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初めての……

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「さて、はじめ。そろそろ覚悟は出来たかな?」
そう呟かれると、双丘を割り開かれて最奥の場所にヌルリとした感触が触れる。
(まさか……舐めてる!)
驚いて逃げようとしても、腰をガッチリ押さえ込まれて動けない。
創さんの舌が、窄まりの先端をノックするように舌先で触れると、唾液を送り込みながら舌を差し込んで来た。
「創さん!うわぁっ!」
本来、排泄する為の場所に舌を差し込まれ、舌先で入口の辺りを出入りしながら刺激する。
凄い異物感に身体を震わせていると、『パチン』っと、何かの蓋を開け閉めする音が聞こえた。
そしてゆっくり舌が離れ、安堵の溜息を吐いた瞬間、粘着質な物がそこに塗りこまれて、舌とは違う物が入って来た。
それが指だと気付くと、グリグリと中を掻き回し何かを探しているようだった。
「はじめ、痛い?」
心配する創さんの声に、首を左右に振るのがやっと。
「この辺の筈なんだけど……」
ポツリと創さんが呟いた瞬間、全身に駆け抜ける甘い痺れが稲妻に打たれたように駆け抜けた。
「あぁっ!」
思わず声がもれ、身体がビクンと震えた瞬間
「見つけた……はじめの快い場所」
そう呟くと、そこを集中的に触れてきた。
「ダメ!創……さ…ん」
今まで感じた事の無い刺激に怯えていると、そこを刺激する指は止めずにゆっくりと背中に舌を這わせながら、反対側の手で胸に指を這わせた。
「やっ……あっ……、創さ……んぅ…」
声が震えて、言葉が上手く紡げない。
「はじめ……、気持ち良い?」
耳元で囁かれ、コクコクと頷く事しか出来ない。
すると一度指を引き抜かれてしまい
「あっ……んっ……」
思わず漏れた喪失感の声に、創さんはそっと頭を撫でて頭にキスを落とすと
「そんな残念そうな声、出さないで。大丈夫、いっぱい気持ち良くさせて上げるから」
そう囁いて俺の頭を撫でた。
そして
「もう、これは必要無いね」
と言いながら、腕を拘束していたパジャマの上着を脱がせた。
自由になった腕にホッとしていると、創さんはコンドームの袋を口で開けると、俺の「はじめちゃん」に被せた。
疑問の視線を向けると
「バスタオル敷いたけけど、念の為」
そう答えて唇にキスを落とす。
「もう少し解れるまで、この体勢で我慢してね」
優しく頭を撫でられ、ぼんやりと創さんの顔を見つめていた。
すると創さんは綺麗な笑顔を浮かべて
「こんな可愛いはじめ、僕にしか見せちゃダメだよ」
そう言って頬にキスを落とすと、もう1つゴムの袋を破いて指に嵌めた。
その指にローションを垂らし
「さて、続きを始めるよ」
と、まるでゲームの続きを始めるかのように明るく言うと、ゆっくり2本の指が差し込まれた。
「うぅ……」
挿入される違和感に呻くと
「痛い?」
って、創さんが優しく声を掛けて来る。
首を横に振ると、ゆっくりと抜き差しが始まる。
そして再び、あの激しい電流のような衝撃が走る場所に触れた。
「あぁっ!」
仰け反って身体を震わせると、創さんの反対側の手が優しくゴムを被った俺自身を撫でた。
「創さん!ダメ!」
叫んでみた所で遅かった。
身体を震わせて果ててしまい、情けない気持ちになって布団に顔を埋めると
「はじめ、上手に2回目イケたね」
って、頭を撫でられた。
驚いて視線を上げると
「たくさんイッて良いんだよ。そうすると、こっちも緩くなって……ほら、もう1本指が入った」
創さんはそう言うと、反対側の親指を押し込んで広げるように抜き差しを始めた。
「あっ……創さん……、頭…おかしくなる」
会陰を撫でられながら、左手の親指と右手の人差し指と中指が暴れ回る。
下半身から競り上がる快楽に、目の前がチカチカして叫びたくなる。
「止め……!創さん!」
怯える俺に、創さんは背中をねっとりと舐めて
「何度でもイって良いよ、はじめ」
そう囁かれて、身体中を電流が流たように快楽が再び襲う。
「創さん!……もう、いやだぁぁぁぁ!」
涙を流して3度目の放出をした時、あまりの衝撃に意識を失った。
甘い痺れが身体を覆い、力が入らない。
自分の身体が自分の身体じゃないみたいで、フワフワと水面に浮かんでいるようだった。
このまま眠っていたいと思っていると、身体を反転させられたようだった。
ゴムを外され、綺麗にされている気配にハッと我に返った。
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