なんで?誰も居ないのに……」
そう呟いた。
俺がそんな創さんに頬を赤らめながら
「お月様が見ています」
と答えると、創さんは一瞬驚いた顔をしてから
「良いじゃん、見せ付けてやれば……」
そう言うと、俺の隣に移動して来て手を握られた。
そのまま顔が近付き、唇が重なる。
ゆっくりと身体を押し倒され、創さんの唇がゆっくりと俺の肌に触れる。
「はじめは僕だけ見てれば良いから……」
そう囁かれて、唇が胸に触れる。
「あっ……」
静かな夜の帳の中、俺の声が闇に吸い込まれて行く。
「創さ……ん、やっぱり……ここじゃ……」
満月の明るい月明かりに頬を染めると
「分かったよ。はじめが嫌がる事はしないって、約束したからね」
創さんはそう呟くと俺から身体を退かして隣に座り、俺の身体を起こして並んで空を見上げた。
「満月が綺麗だな」
創さんの言葉に頷き一緒に空を見上げていると、創さんが俺の手を握り締めて
「はじめ……」
と俺の名前を囁いた。
俺が創さんを見ると、月光を浴びる創さんの顔が綺麗で見蕩れてしまう。
(あぁ……こんなにも綺麗な人が、僕のパートナーなんだ)
そう思いながら、創さんの手を握り返した。
「こうしていると、世界中に僕達しかいないみたいだな」
創さんの声が2人だけの世界に響く。
「創さん……、部屋に戻りませんか?」
そう呟くと、創さんはキョトンとした顔をした後、クスクスと笑って
「お互い、我慢の限界だね」
と言って、手を繋いで部屋に戻った。
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